煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう(表紙に戻る)

主に総合その他関係を集めました。新しいものが先頭になるように配置しています。2003年12月分までです。

2003年12月31日
本年最後の「諸々の言いたいこと」
昨日は6年ぶりぐらいの胃腸風邪で臥せっておりました。まだ、胃腸の状態は回復しておりませ。発熱がないのですね。私は普通38度ぐらいまでの発熱をすぐにしてしまうのに?
今年一年を振り返ってみて思うのは「同じ失敗の繰り返し」という感じかな。「正常な批判にも耳を閉ざし」、過去の失敗例を繰り返そうとする官僚などの日本的体質の根強さを感じさせていただきました。
太平洋戦争へ転げ込んでいた時代よりは批判が出来るのは大変良いことだと思いますが、正常な議論はなかなか出来ないようですね。党首討論などをニュースで聞いてもそのように感じます。
一見、論理だっているようでも内実中身のない議論がよくされていますね。道路公団改革でもあの決着では民営化委員会の委員が辞表を提出する気持ちがわかりますよ。そして、藤井前総裁の解任は何だったのでしょう。
小泉首相の指導力ってあんなものだったのですね。今の税制等では道路を作っても「工場の海外流出」が止まらないからなにが走るのかな。
失業者が増加すれば、観光もないでしょうにね。「風が吹けば桶屋が儲かる」という話のような関係のつながりもわからないようですね。
欧米のように労働集約的な工場が日本で操業し続けることが出来るようにしてほしいですね。日本は、海外から大量の物資を輸入する必要がありますね。それの代金を稼ぐためにも。
今は、労働集約的な工場の流出が主なようですが、今のままでは基幹的な部分(装置産業や先端技術)の工場の流出も加速されるのでは。そうすると年金も破綻しますよ。

2003年12月26日
本日の日経の「春秋」より(昨日の桶川の殺人事件のことです)
判決ですが「無期懲役」でしたね。無期ではなく100年以上ぐらいの有期刑とか終身刑とかを作ってほしいですね。ヨーロッパでは300年ぐらいの判決が出るときもあるそうです。
カリフォルニア州では凶悪犯罪で三回めは即「終身刑」だそうです。無期では十数年で釈放ということもありますからね。
この事件に関しての埼玉県警の対応なのですが、「官僚」そのものですね。国民のほうを向いていない。ハンセン氏病での厚生労働省の対応、この前の狂牛病騒ぎのときの農林水産省の対応、国土交通省の道路の作り方、などなど身内だけの感覚、保身のみと見られてよいようなことが多々あります。
もっともっと国民のことをまじめに考えてほしいです。

2003年12月25日
アメリカの狂牛病について
昨日のアメリカの狂牛病の発表からいろいろな動きが出ていますね。
アメリカのほうが検査確認から発表までの時間は短かったのでは。あちらでも抜かりがあったのか。はたまた、どこでも突然変異的に発生の可能性はあるのか。元々の発生原因は何なのでしょう。
あとはどのように対策を取るかで日本の農林水産省とあちらの官僚の違いが出てくるかな。EUのほうは大騒動があったので冷静ですね。それと、貿易全般に言えることですが特定の国との比重を大きくしないというのが基本のようですね。
ですから、自給率が高いため今回の件で混乱はないようですね。
日本は、アメリカべったりですので大変ですね。そして、来年か再来年には、また、セーフガード発令になりそうですね。これで牛肉の輸入量の激減が避けられないと思います。すると、単なる回復でも「急増」となりますからね。

2003年12月24日
日経、私の履歴書を読んで(昔のお役人についてです)
今月は映画監督の今村昌平氏です。今日の分の中に「未帰還兵」などの話がありました。
未帰還兵について、軍隊の名簿を当時の厚生省に調べに行くと「未帰還兵などはもはや存在しない」といわれたそうです。その翌年にグアム島で横井庄一さんが現れたたのです。
今村氏自身も調べて何名か見つけているわけですね。
問題はこのときのお役人の感覚なのです。それが今でも連綿と受け継がれてきているのではないかを思うのです。
アメリカは未だに朝鮮戦争やベトナム戦争の行方不明兵士を捜していますね。そして、今でも北朝鮮に調査団を送っているようなのです。
それに引き替え、調べもせず「未帰還兵などはもはや存在しない」といったといわれてもよいようなことを平然とやってきたのが日本なのです。その体質、変わっていないのではと思っています。
中国の残留孤児の件でももっと早くから調査できたものをと思います。アメリカと北朝鮮、正式な国交はなかったような気がするのですけど。さらに「休戦中」ですね。戦争は終わっていないのです。それでも調査をしているのですよ。
今日の朝のニュースで中国からの強制連行の労働者の話がありました。この件も官僚というか政治家も含めて避けてきたというのが本筋でしょう。
臭いもの、やばいものなどは避けて、都合のよいことだけしている。そのような感じがします。道路公団の例も官僚や族議員のその時の計画にこだわる姿勢の現れかな。
話が道路公団になりますが、あの民営化の案でしたら藤井前総裁の解任理由が成り立たないと思います。

2003年12月23日
天皇陛下のお言葉
本日は、天皇陛下の誕生日ですね。新聞に陛下のお言葉がでていました。
一部をそのまま書かさせていただきます。
「私どもは皆でこのような過去の歴史を十分に理解し、世界の平和と人々の安寧のために努めていかなければならないと思います」と述べられてます。
これは歴史を上辺だけで都合の良いように理解するのではなく、日本にとって都合の悪い部分もしっかり噛み締めてほしいというお気持ちかなと読まさせていただきました。
二度とあのような戦争を繰り返してほしくないという陛下のお気持ちを大切にしたいです。

2003年12月22日
最近のニュース(道路公団)より
政府案が大体まとまってきましたね。内容は「がっくり」の一言です。太平洋戦争に突き進んでいったのと同じですね。あの時も「戦争ありき」だったようですね。ですから、日米交渉はしていましたが、日本国内は「戦争」でしたね。
今回も「道路公団」の形態はどうでもいい訳ですね。高速道路をつくるという一点が守れれば、あとはどうなろうが「知ったことではない」という感じがします。
今日本に必要なのは、もっともっと充実した子育て支援であり、工場の海外流出を食い止める、または海外からの投資を増やせるように規制緩和などの組み合わせて民間の活動をしやすくするほうが先決では。今でも地方の高速道路、空いてますね。一般国道の整備をして税制などで工場が進出しやすく、また、農業において大規模化や会社化などがしやすいようにするほうが大切では。
人口が減少して産業も衰退してしまったら料金収入も減少します。現に工場などの税収は減少しているのでは。企業の所得に対する法人税はもうけと関係が大きいですが、工場が存在することによる税収もあったはずです。
失業者の割合が増えるということは所得のある人が減少ですね。所得税も減りますね。
いまに日本は、過去のしがらみ、過去に作った計画等を根本的に見なおさないと駄目だと思います。農業も教育もその他多くの分野です。
最近、医療ミスが増えているというような報道がよくなされていますが、増えているのではなく公表されるようになってきたため我々の目につくようになったのだと思います。日本は昔から医療過誤は多発していたのではと思います。だから、医師選びが大切なのですね。
報道関係の方はよく調べてほしいと思います。

2003年12月19日
日経ビジネス2003.12.22ー29年末合併号の有論無論を読んで
この号では神戸製鋼所相談役 熊本昌弘氏です。
見出しに『現場に活を入れるのは生情報への「選球眼」』があります。
終わりのほうに次のような件がありました。「生の情報を得て自分で判断するのは大変です。しかし、企業のトップにとって、これが最も大切な能力です。」とあり、後に例として東インド会社や織田信長などの例がでています。
情報にどの程度の価値があるのかという判断力ですね。これについて日本の教育ではこの手の訓練はされていない。特に高校以下では全くといっていいのでは。
受験勉強でも全てに指示待ちが多いですね。ある程度、理解できれば重要度などは大抵分かると思うのですがね。考えさせずに覚えることだけで済ませてきたツケがでているのでは。
だから、幅広い分野に理解があって的確な判断力に富む人が少ないのですね。それで、いったん決めたことに突き進むのですかな。例えば、新幹線、高速道路、空港、干拓などなどです。企業でも他の物まねが多発してるとか。だから、バブル期の土地融資なんて判断力の無さの典型ですね。

2003年12月12日
本日のニュース「羽田空港の拡張」を聞いて思うこと
拡張して増加する発着回数のうち、30000回ほどを国際線に回すというのがありました。
何のための成田なのでしょうか、初めから羽田の大拡張をしておけば成田闘争もなかったしとおもうのですが。空港の役割分担としての成田なのでしょ。
これとは逆の例が関西国際空港と伊丹の関係ですね。造るときだけ計画を貫徹し、できたら適当にでは困りますね。
高速道路も造るのは熱心ですね。新幹線も。各地の公共施設や地下鉄など。需要予測も過大に評価したりしてね。
税金を使うことにしか頭がないのかという思いが強いです。

2003年12月10日
昨日の日経「FTA 試される日本」より思うこと
相変わらずの日記になると思います。
規制による保護で足腰が非常に弱くなった業界が多いようですね。それが、今、足腰の強い業界の足を引っ張っている。
今の日本は海外からどの程度輸入しているのでしょうか。はっきり答えられる人はいないのでは。今でも農産物で、海産物で、工業製品で非常に多くのものが輸入されていますね。
米ですが、そのままでは輸入しにくいですが加工すると農産物ではないですからね。結構入っているようです。
今は、相手国は自国産物の輸出機会があるかどうかで、それがない場合はFTAを結ばない。すると、相手国内での日本企業の日本からの輸入品には関税が残り、その相手国とFTAを結んでいる国からは関税無しで入るそうです。
競争ができないということが各地で起こりつつあるようです。一部産業の効率化の遅れのため、日本の産業の競争力が殺がれてきているということです。
それに一昨日の日記にあるようなことで工場も海外に出て行っている。
日本での雇用はどうなるのでしょうか。社会保障費も生活保護みたいなので増加してくることになるのでは。生活保護費など雇用があれば減らせるはずですが。
世界との大競争時代に今はあるのです。そしてその世界中から大量の物資を輸入しているのが日本です。
FTAをいろいろな地域と締結できるようにしてください。

2003年12月9日
日曜の日経「Sunday Nikkei」の「エコノ探偵団」より思うこと
最後の方でジュンク堂書店がハリー・ポッターの最新作(洋書)を大量に輸入して各支店に必要部数を聞いたところ、倍の値段の返品可能の方ならという支店長がいたそうです。
ジュンク堂は結構取り次ぎの意向ではなく書店の意向で本を売っていると思っていますが、それでも返品制度にあぐらをかいている支店長もいるようですね。
儲けようとしたらリスクを取る必要があると本店の人がいっていました。
日本の書店ですが中小書店が苦しいですね。どうしてでしょうか。一つは取り次ぎのパターン配本にあるのかも。まだしているのかな。これで書店の特徴がなくなりますね。
返品可ということで大量に送りつけられる書籍や雑誌の整理に労力が費やされて書店独自の取り組みが未だにできないのかな。
ある時聞いたのですが、取り次ぎは書店の注文について大手書店を優遇しているというものです。本当なのでしょうか。大手書店には山積みにされていても中小では注文しても手に入らないというは今でもあるのでしょうか。
普通の小売りのように仕入れに小売りがリスクを負わないというのが中小書店の立場を弱くしてしまったのかな。普通の方も大手に浸食されていますけどね。
規制は、あるいはリスクを負わないというのは活力を殺いでいるようですね。規制緩和と適度のリスクを。

2003年12月7日
本日の日経「Sunday Nikkei」の「中外時評」より思うこと
日本の強さの源泉の一つであった「貯蓄率」が低下してきているということです。
高い貯蓄率があって初めて低金利の国債が発行できるわけですね。ところが、低下してきているという。多くは、高齢者世帯で貯金を引き出して生活費に充てているわけですが、現役世代は賃金が引き下げられる場合やリストラでの解雇が多くなってきているので現役世代でも低下するのは時間の問題では。
貯蓄率が低下すると誰が国債を購入するのですか。いなくなってきますね。発行するためには金利を上げる必要が出てきますね。
地方債をも含むと発行総額が1000兆円にもなっているようですね。そうすると、金利が少し上昇するだけで現在の税収が吹っ飛ぶわけです。
こんな時には、採算の合う合わないは別にして国債の発行額を減らす。または、規制緩和等を速やかに行って工場の海外流出を防ぎ、海外からの工場等の進出を促進する必要があるのでは。
まずは、世界の中の日本であることをよく考えて大競争時代に勝ち残るというか沈没しないようにしなければいけないと思います。

2003年12月5日
本日の日経社会面「育児時間等に関る欠勤などでの賞与の不支給に関する最高裁の判決」より思うこと
原告敗訴にした最高裁判事もこの予備校も「子育て」をどう考えているのでしょうか。企業等については他でも同様なことがしているところもあるようです。
外資系は、どちらかというと今回の最高裁判決ではなく高裁判決(支給しなかったのは法律違反)と同じ考え方のようですね。ですから、優秀な女性は結構外資系に勤めを変えるようですね。
日本の諸問題の大きな原因の一つが「少子化」でしょ。「子育て」を欠勤扱いみたいな賞与等の削減の対象としてよいなどとするとますます少子化が進みますよ。高速道路を作っても利用する国民がいなくなりますよ。
国の人口をジリ貧的に減らして何が活性化ですか。もっと、子育てをしやすい環境を。このような子育ていびりみたいなことをする企業には罰則を。子育てを支援する企業には公的な補助を。親には国からもっと高額な育児手当を。

