煙草をなくし、安全に暮らせる社会を創ろう(表紙に戻る)

主に総合その他関係を集めました。新しいものが先頭になるように配置しています。
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2004年12月30日
今年もあと一日
今年もあと一日になりましたね。
一年の区切りをこの時期になったのはなぜかな。
文明が北半球から始まったことが関係しているのかな。
農業では、区切りですね。日本ですと、多くのところで昔は作物ができない時期でしたね。
収穫が終わって新たな農作業への切り替えの時期。太陽暦では、当時を過ぎてすぐですね。これから、春が来てという時。
草木が芽吹く時期に向かう時。
新たな成長が始まる時期。
そのような意味合いが込められていたのかな。
来年は今年より、より良いことが起こるように私にとってできる限りのことをしていきたいです。

2004年12月28日
津波被害
津波の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
今回の地震は史上最大規模のようですね。ただ、揺れの小さかったところや感じなかったところでは津波についてはわからないと思います。
日本でも1960年でしたか、チリ(日本から見て地球の反対側)の地震による津波被害がありましたね。波というのは地球の裏まで伝わるわけですから、インドやアフリカ諸国でも被害が出ているのですね。
インド領のアンダマン諸島では全滅した島もあるとのことですね。情報が入っても津波が大きいのでどうしようもなかった可能性も考えられます。
今回の地震の原因はインドプレートが大陸のプレートの下に潜り込んでいく時にできる歪みです。日本でのエネルギーの大きな地震はこのタイプです。
震源が海の底であるため、どうしても津波ということになります。浮世絵に富士山を背景に大きな波のあるのがありますね。あの波、シアトル沖の巨大地震が原因ではと日経サイエンスで出ていたことがあります。
近くの地震では、用心のしようもありますが数千キロも離れたところからのは観測警報機能を充実させる以外にはないでしょう。インド洋でも環太平洋と同じような取り組みが求められますね。

2004年12月27日
潜在競争力 日本15位維持
これは、本日の日経一面の記事の見出しです。
世界50カ国・地域の潜在競争力についての日本経済研究センターの調査報告です。
やはり、企業部門は凄いようですね。貿易収支でも見て取れますね。これに、教育とか国際化とかインフラが伴えば世界一になれるかもね。
教育ですが、英語力の低さでは定評があるようです。中身のない進学率の高さや平均就学年数で稼いでいます。なんとかしましょうや。時間と金の無駄ですよ。国公立大学も含めて大学、内容のないところの整理できないものかな。そうすれば、残ったところは、まともな意味での「厳しく」ができるのでは。
それと、「日本技術者教育認定機構」のようなところに厳しく認定してもらうとか。卒業の質で評価するようになれば良いのと思います。
「国際化」、まだまだ無理なようですね。空港でも地域内だけの競争というか足の引っ張り合いですものね。「世界史」を必修にすればというのは完全な幻想です。
インフラ、新幹線造ってだれが乗るのですか?それより、するべきことがあるでしょう。経済活動がよりスムーズに環境破壊を少ないようにできるようにするにはとか。子育てを支援するのはどうしたら効果的だとかの先だと思うのですがいかがなものでしょう。
価値基準の転換が必要なようですね。

2004年12月24日
「教訓根づかぬ」日本
昨日に続きです。なぜなのか。成長の過程や教育に於いて「失敗は成功のもと」ということがどのように取り入れられているのか。
普通の試験の失敗はそれほど「教訓」にはならないと思います。日常生活や学校の活動でうまく経験させていくことができれば、普通の教育活動みたいなものでも「教訓」というのが身にしみるようになるのでは。
大失敗というのはダメージが大きすぎるので困ると思います。「失敗」したときの親や教師の対応によっても変わってくるのでは。
歴史教育がまともにできない国ですから、「教訓根づかぬ」でしょうね。
「歴史を鏡」にして一番利益があるのは、「歴史を鏡」とした国なのです。「歴史を鏡」としない北朝鮮の現状をみてもわかると思います。
欧米は、結構「歴史を鏡」としているので世界のリーダーの一つとしてやっていますね。
日本は、また、潰れるのかな。過去の失敗に対してどのように対応するかということが「教訓を根づせる」のか「教訓根づかぬ」のかの分かれ道のように思います。

2004年12月23日
「教訓根づかぬ市民・行政」
これは今日の一面『地震列島 「直下型」への備え』の見出しです。
基本的に日本ではどこでも地震が起こりうるわけですね。ところが暫く起こらないと「ここでは地震がない」と思いこむようですね。そして、他のところで地震が起こったときはしばらくそれなりに意識しますが、すぐ元の木阿弥になるようです。
これは、見出しにあるように「行政」もすぐ教訓を忘れるようですね。
まあ、日本は、いろいろなところで「教訓」が根付いていない例が多数あります。
帝国陸軍では、何時までも同じタイプの戦法で多数の将兵が死傷しました。この原因の一つは、日露戦争での第四軍の無様な戦いぶりを美化するために始めた誤魔化しがあると思います。この戦いで「突撃」がやたらと賞賛されるようになったような気がします。
ほかにも、厚生労働省の度重なる「薬害」、特に「サリドマイド過」の「血液製剤によるエイズ感染」は同じパターンだと思います。
農林水産省の干拓、有明海の前に「大潟村」の自立の確保を先にしなさい。などなど。
このような日本、よくここまで発展したものですね。 

2004年12月17日
本業は守るより創る
これは本日の日経一面連載「新会社論 第7部 頂上へ足止めずA」の大見出しです。
よく、会社経営で「多角化」と「本業」という言葉が出てきますね。「本業」とは、大抵は操業開始の時の業種かな。
でも、いろいろな会社で発展してるところは、本業とは違う分野で伸びているところも多いですね。
社会構造の変化に対応するために事業内容を変化させる必要があると言うことですね。もっとも、大きくは発展しにくいですが創業以来の事業を守っているところもあります。
どちらがよいのか一概に言えませんが、社会構造の変化によって否応なしに変化させられる場合も多いともいます。
そのときのために、「次の本業を創る」ことを常にする必要があるのですね。
ところで、行政や学校はどうでしょうか。
学校においては、児童生徒の変化に対応していない。社会情勢の変化に対応していない。というところが多く見られるようです。
もっとも、学校の基本は「自ら興味をもち、それについて調べ、価値判断が的確に出来、より良い行動ができるようになる」ための能力を高めることだと思います。
単に「覚える」だけならPCなどのほうが確実ですしね。
「知行一致」「文武両道」これはどちらも学習などをして良いこと(より価値のあること)を学べば「行動」に現れるというような意味だそうです。

2004年11月18日
ブッシュはなにを考えてイラクに?
まあ、外から適当に見ているので当てはずれがあるかしれません。
「思いこみ」、これが凄いようですね。その中に「アメリカの民主主義は必ず受け入れられる」という凄い思いこみがあるようですね。
今までのアメリカの政策を見ると、これと裏腹な政策(例えばキューバに対する経済制裁)もあります。こちらは、共産主義に対する恐怖がこうじて、革命=共産主義と映ったようですね。
そてと、「歴史」に学んでいない。ベトナムの失敗、ソマリアなどでの出来事を認識していないようですね。アメリカ軍は「人民戦争」では勝てないということをね。正規軍同士なら無敵ですが。
ファルージャはなんとかしても、ほかでいろいろ起こっていますね。この程度の見通しもなかったのね。そんな感じがします。
日本の大戦への道と一部重なって感じられます。

