正確な本で調べたりすることがなく、または医師に聞かずに巷に広がっている噂話でちゃんと調べれば間違いとわかることを私が聞いたりした範囲で、気の向くまま書いてみます。医療のほかの非常識も入れていきたいと思います。

その1  糖尿病
  これは名前が悪い。よくある思い違いは糖分を食べてないので大丈夫というものである。その結果、酒飲みのほうが甘党よりよく糖尿病になっているようです。
糖尿病は、高カロリー低繊維食を続けると非常になりやすくなる。お酒は、ここでいう高カロリー低繊維食の典型であり、おつまみの蛋白質も単独でインシュリンの分泌を促進します。脂肪も糖の存在下でインシュリンの分泌を促進します。筋肉などでインシュリン抵抗性が現れ、インシュリンが効きなくなり、血糖値が高くなって糖尿病になっていくのです。お酒は飲みようです。お間違いなく。カロリーの過剰な摂取と運動不足などで糖尿病になりますが、いくらかの割合の人は遺伝的要因でなります。

2003年8月7日
日経一面の記事「糖尿病 予備軍含め1620万人」を読んで
糖尿病を疑われる人は可能性を否定できない”予備軍”を含め成人の6.3人に1人に達することが、厚生労働省の「糖尿病実態調査」で分かったと言うことです。
「糖尿病」、まず名前が悪い。誤解の一つが「糖」ということから、甘いものを食べないからということです。実際は、酒飲みに多いですね。一部、遺伝的に発症する気の毒な人たちがいますが、大部分は、「脂肪の取りすぎや運動不足」が原因とされるということです。
いろいろな地域で、食事内容が伝統的な高繊維、低カロリー(デンプンが多く含まれている。糖尿病は少ない。)から低繊維、高カロリー(動物性主体)に変化するのと時を同じくして糖尿病が増加している。
名前を変えようよ。例えば、インスリン分泌不全症とかインスリン抵抗性機能不全症とか高脂肪摂取性インスリン機能不全症とかにしましょうよ。
糖尿病の治療というか食生活の改善等をしている人の割合が低いのは、たばこの害が判っていても止められない人が多いのと同じ理由によると思います。まともな想像力の欠如、これに尽きると思います。
ここで、また、教育の問題も出てきましたね。暗記が勉強という風潮を潰して、真に自分で調べ、考え、より正しい判断ができるようになる教育にする必要があると思います。
女子栄養大学の食物80カロリーガイドブックで調べたら、80カロリーのエネルギーを摂取するのに必要な量はサイダー220g、みかん天然果汁200gなどですがビールは210g、あまり変わりませんね。ところが清酒75g、焼酎(25度)60g、ウイスキー(特級)32gなどお酒は高カロリーですね。酒飲みはジュースを飲む者の心配をするより自分の心配をまずしなさい。


2003年9月21日
インスリンの話、糖尿病の話
よく、新聞などや話で血糖値が高くなったから糖尿病になったということがいわれますが、これって、「原因」と「結果」と取り違えているのではないでしょうか。カロリーを取り過ぎれば何を食べていようがいろいろな問題が起こります。人間、食べ過ぎてよい食べ物なんてありませんよ。
糖尿病の原因ですが、先ず、カロリーの取り過ぎ、このとき、特に繊維質のない肉や脂肪分を多く取る人ほどなりやすくなります。運動不足です。肉や脂肪には糖分はほとんど含まれません。でも、肉や動物性脂肪の摂取量が増えると炭水化物を減らしても糖尿病になります。
どうしてでしょうか。「からだの科学」の増刊号「糖尿病2001」の中に、インスリンの分泌についてありました。まあ、グルコース量に応じて増加しますが、グルコースがなくても何種類かのアミノ酸は単独でも(グルコースがなくても)インスリンの分泌を促進するとあり、さらに脂肪もグルコースと併存の状態で促進するとありました。
炭水化物を摂取せずに肉などでカロリーを摂っているも、インスリンが分泌されますね。すると血糖値が下がります。これって下がり過ぎのほうかな。すると、血糖値を増加させる仕組みが働きます。続けて、タンパク質や脂肪を主成分とする食事をすると、やはり、インスリン分泌→糖分を摂取していないのにインスリン分泌→血糖値の低下し過ぎ→血糖値を増加させる仕組みが働くの繰り返しになり、ランゲルハンス島のβ細胞がくたびれて分泌できなくなったり、肝臓、筋肉、脂肪細胞がインスリンに対して抵抗性を持ったりして血糖値の調節ができなくなり、糖尿病になった結果として、高血糖が症状として出てくるのではないかと思っています。
日本では、ここ何十年もカロリー摂取量の減少、炭水化物の占める割合の減少が続いています。にもかかわらず、糖尿病が増加しているのは、タンパク質や脂肪によるカロリー摂取の増加、運動不足によるものではないでしょうか。アメリカなどに移住した日本人は日本にいる日本人より糖尿病の割合が相当高くなっています。
タンパク質は摂取過剰やその種類によっては「痛風」にも気をつけてくださいね。ものすごく痛いそうです。
脂肪分やカロリーの摂取過剰は高脂血症もありますよ。糖尿病に高脂血症併発、血管の破損が恐いですね。
 