2003年11月25日
本日の日経の社会面連載「医療事故 機器が凶器に変わるとき」を読んで思うこと
見出しに『「他山の石」生かせず』と『情報共有 仕組み模索』の二つがあります。
医療事故でも見られるのが「歴史を鏡とする」姿勢が身に付いていないことです。ここでいう歴史とは「医療事故」などです。
失敗から目を反らす日本人の性格がよく現れていますね。情報伝達の悪さも相変わらずですね。
「他山の石」を生かすためには、事故例とその調査、対策の報告を公表する必要がありますね。日本人はどうして失敗を個人の責任だけに限定しようをするのかな。
事故をよく調べて、再発防止につなげることができればと思います。交通事故でも道路の構造の悪さから起こりやすくなっているところがよく目に付きます。これなど、設計者に事故情報が伝わっていないのと設計者がそれに関心を示さないためでは。
帝国陸軍も厚生労働省の薬事行政も失敗を繰り返してきましたね。そのほかにも多数あります。よくこれで日本がここまで発展できたと思うと不思議です。
欧米から見ると、日本で優秀なのは「最前線で働いている人(兵隊さん)」で参謀肩章を付けた偉いさんは「一番バカ」というのが通り相場なっていたそうです。
インパール作戦なんかがその代表例でしょうか。帝国陸軍は日露戦争の時から「誤魔化しの軍隊」みたいに上級将校の失敗を隠していましたね。
これは、帝国陸軍だけではなく日本人の多くの部分の習性みたいになっていますね。公共事業の予測についても、その後の言い訳(誤魔化し)は上手ですね。
年金制度でも少子化でも問題の本質から目をそらし小手先の対策で終始しようとしていますね。
財務省も税収の確保に血道を上げているようですが、その結果、例えば、工場が海外に流出したらどうなりますかね。工場の法人税は取れなくなりますね。従業員は失業するので所得税、住民税を払えなくなりますね。失業したら消費が減少しますね。消費税も減少しますね。第三次産業の雇用も減少している地域も増えているようですね。失業者等に対する対策費は増加しなくてはなりませんね。
財政運営での失敗例とされる日も間近ですね。

2003年11月23日
新嘗祭ですね。
本来は旧暦の11月23日なのでしょうね。これ以降、日本では多くの地方ではほとんど農業には適さない時期になりますね。
春から秋までの農作業による収穫を感謝する秋祭りだったのかな。それでこの日を「勤労感謝の日」としたのだと思います。
戦前の祝日に関してはいろいろな立場があると思いますが、旧暦での新嘗祭はあっても良いような気がします。なぜなら、自給率30%台なんてOECD加盟国で日本だけでは。昔(江戸時代まで)は、その収穫だけで国民の食料をほぼ賄えていたわけですね。
太平洋戦争のときでももっと高かったのでは。だから、アホみたいに頑張れた訳ですね。食料が本当になければもっと早く負けが判ったはずですが、当時の軍部では「食料がない」ということが理解できなかったのでは。
今でも、この点については農林水産省もその手の関係者もよくわかっていないのでは。スイスでは、1年分の食糧の備蓄があるそうです。イラクでも各家庭には備蓄が多くあるのでしょう。食料を輸入していてこれほど備蓄のない国は珍しいのでは。
国際競争力をある程度持てるようにヨーロッパ各国は農業政策をしていました。その結果が補助金付きであっても自給率100%前後を保っていますし、フランスでは、穀物については200%以上になっていますね。インドも自給率上げましたね。
日本だけです。自給率が低いのは。
意欲のある農家が効率的な大規模営農ができるように環境を整備するのが国の役目では。農業土木ばかりで地域に借金を負わせてきたのはどこの役所ですかな。日本の農業を潰してきたといわれてもよいようなことをしてきたのはどこの役所かな。

2003年11月22日
昨日につづきテロで思うこと
昨日も書きましたが、価値観の対立ですね。考えようによると、過激派イスラム派から見ると、トルコは・・・・の存在ではないでしょうか。NATOには入っているは、今度はEUに加盟しようとしていますね。
ですから、トルコのイギリス関係機関をテロの対象にしたと考えられなくもないですね。
パキスタンですが、ここも過激派イスラム派から見ると、過去に女性が首相をしたこともあり、アメリカよりですからね。国内のイスラムの神学校も気が気ではないでしょうか。
日本の「八百万の神々」的な感覚をイスラムに持ち込むと刺激することになったりして。フセインの残党もイラクでは混じっていると思います。
イラク国民の感情ですが、どうなのでしょうか。女性の反応が知りたいですね。古いイスラム的考え方と欧米の考え方で一番対立するのが女性の立場ですかな。あれだけ女性が戦争の場面でも出てきていたら古い感覚のイスラム教徒にとってはたまらんでしょうね。
アメリカ(ブッシュ)のやり方もイラク国民の感情を逆なでするところがあるのではと思います。ただ、イラクの女性がどう思っているのかですね。クローン技術が進めば「男」は不要ですから。それでなくても日本では男のほうが女より多いですよ。女性のほうが男を上まわるのは50才半ばからですよ。それより下の年代では男のほうが多いですよ。その上、「結婚しない女性」が結構いますね。余計男があぶれますね。しっかりしましょう。女性も「男を見る目」を養いましょうね。
今日は取り留めのない話になってしまったようですね。すみません。

2003年11月21日
20日の日経の社会面連載「大学が変わる 迫る国立大法人化」を読んで思うこととテロ
見出しに『進む就職予備校化 実学に傾斜「教養」影薄く』とありました。この傾向は大学入試対策として「出る順・・・・」とかいう参考書の考え方と同じではと思います。
就職に必要なものだけしておけばよいという考え方ですね。これで新しい産業が興せますかね。それと、法科大学院の話が出ています。法律で扱うのは何なのでしょうか。六法全書ですかな。これは利用するのですね。扱うのは、日常生活や各種産業、国際関係などと多岐にわたりますね。その時、役に立つのが幅広い教養だと思うのでが。司法試験の科目で教養を必修にしてほしいですね。
教養の中身も考えてほしいです。例えば、歴史なんて年代と事件と人名を組み合わせて覚えるだけでは「年表」程度の人材ですね。1000円ほどで売ってますがな。必要なのは歴史の意味(日本にとって都合の悪いことも含めて)を検証し、未来につなげるような歴史の教養ですね。
今の実学主義では、欧米や中国に置いてきぼりにされる危険性を含んでいると思います。予備校の中には、まともな所もあるとは思いますが、大学受験を含めて単純作業しかできない機械みたいな人間を育てているような気がしているのは私だけでしょうか。
テロが多発していますね。あれ、価値観の対立、旧来のイスラムの価値観と欧米の価値観ですね。そして今はその攻撃対象としてアメリカ、イギリスというような気がします。まあ、生活に於いて「宗教」を一番優先するのか、「契約」を優先するのかというようなところが大きいような気がします。
日本では、織田信長によって「政治」と「宗教」の分離ができたように思います。イギリスは、イギリス国教会が国王によって作られたときかな。アメリカの独立において、宗教の影響力はほとんどなかったのでは。イスラム社会では・・・・です。そのような違いも関係していたりするのかな。
イスラエルとパレスチナとの関係は上に述べた理由とは違います。

2003年11月19日
17日からの日経の連載「新会社論」を読んで思うこと
今回のテーマは「解は1つじゃない」です。
企業の成長モデルを対比的なものを紹介しながら進めています。初日の副題は『消えた「万能モデル」 経営の軸、自らが作る』です。他社の真似をしていてはだめですよということですね。
でもね、どうして他社と同じことをしたがるのか。それは「解」が1つという思いこみがあるからでは。
長年の農耕生活において、他者と同じようにする利点の経験が長いですね。その上、教育では「答」は与えられるものという感じですね。
初日では「エルピータメモリー」と「NECエレクトロニクス」の対比、食品スーパーの「オオゼキ」など話が出ていました。オオゼキでは、他のスーパーと違って正社員が7割にもなるのですね。その利点は17日付の日経を見てください。
結局、今の教育で「疑問を持つ」または「興味を持つ」→「自らが調べ、資料を集める」→「考える」→「判断をする」→「行動に移す」というのをどの程度しているのかな。
多くの場合は、「与えられたことを覚える」→「正確に再現」だけでは。そして、大学卒業ではどの程度の学力、能力が必要か。高校卒業ではどの程度か。など、そんなのありませんね。形だけですね。
そうすると、他者の真似ばかりするのが増加して当然ですね。さらにひどいことには、試験で「択一式」ばかりになってきていますね。基礎資格として確認する程度に利用するのならよいのですが、実際は「蔓延り」過ぎですね。
これは、教える方の能力の低下のあるのでは。ある新聞によると、在日の外国の方の中には、子供の教育を日本から母国(親元を離れて)に変える動きがあるそうです。その一番大きな理由が日本の教育力の低下です。日本の教育力が高水準なら日本で教育を受けさせるということですね。

2003年11月14日
一昨日の日経総合面「育児休業延長攻防大詰め」を読んで思うこと
育児休業の対象を拡大したり、条件を緩和する方向で大詰めの段階にきているとのことです。欧州と比較してみるとドイツ、フランス等は日本より手厚い制度になっています。その上、育児手当も多いようですね。また、イギリスやアメリカを含め欧米では育児で仕事を辞めた場合でも年齢や性別に関係なく働ける機会を得る能力主義が徹底していますね。日本みたいに年齢制限や性別による差別はありません。ですから、仕事を辞めやすいわけですね。
アメリカなどは出生率がある程度ありますね。これは、仕事への復帰のしやすさも関係していると思います。日本の場合、企業の単なる思いこみによる採用姿勢が逆に職場へのしがみつきを助長し、それに政府の子育てに対する施策のまずさなどが重なって子育てを躊躇するような雰囲気を作っているのではと思います。
土建の公共事業をしてもそこの人口が減ったら誰が使うのかな。それより、子供が増えると消費支出が継続するのでは。しかし、今みたいに「工場の海外流出」を放置しているような状況では、子供を育てても「失業者」にと思うと躊躇する人も出てくるのでは。
日本みたいな国は、国内に「労働集約的」な産業が必要のはずです。第3次産業だけで生活するには人口が非常に多すぎます。スイスでも農業や製造業に力を入れています。そのような産業を支えるのが若者のはずです。技術を途切れさせると追いつくのに苦労しているようですね。
ふつう、国として成り立っていくためには各年代の人口がほどほどの割合がいいのですが、少子化を放置してきたツケが年金やその他いろいろな問題となって出てきていますね。明日以降の話題と共通するのが金の使い方の問題です。今日の分でも、親への育児手当の他に企業にも補助をという気がします。そして、罰則も。
明日は財務省の国立大学予算の総額抑制について、その次は司法試験の合格者について、そのつぎは研修医の制度についてを予定しています。

2003年11月13日
昨日の日経国際面「グローバル企業興亡 第五部 勝ち続けるシステム 2」を読んで思うこと
昨日は、「アメリカ フェデックス」でした。「物流の革新、常に先陣」という見出しつきです。
まあ、小口貨物への航空機の利用かな。それも他社の考えなかった方法による。それで、アメリカで急成長できたわけですね。それはというと、全米翌日配達というものですかな。あの広いアメリカでは翌日配達はそれまでは主要都市間に限られていたのでしょうね。それを多くの都市間に広めたわけですね。。
どうしたのか。極端にいうとロサンゼルスからサンフランシスコに送る荷物もロサンゼルスからニューヨークに送る荷物もサンフランシスコからのもニューヨークからのもテネシー州メンヒスに全て集めて配送先ごとにそこで仕分けして各都市に送り出すということ思いついたわけですね。そのとき、レーガンの規制緩和も追い風になって急成長できたのではと思います。
あの広いところできめ細かな経路を考えて維持する方が経費がかかるという考え方です。一カ所に集中した方が効率がよくなるという例ですね。この場合は荷物ですが、旅客の場合も同じようなことが言えるのではと思います。多くの旅客が行き来している都市間では直行便でいいわけですが、そうではない都市間においては便数が少なかったり、なかったりしますね。それで、あると特定の空港に集中させるという考え方が出てきます。網の目のように空路を張り巡らすと利用人員によっては結局どこかで乗り継ぎする必要が出てきていますね。その時、一カ所でできる方が便利ですね。
フェデックスのメンヒスみたいな空港ですね。それが、ハブ空港といわれるものです。日本にはこの考え方がないですね。韓国や上海、香港の空港はこのような考え方の上に作られているようです。日本の場合、国内線との乗り継ぎは悪いため、多くの旅客がソウルを利用しているのでは。関空など伊丹を残したため苦戦しているのではと思います。新中部では名古屋を廃止しましょうね。港では完全に負けましたからね。
明日は、育児休業について、明後日は財務省の国立大学予算の総額抑制について、その次は司法試験の合格者についてを予定しています。

2003年11月6日
日経一面の連載「働くということ」第五部 世代間の壁C を読んで思ったこと
まず、男性で育児休業を取った社員の話が出ていました。企業の対応ですが「制度」を作ったが利用してほしくないという感じがありありとでていますね。日本にはこの手が多いですね。政府は少子化対策を本気でする気があるのか疑っています。
男女機会均等法、育児介護休業法などの法律ができてきましたが、世代間の意識の壁が障害になって働く意欲を喪失しているとあります。
確かにそうだと思います。この原因の一つに「評価」の問題も入ってくると思います。固定観念による一元的なものの見方による評価、例えば「女性」→「補助職」といったような間違った図式ですね。このようなことは「男性」においてもみられます。
世界は、性別、年齢など関係させない評価にいっているようですね。
記事の後の方に「日本にしか通用しない試験なんて無意味」というのがあります。今の日本、外国との関係無しで成立しますか。無理でしょう。否応なしに海外との関わりは続きます。人材の交流がさらに盛んになっていくと思います。その時、国際競争に勝てる人材の養成のため、評価や評価基準、その他を国際レベルにする必要があると思います。
その時、旧来の悪しき慣習は捨て去ることが必要です。

