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主にたばこの害についてです。
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2011年10月30日
危険性と安全どう解釈をしますか。「内部被曝健康影響で新見解」

 2011年10月27日に「食品に含まれる放射性物質が健康に及ぼす影響を検討してきた国の食品安全委員会」が発表したものに「一生を通じて累積で100ミリシーベルト以上被ばくすると健康に影響するおそれがあるとして、食品による内部被ばくをおおむねこの範囲に収めるべきだとする見解をまとめました。」というのがありました。
 これは。発表を受けてNHKのニュースで伝えられたものです。ところで、放射線についてですが、日経サイエンスであった記事に「自然放射線レベルの被爆がある方がない場合より発癌率が低い」というのがあったのです。これは、免疫系が放射線で活性化されるからというのです。でも、自然放射線のレベルですね。原発からの放出された放射線とかは考慮に入っていないでしょうね。
 これより多いのは、自然放射線レベルでの発癌率とこのような放射性物質による被爆による発癌率がどの程度乖離するかですかな。小さければ、ばらつきの範囲内ですかな。自然放射線も地域によって結構大きな違いがあります。それで、検討して結果が内部被曝の場合は一生を通じて100ミリシーベルト以下におさめるべきだというのが出てきたのでしょう。それは、免疫系の活性化による効果も含めて考えられているのでしょうね。
 「絶対安全」などはないのですね。危険の方は「絶対危険」はあり得ますね。だから、そのバランスをどうとるかで基準値は変わる可能性があるのです。
 ところで、この関連の報道の中に「喫煙(成人して毎日18本)は約10年ほど寿命が縮む」、「内部被曝100ミリシーベルトぐらいで1〜1.4年縮む」とかのグラフを出していた報道を見つけました。「喫煙の害」というのは大きいのですね。放射線被害と同様に騒ぐべき問題だと思うのですが、鈍いのが日本かな。

2011年10月16日
喫煙率の低下続く

 2011年10月13日にインターネットで見つけた時事通信の記事に「喫煙率、過去最低21.7%=増税でたばこ離れ加速―JT調査」というのがありました。
 日本たばこ産業(JT)が毎年調査発表しているものですね。今年も10月13日に発表されたということです。結果は「成人男女の喫煙者率は21.7%となり、過去最低を更新した。」ということで、「前年比2.2ポイントの低下で、マイナスは16年連続。」という長期低落のままですね。
 今年の下げ幅が大きかったのは、昨年10月の大幅なたばこ増税によるとしています。最近は、そこら中で「禁煙」というところが増えてきていますね。放射線と比べてもリスクの高いたばこの煙が制限されるというのはよいことだと思います。その影響などや健康志向で値上げがなくても年々喫煙率が低下していましたが、やはり、「値上げ」というのは効果が大きいですね。さらに、徐々に値上げしてしてほしいですね。
 ところで、TVCMでCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)についてのCMが放送されていました。でも、表現は骨抜きという感じですね。年間死亡数や重症の症状などは触れられていなくで、「咳」とか「息切れ」などがあるのでしたら、「受診」をというものです。そして、COPDは「たばこ病」というのもなかったですね。
 もっと、がん以外にも喫煙による重大な疾患があることを広報して知識を広める必要があると考えられますね。

2011年9月30日
海水浴場での喫煙に罰金

 2011年9月30日早朝にniftyで煮付けた神奈川新聞の記事に『海水浴場での喫煙に罰金「大磯町美しいまちづくり条例」成立/大磯』というのがありました。詳しくは新聞でね。
 海水浴場での喫煙については多くの自治体で「禁煙」の方向になってきていますね。大磯町はその効果をさらに高めるために「罰金」を始めるのだと解釈しました。喫煙の害については、今までいろいろと広報されてきましたし、この3月の原発事故に関して、「放射線障害の程度と喫煙の害の程度の疫学的調査結果」も新聞に出ていましたね。
 そこには、以前にも書いたように「受動喫煙」(夫婦間)でも一方が非喫煙の場合、非喫煙者の被害の程度は年間200ミリシーベルトぐらいになるというのがありました。くどいですが、今、問題になっているのは放射線では1ミリシーベルトや10ミリシーベルトなどですね。それから比べると、喫煙の害というのは大きいものなのですね。だから、「罰金刑」なのでしょうね。
 だから、たばこの害への取り組みを放射線と同様な程度まで厳しくする必要があるのではと考えます。ですから、復興財源としての値上げではなく、健康のためへの値上げになるので恒久的にもっと値上げするべきです。どうせ、すぐには喫煙者は急減しないでしょうから、関係業者の転業を進める時間はある程度確保できると思うので、値上げを。