2004年11月17日
ドラフト
今日、プロ野球のドラフトがおこなわれましたね。巨人一極集中的な制度になってから野球人気は徐々に低下しているようですね。
アメリカでは、大リーグは人気を維持していますね。どこが違うのでしょうか。
一つは、試合を面白くしているかどうかですね。日本みたいに特定球団に有力選手が集中すると一方的な試合になって面白みは少なくなりますね。
球団経営も多くのところが、「地域密着」型ではないですね。アメリカは、特定球団が突出しないようにいくつもの規制をかけて、緊迫ある試合が多くなるように心がけているし、球団経営が存在していますね。
だから、日本でも今までみたいに特定球団のごり押しを認めることなく、全球団が反映できるようにする必要がありますね。そのためには、ドラフトの自由獲得枠をなくすこと。成績の悪かった球団からの指名順にすること。このままでは、次の球団売却や統合などがいつ起こるか解りませんね。
「希望球団にはFAで」でね。某球団、ドラフトで入団して伸びている選手は少ないみたいです。育てるのが「ヘタ」のようですね。

2004年11月11日
パレスチナのアラファト議長の死去
パレスチナにとって大きな痛手ですね。イスラエルにとっても大きな痛手となると思います。
今のイラクを見ても判るように、武装闘争の統制はないですね。派閥ごとにあるいは国外からテロリストが勝手気ままに戦闘やテロをおこなっていますね。
パレスチナでそれを押さえていたのは、イスラエルの武力というより議長だったように思います。統制の取れたベトナムではないのです。喪が明けてからどうなるのでしょうか。自爆テロの増加が懸念さてます。
それと、イラクのアメリカ軍、宗教感情を甘く見ているのでは。ファルージャが終わったら次が出ていますよ。来年1月の選挙、実質的にはできなくなるかも。

2004年11月4日
新球団の育成
楽天に決まりましたが、野球界全体の活性化のためには新球団の戦力整備などに既存球団がどこまで協力する気があるのかということが気がかりです。
いくら地域球団といっても弱すぎるのが続きすぎるとどこの企業も持ち続けられないでしょう。やはり、ある程度は地元で勝ことが必要であると思います。
そこで、今年のドラフトからアメリカみたいにできないものでしょうか。もうすでに巨人にぶら下がることの限界が見えてきています。それは、テレビの視聴率などに表れているのです。
そこで、今こそセ・パ両リーグとの面白くする必要があるのですね。それは「戦力均衡」ですね。それと地元密着かな。そうでもしないとサッカーなどに負けますよ。
宮城球場の改修に既存球団の方から不遜な要求が出されているようですね。期限を厳格に守るようにとかね。自前の球場ならまだしも借り物の工事をするわけでしょ。無茶を要求している。
新球団を育てる気概を既存球団は持っていないのかも。

2004年10月30日
勉強・生活「やり直し」支援
これは、本日の日経教育面の教育の見出しです。
都立高「エンカレッジスクール」の挑戦 ということで校長に寄稿してもらっています。
「エンカレッジ」とは勇気づける、励ます、力づけるという意味だそうです。
中学時代に勉強面・生活面で積極的になれずに低迷したが、もう一度高校でやり直したいと考える生徒を受け入れ、支えていくこと。そして、やる気を育て、生き方を考えさせ、成就感・達成感を実感させることで、中途退学者やフリーターを減らすことが目的だそうです。
その内容は、日経を読んでください。
存在感というか自己と他者との関わりの中で認められる体験を持たせるというのが重要なようですね。それと、成功体験も積ませること。
でもこの前に「変なプライド」「皆と同じ」などにこだわる気持ちを捨てさせる必要があるのですが、上手にされているようですね。
すべてに「一斉授業」や「相対評価」をよしとする考え方を捨て去る必要があると思います。この高校の教職員の方々はこれが実践できているのですね。だから、生徒がついてくるのだと思います。
人間、いろいろな成長過程があります。全員に同一歩調を求める方が異常です。少々、年数などがかかってもじっくりと自己の存在感を持たせてやれる教育というのが必要なのではと思います。

2004年10月28日
イラクの武装集団
これは、いろいろなグループがあるようですね。
その中でアルカイダの系統は一番宗教色が強いですね。
イスラム社会は、近代化と宗教の関係でいま難しいところに来ているようです。
欧米は「契約」優先の社会みたいなものだと思います。イスラムは「宗教」優先ですね。近代化とは、どうも欧米型をいうことらしいですね。
日本では、織田信長がこの問題に決着をつけたと私は思っています。それ以降、宗教が政治より優越したことはないですね。国家神道もね。どのような意味でこういっているのかは考えてみてください。
ヨーロッパで、一番早く近代化の進んだところはイギリスかな。国王が離婚をしたいがために最初にローマ法王の影響下から脱出しました。ドイツなどは宗教改革ですね。
このように考えると、イスラム社会では戦国時代の一向一揆的な宗教的感覚があるのでは。それが「テロ」という形で現れてきているように思います。特にアルカイダは。価値観の対立ですね。

2004年10月27日
新潟中越地震
亡くなられた方、お悔やみ申し上げます。被災された方、お見舞い申し上げます。
他の地震と違って強い余震が多いですね。今日も震度6弱がありました。さぞ、怖かったと思います。
地震も余震の強さが日増しに弱くなるのでした気も落ち着くと思いますが大変ですね。
なぜ、このように強い余震が続くのでしょうか。今日もNHKnニュースで解説していましたが、今ひとつ解らないですね。地層のズレなどが落ち着くところに移動が終わるまで続くというのは解るですが。
余震の強さが阪神大震災などとの大きな違いではないでしょうか。
早く、余震が治まることを祈っています。

2004年10月15日
水俣病関西訴訟、行政の責任認める・最高裁判決
今日の判決で行政の責任が法律上も確定しましたね。
どうして、普通に判断しても分かり切っていることの責任を認めようとしないのかな。
この体質があるから、対策が後手に回り本来はとらなくてもよい責任を取らされている訳ですね。
薬害エイズに於いても、素早く対応しておけば厚生労働省は責任を取らせれることはなかったと思います。ハンセン氏病でもですね。
困るのは、このような後手になってしまったための賠償金などに税金が使われることです。明らかに職務怠慢ですわ。かれらに払わせなさい。対策をしても出た被害については税金からでもいいですが、今回はそうではないでしょ。

2004年10月7日
国連改革、話がそれてしまいます。
色々あるようですね。その一つに安全保障委員会の常任理事国を増やす話です。
増やすとしたらの前提でみると、候補は日本、インド、ドイツ、ブラジルの4カ国のようですね。
この中で「戦争を直視してこなかった国」の日本に対して厳しい目が向けられている面があるようです。
「戦争を直視して、歴史を鏡とする」とき、日本が一番恩恵を受けると思うのですが、それをしないですね。
戦争ではないところで、アホみたいな「歴史を繰り返す」みたいな失敗の多い国になっていると思うのですが、いかがなものでしょうか。
土地投機によるバブルなんて、その典型だと思います。「みんなで渡れば怖くない」式で何も考えないということです。