2003年11月4日
日経の私の履歴書を読んで思ったこと
今月は、フィリピンの元大統領のフィデル・V・ラモス氏です。
また、昨日の記述のです。フィリピンは、1900年代初頭、フィリピンとアメリカの関係をアメリカの植民地支配と書いています。
くどいようんですが、ラモス氏は、アメリカの陸軍士官学校に留学している方ですね。
ことこのようなことに関しての支配した方と侵略された方の感じ方ですね。それが現れていると思います。このことに対してアメリカはどうしてるのでしょうか。誰か情報を教えてください。
そして、1941年12月のことですが、今度は「日本侵略軍」と書いています。これが現地の人々の感覚でしょう。それであとの状況次第で友好的にできると思うのですが、アメリカ人より日本人の方が現地の人々の感情を逆撫でするのが上手ですね。
なぜでしょうか。それは、歴史を「自身の教訓」と受け止めていないからではないでしょうか。その結果の一つが太平洋戦争であったのでは思います。
それと「村意識」ですね。偏狭な縄張り意識、偏狭な共同体意識が俗に言うエリート層にも露骨に見られるのも日本独特であったりするのではと思います。

2003年11月3日
日経の私の履歴書を読んで思ったこと
今月は、フィリピンの元大統領のフィデル・V・ラモス氏です。
昨日の記述の中に、フィリピンは、1898年にスペインに対して独立を宣言しています。しかし、それと前後してアメリカが新たな支配者として現れ、我々(フィリピンの人々)は「アメリカ侵略軍」と戦ったとあります。
ラモス氏は、アメリカの陸軍士官学校に留学している方ですね。その方をしても「侵略者」は「侵略者」なのですね。これと同じような見方が「日本とアジア諸国」の間にあるのでは。日本がどう言おうが、アジアの国々の人々の日本に対する思いの根底にはこれと同じような感情があるというのは否定できないと思います。
前にも書きましたが、過去の歴史に対する反省は結局日本のためになるのですけどね。だれが、明治憲法を改定しなければならないような事態を作り、アジアの諸国民からは侵略者と呼ばれるようなことをしたのでしょうか。そして、あの戦争に突入していったときと同じような光景が日本国内でよく見られます。その結果が今の閉塞感ですね。
戦争こそしていませんが、同じような失敗というか無駄なこというかそういうようなことをよくしていますね。教育でも相対評価にこだわり、絶対評価にしてもまず基礎的な学力のところから評価手法を確立する必要があるのに興味関心とかなんとかを同時にするから混乱していますね。
今、大学で絶対評価的手法を取り入れているところが増えつつありますが、その手法というか概念が広まるのにはまだまだ時間がかかるでしょう。
センター試験ですが、資格試験的利用に限るようにしてください。高校のセンター対策は「当てもの」対策みたいになっています。各科目の論述対策をしているところの大学の受験生のほうがセンターの得点が高いのはなぜですか。
教育に対する、評価に対する反省というか事例研究とその解釈ができていないためではと思います。一部の天才を除いて人間の能力に分野のバラツキ、成長時期のバラツキはあっても大差はないはずです。その点を考慮した教育的価値観の確立も望まれます。

2003年10月31日
日経経済面「けいざい心理学 4 企業の生き残りゲーム」を読んで思うこと
見出しに「仲間づくり 怪しい 日本人の和」というのと「再編劇、くすぶる摩擦」というのがあります。
みずほと三井住友建設の例が書かれていて、旧の出身企業のしがらみというか身内意識が抜けないことの問題点があげられていました。
これ、昔の村意識そのものですね。市町村合併で問題となる点とよく似ているような気がします。ある条件で一旦仲間意識(村意識)が出来上がると新参者に対しては排斥すらしかねない意識というものがいまだに見られるということですね。
中国から帰国した残留孤児の方々の問題のいくつかもこの意識が大きく影響しているのではと思います。
東京都知事の発言の中にもこの意識を感じるときがあります。日本人は、ひょっとしたら世界のなかで「変化」に対して一番抵抗する民族かもしれませんね。
どうしてこのような国民性になったのでしょうかね。
身内の行動を無批判に肯定しようとする言動もいくらかは説明がつくのではと思います。このような性格が「歴史を鏡とする」という中国の首脳の発言の意味が理解できない原因なのかもしれません。
日本を潰さないでほしいですね。

2003年10月28日
日経経済面連載「けいざい心理学 企業生き残りゲーム 1」を読んで思ったこと
まずは、今日から総選挙ですね。二重帳簿的な公約をやっている政党があると一面にありました。その結果については投票した有権者の意識によると思います。
そこには、この連載1回目の「群衆なだれ ー 売れ筋 こぞって参入」と同じような精神構造が見受けられると思うのですがいかがなものでしょう。
例として、スーパーの深夜営業、あの店がやったからウチも。隣で空港ができたからウチも。どちらも採算とかよく考えているのでしょうか。スーパーの方は閉店すれば住むかもしれませんが、空港の方は・・・・です。
「讃岐うどん」の例もポイントカードも「こぞって」ですね。
セブンーイレブンの鈴木敏文会長は「他社の物まねはするな」と言い続けているそうですね。まあ、初めてのことにはリスクがつきまといますが、他社の後追いより良いと言うことですね。
日本のこの手の「群衆なだれ」は欧米に比べてひどすぎるのでは。これは、教育に於いて「考えさせるより記憶」をあまりにも優先させ続けてきた結果の一つですかな。
人と違うことを極端に嫌う国民性も関係しているかな。多くの経営者が「他社のしていないこと」と言いながら、現実は「他社の真似」に走っていることがこの「群衆なだれ」を加速する原因では。
これが「バブル景気」を生み、過去では「戦争」へと突っ走っていった原因の一つですね。だれかが「おかしい」といっても「皆と同じ」の方に傾いていく国民性ですね。何とかしないといけないですね。
年金の問題でも「少子化対策」が一番効果があるかもしれないのですが、全く「少子化対策」なっていないですね。公共事業の一時的な景気より企業進出による長期的な雇用の方がいいと思うのですが、相変わらず、公共事業誘致に走りそうですね。

2003年10月27日
憲法や教育基本法の問題で思うこと
毎度毎度となるのですが、あの戦争をしていなければ、今だに「大日本帝国憲法」であったと思います。今の憲法を押しつけられたと考えて改定すると今度は天皇制のない憲法を押しつけられるようなことになりませんかな。心配です。
あの時、日本共産党のいうように戦争をしていなければ、今だに共産党は「非合法」扱いかもしれないく国なのですよ。自らの行なったことに対する反省ですね。これをきっちりしてほしいですね。それが死をも覚悟された昭和天皇に報いる道ではと思います。
あの時の文部省、何をしましたか。日本の破滅への道の手助けだけだったのでは思われてもよいようなことをしていたのでは。
今の官僚もあの当時と同じように「縄張り争い」に明け暮れ、自己の身内の利益を優先し、国民のことを第一に考えているのか疑問に思っているのは私だけでしょうか。
ですから、いろいろあるかもしれませんが内閣と官僚の関係では、何を言おうが官僚は内閣の意向の実現に努力するのが当たり前でしょ。

2003年10月21日
本日の日経の一面の新しい連載「脱 低価格」を読んで思ったこと
まず、「マクドナルド ダイニング」の撤退理由ですが、これを書いた記者は自社の「日経ビジネス」を読んでいるのかな。読んでいないのではと思います。売り上げ的には成功していたようです。ただ、世界統一ということで「撤退」と日経ビジネスには書いてありました。
まあ、あまり高くしすぎると余程のブランド品でない限り売れなくなりますね。そこで普通より「少しこだわった」点を出して少し高めで消費者の注目を集めるということかな。
少し高めでも納得できる要素を商品に盛り込んでいるものが受けているようですね。安さだけでは消費者は買わなくなってきていますからね。
結局は「付加価値」をどのようにつけるかということかな。これ、物まねではできませんね。他社のやらないことで消費者の需要ににあう商品作りですね。
このようなことは、他人に言われたことを覚えることが勉強などと思っている人というか答えは誰かが用意してくれていると思いこんでいる人にはできませんね。
また、他の人の気持ちが全く分からない人もこのような商品は作れないのでは。
子育てというか教育というかそのような点も問題になってくるのではと思います。これだけではないとは思いますがいかがなものでしょう。

2003年10月20日
本日の日経のオピニオンの「インタビュー 領空侵犯」を読んで思ったこと
今日はソニー名誉会長の大賀典雄氏です。
見出し2つ。「道路も空港も港もだめ」と「無策の交通網 重い足かせ」です。別段、無策はこれらだけではありませんけどね。他にもたくさんありますが。
高速道路の受益者ですね。どのように考えるかです。物流の効率化が起こると国民全体かな。でも、今は二酸化炭素の排出量を減らす方がいいので高速道路より鉄道の利用ですけどね。
そうすると、高速道路、どうするのでしょうか。
空港についても書かれています。神戸空港などがあげられています。どうして地方に複数いるのかということですね。需要から考えると関西や名古屋などは一つでいいですね。それを関西は3つ。中部はいくつにするのでしょうか。
全国レベルで考え、さらに国際的にどうなのかを考えてきたのでしょうか。中国や韓国の経済力の発展の度合いによっては、まず関西国際空港の地方空港化、次に成田の地方空港化もあり得るかも分かりません。
港ではすでに日本の港は、釜山、香港などの地方港みたいになっているのでは。コンテナの取扱量の差は凄いですよ。どうしてこうなったのか。日本と海外の港の運用の違いについて真摯に調べて対策を取る必要があると思います。空港もです。
藤井総裁の言動などを見ると官僚や政治家に「世界を見る」というか世界の中の日本を考えるという習慣が全くなかったというような感じを受けているのは私だけでしょうか。

2003年10月19日
道路公団の聴聞について思うこと
総裁側は「当て」が外れたようですね。公開を要求したら困るのではとでも思ったのでしょうか。
政府側との今までの長いやり取りのなかで今回の解任が出てきたという認識があったのかな。政府側には国民のついているという思いもあるというのを読み違えたかな。
過去の癒着の件も本当にあるのなら今の小泉、石原ラインでは出してほしいかも。そのあたりの世間の常識が分からなくなっていたのでは。これなど、第二次世界大戦に突入していった昭和の20年までの軍部などの状況と同じですね。
本来、学習するとかいうことは「人間が変わる」、行動や人格などに変化がですことですね。ところが日本の教育は、「覚える」ということですので、人格変化等が無く「知識」を文字列として記憶することを推奨してきたように思います。
職場という「ムラ」に入るとそのムラの掟、慣習、言い伝えのみしか目に入らなくなるのでは。日本の官僚の体質を変えるには荒療治が必要だと思います。別に、政府との関係を理解しその原則を守って仕事のできる人を首にしろとはいいません。
あのときの軍部は「国体を守る」といいながら潰しましたね。アメリカの都合で天皇制が存続できたのでは。そこまで日本を追い込んでおきながらと思います。今の官僚もあれと同類の臭いを感じるのは私だけでしょうか。

2003年10月16日
本日の日経 第二部「中部 次の飛躍へ」を読んで思ったこと
ネタにするのは「新空港」です。トヨタ式で経費を大幅に節約していますね。成田や関空とは比べものにならない感じです。
気になったのは、小牧にある「名古屋空港」をどのようにするのでしょうか。成田はほぼ国際線だけですので乗り継ぎに不便ですね。
関空は廃止するといっていた大阪空港を残したため、乗り継ぎが不完全ですね。
名古屋は大阪(大阪+関空)ほど便数は無いのですが、全てが今度の新空港に集約されれば利便性は高くなるでしょうね。
この空港の国際線と国内線の乗り継ぎがうまく軌道に乗ればソウルまで行く必要は無くなるわけですね。
そうすると日本の主要国際空港はここと成田に集約される可能性があると思います。
関空の方はどうするのでしょうか。関西人が中途半端な目先のことだけをした咎めが出てきつつあるように思います。
ただ、国内および国際的に見て中部空港をどのように位置づけているのでしょうか。
多くの地方空港が国際線の誘致をしたとき、大抵ソウル線でしたね。その結果、海外旅行は「ソウル経由」でも良いという意識を日本人に広めたような気がします。
こんどこそ全国各地から利用しやすい空港になってほしいですね。そうなると関空は沈むと思いますけどね。まあ、自業自得だと思います。

2003年10月12日
いま新聞週間だそうです
新聞とは、世界中からいろいろな情報を集めてきてその中から大事だと思われることをわかりやすい記事にして読者に届けることかな。
新聞での問題は、いくつもあると思います。まず、情報をどのようにして集めているのか。このとき「色眼鏡」をかけて集めるとどうなりますか。これによる失敗は今までにも多くの事例がありますね。新聞ではありませんが帝国陸軍のソ連に関する情報ですね。意図的とも思えるぐらい受け付けていないようですね。
情報の価値判断、これも「色眼鏡」の問題が出てきます。どこかの勢力は「偏向」とかよく言いますが、あの戦争で日本を潰したのは、そのどこかの勢力だったのでは。日本共産党の戦争反対を実行しておれば、いまでも「大日本帝国憲法」のはずだと思います。
今日の日経の新聞週間特集で豊田氏が述べられているように、「読者に解る書き方」ですね。これをお願いします。欧米の言葉を「カタカナ書き」にしたものは止めてほしいですね。載せるならそのままアルファベットの綴りで、それとどこの言語かということと。ええかっこしい、止めてくださいな。官僚や政治家は「日本語」を解説にしましょうや。
官僚や政治家は、国民に説明義務があるのですから「誰にでも解る」ということを考えてほしいですね。新聞社は、その点もチェックしてほしいです。
新聞に載った情報は、「変化しない」。今日の12日付けの新聞は、いつみても書いてある文字に変化はありません。ところが昔の新聞を読むと発行された時より面白いですね。これは、読み手が変わっているからです。情報は変化はせず新しい情報が次から次と出てくるだけです。
教育ですが、これは新聞などの情報の価値判断を自分でできるようにすることが一番大事だと思います。

