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諸々も言いたいこと
   
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2010年8月30日
日経の世論調査、首相にふさわしいのは菅73%

 8月30日付日本経済新聞の一面に日本経済新聞社とテレビ東京が共同で実施した世論調査の結果がでていました。詳しくは新聞で。
 「首相にふさわしいのは」という項目での回答で、菅首相73%、小沢前幹事長17%という結果が出たというのです。調査方法は乱数発生による電話番号を利用するというRDD法ですから、調査対象に片寄りはないでしょうね。他の報道機関も同様の方法ですから。
 この方法、電話を利用していない人が除外されるという問題がありますが、今度の民主党代表選に関われる方のほとんどは電話をお持ちでしょうと思います。
 菅首相73%のうちの7割が「小沢氏を支持できないから」という理由だそうです。0.73×0.7=0.511(51.1%)となり、調査対象の半数が「小沢氏を支持できないから」ということになりますね。これ、極端なことをいうと国民の半分が「小沢氏を支持できないから」というところまで拡大解釈ができることになります。
 消費税引き上げについては、賛成反対がほぼ拮抗状態です。ですから、参議院選挙の敗北の主因は「鳩山・小沢」執行部に合ったとも考えられるわけですね。財源の当てもないのにマニフェストを完全実施しようとすれば、増税か国債乱発ですね。まあ、国債乱発ももうじきできなくなりますよ。国内貯蓄も限りがありますし、景気低迷とかで預金取り崩しが徐々に起こってきていると考えられるのでね。
 行政機構の改革は必要ですが、単に公務員給与を下げるだけでは人材が集まらなくなりますね。定員削減も一律にすると、ケースワーカーとか看護師とか医師とかなどなど今後も増員が必要な部門が疲弊してしまって機能しなくなりますよ。そのメリハリをつけてこそ政治主導ですが、そのためにはまず、国会議員さんかた、しっかり勉強してくださいね。国際情勢から科学技術、児童虐待、経済状況とかで身内でこもってブチブチいう勉強会などしている時期ではないと思います。
 勉強不足だから、前幹事長を支持できるのかと思うのは私だけでしょうか。

2010年8月28日
ああ、どうなる日本

 9月1日の民主党代表選に向けて、ごそごそが始まっていますね。
 ところで、安倍元首相の時の参議院選挙で民主党など当時の野党が過半数と取りましたね。その後の国会運営でのむちゃくちゃはどっちがやったのでしょうか。よく思い出して欲しいですね。日銀総裁候補を元官僚というだけで拒否したのは民主党ですね。その民主党が政権を取るなり、日本郵政の社長に元官僚ですね。このときの民主党のトップは鳩山と小沢コンビだったですね。
 まだ、自由民主党のほうが少なかったとみられる強行採決、このときも鳩山と小沢コンビ、このコンビでは出来ないことがFTA(自由貿易協定)かな。近隣諸国がFTA締結国数を徐々に増やしていますが、日本はシンガポールなどわずか。農家の個別補償制度を始めていますが、FTAを締結すれば、農産物輸出でもしようかという農家や農業集団が打撃を受けたみたいですね。とすると、若い世代の積極的な農業への就労は見込めない政策をしたりとか。
 大学での研究で成果が上がっていないからと今まで以上に基礎研究に冷淡になってきているみたいですね。こちらは、自由民主党政権時代からの続きという面がありますが、酷すぎますね。国立大学では一部の大学を除いて研究が出来ないどころか、教育にも支障を来してきているとか。それでも、減らす気みたいですね。応用研究というか実用化できる研究に力を入れるとかいっているようですが、今は基礎研究の成果も「特許」で押さえる時代ですね。海外の基礎研究のただ乗りが出来なくなってきています。企業の研究部門も工場とともに海外流出しているのに止める施策ない。
 雇用情勢が厳しいから新卒の就職支援体制とかの拡充ととかいっていますが、雇用の場が減っていくのを放置して、寝言をいっている感じです。派遣は制度が悪いのですよ。ピンハネが凄いですからね。ピンハネの語源は日給の1割を手配師がとっていたことかららしいです。今は平均4割だとか。このあたりの改善ですね。派遣労働者数に対して、派遣会社の管理部門の社員が多すぎることが原因ですね。派遣禁止は単に雇用の場を減らす効果しかでない可能性が。日産自動車のマーチのタイからの輸入もこの効果があると思います。その対策もせずにばらまきを続けようとする勢力が反首相派かな。
 首相をしておれば、検察審議会で起訴相当の評決がでてもしのげるという思いも代表戦出馬の動機のあるとしたら、そのような候補を当選させた民主党は国民政党ではないですよ。そうなると自由民主党より金権ですね。
 今の状況を考えると、国民にとって痛みを伴うことでも日本を永続させようとする行動は菅首相のほうにみられます。あの人が首相になったら、自由民主党の麻生元首相の時のように衆議院の解散はないでしょう。そして、その間に日本は財政破綻に突き進んでしまいそうです。
 前回衆議院選挙・参議院選挙ともに民主党に投票しませんでした。胡散臭さが漂っていたので。