2004年9月26日
間違っていませんか? 節約常識
これは、本日の日経「家計」面の一番の見出しです。
例えば、現在主流のインバーターエアコンですが通説は「スイッチをこまめに切ると節電に」ですが、本当は「エアコンの設定温度と室温の差がないときは、短時間ならばつけたままの方が経済的」だそうです。
理由は、エアコンが最も電力を食うのは、電源を入れた直後。室温が設定温度に近づき保温状態になると、大幅に消費電力が低下するそうです。人のいない保温状態のときの消費電力は、真夏に急速に部屋の温度を下げようとした場合の十分の一とのことです。
それと、インバーターのしくみなどがよく分かってない人は、スイッチを入れるとき設定温度を低くしてしまっている場合がよくあります。そして、適正にするのを忘れ、いつも低めになってしまってより電力を多く消費するようにしており、且つ、体への悪影響から「夏バテ」になっているようです。
私など、今年もエアコン無し、扇風機無し、パソコン暖房で過ごしましたの、快調そのものです。最も、窓は全開または風通しを考えてあけます。麦茶を日に3リットルぐらい飲んでましたが。少し前に、少しヒンヤリした日がありましたね。そのとき、多くの人が「寒い」とか言っていましたが、何ともなかったです。
一番の節電は、風通しをよくして汗をかくということかな。
冷蔵庫も、使い方にもよるそうですが、大型のほうが消費電力が少なくなることがあるそうです。
食器洗い機は一杯入れたときのデータのようです。時間をどう考えるかです。
とか、いろいろありました。
常識は、常に最新の情報を仕入れて必要なら訂正する必要があります。そうしないと、いつの間にか「非常識」になったしまうことになります。

2004年9月24日
13例目のBSE(狂牛病)
奈良県の乳牛で確認されました。でも、「感染」ということをニュースでいってますが、本当でしょうか。「弧発性(突然変異等による自然発生)」の可能性は全くないのでしょうか。
何日か前にも書きましたが、このBSEの原因タンパク質の変性プリオンの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士が日経サイエンス10月号で「感染」以外の危険性について述べられています。
そして、全頭検査の導入を呼びかけられています。今より感度の高い方法が開発されれば20ヶ月未満でも発見される可能性があるということのようです。
BSE発見の21ヶ月というのは、今の検査法による限界であって、安全かどうかとは関係ないと思います。
皆さん、検査された肉のみ購入するようにしましょう。
アメリカの検査法は日本の方法より感度が悪く時間がかかるそうです。

2004年9月23日
地価の話
下落が13年続いているわけですね。そして、地価の評価方法が「取引事例法」から「収益還元法」でしたか、そこでの収益力から地価をはじくという方向になってきているようですね。
そうすると、その地域での産業活動の状況が地価に影響してくるのでは。公共工事ばかりで、農業も工業も観光も飛び出たものがない地域は中核都市でも下落が続くという構図のようです。
高速道路を造る前に、空港をつくる前にどのような産業をそだてるのかとかがないと、定住人口も増えないどころが今は減少することになります。
道路とか空港とかつくってもその借金の山に潰されることになるわけですね。まあ、国の規制がきついですから地方の独自性は出しにくいですね。
農林水産省の有明干拓や静岡空港、神戸空港みたいな一度決めたものは何が何でもやり遂げようとする官僚(地方公共団体を含む)らの体質を変えないことには、日本の活性化は遅れるかできないですね。
静岡空港も神戸空港も需要見通しは相当酷いとの話です。

2004年9月22日
基準地価
漸く下げ止まりのところが増えてきましたね。今回のことで「値上がり」だけというものがないことを多くの人がわかったのでは。
次は、現実に「人口減少」が始まった時ですね。このとき、地価はどのように動くのでしょうか。世界的に見て利便性の良いところなどはそれでも上昇すると思いますが、それ以外の地点は格差が再び大きくなるのでは思ったりします。
土地も「利用」しなければ「宝の持ち腐れ」になるということが実感されるには高い代償(銀行や企業の倒産)を払ったような感じですね。
この歴史を繰り返して欲しくないですね。

2004年9月9日
重陽の節句
五節句の一つですね。
中国では。奇数が陽の数で九が最大ですね。そして、その九が重なっているのでということらしいです。
日本では、音読みの関係で九はよい意味には取られていませんね。ところ変われば変わるという例ですね。
外国との関係のことを考えるとき、いつでも日本的発想でことが済むわけではないのです。国際理解とは、歴史や地理の事項を覚えることで達成されるわけがないのですが、今の教育、おかしい部分が多いような気がします。日本史などに関しても同じように感じます。

2004年9月3日
チェチェン紛争
今回の人質事件、特殊部隊の突入で解放された人質もいますが、犠牲になられた方があります。ご冥福をお祈りします。
この背景は、ロシアの過去からの政策が尾を引いているような感じがしています。でも、学校での人質事件は許されるものではないです。
ロシアがチェチェンを独立させないのは、一カ所認めるとほかの民族もとなって、収拾がつかないためでは。まあ、また国が解体という羽目になるのを恐れているからでは。
中国が、「台湾独立」を認めないのと同じ原理かな。中国も多民族国家ですからね。まあ、ブラジルみたいな多民族国家では起こらないことです。ブラジルは、民族がはじめから入りあれた状態で始まったみたいなので。
日本は、いくつかの民族がいますが、完全に他民族を押さえて圧迫してますね。アイヌ民族に対しても。日本にいたらわからない感覚でしょう。だから、私も正確には理解できていないと思います。

2004年9月1日
防災の日
関東大震災の発生日ですね。それで、今日を防災の日にしたわけですね。各地で訓練が行われました。
ただ、地震なのですが、予知というのは現実味がないそうです。それなのに「地震予知連絡会議」なるものでしたか。それで、警戒警報をだすというので今年もいしていますね。
それより、予告なし(警戒警報なし)で地震があるという前提の方がいいのでは。いつまでも実用化の可能性の非常に薄い予知に期待をかけるより、不意打ちの地震(いつも不意打ちですね)のとき、どのように対処するかに訓練の方法を切り替えるべきだと思います。
訓練のできましたら、不意打ちを混ぜて欲しいですね。そのとき、混乱が生じても訓練なら、対策を考えることができますが、実際の災害の時の混乱は被害を拡大するだけです。

2004年8月28日
また子育てについて
今、日経一面に「未知なる家族」第一部 消える標準 が連載されています。
女性の職場進出に伴う共稼ぎ夫婦の増加や結婚しても子供を作らない人、結婚しない人の増加があります。
このような現状で「子育て」を推奨するには、「金銭的支援」と「時間的支援」の両方を充実する必要があると思います。
ケチなことをせずに、公共事業費をバッサリ削って「子育て支援」に回そうではないですか。年金は保険料が同額のとき、子育てしてしていない人の2倍以上受給しても良いと思います。
児童手当は当然、長期間で高額にして、所得控除も高額、健康保険料も安くし、とかする。受験競争を穏やかにするには、大学などの入り口は大きく、出口は狭くするのが効果があると思います。奨学金の充実で親の負担は少なくね。教育の受益者は、結局国民全体になりますからね。
子育ての受益者は、その子より上の年齢層、全てですよ。子供がいなくなって困るのは、国民全体ですからね。
あのときの軍部みたいにわかっていないようですね。国民が減少していって国が成り立ちますか。高速道路や新幹線をつくって誰が利用するのですか。借金だけだ残るだけですよ。