2003年9月30日
本日の日経、私の履歴書「井植敏」氏を読んで感じたこと
人間、未来に向かって自己を向上させ目標というか希望を実現させるように努力することが大事であるというような感じを受けました。アイアコッカ氏とは電動自転車でシルクロードを走る約束をしているそうです。
そこで、感じたのは以前の分にもありましたが「失敗」というか「不祥事」というかそのようなことが起こったとき、その原因等を見極め、反省し将来につなげる対策を考えることが大事であるという意味合いが込められているのではないでしょうか。
日本人の下手な過去の出来事や今の失敗に対する反省、例えば、日中戦争の出来事に対していろいろ中国とありましたね。本当に戦争について検証した場合の一番の受益者は日本だと思うのですが。中国に多大な損害を与えただけでなく、残留孤児などに見られるように日本人にも多くの被害をもたらしていますね。
その反省というか検証というかしていないので日中戦争に突入していったときの同じようなパターン、バブル期の土地投機、なぜ、あそこまで土地に集中したのでしょうか。あのときは「中国進出」が、バブル期は「土地」は信仰対象みたいになったのかな。日華事変は「陸軍」、上海事変は「海軍」だったかな。
どこかに空港ができると隣の県でもつくる。同じような感覚ですね。それでどちら空港も赤字。
あの時の国民性を検証して同じような失敗をしないようにするという反省ですね。してませんね。
大日本帝国憲法を潰したのは戦争に負けたからですね。少し考えたら負ける可能性の高い戦争に突入し、陸軍と海軍のなわばり争いの合間に戦争していたとも言われてますね。今の各官庁もなわばり争いをしていますね。国が滅びそうでも村を優先する感覚、何とかしてほしいですね。
そのために「歴史」に真面目に向き合うというのが必要ではないでしょうか。日本の未来のために。

2003年9月25日
一咋日の日経、文化面の「私が感動した競技者たち」を読んで感じたこと
障害者スポーツの迫力というか躍動感について写真家の清水一二氏が書かれていました。
このことについて思うことなのですが、日本では例えば「養護学校」ですね。私は「養護学校義務化」が始まったときから、これは障害者の隔離ではないかと思っています。健常者と同じところでなぜ、教育を受けささないのですか。手間がかかる?そんなちんけな理由ですか。
多くのところで同じところで生活することによる利点ですね。お互いの理解が深まるという利点です。これより大きな利点が他にあるのでしょうか。知らないことによる差別、疎外の例はそこらに多数ありますね。交流が無いからです。
スポーツでも障害者が排除されてきすぎたのでは思います。今、漸く欧米に近づいていっているところですね。
もっともっといろいろな人が自力で活躍できる環境を整備してほしいですね。

2003年9月23日
本日の日経、最終面の「交友抄」を読んで感じたこと
今日の著者は、伊徳社長の伊藤氏でした。流通業界のコンサルタントでチェーンストアの研究団体「ペガサスクラブ」を主宰する渥美俊一氏について書かれています。
教えに「経営者の仕事は方針を変えることだ」というのがあったそうです。ちょっと考えてみたらそうだなあと思います。なぜって、方針に変更がないときは社長なんて要らないですね。
指導者たるものは、常に時代の流れを掴み、的確に対応するための判断が求められているのではないでしょうか。人間も変化し、時代の変わってきている。このような状態で旧態依然たる方針で運営されてはたまりませんね。
どこかの国も、日本も特に政府の機構で目立ちますね。今回の内閣改造で国土交通省については少しは前進するかな。あの戦争に突入していったとき、方針については議論されていないのではないですか。いつ、開戦するかだけ。
戦後、あの戦争についての検証もしていませんね。だから、「皆がしているから皆がいっているから正しい」なんて思いこんで同じ失敗(何も考えずに突っ走る。最近ではバブル期の土地投機)をしていますね。教育なんてずーとみたいな感じがします。順番信仰による秀才信仰。何ができるかではなく順番。

2003年9月22日
昨日の日経文化欄「コラムランド」を読んで思ったこと
大学生にもなると、人にわかってもらえる文を書くことができるようになりたいと思うものが多くなるということであると思いました。
しかし、これには自分の書いた文が批評され、また、誤解されたりすることの経験を積むことが必要であるということが読み取れました。
匿名性を保ったままでの批評で良いようです。その代わり、その場で本人に判るようにやっているわけですね。他人に分かって貰える文なんて簡単に書けるものではありません。
私のこの日記も誤解されているかもしれないのです。ところが、この日記に対して批評はあんまりないですね。ですから、自ら点検して考えるほかないのです。
学校では、同級生などがいる、先生がいる等、切磋琢磨する機会があるのですが、選択語句式や穴埋めの対策ばかりではその機会もないですね。
表現力がないのは、表現練習をさせないからです。もっと、論述させましょう。

本日、2回目です。日経の私の履歴書を読んで思ったこと
中毒事故のとき、悪い情報がすみやかに上層部に伝わらない風通しの悪さ、部門間の責任のなすり合い等あり、危機管理の甘さなど会社の問題点が明らかになったとありました。
「悪い情報がすみやかに上層部に伝わらない風通しの悪さ」なんて日本では常識みたいなものですね。今だに悪い情報に「蓋」をしているところが「官庁」を筆頭に多く見られますね。幾つかの企業は、これで潰れたりしましたが「官庁」等は潰れませんからね。
道路公団の「財務諸表」の問題も、まず、「資産のほうが多くないと困る」でそれに合わせて作った節が見られます。これではどこかの国と同じではないでしょうか。年金も厚生労働省が誤魔化しているいうコラムを日経で読んだことがあります。
誤魔化しているうちにうそにつじつまを合わせるため、さらに誤魔化すということが起こっても不思議ではないですね。政府等の文書、全て保存してアメリカみたいに長くても30年とか短くてよいものはすぐに公開するようにすべきですね。公開した後、廃棄できるものは5年から10年保管した後廃棄すればいいと思います。

2003年9月20日
日経9月20日の私の履歴書を読んで
本文中に「従流志不変」の書の話がありました。意味は「時代の流れをよく見て的確に対処することが大切です。ただ、立てた志は絶対見失ってはならない。」ということです。
今の日本やブッシュ大統領や北朝鮮などを見ていると時代の流れをよく見ているのか、疑問です。まあ、日本は、以前から時代の流れというか世界情勢や歴史的教訓を得るという点では不得意でしたね。不得意というより、どこかの国と同じように常に「今日、耳、日曜」を実行しているとしか思えないのですがね。
なぜこうなったのか。いろいろ理由があると思います。ですから、今日の自民党の総裁選挙での各候補の政策内容、1人を除いて同じようなものに感じました。旧態依然たる仕組みを残したまま、公共事業などですね。高速道路を造ってもその地域の産業構造をどうするのか、国際競争力の面からどのような助成をすればよいのか、日本全体なかでの位置づけなどがあるのですか。
今の地方は、多くのところで本社機能の東京移転や工場の海外転出、もともと低い農業の競争力で、土建に従事している割合が異常に高くなってしまっているのではないでしょうか。
ところが相変わらず、過去の延長線上の政策を戯言のようにいっているように感じました。時代の流れ、世界情勢、その他の要素を総合的に考える力がないのですね。そう思いました。
インスリンのことについて近日中に書いてみたいなと思っています。

2003年9月19日
日経ビジネス9月22日号の深層を読んで
日本マクドナルドの事が書いてありました。マクドナルド初めての商品回収があったそうです。
これは、多くの企業や行政、学校等でも起こりうることかな。どういうことかというと「マンネリ」というか、規則依存症かな。規則があるから大丈夫という盲信かな。常に現状を点検し問題点があれば改善するということを怠っていた。
まあ、それでもなにか問題の起こることはありますがね。その対応の問題になることがありますね。
あの雪印乳業の時もですね。あの雪印乳業、創業者は、「食品を扱うから現場はもちろん事務も禁煙」でした。1970年ごろまでは就職の際、誓約書まで取っていたそうです。その後、気がゆるんだでしょうね。それで、あの事件かな。いつまでも創業時の気持ちを保ち、常に向上に心がけるのは難しいようですね。
今の教育も何を教育しているのでしょう。気をつけないと「何も考えずに戦争」のあの時と同じようになっていったりして。

2003年9月16日
日曜日の日経sundayNikkeiの「超長寿企業に学べ」を読んで感じたこと
毎度毎度、日が遅れましてすみません。今日、新聞休刊日でしたね。
老舗が守ったものでは「のれん」も高い割合を占めていますがそれより高いのが「家訓」企業理念だそうです。
ところが事業内容や仕入先や販売エリアなどは結構変えています。これは、日経ビジネスであったイビデンの事業内容の変化と共通するところがありますね。
何を守る必要があるのか、変化しなければならないとき、どこを変えるのか。変えるときでも皆がすることを真似せず、よく考えてやっていますね。
事業の継承ですが、養子でうまくしているところが多いですね。相撲部屋も養子のところが多いと聞きました。
ただ、どこも変化すべきところ、守るべきところについて他に流されずに独自性をもってやっているようですね。他人の真似ばかりですと競争というものにさらされ大変ですからね。
今日は、取り留めがありませんがここらで終わらせていただきます。

2003年9月7日
日経ビジネス2003年9月8日号の特集「さらば本業」から感じたこと
この逆は、「本業にこだわる」ですね。どちらにしろ、「世界で一つ。Only One」であれば、競争にさらされることがまずないのですが、そうそうできるものではありませんね。
そうすると、常に今を点検し、素早く変身する力が必要になるわけですね。このとき、役に立つのが過去の事柄を調べ、それの良いところ、悪いところを見抜く力ではと思います。
「過去に対して目を閉ざす者は未来に対しても盲目になる」これは1985年に西ドイツの大統領の演説の一節です。同じことが至る所で言えるのではないかと思います。
今の教育ではその力を付けられるようなことをしているところは少ないのではないかと思います。記憶だけの勉強は人間を駄目にするのでは、ものごとを深く考察するような勉強の方が結局はよく覚えていますよ。

2003年9月6日
日経ビジネス2003年9月1日号「有訓無訓」を読んで感じたこと
この号は指揮者の岩城宏之氏が執筆されました。大見出しは『「記念」という澱を誇るな 昨日までの己を全否定せよ』です。
組織は、時間がたつとマンネリになっているかもしれないから、ということだといっています。岩城氏の語る「伝統」とは、昨日までの全てを壊してもう一度作り上げたらたまたま前と同じになったという意味に感じました。
これは、人間は日々成長し変化しているのにいつまでも前と同じというのはおかしいのではという意味合いも含まれているのかな。
養老孟司氏の著作の中にも、人間は変化し続けているというのがありました。今日の私は、昨日の私ではない。紙に書いた情報は、書かれたときのままである。紙に書いたといいましたが「情報」は発信されればいつまでもそのままで変化しない。次は新しい情報が発信されているだけであるが、人間は変わると。中には悪い方に変化する人もいますけどね。
しがらみを潰し新しいものを作るときに幅広く過去を調べ、良い点悪い点を見極めて新しいことをする必要があると思います。今の日本の状況は過去にしがみつきすぎています。それも、都合の悪い情報は排除して都合の良い部分を皿につごう良く解釈しているだけの場合が多すぎるのではないでしょうか。

2003年9月4日
自民党総裁選のニュースより
小泉総理に対抗して立候補を予定している候補者の記者会見がニュースでありました。
その中で「構造改革より・・・・・などのデフレ対策や・・・」という考えを述べていました。
私が思うに構造改革を断行しない限り今の閉塞状態からは脱却できないと思うのですが。社会の変化に対した旧来の仕組みが対応できなくなってきたのが原因だと思います。
それならば、新しい仕組みに移行する必要があるわけですね。ところが、日本人の感覚は「取り敢えず目先のリスクも取らない」というが多数派を占めているようですね。
大企業でも倒産しているところがありますね。そうでなく、発展している企業は常にどこかで「リスクのある分野」に挑戦していると思います。日本社会も発展させるためには「リスク」に挑戦していく必要があると思います。それが、「構造改革」だと思うのですが。
イギリスでも「サッチャー首相が、まず構造改革」だったと思います。アメリカでも「リーガン大統領の構造改革」ではと思います。

2003年9月2日
日本経済新聞連載「働くということ」第4部 中流幻想を超えてE を読んで思ったこと
この中に「リスクを負わないことが最大のリスク」という一文がありました。これは、個人でも企業でも「リスクを負わない」というのは新しいことは何もしないで以前と同じままで過ごすということかな。ところが、社会は変化しませんね。人間も成長とは変化していくことですね。
そのとき、予測できるとおりには変化しませんね。未知の要素が混じりますね。変化しないという前提のときリスク無しということが言えあるかもしれませんが、銀行の土地融資、昔は、担保に土地があれば「リスク無し」いまは「リスクいっぱい」ですね。いろいろなものが勝手に変化してくれますので、人間、常に新しいことに挑戦していく必要があると思います。
昔の懐古趣味にだけ、とらわれているととんでもないことになりますね。第2次世界大戦に突入していった日本なんてそんなものだったのかもしれません。「神風」これ蒙古襲来の時でどのようにして「神風」が来るまで持ちこたえたかが、授業では触れられていない。日露戦争のことでも都合の悪い部分には蓋をしたり、誤魔化したりしていたのがいつの間にか「日本軍」の神髄みたいになっていったようですね。
そしてリスクという概念が抜けてしまって・・・・で、敗戦ですね。
リスクについては、イギリスの賭け事、あれ参考にならないですかな。何事につけても「賭」の対象にしていますね。その時、レートが出ています。あれってリスクの原点みたいな気もしないではありません。
リスクについて本気で考察する必要があると思います。いまの日本は「リスク無し」を求めすぎて「リスクいっぱい」の状態になったのではないでしょうか。