2008年11月16日
重大な合併症のある糖尿病に関心を

 11月14日は「世界糖尿病デー」というのですね。Yahooで見つけた毎日新聞の記事によると『11月14日は、1921年に血糖値を調節するホルモン「インスリン」を発見したカナダ人医師、フレデリック・バンティングの誕生日。国連は06年、糖尿病対策に積極的に取り組む決議を採択し、この日を世界糖尿病デーと定めた。』ということです。
 2回目の今年は「子どもの糖尿病対策の推進」だということです。子どもの糖尿病の多くは遺伝的要因によるものです。ところが、近年、生活習慣病タイプが増加してきているというのです。
 糖尿病の予防はバランスのとれた食事、適度な運動ですかな。この「バランスのとれた食事」から外れてきているのが日本なのですね。昔は炭水化物主体に大豆タンパクや魚を食べていましたね。野菜もしっかりと摂取してました。ところが、近年、炭水化物の摂取量は減少してきており(これが米の消費量減の一番の理由かも)、また、牛肉などのタンパク質、脂肪の摂取量が増加してきました。肉の摂取量の増加と平行するような形で糖尿病が増加しているというのです。そして、糖尿病患者とその予備軍を含めると1800万人以上になるとか。
 子どもの糖尿病のうち、生活習慣病タイプは「バランスのとれていない食事」と「運動不足」が原因ですね。
 血糖値を調節するホルモン「インスリン」は血液中のグルコース(ブドウ糖)によって分泌促進されるだけではなく、アミノ酸や脂肪酸が血液中で増えることによっても分泌が促進されるというのです。炭水化物を摂取しなくても食事をすればインスリンは分泌されることになります。その時、グルコースが吸収されていなくても分泌されたインスリンの作用で血糖値が低下するのでは。すると、低血糖になりかける、やばいですね。慌てて、血糖値を上げるホルモンが多種類分泌されることになり、肝臓は相反する命令を同時に受けることになりますね。上げろという命令の方が多いのでインスリンの命令を無視するようになるのでは。インスリン抵抗性の糖尿病ですね。
 血糖値が高くなるというのは、インスリンに肝臓などが反応しなくなることで起こるのであって、「血糖値が高くなったから糖尿病になった」ではなく、「血糖値の調節ができなくなったから(糖尿病になったから)、その結果の症状として血糖値が高くなった」のでは。表面的な情報に惑わされないようにしましょう。
 それと、糖尿病になりやすくなりたかったら「喫煙を」ね。喫煙は糖尿病にも悪影響を与えます。歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病は歯周病を悪化させます。喫煙は歯や歯茎に悪影響を与えます。喫煙は歯周病を悪化させます。喫煙は若くして入れ歯にもなれますよ。
 合併症ですが、血糖値の管理をせず放置すると必ず起こります。血管が脆くなるというのが一番かな。脳で起こったら、脳卒中などの危険が、脳血管性認知症とかもですが、死ぬことも。心臓では心筋梗塞、これも怖いですね。腎臓では慢性腎炎というか人工透析ですね。足とかの血管ですと、足を切断とか。目ですと網膜ですね、大人の失明原因のトップ独走中。そのほか沢山というのが合併症です。
「バランスのとれた食事」でも食べ過ぎはダメですよ。