2004年8月26日
自己解剖の勇気 その2
一昨日、この題で書きました。
昨日の日経「私の履歴書」のなかで「従軍慰安婦」についての記述がありました。著者は、元参議院議員(自民党)の山口淑子氏です。
戦後に韓国女性の訪問を受けてその話を聞いたときから、山口氏は「従軍慰安婦」の問題をライフワークにされています。
詳しくは、新聞を読んでください。
「このことがなかった」とか「自由意志」とか言っているのは「歴史を鏡」とする気がないようですね。山口氏はまじめに取り組まれています。その足を引っ張るようなことをどうしてするのか。自分の良くないところを知るのは辛いことです。でも、良くないところも正確に理解しておかないと良い方向にも行きませんね。
結局、前にも書きましたように「失敗」などを誤魔化して、それを繕う行動をすることによって日本は負けることがハッキリしている戦争に突入していって危うく天皇陛下にまで危害が及ぶようなことをしたわけですね。しっかりと「自己解剖」して欲しいです。

2004年8月24日
自己解剖の勇気
これは、司馬遼太郎氏の「雑談 昭和への道」最終回の題です。
この場合の「自己解剖」は日本のことです。失敗したことや対外的にも都合の悪いことを隠したり、誤魔化したりして「教訓」とすることしてきませんでしたね。その結果、太平洋戦争まで突入し、アジアの諸国民に多大な損害を与え、国民にも与え、さらに天皇陛下に「死」まで覚悟させ、そして負けました。
その時々で、的確な「自己解剖」をしておけば、今でも「大日本帝国憲法」のままでは思います。自ら、明治体制を崩壊させたわけです。
ところで、ホームページ巡りをしていると、時々、「また日本を潰すつもり」みたいなところに行くことがあります。要するに、昭和20年までのことで、ごまかしやすり替えをしているわけです。
ドイツが、ヨーロッパ諸国から受け入れられたのは、経済力ではなく、ナチス体制に対する反省というか第二次大戦でドイツのしたことを素直に認めたからです。
今、日本は、経済力で持っています。この関係が逆転するのも間近でしょう。そのとき、日本がアジアで受け入れられるかどうかは「自己解剖」ができるかどうかによると思います。

2004年8月18日
日本の活躍しているオリンピック選手
柔道の谷亮子選手は道場育ちですね。ほかの柔道の出場選手も道場かな。柔道は、伝統的に道場がたくさんありますね。
水泳は普通でも少し有望選手は、スイミングスクール出身ですね。
男子体操ですが、6人のうち3人は、朝日新聞によりますと大阪の体操クラブ出身ですね。
サッカーのJリーグができてから、強くなってきていますね。
卓球の福原愛選手も、学校の部活動とは無関係ですね。
そのほかもあると思うのですが、判らないのでこれくらいにしておきます。
ハッキリ言って、学校の部活動を、特に運動部の指導とか、大会のあり方を考えて変革するべきです。
水泳など、ほとんどがスイミングスクールでの指導になっているのも関わらず、学齢の時の大会参加は、学校の水泳部に所属しておくことが条件だそうです。これは、他の運動部でも同じでしょう。
学校は、「才能を見抜き、適切な指導者を紹介する」とかに重点を置くべきです。学校単位ではなく社会全体で運動を楽しみ、才能のある者を見つけ出し、適切な指導が受けられるような体制にする必要があると思います。
学校の名誉などといって「優勝」などにこだわった指導は、選手寿命を縮める危険性が高いと思われます。選手寿命が縮むだけでは済まない事態もあるようです。

2004年8月14日
オリンピックですね
日本選手もたくさん出場しています。
それで、ニュースを見ていてふと思ったこと。
その1 女子ソフトボールですね。シドニーで金メダルで取れず、その後練習でやるべきことは全てやったという談話がありました。ひょっとして「根性論」のみのみではないでしょうね。ハンマー投げの室伏選手の父親が言っていたこと「選手に考えさせる」(数日前に書きました。)ということをしていないかも。
その2 女子レスリングの浜口選手を見送っている父親の発言。あれ、完璧な「根性論」のみに聞こえました。
今のオリンピックは、科学の祭典(運動分野)みたいな要素が非常に強いのです。日本ではどこまで「科学」しているのか疑問です。それで、メダルを獲得する選手はすごいですね。アメリカとかでは、国あげて「科学」です。

2004年7月29日
メモリアル・ブランダー(世紀の大失敗)
本日の日経、私の履歴書で島津製作所会長の矢島氏が書かれていた言葉です。ノーベル賞を受賞した島津製作所の田中耕一氏の失敗についてです。
10日前に、野依氏の言葉で「その中に実験やその他で『予想外でも別の価値発見』ということがある。失敗から新しい可能性を見いだすセンスを磨くには『幅広い見識』が必要だと説かれています。」と書きました。
この2つ、どこか共通しているところがありますね。失敗をそのまま、無駄に終わらせない。そこから、何らしら価値を見いだしているわけですね。でも、価値を見いだす能力はどのようにしたらつくのでしょうか。
私としては、失敗経験が重要な役目をしていると思います。一度の失敗でも、「失敗したらおしまい」という感覚ではなく、「敗者復活」できるという感覚が必要になると思います。そうでないと、大きなことのできない、こぢんまりとしたことだけをする人間になるような気がします。
やってはいけない失敗もありますけど、失敗を恐れすぎてはいませんか。

2004年7月27日
野球も国境超え再編
この題は、昨日の日経のインタビュー「領空侵犯」の見出しです。
昨日のプロ野球機構の会議でも、取りあえず「現状維持」か10チームになったら「1リーグ制」のどちらかという議論のようですね。
東京大学の深川由紀子教授は、この点で「国内指向」を見て取っているわけですね。野茂に始まり、イチロー、松井と続くプロ野球選手の大リーグ志向があり、国民のスポーツの多様化などを考えると、日本一国の内輪の話ですむ問題ではなく、また、野球のもつ国際性や宣伝効果などを考えると「アジアリーグ」などを考えても良いのでは。
その方が、国にとっても地域にとっても球団にとっても良い効果が期待できるというのです。
私のそのように思います。日本は、いろいろな分野で国際化といいながら、現実的思考は「村社会思考(よそ者排除)」であることが多いですね。
この村社会思考が多すぎるというのが、今のいろいろな問題を難しくしているのだと思います。

2004年7月23日
Lindows
Lindowsを購入しました。なんとかして使いこなせるようにしたいですね。本音は、某ソフトメーカーのOSを使いたくない。アプリケーションソフトを使いたくない。それだけです。
ブラウザーは、ネスケとオペラも使っています。IEと比べてどうかでないのです。
これは、性格的な面があるようですね。ダントツ一位のところは使いたくないという性格です。
PCは、アスロンを使っています。過去にインテルのを購入したのは1回だけ。それも10年ほど前だけです。
車も、トヨタは買ったことなし。まあ、今も日本車は購入する気は無いですね。ヨーロッパ車が良いですよ。
ところが、ソフトだけは、某社のものを使っている。特にOSをね。OFFICEソフトですが、大抵の利用なら一太郎やスタースイートとかオープンオフィスでいけるようです。
一太郎は愛用しています。HPは、IBMのホームページビルダーです。
お陰様で、ウイルスは、メールとともに時々来るのですが、行き場が無いようですね。今のところ被害なし。