2010年8月26日
民主党代表選

 9月1日に告示される民主党代表選に菅首相の他に小沢前幹事長が出馬を表明したとの報道がありました。
 自由党時代、自由民主党との連立時に人気取りの国会議員の定数減を「比例区」でしていますね。減らしやすいからだけですね。選挙区のほうも減らすのならよいのですが、比例区のほうだけですと、広く薄く支持者が広がっている政党には不利ですね。共産党や社会民主党に特に影響が。人気取りが行動の基本になっていると感じている私です。皆さんはどう思いますか。
 自由党時代ということで、どちらの候補はお解りだと思います。
 菅首相は前回参議院選挙で国民にとっては非常に大切であるが、耳障りの悪い消費税にも触れましたね。政権の座につき、財務相を務めると「財政」というのが見えてきたのでしょうね。ところが、民主党の相当部分が「野党」のままですね。ですから、事業仕分けでまだまだ財源が出てくるとでも思っているのでしょうね。その筆頭が菅首相の対立候補かな。自由民主党で幹事長まで務めましたが、大蔵大臣は歴任してないですね。大臣経験は自治大臣だけですね。政務次官をいくつかしていますが。
 今の日本に必要なのは、自由貿易協定を近隣諸国や欧米などと結ぶ度胸のある人、大胆な構造改革を実行できる人、どちらも雇用を増やす上で必要なことです。今の日本は工場などが海外に出ていくのを止めようともしていない。近隣の韓国はいろいろな国と自由貿易協定を結んでいるので、貿易上、それらの国とは日本より有利な条件で出来るのです。アジアの各国も国内の農業を保護だけではなく「育成」とかで大規模農業の国とも競えるようにしていっているのです。日本は「個別補償」とかで大規模化に水を差し、農業従事者の意識をさらに「内向き」にした感じがします。農業生産物における「安心」という価値を、高品質ということを考えれば「輸出」という道もと26日の日本経済新聞一面の「日本の農力」にありました。このためには大規模化などを通じて、若者も就労する農業にする必要があるのですが、民主党にはその発想がないみたいで、特に・・前幹事長から感じられないのは私だけでしょうか。
 検察審議会での陸山会の問題の議決が10月頃になるようなのですが、検察が起訴を見送ったというのと国民が説明を求めているというのは別物なのですが、お解りではないみたいですね。政治資金に関しては「金権」というイメージを持っているのは私だけでしょうか。
 今回の代表戦は政権政党としての自覚が民主党にあるのかないのかを見分けることの出来るものであると考えることもできます。