2003年8月29日
日本経済新聞の連載「働くということ」第4部 中流幻想を超えてCを読んで感じたこと
年金などで書きたいことがあるのですが、本日もこちらにします。
見出しに「求む 経験不問 先着順」というのと「平均像より異端に手本」というのがありました。
今の日本の閉塞感の原因として「中流意識や旧来の良い社会への執着(古き良き時代への郷愁)が発想の転換を妨げ、働く人を萎縮させ、企業や経済の活力をそぐ。」とありました。( )内は私の解釈です。
今までも再生(活力)の原動力は強い個性だったような気がしますがね。景気が全体的に伸びているときは「人並み」でも伸びることができますね。ところが、停滞してしまっているときに「人並み」では、じり貧ですね。
「人並み」でないことといえば、「出る杭」ですね。個性的であることですね。今の教育や世間一般の価値観はいまだに「人並み」であったり、単なる記憶力競争みたいですね。現在は「個性」が潰されているのではないかと思われます。「個性」「個性」といいながら、非常に「人並み」であることを求めているのではないでしょうか。
価値観や成功モデルが多様化しているということを感じ取ることができなければ旧来の仕組みにしがみついてじり貧の道を歩むことになるのでは思います。
そのとき、教育の評価では「絶対評価」というか、学生や生徒がどのようなことが「できること」のかを証明できるような評価が必要になると思います。順番では「できること」の証明にはなりませんからね。

2003年8月28日
日本経済新聞の社説「避けて通れない憲法論議」を読んで感じたこと
年金などのことも書きたいのですが、本日はこちらにします。
論議をするとき、次のことを必ずしてほしいと思います。それは、「なぜ大日本帝国憲法から今の日本国憲法に変えなければならないような戦争をしたのか」です。
日本人の国民性から考えて、戦争がなければ今も「帝国憲法」のままのような気がします。昭和天皇に死を覚悟させるような戦争をなぜしたのか。
どうして、あのような戦争に突入していったのか。戦争でどのようなことをしてしまったのか。などなど。
また、司馬遼太郎の「雑談 昭和への道」のなかに、「そろばん勘定」の話が出てきます。そろばん勘定にも合わない戦争でしたね。
これも「「雑談 昭和への道」にある話です。昭和初期でしたか、あるイギリスのジャーナリストが帰国するとき、「このままでは日本は戦争に突入して・・・・そして負ける」とかいうようなことを言っていたそうです。予言ですね。当たりました。
あの戦争に対して本気で反省しないと次は天皇制自体が危うくなるかもしれません。天皇制を存続させたいのであれば、過去をしっかり反省して未来につなげていってほしいと思います。

2003年8月20日
養老孟司の<逆さメガネ>を読んでいて思ったこと(その3)
結局、3回目になりました。でも、内容は本の内容にどこまでこだわっているのかな。
「個性」のことがでています。個性とは何か。今、この日記の字はPCのなのでフォントが同じなら、同じ字になりますが自筆なら、もう「個性的」ですよ。ですから、「署名」というのが意味を持つわけですね。いまは見分けがつかないほど真似できるようになってきましたが。
イラクのフセインの声の声紋判断をアメリカはやっていますね。どうしてですか。声紋が非常に「個性」的だからでしょ。完璧に他人の真似をする方が難しいですね。ですから、物まねが商売になるのです。
存在していることで本来「個性」を発揮しているはずですね。その存在を認めないような評価を下せば、どうなりますか。そのようにされた者は怒るでしょうな。同じようになるように教育してきておいて「個性」をだせと言われて出せますか。出せなければ個性がないという。こうなると人格も存在も認めてないということになりますかな。そら、ぐれますよ。
この前、NHKで「私が一番」とかいう番組があったようですね。人間、親から貰った遺伝子が違いますからね。そうすると、体に違いが出てきますね。もうそれだけで「ある分野」で世界で1人でしょうが。「個性」とはそれを認めることだけで良かったりして。
この違いからいろいろな才能、能力が出てきますからね。

2003年8月19日
養老孟司の<逆さメガネ>を読んでいて思ったこと(その2)
やはり、2回目になりました。でも、内容はどうかな。
この本、教育についても書いていることになるんですね。またぞろ、「知る」ということについてです。
「ある知識を知った」ということについて考えてみると、多くの場合、今は「データベース」に付け加えているだけというのをいっているようですね。
新しいことを知って理解するということの意味が以前と変わってきている。とあるのですが、日本は、大昔から「覚える」ということだけで「評価」をしてきたものだから、「君子豹変」や「朝に知れば、夕べに死すとも可なり」の意味が分からないのですね。
「人間、日々変化しているのですよ。」ということが解っていない。ともありました。このような状況では、教育とは「覚えるだけ」になりますな。
人間、変わらないという前提なら、就職の内定ですね、卒業の1年前に出せるのですね。本来、卒業研究の指導を受ければ学生は変わるはずです。変わらないなら、それは指導が悪いからだと思います。

2003年8月18日
養老孟司の<逆さメガネ>を読んでいて思ったこと(その1)
まあ、何回か続くと思うので「その1」としておきます。
まだ、途中までしか読んでいないのですが、「日本人は思いこみが強い」という理由が少しは解ってきたような感じがします。昨日も書いたことですが「土地投機」これも村社会の「皆と同じ」をよいとする思いこみですね。何も考えない、他の人と同じことをする。農業では、周りと同時に稲作をした方がよい理由があるそうですね。1人ずらすと病虫害を一手に引き受ける羽目になることがあるそうです。たまりませんね。
だから、皆と同じ。これがあらゆる面に染みこんでしまったのではないでしょうか。稲作の青田買い、大体土地の条件が判っておればできるでしょうね。今年は東北地方やばいですね。でも、その中での良し悪しは本来の土地の良し悪しと関係があるのではと思います。
その発想で企業が求人活動をするからいくらでも早くなりますよ。ところが、人間は土地より見込み違いが大きいと思うのですが。それは、「教育」や生活体験によって大きく変化するからだと思いますね。まあ、変化しないような教育をしているところは、教育機関ではないと思いますがね。
人間はほんの少しずつでも日々変化していますよ。養老孟司の「バカの壁」に書いてあった「君子豹変」は、君主たるもの新しい良い物事を理解すれば行動を変える、とかいうような意味だそうです。今の教育でこの点を理解している教員はどの程度いるのかなと思います。
ですから、はい、日々勉強ですね。自己の向上に対する投資を。

2003年8月17日
日経新聞のマネー4(12頁)の連載「日曜日の人生設計」を読んで感じたこと
見出しに「住まいに縛られていませんか」というのがありました。私も感じていたことなのですが、日本人は持ち家に拘りすぎていませんか。
企業や銀行も「土地」に縛られていましたね。その結果が「バブル」のときの土地投機ですね。土地は利用してこそ価値のあるものですね。
江戸時代、山持ちがどうしてよかったのか。入山権がどうして重要だったのか。生活していく上で必要なものを山から得ていたためですね。
煮炊きのための木は山からですね。家を造るときの木も山からですね。その他諸々合ったと思います。だから、農地だけではなく山も大事なものだったのですね。
利用していたのです。ところが、戦後、利用もしないのに「所有している」だけで資産と見る風潮ができたと思います。
普通の住宅についても実際に住むのであれば、持ち家でも賃貸でもそこに住む人の意識次第だと思います。ただ、持ち家にすると、大抵は「住宅ローン」などでそこに縛り付けられます。そこの点を覚悟する必要があると思います。
大人は、通勤で自動車も選択できることがありますが、子供の通学は「徒歩」、「自転車」、「鉄道」、「バス」のどれかかこれらの組み合わせですね。過酷な通勤通学を強いられることがあります。
土地を「絶対視」している人がまだまだ多いように思われます。土地、住宅を利用するという観点から「持ち家」「賃貸」を上手に使ってみるという考え方が必要ではないかと思います。

2003年8月15日
終戦記念日かな?敗戦記念日では。
これも誤魔化しかな。確かに「負け」は認めたくない。でも、現実を見る必要があると思います。
ノモンハン事件でも帝国陸軍は、現実を直視せず口止めで誤魔化し装備等を近代化することもしていませんね。
「どこが良くなかったのか。」とかの原因を直視し、そこから将来になすべきことを考えるのが政治家の役目ではと思います。
「過去を見ないものは、未来に対して盲目になる」これはドイツの大統領が1985年に行なった演説の中にあります。
日本は過去の歴史の暗い(都合の悪い)部分から目を逸らし過ぎではないでしょうか。

2003年8月9日
昨日の日経一面の連載「農業ルネサンス下」を読んで
「変わる流通経路」という副題と「広がる直販、信頼築く」という見出しがありました。
読んでみて感じたことは、生産者が消費者を直接的に意識し始めたということですね。この仲介をしているのがインターネットと宅配業者だったりして。
この流通経路の変化はほかの業種でも見られてきています。冷蔵あるいは冷凍での宅配ができるようになったので「生もの」も送れますね。アイスクリームが送れるのですから。
インターネットは、受注活動には電話や郵便より便利ですね。私もネットショッピングをよく利用しています。楽ですし、安い、結構早い。
この話、別に農業だけの話ではなく、全産業に通じるところがあると思います。生産者と消費者が直接、応対できるということですね。
政府の大規模店舗の規制とか何だったのでしょうか。特に地方では大規模なショッピングセンターができると相当広い範囲の昔ながらの商店街が寂れていったと聞きます。だから、ある時期から取り合いになっていたようですね。隣の村にできて寂れるよりショッピングセンターに優先的に入居できる方がましだと。
時代の変化と共に人間の行動も変化します。それに合わない規制は変えましょう。廃止しましょう。新たに必要となる規制もあるかもしれませんが、消費者の立場に立ったものにしてほしいですね。

2003年8月8日
昨日の日経一面の連載「農業ルネサンス中」を読んで
「加速する農地集約」という副題と「後継者難 改革の好機」という見出しがありました。
読んでみて感じたことは、大規模化の進展しているところが出てきていると言うことですね。大規模化すれば、農機具等の活用が促進され、以前の農機具貧乏から解放もされるわけですね。
この中に農林水産省の資産ですが、海外の1200万ヘクタールもの農地を借りて食糧需要を満たしていることになるわけですね。海外は、一般に大規模です。ところが、日本は長らく零細でした。その上、農機具等も各自が購入していたようですね。貸し借りすれば間に合うものでも、どこかの空港建設と同じで隣が購入してからウチも。そのようなこともあって、生産性が上がらなかったのですね。
後継者難から、それも言っておれなくなって漸く大規模化に進んでいる面もあると思います。この好機に規制をさらに緩和して大規模化しやすくする必要があると思います。大規模化や高生産性、高付加価値を追求しないと日本の農業は潰れると思います。大規模化等で欧米並みの自給率を目指すようにしてください。

糖尿病の名前を変えようよ。例えば、インスリン分泌不全症とかインスリン抵抗性機能不全症とか高脂肪摂取性インスリン機能不全症とかにしましょうよ。
詳しくは、昨日の日記を見てください。

2003年8月6日
日経一面の連載「農業ルネサンス上」を読んで
「芽吹くビジネス」という副題と「新開発 企業と組む」という見出しがありました。
読んでみて感じたことは、市場性と大規模化ということですね。日本の今までのNo政(農政への当てつけ)は、財産保全の範疇と横並びで説明できたりして。
規模の拡大に対しては、長らく農地法で妨害したり、これは農家の横並び意識が災いした点もありますがね。輸入制限している間に大規模化や市場化ができておれば良かったのですが、あまり進んでいないようですね。その結果、元気の良い農家が減ったようですね。
企業化、大規模化を推し進めて自給率を向上させてください。そのためには余計な規制は撤廃してほしいです。

2003年8月5日
日経一面の連載「法廷が変わる」を読んで
知財財産に関する訴訟の増加で技術などの分かる裁判官の増員が必要ですね。今の裁判官、一部を除いてどこまで分かるのかな。我々が、法律について分からない以上に技術について分からないのでは。なぜなら、日本では文系での自然科学の基礎が非常におろそかにされているということです。逆に、理系における社会科学や人文科学などの分野が非常におろそかにされていますね。
これが、技術などの分からない裁判官を生む原因の一つですね。それと、最高裁が「技術の陳腐化が早い分野では数年後には専門家の優位性が失われる」とか言っていますが、数年で専門家でなくなるような者は、もともと専門家ではないのではないでしょうか。専門家とはその分野について常に研修に勤しんでいるはずですから。
兎に角、特定の分野に凝り固まった人材を裁判官にしてほしくないですね。

2003年8月4日
日経サイエンス 2003年9月号「疾走する中国の頭脳」を読んで感じたこと
感じられることは、中国は政府自体からして本気で真面目に縄張り意識無しで科学技術の水準の向上に取り組んでいるということであり、学生らもそれに答えようとしているということかな。
日本は、官僚的な制度によって機動的な研究環境の整備等ができていないようですね。だから、科研費(文部科学省が支出する研究費補助、そのほかの助成も年度末に近い時に支給らしいです)を裏帳簿を使ってプールし本当に必要なときに利用できるようにしたいという誘惑が起こるのですね。
必要なときに使えないという点は何とかならないでしょうかね。政治でも経済でも教育でも、まずやってみて、効果と結果を分析し、問題があればスピードをもって次策を練るというのが中国流だそうです。日本は、過去の形式を引きずり、改革をしても検証せず、あるいは結果をごまかし繕い次策を行わないかな。
だいぶ前に書いたことですが、アメリカの恐れていること、「中国人科学者などがアメリから中国に一斉に帰国すること」だそうです。
日本の制度、教育の中身、評価の質など根本的に考え直す必要があると思います。