2011年9月10日
職場での受動喫煙対策強化

 2011年9月7日に毎日新聞で報道された記事に『職場の受動喫煙:対策強化 「全面禁煙か分煙」義務 厚労省、法案提出へ』というのがありました。内容は毎日新聞でね。
 『厚生労働省は6日、職場の受動喫煙対策を強化するため、一般の事業所や工場では全面禁煙か、一定の条件を満たす喫煙室以外での喫煙を認めない「空間分煙」を事業者に義務付ける方針を固めた。』というのですね。客が喫煙する場合は換気装置などである一定値以下の浮遊粉じん濃度にするようにとか。
 3月11日の東日本大震災で原子力発電所の事故がありましたね。そして、放射線の影響についてどの程度かという目安の報道がありました。原爆被害者の発癌率や喫煙・受動喫煙での発癌率などから算定されたものですね。その中で、受動喫煙について、配偶者の一方が喫煙者の場合の相手方のリスクについて、「年間200ミリシーベルトぐらいになる」というのがありました。
 前々から書いていますが、今騒がれている1ミリシーベルトや10ミリシーベルトに比べて、圧倒的にリスクが高いですね。ですから、厚生労働省は「職場の受動喫煙対策」を強化することになったでは。求めるのは「完全禁煙」か「一定の条件以上の設備を備えた喫煙室のみでの喫煙」にということですね。そして、将来的には「罰則規定」もということのようです。当然ですね。
 放射線のリスクが低いとかではなく、非常にリスクの高い喫煙が放置されてきていたというのが日本の現実ですね。喫煙では、臭いがあることもあるのですが、発がん性物質すべてが臭いを持っているわけではないのです。放射線と同様に目に見えない、臭いもない、音もないというようにしてからだに侵入してくるのです。その上、放射線と違って、肺の中などに残留物を残していきます。この残留物による害も計り知れないものがありますよ。
 まあ、喫煙は認知症にもなりやすく、脳梗塞や心筋梗塞などの血管系の病気にもなりやすく、COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)にもなりやすく、その他の病気にもなりやすくなり、その上、発がん性も高いのです。これらは受動喫煙でもリスクが高くなるのです。ですから、全面禁煙が一番よいのですが、少なくとも「完全分煙」を実現させるように法令を整備し、実行させるのが厚生労働省の務めであると考えます。

2011年9月6日
健康維持のためにはたばこ大幅値上げを

 2011年9月5日に今度の森内閣の小宮山厚生労働相が「たばこ、最低でも700円」とかいうことを記者会見でいいました。すると、他の閣僚から、「・・」とかですね、あったので「政府税調で検討して」とかということを記者会見でいったようです。
 たばこ税を税収として、使うのは間違っていると思うのです。たばこ税は、たばこ消費を減らす目的で設定し、それでいくらかでも税収があれば、健康維持や医療等の目的税と設定するべきものだと考えるのです。最終は「たばこ消費ゼロ」を目的とするための手段の一つとして、「たばこ税」であって、他の諸税とは性格が大きく異なるように法令を作り直す必要があると考えるのです。
 あの原子力発電所の事故で、報道された中に「放射線の発癌リスク」と「喫煙の発癌リスク」というのがありました。たばこは自身の喫煙ですと、5〜6本同時ぐらいが限度かな。吸い続けた場合は1日で何本ぐらいになるのかな。まあ、このことでの即死はないかもですが、喫煙の蓄積で心筋梗塞や脳卒中などによる即死があります。放射線でも多量になると即死状態がありますね。
 でも、今、ほとんどの地域で問題にされている放射線量は年間1ミリシーベルトや10ミリシーベルトです。配偶者が喫煙者で配慮がない場合の非喫煙の妻(あるいは夫)のリスクは年間200ミリシーベルトぐらいになるというのがありました。喫煙者のリスクはもっと大きいわけですね。増税はこのような危険物を減らすためであって、税収のためではないのですから、政府税調はガタガタいわずに増税を認めるべきです。
 喫煙の害は、がん以外にも即死のある心筋梗塞や脳卒中、これらは即介護もありますよ、酸素ボンベが必要になるCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)とか数え上げれば切りがないですよ。
 喫煙閣僚がおれば、禁煙させる意気込みで頑張るべきです。

2011年7月16日
中高生喫煙で「値段高い」と禁煙、なら、大人もに

 2011年7月15日に各報道機関で報道されたものに中高生の喫煙についての厚生労働省研究班の調査についてがありましたね。
 アンケート形式で1996年から実施しており、学校を通じて用紙を配布、無記名で回収ということです。今回が5回目で昨年10月実施です。170校9万8867人から回答を得ています。
 2000年代になってから、学校敷地内禁煙も全国的に広がりを見せ、それに先頃の大幅値上げですね。大人にとっても、路上喫煙禁止や職場での禁煙や分煙が広がってきていますね。大人も喫煙しにくい時代になってきているのです。
 そう考えると、中高校生にとっても、喫煙しやすい時代とはいえないですね。そして、収入の少ない中高校生にとっては、大人より、値上げの影響を大きく受けるいうことですかな。『研究班によると、中高生の喫煙率は男女とも減る傾向にあり、高校男子で「喫煙経験あり」と答えたのは20%で、08年の前回調査から5ポイント減。96年に比べて32ポイント減った。』という結果になったのでしょう。
 学校敷地内禁煙だけででも、学校内での喫煙は減少しています。その上、値上げですから、減少するでしょうね。もっともっと上げ幅を大きくしておれば、もっと減少した可能性が高いわけですね。これは、大人も同じだと思います。
 ですから、イギリスなどの諸国並みの値段、販売方法の厳格化、警告写真の掲載義務づけとかを併用してさらなる禁煙への誘導を進める必要があるでしょうね。大人に対してもね。