2004年7月17日
プロ野球の騒動より
本日の日経の土曜日の「NIKKEIプラス1」で「プロ野球、ここを改革して」というアンケート特集をしてました。
そのアンケートのトップは、「テレビ放映権料を全球団に配分して経営健全化」、2位は「財力勝負の新人勧誘をやめさせる」、などです。
まあ、巨人一極集中みたいなことをしてきたツケが今回の合併騒動になったのだと思います。野球は1チームではできないですね。2チームでは紅白戦ですね。
ある程度、戦力の均衡したチームが相当数あって初めて面白くなるのですね。そのことを判っていない一部オーナーの専横を許してきたことが今回の問題になったのでは。
アメリカの大リーグは、試合を面白くするためにはどのようにしたらよいか色々試行錯誤していますね。その考え方の中に、野球は多数のチームの戦力、人気が大体同じであるのがリーグ全体として栄えるという考えがあるのでしょう。
日本は、どこかの球団が少し弱くなるとドラフトつぶしはするは、してきましたね。他の業種と違って、1チーム集中が結果として全体の人気を下げてきたと言うことが理解できないようですね。
普通の製造業では、シェア1位、さらには他社を蹴落としても(独占禁止法がありますが)良いかもしれませんが、どっかのチームだけが勝ち続けたらその常勝チームの人気も落ちるというのが今のご時世でしょう。楽しみはたくさんありますからね。野球だけではないのです。

2004年7月15日
日本で言われる株式会社性悪説 本当かな
株式会社は非常にたくさんありますので良いところも悪いところもありますね。他の形態に比べどうなのでしょうか。
学校の設立者、社会福祉施設の設立者、医療機関の設立者ですが、基本的には「株式会社」の参入が認めれていませんね。「金儲け」に走るからとかなんとか理由をつけています。
ところで、社会福祉施設の補助金等の詐欺行為、一向に収まりませんね。考えようによっては「株式会社」より性悪では。まじめにやっている施設がかわいそうです。
仙台で、少し前に酒田で、もう少し前に、兵庫県で(あとの2つは経営陣が刷新されています。)の学校でもけったいなのがでましたね。ほかのもありそうですね。
医療機関も不正請求や医療ミス隠しなどでも新聞をにぎわしてますね。株式会社でも各学校法人、社会福祉施設でも社会にまじめに貢献しているところがたくさんありますね。
ようは「形態」ではなく、「経営母体」の考え方ではないでしょうか。競争が制限されているから内容が悪くなる点も多いと思います。
宅配でもヤマト運輸などの努力で日本郵政公社がサービス向上に努めだしたと思えますがいかががなものでしょう。
ヤマト運輸ですが、不採算のところもやっているとのことです。理由は、一般の利用者に対しては一部地域でも配達できないところがあると全体の利用に影響を与えるからだそうです。
日本どこでも配達しますというのがあって一般の利用者は安心して何も地域を気にせず頼めるからだとか、名誉会長ですか、創業者の小倉氏の私の履歴書にありました。

2004年7月14日
災害のときの避難所について
最近、思い始めたのに「禁煙」になっているのかと言うことです。どなたか教えてください。
避難したは良いけれど、副流煙で健康被害を受けたらたまりませんからね。
災害救助法等の関係だと思いますが、食事等はでるとのことなのですね。でも、「禁煙」でなければ死ににいくみたいなものですからね。
幸い、私は避難所に行くような災害に遭ったことがないのでわからないのです。
健康増進法も施行されたので禁煙でしょうね。
一昨日、受動喫煙での管理者側の賠償責任の判決も出たことだしね。

2004年7月9日
イスラム社会と変革
今のイスラム社会は、キリスト教諸国が近代化に費やした年月からすると非常に短時間で大きな変化の荒波にもまれていると思います。
昨日書きました俗に言う「近代化」を歓迎する方にとっては良いのですが、そうでない部分にとっては「コペルニクス」的変革を迫られているわけですね。
そこで、変革を阻止するためアルカイダみたいな組織ができたのでは。イスラム絶対社会を維持したい勢力と「近代化」の勢力との対立ですね。その象徴としてアメリカが狙われたように思えます。
今のイラクは、もっと複雑だと思います。パレスチナは「憎悪」の再生産をイスラエルと繰り返している感じです。
アフガニスタンのタリバンのやってきたことを見れば、戒律と近代化の関わりの一端がわかるような気がします。

2004年7月8日
近代化と政教分離
ここで言う「近代化」とは、イギリス型がモデルです。
政治と宗教との関係ですね。キリスト教国の中で、イギリスが一番早く宗教より王権の方が上位になったと考えられるのです。
それは、ヘンリー8世が「イギリス国教会」を創始したことで確定したのでは思います。
他のヨーロッパ諸国では、ローマ法王の方が絶対者のときにです。その後の宗教改革を成功させた地域から近代化が進んでいると考えられます。
そして、絶対王権、次に議会制へと移行していくわけですね。
日本の場合は、宗教と武家政治との関係は織田信長によって武家側に有利になりました。それ以降は、そのときの政府に利用されるというのが、多くの日本の宗教ではないでしょうか。靖国もね。
世界に目を転ずれば、イスラム社会では、宗教の方が優先されています。俗に言う近代化されたところとイスラム社会の対立点の大きな部分をこの政治と宗教の関係が占めているのではと考えています。
多くの国々で、近代化の途上で宗教との対立があったわけですね。そのあたりから考えてみると、今のイスラム社会がまた、違った感じで見えてくるのでは。

2004年7月7日
常識とは
常識とは、何なのでしょうか。
あるHPで、「モハメド君の頭を日本人が撫でているが、果たしてイスラム社会の常識ではいかがなものでしょうか」とありました。
そうですね。外国のある部分では非常識きわまりない行為かもしれませんね。インドでは、左手は「不浄の手」とか申しますしね。
日本国内でも、関東と関西で違いがあるようですね。
この常識という言葉の持つ意味ですね。どのようなことなのでしょうか。
本来は、生活をしていく上での共通基盤のことなのでしょう。でも、民族が異なれば、生活基盤が異なるため、常識も異なってきます。日本の常識は、海外では非常識とか言われるゆえんですね。
また、明らかに間違っていることが広まってしまっている場合、その間違っている事柄が「常識」とされているようです。
何が、正しいのか、間違っているのかについては、各人がよく調べ考えて判断するほかないのでは。そのために「学習」をして判断力を高めていく必要がある。
まともな判断力のない人が結構多いと思います。だから、噂に簡単に引き回されるのだと思います。

2004年7月6日
日本と中国、朝鮮との関係
また、書きます。どこかのHPでなんとも言えない書き込みを読みましたもので。
中国などが日本を攻撃したことは、過去一度もない。元寇は朝青竜のモンゴル民族です。それに対して日本から朝鮮には時々軍隊を出していますね。そして、前世紀には、司馬遼太郎氏のいうところの1000年経っても忘れない恨みを植え付けてきていますね。日本が拉致を忘れないのと同じようにです。
中国に対しては主に前世紀に大勢の軍隊を送り込みましたね。こちらも恨みを買ってますよ。韓国と中国の指導者が上手に過去のことにしようとしてくれているのに逆なでしているのは日本でしょうが。
過去のことというのは「正しい歴史認識」、そして「歴史を鏡」として国を誤らないようにすることだと思います。そこが怪しくなってきているのが今の日本です。このままでは、また来た道に突き進む可能性があります。今度、日本が自滅したら天皇制は廃止になるかもね。アジア諸国はそのことをおそれていると思います。
アジア諸国に軍備で海を渡って上陸作戦を行える装備を持っている国はないですね。世界的に見てもアメリカぐらいでしょう。
北朝鮮を自滅に追いやると恒星の超新星爆発みたいに最後の一撃が日本に向かうおそれは十分あると思います。恒星の超新星爆発みたいにね。