2003年7月23日
昨日の日経、「アジアで伸びるJ感覚」を読んで
副題に『「かわいい」を作る』とあり、日本企業の新しい収益源になっていっているとのことです。
この特集を、読んで感じるのは、アイデアとか日本の感性とかも非常に大事ですが、1億3千万人が生活していくためには力不足ではと思います。
J感覚がキャラクターが受け入れていっても、例えば、商品どこで作るのですか。商品(これだけでも魅力ある)を作る能力がなかったらどうなります。
アメリカやヨーロッパがどうして工場誘致に血眼をあげ、農業振興に力を入れて農産物貿易において輸出入、トントンか輸出のほうが多くなるように努力しているのはどうしてですか。
それは、知的産業だけでは国民全体の生活が守れないためですね。
日本においても農業ですが、大規模農家が増加しつつありますがもっと促進する必要があると思います。
高付加価値の農業も振興する必要があると思います。国内のみの周りと同じ農家では、この食料大輸入国から脱却できないのでは。
欧米諸国の状況からみると、もうすでに日本の農業は、潰されており、そのなかで志のある農家が農業の復活に向けて頑張っている状態であると思います。政府は、これらの農家の足を引っ張らないようににし、さらなる発展ができる条件を整備する必要があると思います。

2003年7月21日
日経の経済教室「連続休暇 組織にも重要」を読んで
今日は副題に「不正防止や教育に」です。内容的には、日本では、年次有給休暇は「休養」の面しか見られていないのではないか。「新たな視点」に立てばさらに幾つかの組織にとって有益な役割を見いだすことができるというものです。
担当者が長期休暇を取れば、その間、誰か別の人がその業務を代行するわけですね。不正を行なっていれば発覚する可能性が大きくなりますね。企業にとって最大のセキュリティー問題は外部からの進入ではなく、内部つまり従業員による不正だそうです。そのチェックに使えるというものです。
それから、仕事の代行ですね。これが業務の訓練にもなりますよということです。
ここでも見られるのは、日本では多面的にもの事を見るということができない。一面だけ見て全てを判断する。その傾向が相変わらずですね。
これも教育の問題が絡んでいるのではと思います。暗記が勉強という固定観念を持ったものはこうなりやすかったりするかも。評価も相対評価で勉強の成果が反映されないような事が続くとこうなるのかな。

2003年7月17日
今日も日経の一面連載「働くということ」を読んでです
今日は「第3部 カイシャとの距離3」です。副題というか見出しには「取った資格は53」というのと「仕えず使える新戦力」とがありました。
個人と企業の関係ですね。会社に仕えるのではなく、自己実現のために利用しようという考えの者が増えてきているということかな。社内の独立予備軍は、普通平均以上の能力を発揮しているのかな。だから、その力を巧く引き出す手法が必要であるというような意味でした。
会社側が理解できない場合は、やはりこのような人たちは退職でしょうね。どちらも損をするのかな。雇用についての考え方を点検してみる必要があるようですね。

2003年7月16日
日経の一面連載「働くということ」を読んで
今日は「第3部 カイシャとの距離2」です。副題というか見出しには「400人の失敗学会」というのと「挫折バネに新境地探る」とがありました。
内容的には、失敗や会社の倒産、その他の挫折からの立ち直りのことですが、記事の中にもあったのですが、例えば経営者の再起業率がアメリカの1/4であるという。どうしてか、一つは日本の制度上の問題、敗者復活がやりにくい社会であるということ。二つめが「失敗を責任追求」だけに終わらせて後の成長の糧に使っていない点かな。
日本の失敗事例としては、日露戦争のときの旅順攻撃なんか最たるものの一つだと思うのですが、後の処理、ごまかしに終始していますね。責任すら取らせていない。こんな例が、官僚機構などでよく見られますね。責任を取らせるのは、良し悪しがあるので何ともいえませんが、誤魔化しは許せません。誤魔化しの体質が日本の今の状況を作っているのではと思います。
いかがなものでしょうか。

2003年7月7日
今日も日経連載「デフレが蝕む」を読んで
ここしばらく、この連載が続いています。第6部 新たな活力を求めて4 です。
今日は、住宅などのインフラについてです。ここに出ていたデータに次のようなのがありました。住宅の平均寿命です。日本30年、アメリカ96年、フランス86年、イギリス141年です。ドイツも長いようですね。第2次世界大戦前に建築のアパートのほうが戦後のより家賃が高いという話を聞いたことがあります。過去に日本もしっかりした住宅を作っていたし、今もしっかりしている業者もありますが少なくなってきてますね。不況で良心的なところが残ってきている面がありますが悪徳業者もいるようですね。
なんで、これだけ海外と差が出るのですか。工業製品でも次のようなことを聞いたことがあります。「保証期間だけ持てばよい」というようなことです。使いつづけるという点が抜けているのでは。日本の良き伝統はどこに行ったのですか。

2003年7月1日
日経「私の履歴書」を読んで(林原社長でした)
6月は、林原社長の林原氏でした。昨日最終回で「若い人よ、誠実であれ」「物事の判断は損得より善悪」の副題があり、正しいと思ったらそれを貫く勇気、自立の気概、などが必要であると書かれていました。
それと「神様のお駄賃」という言葉もよく使っていたと書かれていました。人がやらない研究、開発に取り組むと時間はかかり、無駄に見えることも多いそうです。しかし、その過程からは予想もしない豊かな副産物も生まれるそうです。これは、パスツールの「偶然は準備された心にのみ微笑む」という言葉に通じるものがあるように思います。
幸運は、与えられるものではなく自分で掴み取るというような言葉もあったと思います。何か行動を起こすということが必要ですね。但し、「善悪」をわきまえてね。
それと、今日からいろいろと値上がりしましたね。他人事みたいな書き方ですね。私、飛行機は乗ったことがほとんどないし、これからも少ないと思います。タバコは、全く吸いませんので完全な他人事かな。タバコの害を教えていながら吸っている方、これを機会にお止めになられたら思いますがいかがでしょうか。
ただ、航空運賃の値上げは、今の行政では仕方がないと思うところもあります。経営努力については?に感じているところもあります。タバコは値上げ当然でしょ。社会的費用を負担していないのですから。我々と同じ健康保険は止めてください。発病率が高いのだから、病気になりたいから吸っているのでしょ。別建てにしてください。

2003年6月29日
日経「私の履歴書」を読んで
6月は、林原社長の林原氏です。今日の分で、こんなことを書かれています。「なまじ自分が知っていると思ってやった仕事はうまくいかない。」とです。
これは昨日の日記に書きました「知っている」と「理解している」のような感じのことを書かれているの冠と思います。今日もニュースで医者が覚醒剤を使っていたいうのがありました。これなどどんな医学の勉強の仕方をしたのでしょう。薬品のことについて知ってはいても「解っていない」という状態でしょうね。単に覚えているだけ。困るのですね。こういう覚えているだけを「解っている」とか「できる」と思い違いしている人は。本当に困ります。

2003年6月25日
NHK、クローズアップ現代を見ていて
久しぶりにクローズアップ現代を見ました。できるだけ毎日みたいと思うのですができません。 今日は、イギリスのイラク参戦の是非についてです。ブレア首相が情報操作をしたのではないかという疑惑が出てきたためです。詳しいことは、NHKにお願いします。 感じたことを書かさせていただきます。それは、イギリス議会の疑惑追求の姿勢ですね。多くを公開の委員会でやっている。日本の議会では考えられないぐらい深く追求しているように思えました。日本は、伝統的に政権側の疑惑については、ぼちぼちの追求でお茶を濁して来ていると思います。どうして、このような違いが出てきたのでしょうか。 教育も大きな責任が有るような気がします。しかし、このようなことについて本気で取り組むと文部科学省や教育委員会が・・・・すると思います。どうしてでしょう。どちらのほうが国を誤らないのでしょうか。考えてみましょう。
学校の禁煙化を支援するホームページ どこの学校が最後になるのか。予想しませんか。学校は、本来周りから言われなくても全面禁煙であるのが普通だと思います。

2003年6月12日
日経ビジネスより
読んでいたら、養老孟司著の「バカの壁」という本のことがありました。このバカというのは、情報の収集などで自分で壁をつくってそれ以外の情報を拒否してしまうようなことだったと思います。詳しくは、本を買って読んでみたいと思います。
日本には、この「バカの壁」に毒されている人が欧米に比べて多いような気がします。特に「エリート」と言われる層や・・・にです。

2003年6月6日
日本経済新聞より
どの新聞にも出ていることですが、厚生労働省が発表した「人口動態統計」の概数からです。
出生率が最低になったそうですね。政府が全体を見て少子化対策をしていないからです。公共工事より少子化対策するほうが最終的には土建はどうかすると思うのですがね。人口が増えれはいろいろな需要が増加しますね。なぜか、考えてみなさい。
それと、雇用主に対しては「飴と鞭」ですね。ちゃんと「飴」を用意しなくてはなりませんよ。ただ、詐欺みたいな行為は論外です。重い刑事罰を科してください。子育てする者への「飴」も必要です。もっと子育てしやすい環境と工場が海外に出て行かなくてもよい環境を整備してください。

2003年6月5日
日本経済新聞より
一面に「デフレが蝕む」があり、今日は、「第5部 克服への挑戦1」で副題は、身銭は工夫の母 です。
各地の工夫の例が出ていますね。そこの地域住民全体が利益を得る方法ですね。それには、自らの知恵で地域をつくる。この気構えが必要ですね。そのとき、邪魔をするのが中央官庁のようですね。官僚は、どうしてある係りになると、以前からのその係りの発想でしか考えられなくなるのでしょうか。依然と違うことをして失敗すると出世に響きますからね。OBなどの外野もうるさいですしね。そこらのシステムも変えないと駄目ですね。

2003年5月10日
教育基本法の改定について
夕方のニュースで、教育基本法の改定を検討していた議員などが今国会に改定案を提出して審議入りを目指すというのがありました。今の日本人の体質のままですと、改定しても「愛国心」とか絵に描いた餅みたいになるのが落ちだったりして。太平洋戦争のとき、一番愛国心を叫んでいた勢力が戦争推進派だったと思います。少し考えれば負けることが判る戦争にですよ。そして、大日本帝国憲法を改定する羽目になりましたね。それと同じような運命になりそうな気がします。ドイツみたいに教育において、歴史教育において隠そうとしているところを公に、あんな戦争を始めた状況や中国、朝鮮などでの行状を隠さず、歴史の教訓を良い意味で学びとることができるようにしてほしいですね。そうしないと、戦争になるかどうかは判りませんが、日本が「孤立」するおそれが十分にあると思います。

2003年5月6日
みどりの日について
今日の朝のニュースで「みどりの日」を「昭和の日」にしたいとする議員が法案を国会に提出するようですね。昭和天皇に死を覚悟させたような戦争について、日本はなんら反省はしていませんよ。国民の体質は当時のままですよ。平和を願った昭和天皇をどう思っているのですか。平和を願うならどうしてあのような戦争に突き進んでいったのか、真剣に検証および反省をして未来に生かすようにするべきだと思ういます。そうすることが昭和天皇の意思に報いることになるのではと思います。

2003年5月5日
こどもの日
こどもの人口について各新聞などに出ていましたね。活気のある国は「こどもの人口が多い」そうです。まあ、中国みたいな例外がありますが。少子化が言われるようになって久しいのに減少を続けていますね。保育園、漸く預けやすくなってきましたがまだまだのようですね。ベネッセでしたか制度として育児休業を長期にわたってとっても良いようにしているところが出てきていますが、それより問題は、多くの民間企業に見られるイジメというか子育て妨害と思えることをするところがありますね。企業にも子育てに政府の補助をと思うのですが、補助を増やすとともにもっと徹底的に制度違反を取り締まらないとこども、増えませんよ。飴と鞭、組み合わせて徹底しないことには駄目だと思います。教育も大学で遊ばせるようなことをしているから、無駄になっているのですよ。大学でしっかり勉強させれば、小中高でもっと良い意味でゆとりが取れると思います。今のアホみたいな受験が減少すると思います。

2003年5月2日
日本経済新聞より
新しい連載「ニッポンの文化力」がはじました。世界で活躍していう日本の文化人(いろいろな分野です。美術や音楽、映画など)についてです。
音楽で三人ほど名前が挙がっていました。小沢征爾もありました。海外で先に認められていますね。どの程度、国内で先に認められたのでしょうか。アニメみたいに日本で発展してからもありますが、ひょっとしたら海外が先というのが多いのではとも思ったりします。音楽では、クラシックでは海外が先というのがよくありますね。なぜでしょう。みなさん、考えてみましょう。

2003年4月27日
日本経済新聞より
今日は、「経済論壇から」です。今日の主題は「日本の技術競争力の課題」です。その中に、「日本は極端なホモジニアス社会である。こういう集団からは、よき進化は生まれようがない。そのあたりから・・・」とあります。固定的な価値観からの脱却が求められているのです。
中央統制システムが行政機構から企業社会、学校などにいたる隅々まで行き渡っています。そこをなんとかしないと若者の本当の意味の独創性は発揮されないと思います。個性化、個性化といいながら、「皆が同じ」を強制している学校現場、学力水準を保証せずに外見だけ強制しています。日本を救うため、「皆が同じ」ということに疑問を持ちましょう。