2011年7月8日
「健康損なう」たばこ警告写真

 2011年7月8日の日本経済新聞社会面に『「健康損なう」警告写真』と「たばこの箱に19カ国が印刷」と「WHO、日本にも要請」という3つ見出しのある記事がでていました。
 WHO(世界保健機関)が7月7日に発表した「世界たばこ報告」の2011年版で、たばこの箱に写真入り警告の印刷を義務づけるなどのWHOが推奨する対策を実施した国が19カ国に達したと発表したということです。
 警告写真には、がんになった肺とか黒ずんだ歯とかなどです。もっと、えぐいのもあると思うのですが・・・。今回の報告では、アメリカとかメキシコも実施したとか。主要国で残るのは日本ぐらいなのでしょうね。それで、「WHO、日本にも要請」ということですね。
 さらに、税率をもっと上げなさいというのも入っているということです。まあ、喫煙による健康被害やその他の損害額はタバコ産業による利益を遙かに上回っていますね。そして、喫煙は即死のある「心筋梗塞」や「脳卒中」などを増やします。このような死ということの損害額は算定のしようがないですよ。
 その上、「即介護」の危険性も高まりますからね。がんには、即死とか即介護はないにしても、重大な疾患ですし、COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)も多発ですね。現在は「たばこ病」とも表現されています。呼吸困難になっていって、毎年数万人の死亡数がでているということです。
 「お肌の大敵」でもありますね。書いていたら、切りがないです。日本もWHOの要請に従って、税率アップと警告写真掲載に踏み切るべきですね。

2011年6月12日
5月31日は「世界禁煙デー」その16 「煙草の害まとめ」

 「煙草の害」についてのニュースネタが出なければ「世界禁煙デー」については今回で一旦終わりにします。
 「煙草の害」で認識不足になりやすい原因に大人に対しての猛烈な急性毒性がないことが上げられるのではと思います。
ニコチン依存症には簡単になってしまうようですね。それで、喫煙初期の感じ(私自身は分かりません。吸ったことががないので。)悪いらしいですね。でも、依存症になってしまって止められないというのが多くの喫煙者の辿る道のようですね。
 例えば、ふぐ毒、少しぴりぴりする方が・・・とかいう人もいますが、肝臓や卵巣は食べませんね。命が惜しいからです。
幼児などは吸い殻を飲み込むだけで死ぬことがあります。大人も飲み込んでみればと思うのですが、皆さんしませんね。煙だけにしていますね。害が緩慢なのでその変化に気がつかないだけでしょう。
 だから、禁煙教育というのが必要であり、大切であるということになるのです。
 そして、子供は大人を見て育ちます。最近は「学校敷地内禁煙」のところが増えてきました。教師の喫煙、特に煙草の害を教えている教師の喫煙ほど悪影響なものは他にはないのではと思います。それが、学校で子供の目の前で吸えなくなったということは良いことだと思います。そして、敷地内禁煙が守られている学校では確実に生徒の喫煙が減少しているということです。私の知っている範囲では減少です。
 煙草の害は慢性的なものが多いようですが、その結果、重大なこと(死に至る場合も)にあるということを認識させ、喫煙は「ニコチン依存症」という病気であることを的確に理解させる教育というのが今後とも継続的にされる必要があると思います。
 2010年6月20日にinfoseekで見つけた(J−CAST)の記事ですね。『娘の85%「お父さんタバコ吸わないで」 ファイザー調査』というのがありました。「喫煙者である父親を持つ娘の85.7%が、父親にタバコを吸ってほしくないと答えた。」というのです。
『また「父親にタバコを吸ってほしくない」と回答した娘のうち、「お父さんがタバコを吸って体を悪くしてしまうことが心配」との理由が64.6%でトップとなった。』ということです。自分のお肌へのダメージ、健康もありますが父親の健康を考えての希望と思われます。世の喫煙している父親方、禁煙に挑戦しましょう。

2011年6月10日
5月31日は「世界禁煙デー」その15 「肺ガンなど」

 結構早くからいわれていた害「癌」についてです。
喫煙によるがんの部位別の死亡におよぼす寄与率、咽頭がんで65%ぐらい、肺がんで75%ぐらい、喉頭がんで95%ぐらい、口腔がんで60%ぐらい、食道がんで半分ぐらい、膀胱がんで30%ぐらい、肝臓がんも30%ぐらい、すい臓がんも30%ぐらい、胃がんで25%ぐらい、脳腫瘍も25%ぐらい、直腸がんで15%ぐらいです。  「からだの科学」No183 たばこの医学 より
 いろいろな癌がありますね。ほぼ全身といってもいいぐらいの種類の癌ですね。実際の寄与率はもっと高い可能性があります。
他の要因もあると増幅されて寄与率が向上するでしょうね。せめて自身で発ガン性物質を発生させたり、取り込んだりするのを喫煙者は止めた方が良いと思いますがいかがなものでしょう。
 非喫煙者にとっては迷惑至極で癌や昨日のバージャー病、COPDなどにもとばっちりでなる可能性があるわけですね。
癌になって手術で摘出できても肺ガンなら肺はその分減りますよ。喫煙者は呼吸機能が喫煙によって低下しているのですから、運動制限などになりやすいですね。発見が遅れればあの世行きの可能性が高いですね。
 初期の癌は痛みやその他の自覚症状はないですよ。だから、手遅れになりやすいですから気をつけてくださいね。よって、「煙草はすわない」が一番ですね

