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神経細胞連絡の再構築とリハビリ2段階説

ガタガタ騒ぎなさんな。「先祖返り?」(2014年1月25日)

 「先祖返り」とは生物で過去の進化途上の形態などが現れることをいったりしていますね。親を飛び越して数代離れて形質が現れることもいうようです。
 リハビリ途上での「先祖返り」は数日前、数周前、数ヶ月前、数年前、あるいは何できないような状態に戻ることでしょうか。「固めない、錆び付かせない」などで運動器官などが保たれているような状態ですと、脳での再配列(再構築)で別の働きをしていたとおぼしき新しい脳細胞が失われた脳細胞の代わりを担い始めたときに起こるのかも。
 この新しく働き始めた脳細胞の訓練が終わっても次の新しい脳細胞がというように次々と代わりがでている間は起こるのかな。
 よい状態になる、戻った感じ、よい状態、戻った感じを繰り返してよくよく思い出してみたらよい感じになってきている場合はリハビリの成果が出てきていると思ってよいのではと思っています。
 「ガタガタ騒ぎなさんな、コツコツとやりましょう」かな。
 私も以前なんとか立ってズボンを穿いていたのを、今は支えながら穿いていますが、足の感じはよくなってきていると思っています。ふらつく理由は感覚神経が常に徐々に戻ってきているからと感じています。ただし、リハビリを続けているとことが絶対必要ですけどね。
 ガタガタ騒ぎなさんな。ほかの病気という場合などのことも考えておく必要はあると思います。


感覚の回復から感じる脳での修復で思うこと(2014年2月17日)

 発症2年は昨日で一端終わります。
 表題のように私は視床出血でした。その結果、左半身の感覚神経がダメージを受けて感覚がなくなるということになりました。筋肉感覚もあるので動作麻痺にもね。
 完璧な麻痺ね。運動神経や筋肉、関節などには損傷がなかったのです。でも、うごかなかった。
 皮膚感覚の方では徐々に回復してきています。どうも筋肉の方もみたいです。この感覚の回復はどのようにして起こるのでしょうか。
 視床の関係神経細胞は出血で働きを失ったというか細胞自体は死んでいると思われます。死んだ神経細胞は復活しないです。
 では、どのように回復しているのかというと脳全体の中で生き残った部分が視床の役割を受け持ってくれたからになると考えられるのです。
 どのようにしてかいうと、樹状突起や軸索などを伸ばし直して死んだ神経細胞を飛ばしたり、別の神経細胞を間に入れたりしたためと考えています。
 樹状突起や軸索はどちらも細い細い管状構造です。細くなるほど表面積の割合が高くなります。ですから、脳は細胞膜の集まりみたいなものです。その結果、脂質の割合が高くなります。
 それは細胞膜の主成分が脂質のためです。この脂質に人間の合成できないω3系やω6系の不飽和脂肪酸が絶対必要なのです。
 ですから、いろいろいわれているのです。ところが、病院食のメニュー、食材をみると?の状態、特にω3系がです。 で、サプリメント購入に走りました。
 ところが、樹状突起や軸索を伸ばすには、まず、手を使いたいとか、手を使っているようなとかの刺激がいるのです。刺激であって。筋トレでなくてもよいと思いますが、ぼちぼちね。
 そんなこんなで脳での再構成、再配列とでもいう樹状突起や軸索などの延伸が起こり始めると考えるのです。そのときに細胞膜の主成分が必要なのです。量は多くなくてもよいのですが不足しないようにしておく必要はあると考えます。
 でもね、拘縮とか起こしていたら刺激にはならないのでは。柔軟に筋肉を動かせる、関節も順調に使えるという状態でリハビリしている方が効果は絶対に高いと考えます。なにか特定の生活動作に不注意に集中してしまうと拘縮とかを起こして逆効果になってしまっているようですね。ある意味、拘縮とかのないので私の手足の動きに対する制約はないです。その代わり、一見するとぐにゃぐにゃに見えるかも。でも、筋肉の感覚神経が回復しきって新しく働き始めた神経細胞の訓練が終わるまでは過度な筋トレとかはしてはならないと考えています。筋緊張亢進や拘縮にならないためにね。関節を錆び付かせないためにね。

感覚麻痺でのリハビリの2つのステージ(2段階説) (2014年4月14日)

 感覚麻痺なのに間違った考え(筋力がないから動かない。)で過剰リハをして筋肉や関節を固めたりする人もいますので、この話も大切かも。
 私が指の曲げ伸ばしが結構早くできたみたいですが、その時は「じっと手をみる」状態ね。視覚で補ったようです。
ところが、曲げ伸ばしだけみたいな状態で物を掴むとかは皮膚感覚や筋肉の収縮感覚がある方が正確にできますが、戻っていないので「じっと見ながら」でも精密にはできないですね。
 この指と同じような段階でも「歩行」の方は歩けるようになるのですね。健常側の感覚を頼りにね。ですが、ゆっくりゆっくり1歩ずつね。
そして、徐々に連続的にそこそこできるようにはね。この段階は健常側頼りね。
 それが、リハビリ病院入院中ね。
 退院後、手の方はいくらかは触覚頼りにタオルとか物を掴めるようになってきている部分もありますが、まだまだ正確性には問題が残ります。