2003年4月20日
日本経済新聞より
新しい連載「知的財産立国 日本の誤算」を読んでです。副題が『「模倣」脱し中国が猛追』です。書きだしのほうに、「政府は知財制度を整え企業も走るが、想定外の競争相手が現れ、新たな課題も出てきた。」とあります。その相手とは、中国です。中国を甘く見すぎていたのではと思います。木版の印刷術は、どこからでしたか。火薬は、どこからでしたか。私の愛読しているPC雑誌の記事の写真にどう見ても中国人が多数出ていますね。中には、モトローラとかインテルにお勤めの中国人に非常によくにている方も。
今、中国のトップレベルの者はアメリカに留学するそうです。日本には来ません。ですから、中国のレベルが分からなかっただけではと思います。
アメリカは、イラクとかいろいろありますが、ひょっとしたら留学してきた中国人やインド人などが母国に帰って企業を始めたり、研究や技術を発展させたりするほうが恐かったりするのではと思います。
日本の教育レベルがアジア各国からのトップレベルの留学生に相手にされなくつつあるという現実のほうに寒気がします。

2003年4月8日
日本経済新聞より
昨日よりの連載「働くということ」についてです。第1部不安と向き合うAです。「自分の価値が言えますか」という今日の副題があります。
これは、例えば仕事に対する能力ですが、他社にいったときどれだけの価値に認めてもらえるかということではと思います。学校でも同じことがいえると思います。内輪の評価に安住してしまうと能力がどの程度かが見えなくなります。特に相対評価のみですと。これは日本全体に広げても同じだと思います。「みんなでサボれば恐くない」では学力が低下しているにもかかわらず評価は良いということが起こります。今の日本はこの状態です。レベルの低下が大きいのに気づかない。だから、資格がもてはやされるようになりました。学校教育や企業の社内評価が当てにならないためではと思います。世界レベルの基準による評価ができる社会にしていく必要があると思います。

2003年4月2日
昨日の続き
以前、何かで読んだことがあるのですが、「イトーヨーカー堂と育て上げた伊藤雅俊氏」のことばだったと思います。「繁華街は移動するのである。だから、土地建物を購入するとそこが中心から外れた時、撤退がやりにくい。」だったかな。正確なところは覚えていませんが、前半のところの意味はあっていると思います。40年ほど前と20年ほど前でしたか、中国新聞社の連載「中国山地」と「新中国山地」で津山での繁華街の変遷についてがありました。他の都市でも起こっていることです。固定観念に囚われていると、いつまでもそのまま続く錯覚する訳ですね。現実は変化しています。伊藤雅俊氏は早くから気づかれていたということですね。繁華街が50年以上もそのままという都市は少ないですね。これなども情報をどのように集め解析し判断するかということができるのかどうかということですね。情報教育とは、普通に行なっている教科授業が全て情報教育になるはずです。情報教育としての情報機器講習会みたいなものは情報教育の一番大事な部分が欠けていると思います。

2003年4月1日
日本経済新聞より
本日より、私の履歴書は「イトウヨーカー堂と育て上げた伊藤雅俊氏」です。今日第1回目に「日本人は食べられることの有り難さを忘れ、自分たちがいかに贅沢をしているかに気づかず、それを当たり前と思いこんでいる。奢れる者久しからず。感謝の心を忘れ、己の力を過信する者の末路は、洋の東西、時代の今昔を問わない」とあります。まさにそうだと思います。ところが、俗に言う高学歴者にも解っていない者が多数見受けられるのではないかと思います。このことが解っていれバブル期のアホ騒ぎはなかったのではと思います。イトーヨーカー堂は、バブル期でも土地を購入していないそうです。当時、土地の購入をしないというのは勇気が必要であったと思います。ダイエーは、借金で潰れそうですね。ヨーカー堂は無借金です。土地を購入していませんから。

2003年3月31日
ニュースより思うこと
本日のNHKのニュースで、自爆攻撃のことがありました。それで思い出したのが、日本の特攻隊です。国外からイラクに入った義勇兵は別にして、イラクも当時の日本も国民全員一心というような状態ですね。反対意見が言えない状態です。この前の国民投票でフセインの支持率100%だったですね。全会一致を民主的にしようとしたら200年(不確かです)ほど前のポーランドみたいになるのではないかなと思います。必ず反対派がいるはずです。ところが出てこないというのは日本でいう五人組みみたいなもので監視しながら弾圧しているのでは思います。その政権によって甘い汁を吸っているのは賛成派になりますけど。

2003年3月27日
ニュースより思うこと
一昨日、地価が発表されましたね。一部を除いて下落が続いていますね。漸く、土地は利用してこそ価値があるのだということが徐々に浸透してきているようですね。もうしばらくしたら日本の総人口は減少し始めるはずです。政府の少子化対策が不十分な為、少子化が止まりませんね。土地の値段、更に下がりますよ。

2003年3月25日
ニュースより思うこと
イラク攻撃で多数の死傷者が出ていますね。今となっては早く終わることを望みます。ところで、フセイン大統領が国内でいろいろ弾圧などしている時、どうして国連は、アメリカは、ソ連のちロシアは、フランスは、イギリスは、中国は、断固とした態度を取らなかったのでしょうか。国民(例え小数でも)が政権に対して反対意見のいえない国のその政権は地上から消えてほしいと思います。反対意見や武器を使わない運動がマスコミで報道されない場合や嫌がらせや弾圧がある時は、その政権は地上から消えてほしいです。

2003年3月23日
ニュースより思うこと
今日もイラクのことばかりという感じがしました。イラクだけでいいのでしょうか。他にもあるはずです。時間を延長するなら「他の重要と思われること」も報道すべきでは。イラクのことを軽視する訳ではありません。イラクのことみたいな大きいニュースによって皆の関心が取られている間のどさくさに不正なことがおこなわれないようにしなければならないと思います。

2003年3月22日
ニュースより思うこと
一昨日に続き、イラク問題です。戦闘に関する情報がアメリカ、イラク双方から流されていますね。どちらが本当なのでしょうか。ここで、試されているのは我々の情報収集力と解析力、判断力ですね。私は、イラク発表のほうに日本の大本営発表みたいな匂いが感じられます。南部の都市の攻略に関しては従軍記者が入ることができればアメリカの方が正確であると思うことができます。今日のニュースの中でアメリカ軍を解放軍と位置づける群集もでてました。この群集にとってフセイン支持100%の投票は何だったのでしょうか。
情報を得るだけではなく、解析力や判断力をつける教育が必要ですね。日本の今の教育では鍛えられることがない力です。

2003年3月20日
ニュースより思うこと
昨日に続き、イラク問題です。遂に攻撃が始まりましたね。早期の終結を願っています。ところで、それぞれの国での政権の支持率についてです。イラクは100%だそうです。これは、民意を反映していないと思うのが普通ではないでしょうか。国民全員が同じというのは、怖いことです。日本で太平洋戦争の時、兵役拒否を貫いた人々がいます。アメリカで、同時多発テロの時、アフガニスタン攻撃に反対した国会議員がいました。勇気がいったと思うのですが、議会内では許容されていたようです。反対者がいないというようなことがおかしいと思います。

2003年3月19日
ニュースより思うこと
イラク問題ですが、湾岸戦争の時、不思議に思ったのが、「なぜ、他国を侵略するような大統領をそのままにしたのか。」ということです。あのような形で他国を侵略した国をある意味で放置したことが今日の問題に繋がったのかもと思ったりします。一時的にせよクェートを完全に支配下においた訳ですね。セルビアのミノセビッチは裁判中ですね。アメリカの主張する攻撃がいいのか、フランスのいうもうしばらく査察がいいのかは、両方同時にできないから判らないです。

2003年3月12日
古い話ですが
もう五年以上になると思いますが、イギリスで狂牛病騒ぎがあったとき、大陸のほうも大騒ぎになりましたね。年配の方は、イギリスは食料輸入国だと習われたと思います。ところが、現在は、二日前にも書きましたように自給率ほぼ100%だそうです。更に、牛肉の輸出国でもあるとのことです。するとその輸入国は騒ぎますね。多くの日本人は、その騒ぎをどう見たのかな。官僚は、何もしなかった。情報を理解できなかったのかな。いまも続いてますね。
今日は、書くことが思いつかなかったの以前と同じ内容です。すみません。

2003年3月10日
ニュースより思うこと
アメリカのイラク攻撃容認案に対して、フランスが強く反対していますね。イラクに対する関係とかはアメリカとフランスでは違うと思います。ところが、両国でよくにているところ、食料の輸出国である。中東原油への依存度が低い。ドイツも食料自給率は100%に近かったと思います。イタリアが悪くて80〜90%だったと思います。日本、40%割っていますね。イギリス、ほぼ100%だったかな。原油の中東依存度も日本が一番高い。中国は20%ぐらいになったのを10%まで下げたようですよ。主な国を見ると日本だけが貿易が止まれば、即、破滅という感じですね。農業予算をたくさん使いながらこの様ですよ。農産物の輸入制限をしながらこの様ですよ。ここにも日本の問題点があるように思います。

2003年2月16日
日本経済新聞より
連載「私の履歴書」今月はノーベル賞を受賞した小柴東京大学名誉教授です。
本日の冒頭に、私にとって「物理実験の父」であるジュゼッペ・オッキャリーニ教授をはじめ、若いころに優れた「物理屋」に巡る合ったのは生涯の財産になった とあります。
若い時に一流に接することの重要性がここにも出ていますね。例えば、味覚は小学生あたりまでにどれだけ多くの味にであったかによるいうことを何かで聞いたことがあります。その時、一流のコック、板前の味を経験しているのとしていないのでは大きく違うようです。ですから、「おふくろの味」というのにこだわる人が多くいるわけですね。
日本は、いろいろなところで一流に出会う機会が乏しいような気がします。なにが一流かも見分けられない人が多く出てくることになるわけですね。

2003年1月27日
日本経済新聞より
連載「エネルギー 内憂外患」
 相変わらずでね。どうして、ヨーロッパみたいにできるだけ分散、自前(特に食料、自給率大抵100%です)、できないのでしょうか。第一次石油ショックのとき、あわてましたが、今は、中東への依存度、更に上昇しているようですね。原子力も十分に説明をせずに「安全」といってきたから、東京電力みたいなことがあると「不信感」だけが残ったりして。
農業も「過保護」で国内の意欲をもつ農家まで潰している面もあり、自給率の低下、酷いですね。日本を攻撃するとき「貨物船やタンカーを何隻か攻撃して海上輸送を止めれば」で、日本は大変なことになると思います。

2003年1月21日
日本経済新聞より
昨日の続きになるのですが、本日のスポーツ欄や「春秋」などでひざ故障した時の強行出場は本人の意志によるようなことが書いてありましたが、どうして止めなかったのか。欧米流で考えると本場所は年六回あるから怪我で無理をして力士生命を断つより、治療に専念して来場所に賭ける。ということになると思います。どちらがいいのか。私は、長く活躍できるほうが良いと思います。日本は、変なところで無理をさせる傾向があります。何とかならないですか。特に小中高校生など今後が期待できる年齢の選手に対してもありますね。学校、監督などはいいかもしれませんが、それで潰れた生徒か可哀想です。スポーツの全国大会は止めてほしいと思います。
サッカーが伸びてきたのは、高校サッカーというよりJリーグの下部組織による養成によるそうです。どうしてか考えて見てください。生徒の為にも日本の為にも。

2003年1月20日
貴乃花の引退
貴乃花が引退しましたね。強かった頃は、それほど好きでは無かったのですが、怪我による休場、長引いたのは誰の責任ですか。貴乃花ではないと思っています。「感動した」とそのときの優勝を称えた小泉首相も長引かせた責任者の一人ではと思います。怪我をしていて休場をしたほうが適した状態で出場させたのは誰ですか。横綱の責任とか何とかいって。なら、政治家や官僚、経営者などは責任を取りなさいよ。日本をめちゃくちゃにしておいて居座っているではないですか。

2003年1月16日
日本経済新聞より
連載「日本病を断つ」第14回「生還 10万馬力のロボットが中国で復活。市場の融合は進む」
今回の分を読むと、「官僚の国際感覚の無さ」がやたらと目につきます。村意識のままですね。隣村と水争いをしていた時のままの感じがします。世界の経済は、否応なしに一体化の方向に向かっています。ここを乗り切るためには、国内のいろいろな改革が必要ですね。そうでないと、製造業の海外進出(本音は日本脱出だと思います。)だけで外国企業が入ってきませんね。
教育も絶対評価的な評価をしてこなかったから国際水準から遅れてきていますね。絶対評価的に海外と比較してみてください。真剣に勉強しようとしているアジアの留学生の留学先を見てください。欧米に目が向いていますね。去年のNHKスペシャル「中国」の第1回での留学希望先は欧米、日本が無かったですね。

2003年1月14日
日本経済新聞より
昨日の分ですが、社会面の連載「サラリーマン」第526話 
        早期退職の落とし穴

再就職にこぎ着けられない人が多く出ているそうです。現実を甘く見て再就職に失敗する場合が非常に多いそうです。
これですが、相対評価で会社も本人も評価してきたのでしょうね。ですから、どのようなことがどの程度できるか、ということが先ずあって、管理職にするとかあればまだしも、それは多くの企業でも無いみたいですね。絶対評価的に職務遂行能力を見て、基準を超えた者の中から選ぶようなことをしておれば、自分の労働市場での見られ方にもっと敏感になっていたのではと思います。
欧米の企業は、日本よリ絶対評価的ですね。ですから、転職もしやすいのでしょう。

2003年1月12日
日本経済新聞より
連載「日本病を断つ」第11回「生還 塙前社長は語る。 抵抗はあった。最後は13万人が納得した」
ゴーン改革に魔法はない。日産の再生で大事なのは「皆が本当の危機感を保つこと」かな。ゴーン社長はそれが出来た。危機の意味が判っていたからかな。日本人の多くは、アメリカのユナイティッド航空の整備士の組合みたいに判らないみたいですね。
教育でも同じことが言えます。相対評価では、学力の到達度が判らないにもかかわらず、単に数値のみで比較している。学力の到達度をできるだけ客観的に評価しておれば、学力低下などもっと早く気がつくはずです。順位ではなく、どのようなことが出来るようになったかが教育では大事なはずですよ。