2011年6月8日
5月31日は「世界禁煙デー」その14 喫煙とお酒の関係、飲酒量によって負の相乗効果

 2009年6月13日に気がついた5月30日の記事に「喫煙とお酒毎日2合以上、肺がんリスク一段と 厚労省研究班」というのがありました。
これは4万6000人相手に14年間にわたって追跡調査した報告なので信頼性は十分にあると考えます。
 「喫煙者と非喫煙者に分け、飲酒と肺がんリスクとの関係」の調査で、喫煙者の場合は「飲酒量が1日に2合以上の2グループは、「時々飲む」グループと比べて肺がんになるリスクが1.7倍だった。」というものです。
 喫煙者に酒飲みが多いですね。それも、大酒飲みが。ということで、肺がんリスクをより高めているということです。
たばこは、1本目から害が蓄積されていきます。タールによって肺の呼吸機能の低下、遺伝子の傷害など。ニコチンによる血管系へのダメージ、一酸化炭素による害とかキリがないですね。特に呼吸機能低下は戻しようがないです。
 酒も1日に日本酒換算で200ミリリットルぐらいがよろしいようです。それより増加すると害の方が大きくなり、大酒飲みでは「命を削るかんな水」とかよくいったものですね。
 その負の効果が相乗的に出てくるということが調べたらわかったということです。
もっと、詳しく調べると肺がん以外にも沢山出てくると思います。

2011年6月6日
5月31日は「世界禁煙デー」その13 糖尿病の原因の相互関係についての一考察

 2009年春号の「からだの科学」は、今回「糖尿病のすべて」でした。そのなかで2型糖尿病の原因についてのところで、原因がいくつか挙げられていましたが、「食事」についてと「喫煙」に注目しました。
 「食事」ですげど、疫学的な研究成果も踏まえてか、今までになくはっきりと「動物性脂肪」を取り上げていました。このことについては以前から私も取り上げてきていたので、また、取り上げさせていただきます。日本では、ここ40年ほどの間、総カロリーは徐々に減少しながら炭水化物の摂取割合の減少も起こっているが、動物性脂肪の摂取割合が増加しています。脂肪摂取の増加に比例するように感じで糖尿病が増加しているというのです。日本人が欧米に長期滞在したり、移民等で定住したりすると糖尿病の発症率が2倍になるというのも頷けることになります。
 「喫煙」については、短く「糖尿病の危険因子」であるとありました。ところで、「喫煙」は歯周病の危険因子の代表ですね。その歯周病と糖尿病の関係について2009年4月5日の日本経済新聞健康面に「万病の元 歯周病 糖尿病とも密接」と見出しででていました。詳しくはどちらもそれぞれの紙面でね。
 糖尿病の合併症と歯周病の合併症が結構重なっているのです。糖尿病が悪化すると歯周病が悪化しやすくなり、歯周病が悪化すると糖尿病が悪化しやすくなるというのです。その上「喫煙」でもしていれば、足の引っ張り合いが凄いですよ。
 糖尿病は放置すれば、重大な合併症を引き起こして命に関わります。歯周病も。喫煙は喫煙で害がありますね。
 ですから、「禁煙」「バランスのよい食事」「カロリーの過剰摂取をしない」「運動の励行」「歯磨き励行」等で糖尿病や歯周病にできるだけならないようにしましょう。

2011年6月4日
5月31日は「世界禁煙デー」その12 「バージャー病」

 見苦しいですね。元代表や前首相が出てくるようでは日本は借金地獄になりそうです。どう考えても適任者が見当たらないというのが今の現状でしょうね。
 聞き慣れない病名ですね。動脈の病気だそうです。 詳しくは「血液が行かずに最悪は腐った手足の切断手術! 喫煙男性要注意!"バージャー病&quot」をご覧ください。具体的症状や原因などが掲載されています。 この病気の進行を止めるのはCOPDと同様に禁煙しかないというのです。 そして、受動喫煙でも進行してしまうというのです。ということは、普通の人においても受動喫煙は動脈も痛めるということですね。
 COPDは比較的中高年に多かったのですが、こちらは20〜40歳ぐらいに多いというのです。そして、男女比は10:1で男性優位です。 動脈硬化による他の病気との大きな違いです。
 まあ、喫煙すると喫煙し始めた時からいろいろな害を自ら受け、周りにも害を与えているということです。ガン以外にもいろいろな害があることを理解して禁煙しましょう。非喫煙の方はそのまま無煙生活を続けましょう。


2011年6月2日
5月31日は「世界禁煙デー」その11 「動脈硬化」

 政局はまだまだ安定していない感じですね。太平洋戦争中の亡霊を見ている思いがします。不信任案可決なら「解散」しましょうよ。でも、マシな政党がない。
 このシリーズでも少し触れていますね。 「タバコ病あれこれ第3回:動脈硬化」に説明があります。 心筋梗塞、狭心症などの虚血性心臓病、脳血管障害の発症は動脈硬化が関係しており、死亡率も高いですね。 癌も恐ろしいですが、こちらのほうは何時重大事態になるか予測ができませんね。そう考えると、癌より怖いかも。
 助かっても脳への血流の具合によっては体に障害を残すことが多いですね。 ニコチンと一酸化炭素で作用の仕方が違うようですね。共同で動脈硬化を促進しています。ニコチンは低ニコチンの品目に変えれば少なくなるかもしれませんが一日あたりの総量を同程度になるように喫煙すれば、結局ニコチンは減らずに、一酸化炭素は本数比例で増加します。タールについてもですね。 この動脈硬化への作用は受動喫煙でも起こると報告されています。一酸化炭素は部屋に充満しますからね。
 さらに糖尿病でも患っておれば、動脈のダメージが大きいですね。網膜症や腎症などにもさらになりやすくなりというのです。禁煙することですね。成人の失明原因のトップは糖尿病性網膜症だそうです。人工透析もね。こちらは死亡率が他の原因より高いですよ。