2010年8月24日
「いいかげん」に潜む真理

 8月21日の日本経済新聞夕刊「こころ」面に大阪大学特任教授の柳田敏雄さんの生物の「いいかげん」さなどの話が出ていました。詳しくは新聞で。
 生物ですが、「生きる」ということに対しては結構厳密だと思うのです。三毛猫の柄ですが、クローンでも同じにならないとか。どうしてでしょうか。これは、毛の色の遺伝子がX染色体にあって、X染色体が2本必要です。ですから、ほとんどがメスですね。雄は突然変異体になるので珍しいことになるのです。
 雄は元々X染色体を1本しか持っていないので、それとバランスを取るためにメスでは、各細胞で2本あるなかのどちらか一方がアトランダム(いいかげんですね。)に不活性化されるので発生の時、一定にはならず柄がすべて異なることに。アメリカでクローンペットをつくっていた会社が営業を止める理由の1つだったらしいです。元のと柄が違うという苦情かな。
 ですから、一卵性双生児でもよくよく付き合えば、まあ、親は区別できるとかいうのはこのあたりのことですかな。
 脳の活動も「いいかげん」な面を持っていて、いろいろふらついている。寝ているときも起きているときも活動していて意識と無意識の間を行ったり来たりしているというのです。創造性も脳がふらついていていいかげんだから生まれるというのです。ふらつかずに特定の考えに固執したら、創造性がなくなるどころか「現実」の多様な現象も見えなくなりますね。それが、あの大戦の時に起こっていたのです。
 現在も「マニフェスト至上主義」という考えに固執している向きが「起訴される可能性がある人物」の某政党の代表戦に出馬を要請している感じです。国民新党もある考えに固執しているし、社民党もですね。
 結局は「一つのことに固執せずに世の中を楽しく見よう」ということが現状を打破する新しい考えが出てくる可能性がありますね。ところが、現在はどこもかしこもその集団なりの固執が跋扈している時代になってしまったと思います。それが、いじめを増やしたり、自殺を増やしたりなどの社会問題を増幅していると考えられます。
 「もっといいかんげんに」できるところは「いいかげん」に、そうしたらダメな部分はどのようなところかも考えてみて下さい。最低限、健康で生活するということには妥協をしないでください。この「いいかげん」というのは「脳の働き」に関してですよ。喫煙はダメですよ。

2010年8月22日
喫煙、百害あって一利なし

 8月22日の日本経済新聞健康面の「知っ得ワード」で「生活習慣病4 喫煙、百害あって一利なし」ということで書かれていました。詳しくは新聞でね、ということですが、喫煙の害についてはすでに何回も啓蒙されているのですが、このようなコラムが続くということはそれだけ、害が深刻なのですね。
 健康には喫煙は「害」だけということになります。よく「喫煙・飲酒」とかいいますが、「飲酒」のほうは「量」の問題ですね。多くの場合、日本酒に換算して200ml前後の飲酒量が飲まない人やそれ以上飲む人より、健康で長生きできる確率が高いといわれていますし、フレンチパラドックスといって、フランス人は肉料理をよく食べる割には心筋梗塞とが少ないといわれます。その研究から出てきたのが「ポリフェノール」かな。
 それに引き替え、喫煙は1本目から「害」のみ。ニコチンの中毒症状で「気分爽快」とか感じるようですね。あくまでも、中毒状態になっている証拠です。煙の中には、いろいろな化学物質が含まれていると書いてあります。呼吸器系だけではなく、血液で運ばれて全身でがんのリスクが高くなるとありました。このコラムでは、ニコチンの作用で心臓などの血管に作用して収縮させ心筋梗塞や脳卒中の危険性が高くなると。でも、忘れ物の一酸化炭素も考えると危険性は一段と高くなりますね。
 一酸化炭素は「本数比例」で、「低一酸化炭素たばこ」は発売されていません。まあ、火を使わない方法なら出ませんけどね。
 今回、はっきりと「糖尿病」との関係が書かれていました。やはり、リスクが高くなるのですね。喫煙と歯周病の悪循環は有名ですね。歯周病と糖尿病も悪循環の関係にあるから、当然かな。
 慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)も忘れませんね。現在は「たばこ病」ともいわれています。呼吸機能が低下していく病気なのですが、徐々に進行するので甘く見られがちです。定年後とかに、なにか活動しようとしたときに気がつく人が多いようです。すでに遅し。
 そのほかにも多数ありますね。コラーゲン分解酵素の活性を高めたりとかもします。
 非喫煙者からみると、煙を何とかして欲しいですね。自殺行為の道連れは厭です。ですから、受動喫煙対策をしっかりとつるべきですね。副流煙のほうが有害物質が多く含まれているからより深刻です。