2003年1月9日
日本経済新聞より
連載「日本病を断つ」第八回「不全 相次ぐ不祥事と隠蔽工作。リスク管理は形ばかり」
この記事の中で「失敗を隠す」というのもありました。これは、どのような失敗に対しても「本質的に非寛容な」態度で接してきている日本の風土というものが関係しているのでは思います。失敗を次の発展への糧として利用できないで単に担当者の単純な責任問題にすり替えてしまうことが、隠蔽工作を誘発しているのではと思います。
犯罪行為についても「告発者」を裏切り者扱いしたりする風土があるため、みんなで隠蔽工作、不祥事を取り繕うためにまた不祥事、それの隠蔽工作と繋がっていくのではと思います。
記事にもありますように、早期に不祥事や失敗を見つけ、公表改善することのほうが企業、消費者、株主、そして行政においては国民および官僚にも利益があるはずですがね。

2003年1月8日
日本毛経済新聞より
「私の履歴書」ですが、今の連載は大賀典雄氏ですね。読んでいて感じたことは、専門は音楽それも声楽ですが、電気関係に対して造詣が深いですね。幅広い知識を活用されていた様子がうかがえます。
それに引き換え、今の勉強は何ですか。肝心な主要科目の足を引っ張るようなことを平気でやっていますね。例えば、英語ですが、どのようなことが出題されますか。アメリカ文学ですか。英米の歴史ですか。英米の生活習慣ですか。環境問題ですか。最近の時事問題ですか。いろいろ並べましたが、これ以外にも出題されますね。幅広い知識がないと表面的な出題をする大学はよいとしても、しっかりしている大学では辛いですね。
コンピューターのソフトを作るとき、プログラミング言語の勉強をしてだけで使えるソフトができますか。それぞれ発注先の業務内容をよく理解したSEが必要ですね。
通訳、言葉だけ、日常会話だけできる人はあまり仕事がないのでは思います。経済学の専門家の会議では経済学について精通していないとできませんね。自然科学分野でもそれぞれに精通している必要がありますね。
大学の入試ですが、「入試科目を増やしなさい。」「マーク式は止めてください。」「論述式にしてください。」、「卒業のほうを厳格にしてください。」。現在の日本では、小中高大学とも国際的に認められた第三者機関による卒業認定が必要ではないかと思います。

2003年1月3日
日本経済新聞より
連載「日本病を断つ」である研究者がフラッシュメモリーの原理を考案した時、上司に開発を訴えたが、反応は「将来性の分からない技術に人は振り向けない」だったそうです。これが、例えば「アメリカの企業もやってます」なら開発を始めたのでは思います。誰かが先に何かをした。特に欧米であれば「前例」としていたと思います。自分でリスクを考えようとしない。そのわりに失敗には臆病である。だから、「前例」にこだわる。進歩が無いですよ。この体質、戦前と全く変わっていません。失敗した者の「敗者復活」の仕組を創って「リスクをまともにとることのできる社会」にしてほしいですね。

日本経済新聞より
2003年1月2日
1日付けの第一面 「日本国のカルテ」
       病名「日本病」
   病根・症状 「先送り中毒」
         「前例依存」
         「危機意識欠乏」
         「リスク過敏」
とありました。
 この中で「リスク過敏」ですが、本当の意味のリスクが分からないから、表面的な現象や一部の事例で判断してしまって、より大きな利点が見えない。あるいは、見ようとしないのではと思います。
例えば、中学、高校生のアルバイトですが、親や地域などが適正に対応すれば良い成果が多くの子供で得られます。現に禁止していたのは「日本」ぐらいでしょ。アメリカなど、GEやIBMの前最高経営責任者はバイトを非常によくしています。大学の意識を変える(卒業のほうを厳格に)必要がありますが。
他でも見られますが今日はここまでにします。

ココより前は2003年分、下は2002年分

2002年12月8日
日本経済新聞の「SUNDAY Nikkei」で、「田中さんに続け」科学者の卵 というのがあります。
そこに早稲田大学本庄高等学院の例が出ていました。受験に煩わせられない高大一貫教育の利点を生かし、科学立国日本を担う人材を育てたいとありました。大学入試がおかしいですよ。センター試験や個別試験でも択一式が蔓延ってますね。そんのやっているから科学の面白さが分からなくなるのですよ。
どうして理系、文系と分けたがるのですか。例えば、経済学なんて数学できなかったら分からないはずですよ。というか、統計学は、数学的素養が要ります。その時、自然科学の実験などでの経験があれば、非常に良いと思います。新しい産業は、どこから出てきていますか。新技術でしょ。理系的なものが分からないのが経営者でいるから、重要な発想があっても欧米に先に認められることになるのでしょ。
歴史教育をなぜ、理系で軽視するのですか。もっとも、今の受験対策の教育では意味があまりありませんが。
大学入試がおかしい。「大学が学生に甘すぎる」これは、日本生化学会の和文誌の最新号にありました。

知的所有権
at 2002 11/26 20:36 編集
日本の取り組み、鈍いそうですね。いまだに。
アメリカとヨーロッパでは取り組みの方法が違うそうですが、どちらに対しても、断然遅れているのが日本だそうです。日 経の何かに書いてあった分です。

日本経済新聞より
at 2002 11/23 22:40 編集
連載中の「税をただす」で、「今のまま」症候群、という見出しがありました。惰性のまま、何も考えずに取り敢えず「今の まま」を守ろうとする考えですね。その結果、より悪い事態になっていてもその認識が無い。現実を知ろうとしない。考え ない。変えようとしない。
日本、潰れますね。近いうちに。

日本経済新聞より
at 2002 11/21 22:32 編集
連載記事の「税をただす」を読んでいて、日本はどうして「何が重要なのか」を議論して求めていくということができない のか。記事の内容から、これでは水争いなどの江戸時代の農耕の発想からいまだに抜けきれていないように思うのは 私だけでしょうか。

アジア諸国の技術力
at 2002 11/19 22:09 編集
潜在的なアジア諸国の技術力を過小評価をしているのではないのかな。日本は。

新聞ネタ
at 2002 11/16 20:08 編集
マラソンの高橋選手の東京国際マラソン出場断念の記事がありました。原因は、ろっ骨の披露骨折。高橋選手、骨折 が多くないですか。コーチは、トレーナーは、何をしているのかな。マラソンは、消耗性のスポーツだそうです。それにし てもと思います。

職人気質
at 2002 11/13 20:04 編集
今もたくさんおられる職人さん。親方になり、弟子を採って育てるとき、年月が規定に達しただけで弟子を一人前の職人 と認めますか。認めませんね。職人気質に係りますからね。日本の教育の現場はいかがでしょうか。相対評価でトコロ テン式に卒業させているところがほとんどですね。それで卒業生に責任が持てるのですか。

景気
at 2002 11/04 15:55 編集
景気、悪いですね。
工場が海外に出て行く。失業者が増える。消費が減る。景気が悪くなる。
次の工場も海外へ。景気悪くなる。
税収が、法人税、所得税、消費税が減る。失業手当などの経費は増える。国債が増える。
財務省やいろいろな省庁の官僚よ。
同じ国債を増やすなら、工場が海外に出て行かなくても良いように、減税などで国内に引きとめなさい。海外を調べなさ い。アメリカや欧州がどれだけ補助金を使って工場の取り合いをしているのかを。

たばこ税
at 2002 11/28 20:26 編集
煙草の健康被害等による税収減、健康被害等に対する医療や保健活動等に使われる経費などを考えると、今の税額は低いのでは。

新聞より
at 2002 11/24 21:16 編集
本日の日本経済新聞にもありましたが、「今の若者」についてです。「今の若者」とよく言いますが、誰が育てたのですか。働かない。アルバイト等の経験をする機会を奪ったいるのは誰ですか。勉学の意欲が無い。面白くもない暗記のみで答ることのできる問題ばかりでさらに相対評価で勉強の面白さを奪ってきたのは誰ですか。などなど、原因を考えずに現象面だけで論じないでください。

アメリカの恐がっていること
at 2002 11/19 21:39 編集
アメリカの恐がっていることに、「アジア系留学生でそのままアメリカ企業に就職した者が、発展してきた出身国の方を向いている」というのがあると聞きました。そして、先月、NHKの中国特集で「海亀派」ということばが中国で使われています。これは、アメリカなどに留学をしてアメリカで就職していた研究者、技術者の帰国組のことだそうです。何年か前のインテルの副社長の一人は写真をどう見ても「中国系?」です。それも技術系らしい。そんなのがアメリカから中国へ。皆さんどう考えます。アメリカの研究、技術力の低下、中国などの向上、日本は?。

事実の認識
at 2002 11/18 20:44 編集
日本人、このことについて、ちゃんと出来る人、どのくらいいるのかな。出来ない人が「知らぬが仏」で喚き立てる。説明は聞かない。考えない。こういうのが、政治家や官僚などにもいるから始末が悪い。

新聞より
at 2002 11/17 19:42 編集
本日の日本経済新聞に、「出る杭」伸ばす風土を という記事があります。話し手は、白川英樹氏です。化学技術者に必要な能力の中の一つとして、「いろんなことを見聞きし理解する力」であると話されています。「目の前で奇妙な現象が起きた時、それは直接今の仕事とは関係ないことだけども、ひょっとすると自分の仕事のどこかで関係するかもしれないということを考え、見つけだすことが大切です。」と話されています。このような能力は、豊富な知識があって初めて磨かれるとも言われています。
今の教育でこのような観点をもって行なっているところがどれだけありますか。
大学入試も漸く国立で「科目増」ですね。以前に戻るのですが、マークシートでは意味が半減しますね。論述させてこそ意味があると思います。豊富な知識のないところに専門教育をしてもその重要性は判らないと思います。

新聞より
at 2002 11/16 18:08 編集
日本経済新聞に連載中の「私の履歴書 ルイス・ガースナー」のなかで、管理職の任務は「事実を掌握して問題に真剣に取り組み、解決策を打ち出して行動する」ことであると、ガースナー氏は述べています。事実を掌握する。このことが日本人は苦手ではないかと思います。どうしてそのようになったのかな。

新聞より
at 2002 11/09 22:12 編集
11月6日付けの日本経済新聞に「雪印の偽装告発の西宮冷蔵廃業へ」の記事がありました。その中で雪印以外の荷主からも取引停止が相次ぎ、業績が悪化したのが理由だそうです。ほかの荷主も何らかの不正をしていたのかなと思いました。不正をしていないのなら取引きを停止する必要は無いはずです。

本日の日本経済新聞に「たばこ・発泡酒 増税検討」という記事がありました。煙草、増税するか、喫煙者を健康保険の適用外にしてほしいなと思います。病気になるのを覚悟で吸っているわけでしょ。なら、自分で責任取りなさい、て感じです。酒の増税、こちらは複雑です。私は、飲みませんのでどーでもいいですが。

私が思う日本の強いところの例として製造業では、実際に製品を造っている人たちです。それに直接かかわる技術者というか研究者たちですね。後継者がいなくなってきている。どうしてかな。第2次大戦後の復興も現場の労働者の質が猛烈に良かったからでは思います。その良かった部分が、今、急速に衰えていっているような気がします。

2人の受賞、よかった。ところが気になることが記事の中にありました。化学賞の田中さんの研究に注目したのはドイツの研究者というのです。日本のお偉方は気が付かなかったということになります。白川教授の時はアメリカ人、野依教授のときもアメリカ人、どうして国内で独創性が認められないのだ。お偉方が潰しているのでは疑いたくなります。

大相撲で貴乃花が出場しましたね。あの怪我、どうしてあそこまで悪化させたのか。高校野球でも無理させる(無理する)、そんな風潮ありませんか。高校野球の場合、プロ球団のスカウトがしっかりしとけば、大分無理は減ると思います。基礎力をちゃんと見ずに、表面的な活躍ばかりで判断するから、選ばれるほうは無理をしてしまうのだと思います。

今回の牛肉偽装事件で偽装をしたのは犯罪行為ですが、それよりもっと悪いのがEUの警告を無視した農林水産省ではないでしょうか。あの時、きっちりと対策を取っておれば、発生してなかったはずです。それを厚生労働省の非加熱製剤の時と同じように放置していた。怠慢ですよ。アメリカやオーストラリアでは対策を取っていたので発生していない。大臣は、無作為に対して官僚に責任を取らせなさい。しないのら、大臣も同じ穴の狢です。真面目に働いて日本を支えてきた人たちに失礼です。

車の安全性
本日の日本経済新聞に「***はエアーバックなどの安全技術で世界をリードする」とありました。技術を持っていても普通に売っている車に使っているのか、疑問なのです。シートベルトプリテンショナーですが、ドイツ車は7〜8年前より標準装備です。日本は昨年あたりからでしたね。規制が始まったから開発した。そんな感じです。そのようなことが他のいろいろな分野でも見られます。ストレスが溜まる。なんとかしてー!

新聞より
at 2002 11/12 21:55 編集
土曜日の新聞に「貴乃花」の休場の記事がありました。膝のケガが悪化したためとありますが、これ、無理に出場させたためだと思います。あいかわらずですね。日本は。

新聞より
at 2002 11/18 20:09 編集
いつもこの題です。今日は、少しズレますが。ドイツのマイスターの制度、日本も良く似たことをしていましたね。職人では、いまもちゃんとしている人もいますが、いまいちの人も増えてきましたね。どうしてでしょうか。教育界は、日本では相対評価の基準ナシでした。職人でもそのようになってきているのか。家の手抜き工事などに現れていますね。疑われるので真面目な大工さんがかわいそうですね。