2003年11月27日
炭水化物について
以前から日本では「炭水化物」が悪者のように言われる風潮があります。
そこで、大事な役割ですが、先ず、脳細胞のエネルギー源はグルコース(炭水化物)のみです。グルコースの供給が途絶えると脳細胞は簡単に死にます。だから、血液中に一定濃度になるように保たれているのです。
そのほかの細胞もエネルギー源としてはグルコースが一番よいようです。ですから、マラソンなどでのエネルギー補給は、消化のよい炭水化物ですね。筋肉に於いて非常時にはグルコースを乳酸にする解糖というのまであります。
人間が活動する上で、炭水化物が重要な役割をしているわけです。脳の老化というか痴呆に対しても炭水化物の摂取が多いほど遅くなるという報告もあります。
日本に於いて生活習慣病の増加と肉や脂肪の摂取量の増加とは関係が深いようです。糖尿病も肉や脂肪の摂取量の多い人に多発しています。日本では、近年、カロリー摂取量は減少し、その中でも炭水化物の減少が大きいです。でも、生活習慣病は増加しています。
肉や脂肪を摂取しても、インスリン(血糖値を下げるホルモン)が分泌されます。炭水化物を摂取していないと、血糖値が低下しすぎになるのでは。すると、血糖値を上げるホルモン(5種類ほどあります)が分泌され、肝臓に作用しグルコースを作らせることになるのでは。
肝臓は、正反対の作用のタイプのホルモンに同時に晒されることになるのかな。どうなることやら、肝臓も疲れますね。それで・・・・。
痛風も日本では明治の中頃以降から増加してきたそうですね。肉の消費の増加につれてです。
どのような食べ物も取りすぎるとよくないのですが、炭水化物の割合を増やして肉類などの割合を減らしてみる必要があるのではと思います。
肉や脂肪を摂取しても、インスリン(血糖値を下げるホルモン)が分泌されますので、脂肪細胞は張り切りますよ。

2004年6月20日
糖尿病「日経、1分間人間ドックより」
糖尿病患者の数が、この50年で50倍になっているそうです。
血液中のグルコース濃度の調節ができなくなって、高い濃度の状態が持続する病気です。
放置すると、網膜症や腎不全、神経障害、心筋梗塞などを引き起こす。
50年前と今の食事の内容を比べてみると、炭水化物の割合及び絶対量の減少に気がつくはずです。全体の摂取カロリーも減少してるはずです。
そして、増加したのがタンパク質および脂肪です。これらには繊維質は無いか大豆の繊維質ぐらいで非常に少ないですね。さらに、絶え間なく間食し、大酒(繊維質ゼロ)を飲み、運動不足が続くと、肥満や脂肪肝になる。
タンパク質や脂肪もインスリンの分泌を促進(からだの科学 糖尿病2001より)します。炭水化物を摂取していないと血糖値が下がりすぎる。血糖値を上昇させるホルモンがインスリンと同時に分泌されることになるのでは。肝臓などはどちらの指令を聞けばいいのでしょうか。血糖値を上昇させるホルモンの種類の方が多いのでインスリンの負けかな。
炭水化物を含めたバランスの良い食事、植物性繊維質の多い食事、食べ過ぎない、適度の運動ですね。
糖尿病に早くなりたければ、脂肪分を多く含む肉食を主体にして、植物性の食品を減らして見たら良いのでは。
なりたくなければ、植物性を主体にバランスの良い食事を。

2006年1月8日
糖尿病を防ぐために

糖尿病患者は約740万人、同予備軍が約880万人に上るそうです。それも主に40歳以上です。40歳以上の日本の総人口は約6800万人(2004年版 国民衛生の動向 より計算)みたいです。5人に1人ぐらいですね。
血糖値を上手に管理するためには、食事と運動に気配りをするのがよいとのことです。
国立健康・栄養研究所の理事長さんは、食後の血糖値を測定して、高いときは運動で下げられているそうです。糖尿病の詳しい説明は専門の本がありますのでそちらでね。
筋肉をよく使う活動をしている人は、そうでない人より糖尿病になりにくいという調査結果もあります。 これは、インスリン(血液中のブドウ糖を肝臓、筋肉、脂肪細胞に取り込ませるホルモン)の助けを借りずに筋肉にブドウ糖を取り込ませることができることが可能になることによるためだとのことです。普通、肝臓、筋肉、脂肪細胞はブドウ糖の取り込みにはインスリンの指令がいるのですが筋肉は鍛えることでインスリンなしでというのです。どのような運動がよいのかは調べましょう。
脂肪細胞もインスリンが必要ということなので、糖尿病になるとブドウ糖を取り込めなくなって脂肪の合成が減少して痩せるのかな。でも、この痩せは病気です。
食事ですが、炭水化物(55〜60%)、脂肪(20〜25%)、タンパク質(15〜20%)の割合がよいようですね。炭水化物、もう少し多くてもという気もします。 日本人のカロリーの摂取量は減少傾向にあるのですが、炭水化物の減少の方が大きくて、タンパク質や脂肪の割合が増加しています。タンパクなどの増加に比例して糖尿病が増加しているとのことです。 まあ、年齢が高くなるほど、良質のタンパク質、良質の脂肪もしっかり摂取する必要があるそうです。どうしてか、年をとっても体は常に作り替えられているためです。
植物繊維を多くとりましょう。間食や過食は慎みましょう。朝昼晩の食事前にはきちんと血糖値を下げましょう。
和食を再認識しましょう。糖尿病は食事の欧風化とともに増加してしています。ただし、塩分控え目にね。