2010年8月20日
A級戦犯の亡霊をみるようです

 8月20日のNHKニュースで民主党の代表選のことが取り上げられていました。ニュースの見出しは「民主党代表戦めぐり閣僚が意見」というものでした。詳しくはNHKでね。
 その中で『また、前原国土交通大臣は「現政権においてマニフェストが守られていないという前提で菅総理大臣の対立候補を擁立する動きがあるが、そういった前提は事実に反しているし、そのような観点から対立軸を見いだすのは無理がある」と述べました。』というのがありました。民主党のマニフェストを即完全実行したら日本がばらばらにというか政府が破綻しますね。だから、あの鳩山前首相でさえ、躊躇したのです。
 一旦決めたことで闇雲に突き進んでいくというのは日本が昭和初期におこなっていますね。何となく、後戻りが出来なくなって、つじつまをあわすためにおこなったことが状況を悪化させていったというものです。そのことを認めることなく、強がりだけで「日本は世界一」とお念仏を唱えて突入したのが、太平洋戦争かな。
 今の民主党に必要なのは、政権の座についたのだからよく勉強して、官僚を遠ざけるのではなく、官僚を活用して世界の中の日本の現状を確認することから始まると思うのですが、思い込みで突き進んできたのが5月ぐらいまでで、そこで鳩山前首相は力尽きたわけかな。思い込みのままいくと、11月の沖縄知事選挙での民主党の態度が見物ですね。昨年の名護市長選挙では「基地反対派」を支持しましたね。当選したその市長に普天間の代わりの基地を、やはり辺野古にするといったことと類することになりそうです。
 要は、票ほしさに景気のより公約をぶち上げたので、それを何が何でも実現しようというのが反対派かな。財政難の原因は自由民主党が播いたものですから、そのことを周知しながら一歩一歩進めようとするのが菅首相かな。
 ですから、マニフェスト至上主義を掲げる候補にはA級戦犯の亡霊を感じています。怖い怖い。

2010年8月18日
A級戦犯の釈放後の聴取書綴 発見

 8月18日の日本経済新聞社会面に「A級戦犯が語った戦争」という記事が出ていました。
 記事によると極東国際軍事裁判が終了してから10年後の1958年以降に釈放されたA級戦犯被告から法務省が日中戦争や太平洋戦争などについて聞き取った聴取書綴が国立公文書館に保管されていることが判ったというのです。昭和史の研究資料としても貴重だといえますね。詳しくは新聞でね。
 ところで、見出しに『日米開戦「勝算なく戦運に期待」』というのがあります。A級戦犯ですから当時重要な役職に就いていたと考えられますね。その時の状況を表していると考えられますね。そう、ノモンハン事件をうやむやにして、軍の近代化を怠っていた軍部の思考の延長線上で開戦に踏み切ったと考えられますね。妄信ですかな。嘘か誠か「神風が吹く」とかね。
 蒙古来襲の時は、九州武士を中心に防備を堅めて台風シーズンまで海上に足止めできたからで、運良く台風が来たわけではないのに軍部は・・・です。このような状況ですから、開戦に反対すること、開戦後に戦争終結や敗戦を口にすることは「犯罪」とされていたとあるのは、その通りであったと考えます。あの「玉音放送」の原盤も危うくということも伝えられています。
 なぜ、当時「最優秀」な若者が集まっているといわれた陸軍大学などの卒業生がどうしてあのような戦争を始めてしまったということが問題なのですね。当時の高級軍人は高級官僚ですよ。そして、反対意見などを黙殺したり、治安維持法等で弾圧までして戦争をおこない、国民や近隣諸国民に多大な損害を与えたわけですね。
 この聴取書綴を有効に活用して、当時の状況がより明らかになることを期待します。その成果と現在を照らし合わせ、現在をよりよいものにするために活用できるようにして欲しいですね。なにか、今の政権政党の中に当時の軍部と「反対意見などを黙殺したり」などでよく似た集団が結構多数いるような感じを受けています。日本を潰さないために「自己解剖」をおこない、その経過を現在に活用して欲しいですね。
 「過去に目を閉ざす者は、未来に対しても目を閉ざすことになる」ということをお忘れなく。先の大戦はまさにこのことを実証していると考えられます。日露戦争の一番公開したくない部分を封印したため、「突撃」や「軍神」とかを跋扈させ、近代兵器の軍隊から古典的兵器の軍隊に退化させてしまったのですからね。