 どうも、足の感覚神経の方が戻りが手よりよいみたいなのです。
 退院後筋肉の収縮具合の感覚神経が働き出すと、素人は狼狽えるでしょうね。
 
安定して立てていたとか思っていたのが震えだしたりするからです。

 理由は脳のダメージを受けた部分を迂回して新たな脳細胞が働き出したからです。このときの新入りはここで初めて筋収縮の情報を扱うことになるのでお勉強ね。反応しすぎたり、抑制しすぎたりを繰り返すことで順応していくのです。
 その間「暴れる」とか「貧乏揺すり」を繰り返すことにね。
 脳細胞はたくさんあるので、その度に貧乏揺すりね。いつまで続くのでしょうね。押さえ込むのは拘縮と関節錆び付きが手っ取り早いですが、元に戻らなくなるよ。
 結局は訓練するしかないです。

 一つ目のステージが「残存の感覚を使ってともかく動かせるようにすること」で、二つ目が「脳での脳細胞のつなぎ替えによって新しく働き始めた脳細胞の訓練」ですかな。

 つなぎ替えについては、「私の感覚が戻ってきている」ということでおこっていると確信しています。『「つなぎ替え」がないなら麻痺したらそのままで、温覚もなし、触角もなしなどのはずですが、判るようになってきている。』ということよりね。
 このつなぎ替えとかがおこっているときは「痺れる」というのがおこると思っています。そう感じています。ところでこの2つのステージは運動神経だけの麻痺では起こらない現象かも、私には判らないです。症状によっていろいろかな。


感覚麻痺でのリハビリとかでの回復についてね。(2014年6月12日)

 でも、この2段階の前に必要なことは「筋肉が固まっていない。関節が錆び付いていない。」ですかな。
 高次脳機能障害とかは別問題なので触れません。このブログに投稿しているのは手足の感覚麻痺に注目しているので、運動神経麻痺や手足の外科的障害による麻痺は他で探してね。
 救急病院やリハビリ病院でのリハビリは「筋肉が固まっていない。関節が錆び付いていない。」のが前提だと感じました。で、「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ようにして、ぼちぼち動作させてみるという感じね。
 感覚は健常側で代用したりしていました。当然、視覚もね。だから、動かしているという実感なしね。「動かしているという実感」はその手や足などからの感覚情報があってこそ起こるものですが、感覚麻痺ですから、当然、実感なしね。
 感覚神経が復活していってから感じることなのです。
 でも、感覚代用で歩行などでは結構スタスタと歩けるようにはなりますが、これは「筋肉が固まっていない。関節が錆び付いていない。」ときというかこのような人です。健常者タイプの歩行も可能にね。
 手の方は「じっと見る」でしか動作はできないですね。一端、掴んでしまうとかするとじっと見ていなくてもよいこともありますが、大抵はじっと見ながらの緊張動作かな。やり過ぎると筋緊張亢進ね。
 リハビリ初期は「当初の回復」ですが、ここで「正しい当初の回復」をしていないと予後(感覚神経が回復してくるという予後)が悪くなりますよ。「よい当初の回復」にはセラピストが必要です。各個人にマッチした回復のためにね。
 例えば、「回し足出し」は悪い回復ね。普通、健常者タイプを教えてくれているはずだよ。
 手はどうしようもない感じね。感覚神経が復活するのを待つしかもね。でも、拘縮とかを避けて、動作の仕方とかを教えてくれたり、筋肉や関節の状態を見てくれるしね。
 回復まで「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ね。
 
神経のつなぎ替えについてと神経の興奮の制御(多数の興奮系ニューロンと抑制系ニューロンの協調)による動作の回復(2014年6月24日)

 神経のつなぎ替えについてと神経の興奮の制御(多数の興奮系ニューロンと抑制系ニューロンの協調)による動作の回復についてね。
 神経細胞が適切な興奮状態になるためには興奮刺激と抑制刺激のバランスよい刺激があってだというのを文献で読んだ記憶がほんのり残っています。
 ほどよい刺激になるように興奮系と抑制系とかのシナプスのつながり方を変えることを含めて調整しているとね。
 それで、一度動作が出来上がってしまうと修正が難しいようです。例えば、「お箸の持ち方」とかね。思考パターンもそうみたいです。ですから「人格障害」とかが固定的になってしまうのですかな。
 アル中の妻は、離婚しても、次もアル中ということが多いといいます。アル中の子がアル中になりやすいとかいうのも神経回路の形成(成長期)での学習が効いているのではともね。
 リハビリ期に無理な特定動作のみは脳での神経回路形成において特定の接続のみのシナプス接続強化が起こって修正が難しくなると考えられるのです。
 それが「お箸の持ち方」タイプなどで後々修正しにくいですかな。ぶん回し足出し歩行とか、屈曲型腕とか、握々お手々とかね。
 癖をつけないリハビリというのが必要ではと考えます。そうすると、まずは可動域優先の「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復を促進」するような動作ですかな。
 強度を上げすぎるとダメで下げすぎてもダメで、動作範囲は可動域すべてになるように配慮かな。
 リハビリって以外と難しいですね。
 よくまあ転けずにこれたものです、はい。