2004年7月4日
フリーターについて
本日の日経社会面に、企業の評価が出ていました。
厚生労働省が定義した「短期間のアルバイト・パートを続ける15〜34歳の若年者」を採用する場合の評価です。
30%が「マイナスに評価する」と答えたそうです。
リクルートの誰かが名付けた頃と定義が大きく変わっていますね。正社員になろうとしないのは、労働に対する価値観やその他色々理由があります。
でも、フリーターを続けているというのは人生に対しての目的、または希望が全く見いだせないということかな。
物事への取り組みの甘さを容認するような高校などの科目の選択のさせ方とあま〜い評価の付け方なども、少しやって面白くなければ適当にやってもなんとかなると若者に思わせる効果だけは絶大だったりして。
この物事に対する認識の甘さが最大の要因だったリするかもしれません。

2004年7月1日
成果(ノルマ)主義で思うこと
兵庫県警の書類の偽造ですが、長年にわたっていたようですね。
警察は出世するためには検挙数、検挙数のノルマがあると見られるとありました。
防犯に力を入れて成果が上がると検挙数は減りますね。この手の成果は対象になっていなかったのでは。
交通違反取り締まりのノルマがあると聞いたことがあります。張り切って超過達成すると翌年のノルマが増える。前年のことに懲りれ運転が慎重になるので違反が減る。ノルマを大きく下回ることになる。これでは困るので、ボチボチの取り締まりだというのです。犯罪数にノルマを課しているようなものですね。
このようなノルマはどこの都道府県の警察でもあるのでは。このようなもので成果があったかどうか見られる警察官は辛いですね。
まあ、他の分野でも、「成果」とはなにか。どのように達成度を測るのか。とか考えずに導入しているところが多いようですね。そして、失敗となるのです。
成功しているところを参考に考えてみる必要がありますね。
評価でも相対評価は楽です。はっきり言って評価する側はサボれます。警察のノルマが件数だけのもであれば、評価する方は楽ですものね。

2004年6月29日
改憲論議や教育基本法改正論議で思うこと
大日本帝国憲法を改正しなければならない状況になった理由ですね。何だったのですか。あのアホみたいな戦争では。あの当時、戦争反対を唱えていた政党は日本共産党だけだったらしいですね。そして、戦争をしていなければ、今でも「大日本帝国憲法」であったろうと思います。
教育勅語にしても、あの戦争の結果、お蔵入りですね。戦後、第9条と教育基本法により、戦争から逃れてきたわけですね。ところで、中国や朝鮮との関係でみると、戦争は日本から仕掛けていますね。元寇はモンゴルです。あちらから攻めてきた例はないですね。ロシアとは、満州で争っていたわけですね。
日本から戦争を起こしているわけです。だから、第9条を入れる必要があったのでしょう。ドイツの基本法にはこのような規定はないようです。あちらは、攻めたり攻められたりですからね。
まあ、あの戦争への道を十分に反省してからにして欲しいですね。歴史に盲目になる者は未来にも盲目になる。歴史を鏡とする。これらの意味を噛みしめて、天皇制を潰さないようにね。

2004年6月27日
農業のこと
昨日の日経の一面の連載「円と元」で「農家がFTA望む日」という見出しが出ていました。
これは伝統的な保護政策とは対立するものですね。ところで、保護されてきたはずの農業ですが、多くの農家で後継者難に陥っていますね。どうしてでしょうか。
元気な農家と保護にどっぷりの農家はどこが違うのでしょうか。農協、役に立ったのでしょうか。保護政策と農協が役に立っているのなら、自給率は低下していないか、わずかの低下ですむはずですね。現実は40%を切っています。30%も怪しいかな。
ここまで低下している主要国はないですね。イギリスでも食用穀物はほぼ自給できてます。日本では、食べなくなったから米が余ってきているだけで食用穀物に小麦などを入れて考えると自給率は悪いですね。
早急に今までの農業政策から競争力のある「元気な農家」の足を引っ張らない農政への転換が必要になります。核になる農家を育てましょう。

2004年6月24日
育児休業中の年金保険料
本日の日経の経済面「早わかり 変わる年金」によると、今回の改革法により、育児支援策として、厚生年金に加入する会社員の子育て期間中の保険料を減免する制度が拡充されるそうです。いいことですね。
ところで、子育てしているのは、厚生年金加入者だけなのか。他の制度の加入者に対する支援策は。
前々から、書いていますが子育て期間中(おおむね子どもが20歳までかな)の国民年金保険料及びその相当額ですね。これ、全て国庫補助にしてほしいですね。それも子1人につき、親1人分をね。そして、3人以上は他の制度の子育て支援とは別に相当額を親に支給するようにしてほしいですね。
公共工事より子どもの方が継続的に消費支出があると思うのですがね。それに、人口が減ると、甘い見通しで作っている高速道路などの謝金倒れが増えてしまいます。人口が増えれば、いろいろなところの利用も増えると思いますけどね。
参議院選挙が今日告示されました。どこかの政党がこれくらいの意識をもってほしいですね。子どもの人口が減少しているから、年金制度がガタガタになってきたわけですね。

2004年6月18日
三菱自動車の例から見られる日本人の習性の一部
前は、隠蔽体質について書きましたね。官僚も同じ穴の狢だったりしてとかね。
よくもまあ、チビリチビリと出しますね。その度に評判を落としているのですがね。それとも、調査がずさんだから、次々と出てくるのかな。
チビリチビリ出すのは、政府なんかのお金の使い方にも現れていますね。政府なんかの不祥事もチビリチビリが多いように思います。
調査がずさんなのは、いろいろなところで出ていてあげるときりがないですね。三菱自動車のはたまたま、日本人の
悪い方の習性がはっきり出てきただけかも。マスコミとかがこの点についてうまく取り上げてくれて、官僚や経営者がしっかりと考えて行動するようにし向けて欲しいですね。

2004年6月11日
三菱自動車工業の体質は?
昨日、特殊出生率で間違いました。正しくは「合計特殊出生率」です。お詫びして訂正します。「人口動態統計」のニュースの聞き間違いでした。
ただ、人口増加数の過去最低だそうです。もう少し死亡数が増加すると人口減少が始まりますね。これ、地価などに影響するのでは。今のままでは遠からず首都圏でも減り始める可能性は否定できませんね。年金、どうするのでしょうか。
この官僚というか、政府の体質と三菱自動車工業の体質、どこかにているように感じるのは私だけでしょうか。自己に都合の良いデータのみ公表したり、誤魔化しや不都合の部分はひた隠す。少し、海外の諸国より酷すぎるのでは。第二次世界大戦の時も国民に対して誤魔化し続けましたね。その結果、いつの間にか、誤魔化している方もそれがあたかも現実のように錯覚していったように感じられます。

2004年6月9日
不正請求
本日、久しぶりに不正請求が来ました。その葉書をアップしました。取り締まりの関係で銀行口座は書いてありません。最近は、銀行の対応が早くなったため、口座番号を書くとすぐ閉鎖されるかでしょう。
連絡を取った者にのみ知らせて方法です。生活科学センターや警察に連絡しましょう。大体、担当に携帯番号を書くというのがこの手の詐欺の常套手段です。
匿名性の高い闇携帯の迷惑な販売メールをもらったこともあります。