2010年8月16日
敗戦の日に思うこと

 8月15日は確かに戦争が終わった(一部に例外あり。)ので「終戦の日」ですが、実際は無条件降伏するということで戦闘が終了した日ですね。
 「無条件降伏」というのはどのようなことなのでしょうか。考えてみましょうね。答えは各自で。
 ここに日本人がよくする「すり替え」が起こっていると思うのです。「臭いものに蓋」をして、何事もなかったような顔をして生きていくというものですね。それと、「水に流す」かな。これ、不法行為等をされた側が言い出してもよいものなのですが、あの戦争については日本人のほうから時々漏れ聞きます。そのたびに近隣の諸国民の反感を買っているようです。
 天皇制を潰しかけた軍人がまつられている靖国神社によく参拝が出来ますね。これなど、「臭いものに蓋」とか「水に流す」とかで済ませる体質そのもでしょうか。その割に、当時と同様に「少数意見」を尊重するということはしないですね。ここでいう少数意見と国会での少数意見とは質が違う場合があります。ようは、「村八分」的な雰囲気が残りすぎているのが日本かな。それで、国会でも正常な討論というか議論が出来ないのですね。原因の中には国会議員の勉強不足というのが大きいですね。だから、官僚に丸め込まれてきたのです。
 そうそう、天皇制を潰しかけた軍人も官僚ですよ。現場を知らない官僚ですね。それが、軍部の熱狂に煽られ、煽って戦争に突入していったのです。そのあたりを参拝した議員たちは理解しているのかな。それと、明治以降の靖国神社の利用のされ方、明治政府は国家神道を上手に使ったと思います。そのために明治天皇は国内を巡幸されたとか。明治の元勲たちが苦労して作り上げた日本を安っぽい考えで潰したのが先の戦争なのです。
 その結果の戦争で、日本人を含め、アジアの諸国民や対戦相手の国の将兵などに多大な死傷者をだすなどの損害を与えたのですね。この日がくる度に思い出して欲しいのに忘れ去られようとしているのが、「日本はヒトラーみたいなのがいないのに集団で暴走していった」ということです。この暴走中は少数意見は無視もしくは弾圧されていますからね。そのあたりは今日でも。民主党のマニフェストの実行においてもみられますね。「出来ないものは出来ない」ということを認める勇気を持っていないためにね。

2010年8月14日
生活習慣病の予防

 8月1日付の日本経済新聞健康面にある「知っ得ワード」というコラムで生活習慣病についてが始まりました。「生活習慣病@ 禁煙や適度な運動で予防」というのが1回目のテーマでした。詳しくは新聞で。
 がんや心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病の予防についてです。ごく一部に生活習慣によらずに発病される方もいますが、大多数は生活習慣の改善で予防、または重症化を防ぐことが出来るようになるというものです。生活習慣病を完全に防ぐ方法はまだないのですね。でも、発病リスクを高めないということですね。
 その第一が「禁煙」です。喫煙者は禁煙することというのがトップに書いてありました。そして、適度な運動ですね。これ、日常生活の中でも工夫次第で相当できますよ。昔は4Kmぐらいでもよく歩いていたのが、現在では数百mでも車。これを徒歩に置き換えると環境にも優しいしね。少し遠ければ自転車とかね。階段を活用するとか。
 栄養のバランスとカロリーを考えた食事およびその時間とかですね。糖尿病食が理想のダイエット食ともいわれています。糖尿病食には食べてはいけない食品はないとか。ただ、栄養のバランスとカロリー制限の範囲内に納めることが必要になります。それと、日本食が世界的に見ても健康食といわれていますね。ただ、魚とか大豆製品や野菜などを主食とともに摂取し、塩分に気をつけるという条件付かな。
 これをすれば、確実に発病しないというのはないのですが、喫煙は発病リスクを非常に高めます。喫煙と運動不足、荒れた食生活とか重なるとそれ以上にリスクを高めますね。
 例えば、喫煙と歯周病との関係、歯周病と糖尿病の関係、糖尿病と動脈硬化とかの関係、喫煙と動脈硬化との関係、喫煙による循環器に罹る負担、などなど、相互関係はつきないですね。