2011年5月31日
5月31日は「世界禁煙デー」その10  「慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)」

 本日は5月31日「世界禁煙デー」です。どうして、世界が禁煙に向かっているのか考えましょう。今回のシリーズ最初で放射線と喫煙のリスクの比較を新聞発表を頼りにしましたね。あれが、本当なら、もっともっと強制力を持った禁煙規制をするべきですね。
 先日の「肺年齢」と重なるかとは思いますが、本日は「慢性閉塞性呼吸器疾患」についてです。 まず「喫煙した肺とそうでない肺」を比べてみてください。これは肺ガンのときの写真です。喫煙者でもそれほどひどくはない写真のようですね。どこかで、もっと黒くなった写真もありました。
 主にタールで汚れたのではと思います。肺胞にタールがベットリとついてしまっているのです。タールだけを取り出すことはできません。 結局、酸素と二酸化炭素の交換を妨げることになるのです。吸い始めたときから起こるのです。そして、逆戻りすることなく、悪化するだけです。
 禁煙するなら、早くすることをお勧めします。味覚みたいには回復しないので。禁煙すると非喫煙者と同年配なら呼吸機能の差は大体そのぐらいで進行するのですが、喫煙を続けると非喫煙者に比べたら急速に呼吸機能が低下して多くの場合、「COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)」になる。もしくはその予備軍に入ってしまいます。 COPDについてのホームページをご覧ください。このホームページによると約530万人の患者がいると推定されています。死者数も毎年伸びています。 予防は「煙草を吸わない」です。喫煙者は慢性閉塞性呼吸器疾患になるのを遅らせるのは「禁煙」が一番、というか禁煙しかないようです。
 酸素ボンベを持ち運ぶようなことにならないためにも禁煙しましょう。非喫煙者はそのまま非喫煙で過ごしましょう。

2011年5月29日
5月31日は「世界禁煙デー」その9  「喫煙と脱毛」

 今回は「脱毛」にします。 喫煙とどう関係があるのでしょうか。遺伝的に脱毛しやすい人もいるようですね。 そうでない人ではどうでしょうか。 あるホームページによると「血行や栄養障害によって脱毛がおこる」とありました。そうだろうと思います。
 喫煙をするとニコチンで血管が収縮しますね。そうすると栄養の運搬量が減少したり、一酸化炭素とあわせて酸素の供給も減少することになります。 「毛髪まめ知識」というホームページにも同様のことが述べられています。そして、「禁煙」しましょうとあります。「喫煙は百害あって一利なし」とも書かれていました。

2011年5月27日
5月31日は「世界禁煙デー」その8 「喫煙と肺年齢」

 今年もいろいろありますね。大震災で罹災された方々にはお見舞いを申し上げます。昨年に続いての「世界禁煙デー」シリーズ。本日は「喫煙と肺年齢」ということで。 この頃、脳年齢とか体内年齢とかお肌の年齢とかよく言われていますね。 肺年齢という考え方を日本呼吸器学会が提唱しているというのです。日本呼吸器学会のサイトで「肺年齢」または「呼吸の日 記念フォーラム2008」で検索してみてください。
 これは、呼吸機能から見た肺の状況を健康な人の年齢と身長、肺活量から「あるべき年齢」を算出したのと比べてみて、どの年齢ぐらいかを推計したのものです。
 喫煙によって、肺年齢は確実に高齢者側へ近づきます。肺は気体以外は取り込むことはできても排出ができないですから、たばこの煙に含まれるタールやその他多数の物質が肺に貯まっていくことになります。その結果、目詰まりを起こして呼吸機能が低下していくわけです。
  喫煙では、ニコチンなど血液に吸収されやすい物質によって血管も痛めつけられています。ですから、血管年齢も非喫煙者より高齢側の年齢になってきます。その結果が動脈硬化に繋がり、心筋梗塞や脳梗塞などの多発に。脳血管性認知症へと進んでいきます。
 喫煙は、肺年齢だけではなく、体内のあらゆる年齢を実際より高齢側にする効果を持っているわけですね。 反射神経も鈍るとかもね。
 肺機能の低下によって起こる病気の一つのCOPDについては何回か後で書きたいと思います。

2011年5月25日
5月31日は「世界禁煙デー」その7 「どうして喫煙者が禁煙に失敗することが多いのか。」

 2008年5月19日に毎日新聞のサイトで「喫煙者:7割がニコチン依存症…4割自覚なし ネット調査」という見出しの記事が出ていました。
これは製薬会社のファイザーがおこなったアンケートです。
 アンケート対象のうち「世界保健機関(WHO)の疾病分類などを基に作成した診断テストでは、6656人(71%)がニコチン依存症に該当。」というのです。
ところが、ニコチン依存症と自覚があるのがそのうちの6割程度、医療機関での相談に至っては6%程度というのです。
薬物中毒の自覚がないのですから、禁煙に挑戦しても失敗する人が多いのも頷ける結果ですね。
ニコチン中毒がどのようなものなのか、どういう害があるのかを知ろうともしていない人が多いようですね。その結果が血管系疾患の多発になったりして、脳血管性認知症になっていく人が多いようですね。
 養老孟司氏の「バカの壁」にあった情報の拒絶による場合も多いでしょう。この情報の拒絶は喫煙以外でもよく見られます。そして、都合のよい解釈(間違った解釈)を繰り返していくのでしょうね。
 学校で「保健体育」という科目で「たばこの害」を教えながら、喫煙している教師はこの典型でしょうか。また、医療関係者の喫煙もね。学校で物理を教えながら、自動車に乗ったときにシートベルトをしない教師もある意味、同類ですね。「情報の遮断」という意味でね。
 政治の世界でもよく見られますね。民主党、国民新党、社会民主党なども都合のよい情報だけを取り入れて、墓穴を掘ったり、国民を裏切ったり、日本を潰しかけたりしていますね。かといって、自由民主党にも不安が残るし、日本はどうなるのでしょうかね。