2004年5月26日
アメリカのイラク政策より感じること
イラクの情勢ですが、なにか人民戦争の様相も呈してきましたね。イラクのベトナム化みたいな感じです。
日本も中国に攻め入っていたとき、共産党軍に人民戦争で応戦されて手痛い打撃を受けたはずです。中国の国民党軍もこの人民戦争で大陸を追われたし、アメリカはベトナムで敗北しましたね。
ドゴールは、流石に人民戦争の怖さを知っていたのかアルジェリアから撤退してフランスを救いました。
このタイプの戦い方では国を守る方の犠牲も多くなりますが、中国での日本、ベトナムでのアメリカのように「勝利」が得られなくなります。
そして、今は以前に比べて「情報」操作ができなくなってきています。
今のアメリカのこだわり方では、ベトナムの時と同様に「追い出される」ということになると思います。ベトナムでの教訓が生きていないようですね。「歴史を鏡とする」ということの意味をブッシュ大統領もかみしめて欲しいですね。父親に続いて「イラク」で落選という感じになってきました。私の希望は落選してほしい。
アメリカは、どうして「共産」主義に異様にこだわったのか。キューバを共産主義に追い込んだのはアメリカだとと思っています。ベトナムもね。民族の解放闘争と共産主義は本来関係ないのです。それを、アメリカはかって結びつけて自ら泥沼に陥っていると思います。それと同じような失敗に陥っているように思います。
ケネディーは、ベトナムから撤退するつもりだったようですね。でも、暗殺されて果たせませんでした。もし、撤退していたらベトナムにとってもアメリカにとっても「悲惨」ということになった戦争は起こらず、ベトナムの共産化も無かったのでは。
だから、アメリカはフセイン政権を倒した後、すぐに国連主導にしておけば今のような状況にならなっかのでは。イランなどにもっと関与させておけばシーア派ともっと良い関係が保てたのでは。

2004年5月24日
情報の価値判断
小泉首相が平壌で会談をしてきましたね。その結果について、いくつかの判断がされています。
家族会は「怒り心頭」であると言っています。別のところでは、「上々」と行かなくても「成果」はあったというところもあるようですね。
これは、それぞれの考え方によって違いが出てくるわけですね。でも、家族会は「できる限り早く」全面解決ということが第一であると思います。
5人の家族の帰国にしても小泉首相が行ったからということに重きを置くのか、日本などでの家族会等の活動の成果であると見るのとでは評価は違ってきますね。
いろいろな場面でこの価値基準の違いというのが「情報」の価値を決めていると思います。
ジェンキンズ氏のことにしても日本とアメリカでは判断基準が大きく違いますね。アメリカにすれば、日本の要請でも、今イラクで戦っているわけですね。戦死者も多数でています。軍の規律もありますが、そこでの兵士の感情ということが大きくのしかかっていると思います。

2004年5月12日
日本人の国際感覚?
国際感覚豊かな方も大勢おられます。ところが、政界などでも首を傾げたくなるような話をよく聞きます。
どうしてでしょうか。村社会の感覚で政治や企業の運営などをしているとしか思えないような事例が散見されます。
三菱自動車もひょっとして「三菱村」の感覚ではなかったのかな。
在日の外国人に対することにも問題がありますね。大学受験資格に関する外国人の学校に対する差別ですね。批判が大きくて引っ込めましたけど。
難民の認定や移民、外国人労働者の受け入れについても俗に言う先進国の中では対応が異質になっています。世界的な方向は受け入れ拡大の方ですが日本は制限派ですね。
日本は、世界の各地から多くの物資などを輸入し、製品を輸出して成り立っています。どちらかというと閉鎖的な国際感覚では成り立たなくなる日が来るのではと危惧します。

2004年5月11日
日経ビジネス2004.5.10号「ラガーマンの目」より
神戸製鋼所ラグビー部ゼネラルマネージャーの平尾誠二しでした。
大見出しに『「意味』の理解で人は伸びる」とありました。
スポーツの練習ですが、現在は監督、コーチは選手に練習の意味を理解させる能力を求められているの述べられています。
これは、少し前の号の京都大学アメリカンフットボール部に記事の中でも述べられていることですね。関学も「意味」を理解というか選手に考えさせるというようなことをして復活しましたね。
平尾氏は、企業においては「型」の習得は機械でもできるということを書かれています。機械に任せられる仕事は機械にさせなさい。人間にしかできないことで勝負が分かれるとね。
最近の学力低下についても、子供の頭が悪くなったのではなく、学習の意味がわかっていないからではといわれています。
もっとも、教える方も怪しくなってきていますけどね。受験にしか考えが及ばない。学校の学習は、実社会で基礎として役に立っているのですが、そこに考えが及ばない人が多すぎる。そうすると、子供もそれを嗅ぎ取りますよ。
人生にしても、自分の存在意義ですね。これに何らかの「意味」を見いだせない人がフリーターなどのなるケースが多いのではと思います。フリーターが悪いというのではありませんが、将来設計ができないから、フリーターでパラサイトシングルなんてことになるのはないでしょうか。
勉強ができても、実社会にでるのが怖くての「大学院」進学も増えているそうです。

2004年5月7日
三菱自動車の体質?から考えられる日本人の体質?
嘘と現実の区別というか、真に会社のためにするのはどのようにすればよいかと言うことと、その場を取り繕うことによるその場しのぎと比べることができなくなってきているのでは。
このようなことは、日露戦争においても見られていますね。旅順攻撃のことですね。あれ、作戦の失敗というか現場を見ないで空想だけで作戦をおこない、多数の将兵を戦死させていますね。どうして、参謀長などが出世したのか不思議です。この失敗をごまかすために「爆弾三勇士」などが出てきたのだと思います。
それが、いつの間にか日本軍の特徴みたいになっていきましたね。そして、骨董兵器でアメリカとも戦い始めたわけです。ノモンハン事件での兵器の格差も教訓にならずにです。
三菱自動車も同じような体質があったのかと思いたくなります。歴史を鏡として未来に向けてよりよくなるということのできない体質ですね。
何とかしてほしいですね。

2004年5月5日
本日の日経一面の「世界で勝てるジャパンへ新戦略」より
見出しの中で「適正見極め 脱『画一』」というのが目につきます。
「画一」ですが、例として平泳ぎの北島康介選手を指導するコーチの話が出ていました。「どこに行っても指導者が、北島をまねた、スクロール数に固執した泳ぎをさせている」というのです。
どこかで検証もされずに良いと言われることを無批判に受け入れてきた結果でしょうね。
海外は、「スポーツは科学」であるというのと「スポーツに対して向き不向き」があるということをわかった上で選手の発掘、指導をおこなっているのですね。
日本は、水田の青田買いみたいな感じで選手の囲い込みをおこない、上達しないのは努力不足とか、精神が弛んでいるとかですましてきましたね。アメリカは、学校時代はできるだけいろいろな競技をさせているようです。
まあ、サボりもいますが「あわないスポーツ」、「あわない練習」を一生懸命練習させるのは、させられる方にとっては悲劇ですね。
関西学院大学のアメリカンフットボール部の練習時間は1991年から徐々に減って今は半減しているそうです。
京都大学のアメリカンフットボール部では「1年生が一番偉い」そうです。
スポーツの練習とかについて今一度多くの人に考えてほしいですね。

2004年5月4日
明日の「こどもの日」によせて
少子化が続いていますね。生物は自分の遺伝子を残したい本能があるはずなのですがね。もっとも、ネズミを一定の囲いの中で飼育した実験の結果では、初期は順調に増えていたのですが、密度が高くなってくると「子育て」をしなくなったりするとのことです。
人間の密度では、日本の大都市より高いところが世界にはありますね。まあ、ヨーロッパでも「少子化」に見舞われましたし、見舞われていますね。でも、日本との違いが「子育て支援」の違いでしょうね。
イギリスでは「育児休業」は短いそうですが、女性でも正規職での復職が簡単だということです。子持ちの女性差別が無いのですね。スエーデンは育児休業が長かったかな。
ヨーロッパは国からの「育児手当」が日本と比べものにならないくらい多い。「子育て」を割のよいものにしているのでしょう。
だから、年金でも日本みたいにジタバタしていないところが多いですね。制度の変更も緩やかに出来るのでしょう。
長い間、一番の年金対策の「子育て支援」をしてこなかったツケが年金に端的に表れていると思います。