2010年8月12日
A級戦犯についての一考察

 8月15日が巡ってきますね。そして、例年のごとく「靖国神社参拝」でいろいろごたごたしますね。今年の民主党主体の内閣は閣僚全員が参拝しないとしたということです。これは、民主党にしては珍しく「英断」のほうにはいると思います。
 というのも、先の戦争における靖国神社やA級戦犯などの関わりについて、日本は通り一遍の歴史教育および政府談話とかで逃げてきていますね。ドイツみたいに正面から取り組んでいない。
 東条英機はあの時、たまたま現役大将で陸軍大学を主席で卒業していたから「首相」になったと聞いています。もし、主席ではなかったら別の大将が首相になっていたはずです。そして、当時の状況は「集団ヒステリー」の状態で正常な意見を言おうものなら「袋だたき」かな。
 司馬遼太郎氏が「雑談 昭和への道」の中で、『ソビエトに派遣された駐在武官が、ソビエトの軍備について事実を報告しただけで「恐ソ病」というレッテルを貼られ、出世が止まった。」と述べられています。これによく状況は今の時代でもみられます。怖い怖い。ノモンハン事件でソ連の機械化部隊に死傷率75%以上という完全全滅的な損害を受けながら、対策は取らず、「箝口令」で封印したというのです。
 ようは、正常な状態で正常な討論が出来ない状態に陥ってしまっていたということですね。その結果が、ヒトラーみたいなリーダーなしで集団で暴走していったということになるのです。それを最後の最後に止めたのが昭和天皇とその側近かな。
 この集団暴走で活用されたのが、日露戦争でも活用された手法「軍神」とかですね。司令部の作戦ミスを「軍神」によって打破したとね。日露戦争での「爆弾三勇士」ももともとは乃木と伊地知の第四軍司令部の不明によるところです。司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」や「雑談 昭和への道」などから読み取るとこうなります。この失敗を誤魔化すのが最大目的みたいな「軍神」がその後やたらと出現するというのです。
 このような精神論は、いつしか「世界最先端の兵器」(日清・日露戦争時)を持っていた国が「元亀天正の信長軍の兵器に毛の生えた程度の兵器」でアメリカとかを相手に戦争を始めることになってしまったのです。まあ、満州事変を仕掛けたある日本軍軍人とかはいますが、それを上層部が放置したのですから、同罪かな。
 戦後、65年になりますが、この「集団ヒステリー」の状態にどうして陥ったのか、今後、このような状況にならないようにするにはどうすればよいのかということが置き去りにされたままなのが日本なのです。
 だから、若手官僚が持っていた「改革」への情熱が出世とともに「消えて」いってその役職に就くと前任者の思考パターンになり、硬直化した思考になっていっている現状と当時の戦争へと突き進んでいた状況とが重なってしまうのは私だけでしょうか。
 今の民主党もひょっとしたら、集団ヒステリー状態???とも感じられます。
 靖国神社は当時の権力に従っていただけ?。その権力、A級戦犯も集団ヒステリーに振り回されていたと。だれも止めることが出来なかった、天皇以外は。戦後するべき作業をしていない(特に自由民主党かな)ために起こっている問題とも考えられます。 
 昭和天皇に死を覚悟させるような事態になったいきさつ、そして、戦後、そのようなことが二度と起きないように自らの内面からの反省「自己解剖」をしていなかったツケを払い続けているのが現状だと思います。

2010年8月10日
日韓併合、100年での菅総理の談話

 2010年8月10日は1910年8月10日から丁度100年になります。韓国では、この日や8月15日に式典や集会などが行われていますね。8月15日は「解法の記念日」で、8月10日は「植民地化」ですね。
 この植民地時代に日本は結構な額を社会資本整備とかに投資しているようなのです。それにも係わらず「反日感情」だけが残ったと「雑談 昭和への道」で司馬遼太郎氏が述べられていました。
 この原因は日本人が他民族の尊厳を踏みにじっていったからとその後の対応のまずさによるものなのでしょうね。イギリスなども植民地を多く持っていましたが、インドなんか公用語に英語を使っていますね。インドの言葉の否定はしていなかったようなのです。日本は「日本語強要」でしたね。
 「創氏改名」も民族の尊厳を踏みにじっていることに。そのようなことなどで、社会資本とかをある程度整備しながら「反感」を募らせていったのでしょうね。
 このあたりのことでも「創氏改名」とか「日本語強要」とかを棚に上げて「社会資本とかをある程度整備」したとかだけを声高にいうのが日本にいるので、なかなか感情のこじれが溶けないのでしょうね。
 今回の談話は1995年の村山談話をもとにして組み立てられているようです。そして、久しぶりに「自己解剖」をやってみようとすり意識が感じ取れました。ところが、「自己解剖否定派」がぶちぶちいっていますね。
 日本が戦争に突入していったのは、日露戦争の勝因の解析を怠ったというか、都合の悪い事実をねじ曲げた結果、それが「真実」との妄想を抱いて増幅させていったところにあるのです。A級戦犯はこの妄想に取り憑かれた犠牲者で、BC級戦犯や国民・アジアの諸国民はこの妄想に取り憑かれた戦犯の犠牲になったと考えられるのです。
 このような事態を防ぐために過去のことについて、自己解剖をおこない、都合の悪い部分もさらけ出して反省することは、日本にとっても多大な利益になるのですが、無知蒙昧の輩は判らないみたいですね。
 ドイツの元大統領も「荒野の40年」という演説の中で「過去に対して目を閉ざす者は、未来に対しても目を閉ざす」ことになるというような意味のことをいわれています。
 「自己解剖の勇気を」。