2011年5月23日
5月31日は「世界禁煙デー」その6 「喫煙とお肌」

 今日で6回目になります。本日は「喫煙とお肌」でいこうかなと思います。
 2006年、発表された研究です。研究を行ったのは、ロンドンにある「男・王・聖ト−マス医科大学」アンソニ−・ヤング博士らの研究チ−ムで、「肌が老けるのは、喫煙によって、皮膚のコラ−ゲンを破壊するたんぱく質が増えるからだという。」
もともとは、紫外線と皮膚のコラーゲンを破壊する酵素「MMP−1」の量の関係を調べていたそうです。紫外線を受け続けるとこの酵素の量が増えることを見つけるとともに「喫煙」でも著しく増加することに気がついたというのです。
 この酵素が増加するとコラーゲンが分解されるためにお肌が荒れて老化が早くなるというのです。その度合いは結構高いというのです。
この酵素、お肌以外のところでも活躍しているようですね。喫煙をするというのは体の各所でこの酵素を活性化させ、大事な繊維性タンパク質のコラーゲンを分解してくれるようですね。
 人間の体は繊維性タンパク質がないとバラバラになってしまうと思います。コラーゲンを大切にするために「禁煙」を。まだ喫煙していない方は、そのまま、煙草には手を出さない方が非常に良いと思います。

2011年5月21日
5月31日は「世界禁煙デー」その5 「ダニ対策にも禁煙を」

 5月21日で今年の「「世界禁煙デー」シリーズは5回目です。よろしくお願いします。
 2009年5月16日の日本経済新聞土曜日の「プラス1」でアレルギー源で有名なダニについて取り上げられていました。
 アトピー性皮膚炎・ぜんそくや鼻炎などの原因になるのは有名な話ですね。
 ダニ対策の基本といえば、掃除の徹底かな。ようは「埃」を貯めないということですね。そして、布団等は「乾燥」の徹底とかだと。布団乾燥機がこのときに役にたちますよ。晴れた日に布団を干すのは「乾燥」が目的です。「紫外線」とかいう人がいますが、オゾン層があるので効果のほどはほとんどないようです。もし、太陽からの紫外線の殺菌効果が期待できるのであれば、怖くて外出などできなくなりますし、海水浴等での「日焼け」など以ての外になりますが。
 清掃で何を除いているのかというと、ダニの餌になるタイプの埃ですね。人間が生活している限り、有機物が埃として結構でているというのです。
 で、たばこですが、煙の中にタールなどの成分が含まれていますね。それが部屋の壁や天井、カーテンなどにこびり付いて薄汚れてくるわけですね。その黄ばみがダニの餌になる有機物を付着させるというのです。頭垢とかですね。それがダニの餌になってダニが繁殖することにね。そして、アレルギーの発症へとね。こちらは、「こびりつき」ですから掃除機などでは取れませんね。中性洗剤などを含ませた布などでの拭き取りだそうですが、手の届かないところにもたばこの煙や頭垢などは入り込みますので完全に取り除くのは困難を極めますね。
 ですから、ダニ対策のためには室内というか屋内では「禁煙」を徹底するほかないでしょうね。

2011年5月19日
5月31日は「世界禁煙デー」その4 「一酸化炭素による害」

 4回目は一酸化炭素についてします。
ニコチンは、ニコチン含有量の少ない製品に変更することでいくらかは減らせる可能性があります。でも、大抵の場合、一日のニコチン量を維持しようとして喫煙本数を増やしてしまっているのが現状のようですね。
喫煙本数にほぼ正比例で増加するのが一酸化炭素です。これは「紙巻き煙草」である限り本数比例です。
一酸化炭素の危険濃度は0.1%です。注意濃度が0,01%ですね。この頃、ネットで知り合って集団自殺というのが時々ありますね。自殺するために「練炭火鉢」を車に持ち込んでいる例がありまた。目的は一酸化炭素発生です。
 昔の都市ガスでよくガス中毒を起こしていましたが、原因物質は一酸化炭素です。今の都市ガスは多くの会社で「天然ガス(メタンガス)」ですので昔みたいには死ねませんよ。地方では、まだ、一酸化炭素ガスを使用しているガス会社がありますね。天然ガスへの転換を進めています。それは、中毒事故が起こりやすいからです。ガス湯沸かし器や燃焼型暖房機でも換気が不十分ですと一酸化炭素が発生しやすく、死亡事故が時々起こっています。
煙草を吸うとこの一酸化炭素を吸うことになるのです。それも本数比例でね。
 一酸化炭素は赤血球中のヘモグロビン(酸素を結合して運搬します。)に酸素の200倍以上の強さで結合します。一酸化炭素中毒の治療は確か「高圧酸素」だったと思います。普通の状態ではなかなか分離してくれないのです。
ですから、血液の酸素運搬量が減少することになります。喫煙すると息切れなどが多くなる理由の一つですね。心臓に負担をかけることになります。それでも、非喫煙者より酸素運搬量が少ないことになるのです。
 赤血球数を数えると喫煙者は多めになることがあると思いますが、代償的であって健康的ではないのです。全身の細胞が常に酸欠に近い状態に置かれるのが喫煙であるということになります。
心筋梗塞などで死なないためにも、体の持つ能力をフルに発揮させるためにも「禁煙」されることを、まだ、吸ったことない方は吸わないことをお勧めします。喫煙は病気です。嗜好ではありません。