2006年1月31日
歯周病と糖尿病とたばこ

日経ビジネス2006年1月30日号にこの話が出ていました。但し、たばこは私が付け加えました。
歯周病と糖尿病は凄く関係があるのですね。どちらも相手方の原因になるようなのです。そして、歯周病が改善されると糖尿病も改善されるという具合だそうです。
ところで、歯の健康とたばことの相性はよくないですね。歯周病の一大原因ですね。現に日本歯周病学会のホームページに「禁煙宣言」が出ていました。読んでみてください。ということは、喫煙は糖尿病の原因にもなるということかな。
歯周病については以下のホームページを見てください。喫煙をすると非常に歯周病になりやすく、そして入れ歯ですね。入れ歯になると食事が美味しくないらしいですね。私は全て自前の歯です。食事は美味しく頂いています。
歯周病になると糖尿病になりやすく、重くなりやすいですね。その他、高血圧などの生活習慣病にもね。喫煙で血管を痛めつけ、糖尿病でも血管を弱らせると心筋梗塞や脳梗塞などになるやすくなrちますね。こちらは、がんと違って「突然死」が多いですね。
助かっても、マヒが残ったりするかも。
まあ、「歯の手入れをしっかりとする。たばこは吸わない」に限りますね。寝たきりにならないためにもね。

日本歯周病学会  歯周治療情報センター

2005年12月30日
食事のこと、糖尿病のこと

忘年会やらクリスマスやらお正月でたらふく食べる機会が多い時期ですね。食べ過ぎに注意ですね。
ところで、糖尿病ですが飽食が主要原因ですね。中には遺伝的要因で節制されていても糖尿病になられる方もおられますが、普通は食事と運動量などが主です。
「からだの科学」の特集「糖尿病」の号(大分古い)では、低繊維高カロリー食の場合が成りやすいとありました。焼き芋は高繊維食だったと思います。お酒が繊維無し高カロリーでは。お酒のつまみも低繊維食が多いですね。
日本人がアメリカに移り住むと日本国内の時と比べて2倍ほどが糖尿病になります。あちらは、肉類をたくさん食べますね。日本でも肉類の消費量に比例して糖尿病が増加しています。炭水化物の消費割合が減少しているにもかかわらずです。
旧来の日本食は炭水化物主体で高繊維食ですね。炭水化物は脂肪に比べて低カロリーです。肉類は脂肪分も多いですね。
糖尿病は、インスリンというホルモンが分泌されなくなったり、あるいは肝臓などがインスリンを感じなくなる(インスリン抵抗性)して血糖値を下げれなく病気ですね。インスリンが出なくなったから血糖値が上がるのです。インスリン抵抗性になったから血糖値が上がるのです。血糖値上昇は結果で原因ではないと思います。この結果として尿に糖が出ることになります。
インスリンというホルモンの分泌促進物質ですが、「からだの科学」の増刊「糖尿病2001」によりますと、糖類の他にアミノ酸や脂肪酸なども含まれるそうです。炭水化物を摂取せず、肉類などだけでもインスリンが分泌されることになると思います。すると、血糖値が下げられますが食事からは炭水化物が入ってこないので下がりすぎになるのでは。そこで、血糖値を上昇させるホルモンも同時に分泌されることになるのではと思います。
肝臓などは、反対方向のホルモンに同時にさらされるわけですね。それで、どちらを無視することになるのでは。上昇の方は種類も多いので大抵はインスリンの負けかな。そして、分泌細胞が疲れ果ててダウンとか、肝臓などが抵抗性を持つとかで糖尿病になっていくのではと思います。
ですから、塩分控えめで総カロリーを控えめの高繊維で炭水化物を主体にした旧来の日本食が健康によいと思います。
それとやはり、体を使いましょうね。骨格筋を鍛えましょうね。歩きましょうね。階段があれば階段を使いましょう。


医療以外

その1  木造住宅
  柱だけが木で、壁、天井や床板などに石膏ボードや合板を使いまくっている住宅。これって柱を鉄骨にしたほうがいいのでは。木造の良さは、一枚板や土壁、障子や襖(本当の木や紙を使ったもの)、屋根の上のほうに換気口(きりつまでしたか)があって空気がよく抜ける住宅ではなかったのかなと思います。後は後日書きます。