2010年8月8日
ロシア、小麦などの輸出停止

 2010年の夏は8月になっても、猛暑が続いていますね。私の自宅の部屋は温度計が狂っているのか常に30℃以上、日中は33℃以上が常態化しています。暑い、暑い。でも、適度な水分補給と送風機で何とか過ごしていますがが、夜間は寝ているときに脱水症状で熱中症になったら困るのでエアコンの世話になっています。28℃設定でもエアコンが頑張っていても30℃以上、どんな部屋???という感じです。朝になっても30℃以上なのはなぜ???。
 ロシアも記録的な猛暑だそうですね。日本同様「観測史上・・・」というのが続いているということです。その結果、山火事等も多発しており、モスクワ市内でも「マスク姿」が目につくといいます。当然、農地も水不足らしく、小麦などが「不作」という様相で、ロシア大統領が小麦等の輸出禁止を指示したというのです。ウクライナにも同調を求めているとか。
 今回は、アメリカはたいしたことがないようなので、投機筋が小麦の先物に買いを入れて、値が上がったのですが、すぐに戻ったみたいです。昨年はオーストラリアでしたね。
 この感じでは、どこで「干ばつ」が起こっても不思議ではない状態になってきてますね。また、一方では「大洪水」。気象の変動が激しくなっている感じですね。ですから、どこの国も農業の生産性を上げておく必要がありますが、日本の農業政策は基本理念が今一理解できないのです。生産性の向上が見込めなかったのは「農地の細分化」が大きな要因の一つですね。大規模営農集団をつくる必要があるのですが、農業従事者は以前より減少させる必要がありますね。すると、「票の減少」に繋がっていく可能性が。それで、票確保のために「個別補償制」を民主党は導入したのかな。
 この「個別補償」で、米以外の作物も含めた生産量が増えればよいのですが、米以外の多くの作物は「兼業」がしにくいと思われます。米農家の兼業率は高いですね。多くの面での生産性を上げ、国としては「耐熱・耐乾燥」などの性質を持った新品種の開発も進めて欲しいのですが、事業仕分けでどうなるやら。
 アメリカで大干ばつが起こったら、日本はどうなるのかというシュミレーションをして公表して欲しいですね。遺伝子組み替えでない作物を作ってくれるかということも含めてね。
 今後については、世界的な人口増加のあり、温暖化の影響もあるのですから、2〜3年くらいは穀物輸入なしでも、国民が飢餓状態に陥らないような展望のある農業政策を。票目当ての「ばらまき」は止めて、経営能力の高い生産性の高い大規模自作農や大規模営農集団を育てて欲しいです。

2010年8月6日
格付け会社登録、日本国外の会社にも適用

 8月5日の日本経済新聞経済面に『格付け会社登録「本国も対象」』という記事がありました。詳しくは新聞でね。
 日本の金融庁の行う信用格付け会社を「登録制」にする新規制に対して、国外会社にも適用したい金融庁とアメリカ格付け会社との協議が難航しているというのです。日本国内にあるアメリカ系の会社ではなく本社の所在地が国外でも登録制にしたい金融庁とサブプライムローンで格付けを失敗したアメリカ格付け会社の協議です。
 これは、日本国内子会社の格付け決定も「アメリカ本社の指示」というふうに金融庁が解釈していることによるようです。だから、アメリカ本社もということになるのです。
 アメリカ本社というか、アメリカ系格付け会社はサブプライムローンというジャンク債を含む金融商品に高格付けを与えて、金融恐慌を引き起こした犯人の一つですね。ですから、金融庁が登録させようとするのがよく判ります。登録させておけば、監督できますからね。二度とサブプライムローンみたいなのを含む証券化商品に高格付けをさせないためにも必要です。
 格付け会社は自分の懐が痛まないですね。ですから、依頼主に甘くなる傾向があるとも考えられます。
 まあ、皆さん、格付け会社の格付け資料は「ほんの参考程度」にして、自分の頭で考えましょう。自分でリスクも取るつもりで投資を。多くの場合、他人の意見にのって失敗しているのです。今回の金融恐慌もそうです。
 格付け会社はいらないかも。