2011年5月17日
5月31日は「世界禁煙デー」その3 「味覚や嗅覚に対する影響」など

 今年も禁煙デーになりましたので昨年同様「タバコの害」についてしばらく続けたいと思います。今日はその3回目です。
 放射線の害について、昨日NHKで「喫煙や毎日3合以上の酒を飲む習慣のある人と同じ程度の、通常の1.6倍にまでがんの発症率が高まるのは、2000ミリシーベルトの放射線を浴びたときだったということです。」というのもありました。年間で暴露されてもそう害のない1ミリシーベルトの2000倍の放射線量が喫煙者の平均的な喫煙による危険率のようですね。
 2006年5月24日のニュースによりますと「ニコチンパッチの保険適応」が認められたということです。
 タバコ以外の形でニコチンを吸収すれば、煙草を吸わなくても済むということで禁煙治療に使われています。これからでも「喫煙はニコチン中毒」であって、味覚や香りは関係ないということかな。まあ、煙草を吸えば、味覚や嗅覚がマヒします。
そういうことで、喫煙を始めると「味覚」が鈍ります。濃い味を好むようになるようです。素材の味が感じられないのでしょうね。禁煙すればしばらくするともとのように味覚を感じることができるということです。
 ですから、喫煙者が禁煙すると食事が美味しくなり、食材の持つ味わいが判るようになるのです。それで、つい食べ過ぎて太るということになる場合が多いようです。でも、「喫煙の害」より低リスクです。
 周りの人への悪影響として、煙草の煙により味覚と嗅覚の低下というのがあります。喫煙者だけの問題ではないのです。ですから、レストランなど飲食店は禁煙か適正な分煙を実施する必要があるのでが、対策をおこたっているところが多くありますね。アイルランドやノルウェーなどでは居酒屋まで禁煙だというのにね。
 副流煙による害はこのほかにもあります。でも、本日はここまでにしておきます。

2011年5月15日
5月31日は「世界禁煙デー」その2 「ニコチン」

 「ニコチン」についてです。  あるホームページによりますと、 たばこの三悪、ニコチン、タール、一酸化炭素を見るとニコチンについて次のようになりました。  「ニコチンは青酸に匹敵する毒性を持ち、極めて短時間に吸収されます。」、また、「ニコチンには、中枢神経興奮・抑制作用や、血管収縮、心拍数増加などを引き起こす作用などがあり、現在では依存性薬物と認められています。」もありました。
 依存性薬物であるから禁煙が辛いのです。
 血管収縮作用がありますね。ニコチンの場合は全身で起こるのでしょうね。そうすると、脳への血流も減少することに、でも、減少すると困るところへは心臓を酷使して維持しようとするようですね。
 心臓に負担がかかり、心筋梗塞などの引き金になるというのです。これは吸い始めたとたん始まり、吸い続けている限り心臓への負担の増加は続くのですね。
 そのほか、血管に対しての影響は収縮だけではないそうです。特に動脈硬化などがあるとさらに体に良くないですね。というか、動脈硬化を促進してくれます。脳血管障害も起こりやすくなりますね。「即死」「即介護」などで「寝たきり」や「脳血管性認知症」などが身近な病気になりやすくなりますね。
 精神面での作用についてはいろいろあるので控えておきますが、「ニコチンなし」の状態で問題は一切起こらないですね。