2010年8月4日
若い人たちへ「あきらめず、がんばれ」

 7月31日の日本経済新聞文化面の私の履歴書の見出しです。ノーベル化学賞を受賞された下村博士が7月分を執筆されてその最終回でした。
 日本での講演会に招かれ、講演後のパネル討論の場で若い参加者からの質問に「研究で成果が出ず、行き詰まったときはどうすればいいか」というのがあったというのです。
 その時に答えとして「がんばれ、がんばれ」だったというのですね。詳しくは新聞でね。博士自身、よく行き詰まったそうです。その時は「ただ、簡単にはあきらめない。うまくいかなかったら考え直して、別なやり方を試してみる。ダメだったらもう一度。それを何度も繰り返す。それだけだ。」というのです。
 今の日本では、「何度も繰り返す」ということが難しくなってきているのかもしれないですね。別の意味の「何度も繰り返す」というのは盛んですね。後のほうは「考えない」や「指示されたことだけ」ですかな。
 「考えない」ということが、「難しいテーマ」をしたがらないというのにも通じるし、世間が待てなくなってきていることも大きいですね。事業仕分けでは「即効性」や「話題性」が求められてきているようですから、地道な基礎研究というのは不利ですね。
 でも、下村博士のGFPはオワンクラゲの発光物質研究では副産物的でしたね。そして、この研究自体も研究しているときから生命科学での活用など考えていなかったと。単に発光現象の解明という好奇心が今日の成果をもたらしたわけですから、日本も下村博士がアメリカで出来たような「基礎科学研究」に多くの研究者が金銭的な心配をせずに打ち込める体制を作る必要があるのですが、今は「逆行」してますね。
 基礎科学分野の研究が崩壊の手前まで来ています。崩壊すれば、応用的分野の研究も崩壊、ひいては日本の崩壊に繋がることを国会議員は勉強して下さい。
 経済の分野でも、「法人税増税」と「雇用の拡大」をセットで唱えている政党がありますが、法人税負担などに耐えられなくなって、工場が海外に出て行っているのをご存じないみたいです。民主党も最低賃金引き上げね。賃金は高いほうがいいのですが、工場が閉鎖されて海外に移転したらどうします。そのあたりのバランス感覚がない方々が国会議員には多いですね。

2010年8月2日
完全禁煙化を目指して欲しいですね。

 7月30日にYahooで見つけた記事に『新幹線の禁煙化を拡大=「のぞみ」「ひかり」の全自由席―JR西、東海』という時事通信配信の記事がありました。詳しくはYahoo等で。
 来年の春のダイヤ改正に合わせて東海道・山陽新幹線の自由席をすべて禁煙にするというものです。現在は自由席のうちの一両を喫煙車としています。廃止する理由として「禁煙車の乗客から煙やにおいが気になるという意見が寄せられたことや、混雑期に乗客が自由席の禁煙・喫煙を選べない場合もあることなど」を上げています。混雑時は理由になるかもしれないですが、「禁煙車の乗客から煙やにおいが気になるという意見が寄せられたこと」のほうは指定席でも同じですね。
 連結部を通して臭ってきますよ。連結部をエアーカーテンとかでもっとしっかり遮断するかしてほしいですね。そうでなければ、全車禁煙を。航空機は長距離も禁煙になってきていますね。最低限、『2007年に導入した最新式車両の「N700系のぞみ」と「N700系ひかり」』並みの対策が欲しいですね。
 乗務員の健康管理も考えると喫煙車を残すというのは労働衛生上好ましくないことです。他人の自殺行為や認知症などになりたいという行為の巻き添えということになります。当然、労働災害ですかな。このことは他の職場でもいえることです。欧米での飲食店全面禁煙化の理由の一つに挙げられていました。飲食店従業員の健康維持のためですね。日本で同じような発想になってくるのはいつ頃になるやら。
 生活習慣病予防の第一歩は「禁煙」ですからね。ですから、吸っていない人はそれだけ優位な状態で次の段階の予防に努めることが出来るのですね。この差は大きいですよ。