2011年5月13日
5月31日は「世界禁煙デー」 その1 「受動喫煙の発がんリスクと放射線の発がんリスク」

 今年も5月31日が近づいてきました。例年の通り、今年も「世界禁煙デー」特集として16回ほど連続でさせていただきます。よろしくお願いします。
 今年は福島第一原子力発電所の事故もありましたので、放射線の発がん性確率と喫煙での確率との比較を第1回としてさせていただきます。
 4月25日の日本経済新聞社会面に「放射線の発がんリスク 100ミリシーベルトで受動喫煙並み」という記事がありました。
 これは、広島、長崎の被爆者4万人以上の追跡調査とがん研究所などが実施した生活習慣病による発がん率などの疫学調査と比較したものです。
 ただ、どちらも少しの被爆や喫煙などでもがんが生じる人もおれば、もっと多くても発祥しない人もいます。でも、急性症状がでるような放射線被爆量では「即死」とかもありますので各地の最大放射線量に注意してください。今の公表分では年間100ミリシーベルトにならないところがほとんどだと思われます。
 今、100ミリシーベルトより少ない20ミリシーベルトで「計画的避難指示」でしたか、避難指示が行われているので尊重して避難するのがよいと思いますが、経費等は当然東京電力が持ち、避難場所での生活維持や改善も東京電力が責任を持つべきでしょうね。過去に指摘を受けながら、無視してきていますからね。せめて第二原子力発電所並みにしておけばと思われます。
 発がん率は100ミリシーベルトで受動喫煙の発がんリスクと放射線の発がんリスクは互角みたいですね。ということは、喫煙者はもっともっとリスクが高いということですね。さらに、このぐらいの放射線では発がんリスク以外はそれほど大きくはならないのではと思ったりしています。発癌リスクということは「遺伝子に変異」ですね。たばこによる発がんは全身に及んでいます。ですから、精巣とかも標的になっているでしょうね。
 それに引き替え、喫煙では肺にタールなどがたまることによるCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)のリスクが高くなりますね。COPDは現在「たばこ病」といわれています。あの酸素ボンベを必要とする高齢者のほとんどはこのCOPDですよ。患者数は500万人以上で、死亡数も年間数万人かな。
 ニコチンを含む喫煙による有害物質の影響が血管にでて、動脈硬化が非常に起こりやすくなりますね。これは、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こしやすくなりますね。これらは「即死」の場合が結構ありますし、「即介護」にもいきますね。100ミリシーベルト程度ではこのタイプの危険はそう大きくないのでは。喫煙特有かな。
 放射線みたいに見えないものではなく、かつ、各人の責任でコントロールできるたばこについて、放射線と同様にリスク管理をしてほしいですね。
 もし、震災関係で重要事項はあった場合は、途中で入れさせていただくことがあります。ご了承ください。

2011年4月25日
受動喫煙の発がんリスクと放射線の発がんリスク

 4月25日の日本経済新聞社会面に「放射線の発がんリスク 100ミリシーベルトで受動喫煙並み」という記事がありました。
 これは、広島、長崎の被爆者4万人以上の追跡調査とがん研究所などが実施した生活習慣病による発がん率などの疫学調査と比較したものです。
 ただ、どちらも少しの被爆や喫煙などでもがんが生じる人もおれば、もっと多くても発症しない人もいます。でも、急性症状がでるような放射線被爆量では「即死」とかもありますので各地の最大放射線量に注意してください。今の公表分では年間100ミリシーベルトにならないところがほとんどだと思われます。
 今、100ミリシーベルトより少ない20ミリシーベルトで「計画的避難指示」でしたか、避難指示が行われているので尊重して避難するのがよいと思いますが、経費等は当然東京電力が持ち、避難場所での生活維持や改善も東京電力が責任を持つべきでしょうね。過去に指摘を受けながら、無視してきていますからね。せめて第二原子力発電所並みにしておけばと思われます。
 発がん率は100ミリシーベルトで受動喫煙の発がんリスクと放射線の発がんリスクは互角みたいですね。ということは、喫煙者はもっともっとリスクが高いということですね。さらに、このぐらいの放射線では発がんリスク以外はそれほど大きくはならないのではと思ったりしています。
 それに引き替え、喫煙では肺にタールなどがたまることによるCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)のリスクが高くなりますね。COPDは現在「たばこ病」といわれています。あの酸素ボンベを必要とする高齢者のほとんどはこのCOPDですよ。患者数は500万人以上で、死亡数も年間数万人かな。
 ニコチンを含む喫煙による有害物質の影響が血管にでて、動脈硬化が非常に起こりやすくなりますね。これは、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こしやすくなりますね。これらは「即死」の場合が結構ありますし、「即介護」にもいきますね。100ミリシーベルト程度ではこのタイプの危険はそう大きくないのでは。喫煙特有かな。
 放射線みたいに見えないものではなく、かつ、各人の責任でコントロールできるたばこについて、放射線と同様にリスク管理をしてほしいですね。

2011年2月22日
喫煙の歯への影響

 2005年2月27日は「たばこ規制枠組み条約」が発効した日です。この後、国の施策というより地方公共団体の取り組みの方が中心になって規制が進んできた感じがしています。国の一段の取り組みに期待したいですね。
 ところで、喫煙のたばこへの影響ですね。肺に影響があるのですから、その入り口の口への影響がないはずがないです。歯内メラニン沈着症、ニコチン性口内炎、口腔白板症、口腔癌など多数あります。そして、有名なのに歯周病との相乗効果というのがありますね。
 歯周病の治療効果を減少もさせますし、入れ歯への近道でもあるのです。私の友人でも喫煙者は入れ歯ですね。詳しくは歯科医に聞いてください。ただ、歯科医が喫煙者の場合は注意が必要です。昔、某県立病院の呼吸器外科の医師がそこのホームページに「安心して喫煙する法」などという非常識な方法を載せていました。年1回のCT検査とかだったかな。でも、しばらくしたら、削除されていました。病院として恥ずかしかったのでしょうね。このような事例もあるので注意を。
 この歯周病に糖尿病でも併発していると相互に連携して症状を深刻な方に傾いていきます。糖尿病の危険因子でもあるのです。ですから、全身の血管が喫煙のニコチンなどの有害物質、高い血糖量、歯周病の影響とかで動脈硬化などが出てきます。そして、一番弱いところからね。目が弱ければ、眼底出血かな。早く治療しないと失明ですね。心筋梗塞や脳卒中も怖いですね。
 喫煙は全身への悪影響が出てくるのです。ただ、1本1本ではそれほどでないのと、ニコチン中毒で意識が麻痺しているので危険を過小評価しているのが実態かな。