2004年4月27日
ダイムラーの三菱自動車支援打ち切りで思うこと
ドイツの自動車メーカーの企業倫理からすると、三菱自動車はとんでもないことをしていたわけですね。ダイムラーの社長は世界戦略から三菱のトラックやバスでの拠点的に考えていてこちらは分社化ずみですね。ドイツの株主がその傷ついた企業価値に対して拒否をしたためかなと思います。
今、世界的に「企業倫理」が厳しく言われていますね。それでも、三菱自動車の反応は鈍いと言うよりユーザーを騙し続けたという感じの対応に終始していましたね。ドイツ人の社長になって漸く認めた。こんな感じです。どこかの官庁と同じですね。大臣が替わったの漸く認めたというとです。
そこに金額的問題もあって支援打ち切りになったのでは思います。今は、ネット等でも情報があっという間に広がってしまうことがあります。間違った憶測情報で酷いめにあった銀行がありました。アフターサービスでしたか、それで謝罪した電気メーカーもありましたね。
情報に蓋ができなくなりつつあります。一度地に落ちたイメージを引きずっている企業を支援するリスクを大きく見た結果、今回の打ち切りになったのかなと思っています。

2004年4月24日
日経ビジネス2004.4.26号「有訓無訓」より
今号は、広中平祐氏です。ハーバード大学留学中の出来事から次のような表題を付けられています。「ベテランが陥る罠 若い芽を摘むその一言」というものです。
ご自身の経験から、秀才ばかりでは成り立たない。元気のいい”落ちこぼれ”が時々思いもよらない大きな仕事を成し遂げることがあるとね。でも、ベテランの一言で若い人の芽を摘んでいることがよくある。
「経験とか知識というものは恐いものです。発想の『壁』を作ってしまい、自由な考え方ができなくなってしまう。自分で気がつかないうちにだんだん周りが見えなくなっていき、若い芽を摘んでしまう。ベテランが絶対にやってはいけないことです。」と書かれています。
広中氏の言われている「壁」は、養老氏の「壁」と同様のものでは。私は、このような「壁」を持たないように勉強をしていきたいのですが、すでに相当持っているような気がします。この手の「壁」は本人には気づきにくいものですね。

2004年4月19日
本日の日経、「ひお・ピープル」面の「私の苦笑い」より
今回は、ファーストトリテイリング会長の柳井正氏です。大見出しが「大やけどしない失敗 歓迎」といものです。
いろいろな失敗例が出ていました。最後のほうに「必要なのはその時の失敗を次の成功の糧にする姿勢だろう。」とありました。
失敗を恐れて何もしない者より「論より実践」と行動するほうがよいのです。でも、失敗したとき、それを次に生かし姿勢が必要であるということかな。そのためには「失敗体験」が必要ということですね。
ただし、大やけどをすると立ち直れない場合が起こりますね。それで「大やけどしない失敗 歓迎」という見出しになったのだと思います。
今の日本は失敗を極度に恐れてませんか。それは、「敗者復活」の制度というか土壌がないためでは。失敗体験を適度に積むことによって大きな失敗は避けられるようになると思います。

2004年4月14日
本日の日経、社会面「傷害年金 さかのぼり減額違法」より
障害年金を受給していた男性に対して、厚生年金の加入期間に誤りがあったとして支給開始時点まで遡り、返還させていたことについての判決です。
このミスは、国のミスでしょうね。受給者のミスではないはずです。国が確認を怠っていたためでしょうね。同じような国のミスで逆の場合、判明時点からの増額ですな。減額で遡るのなら、増額も遡ってほしいですね。
このような減額をするのであれば、受給資格を国の責任で調べ申請が無くても給付を開始してほしいですね。今の年金は申請を忘れると受給できなくなるはずです。
国会議員は、ギリギリの生活をしている方が安心して生活でき、就職などが出来るような制度を作ってほしいですね。

2004年4月12日
司馬遼太郎氏の講演集より
昨年より司馬遼太郎の講演集が文庫になって発売されています。
それの第1巻をを読んでいて「雑談 昭和への道」にもあった話を読みました。
戦争末期に司馬遼太郎氏の所属する部隊(戦車隊)は北関東にいたそうです。アメリカ軍上陸のときには南下して首都を防衛するのが役目だったそうです。
軍の高官が来たとき、誰かが「上陸があったら避難民が道路にあふれていると思うので交通整理等するのですか」と聞いたところ、高官は「轢き殺せ」と応えたそうです。
この時の軍部の上層部の感覚を現していると思いました。国は「国民」があってこそ存在できるのに、軍を支えているのも実質は国民ですね。それを忘れてというか、遊離した状態の思考になって、現実が判らなくなっていたのですね。
どうして、このような状態になったのか言うことを検証する必要が絶対に必要だと思います。
今の官僚もこれと類似する部分があるように思います。

2004年4月9日
アルカイダなどのテロと一向一揆などから思うこと
時代が違いますので、簡単には比較できないと思います。
まあ、どちらも殉教の精神は凄いですね。ということは、信仰が第一であるということです。
日本は織田信長が行なった一向一揆というか石山本願寺との戦い、比叡山の焼き討ちなどで宗教と政治の関係で政治のほうが優位にたったのでは。
イギリスでは、イギリス国教会の成立でかな。ヨーロッパでイギリスの近代化が一番早かったですね。宗教と政治との関係で見るとイギリスがもっとも早く王権のほうが上になったためと思っています。
イスラム社会では、信仰が絶対ですね。戦国時代の一向宗も信仰第一であったと思います。
現在の話だけでみると、契約(法秩序)優先の文明と信仰第一の文明との摩擦でどちらかというと押されているほうが「テロ」という手段を使っていると思います。
西洋社会でいう「近代化」というのは信仰の自由は認められていますが法のほうを優先することによって達成されるものです。その軋轢がいろいろな形で出てきているのだと思います。
歴代のアメリカ大統領の中で比べてみると今の大統領、ヘマしましたね。私の希望としては「落選」してほしい。
それと日本の「八百万の神々」の考え方、一神教の過激派からみたら許せないでしょうね。
でも、人質をとるというのは許せないことです。即時解放されることを求めたいです。

2004年4月1日
週刊文春の出版禁止取り消しについて
この問題が起こったのは、週刊誌側のプライバシーに関する認識のなさが原因だと思います。
一体、なにを書いているのか。他人のプライバシーに関することを面白いと思う読者は多いようですね。
でも、週刊誌といえども、一応報道に係りますね。その際、記事の対象となった個人の人権を尊重し、公共性の方が非常に高い場合ぐらいですね。プライバシーに係る部分があっても許されるかも。
プライバシーのみに近いような記事を過去に読んだ記憶があります。そのようなものに表現の自由とか認めていると「人権」なんて無きに等しくなります。
私小説でも他人のプライバシーに係るもので裁判になったことがありますね。
日本は変なところで変な形の権利を主張している場合が多いともいます。
雑誌は、もっと公権力と闘ってください。このほうで読者を引き付けてください。
大日本帝国憲法を潰した本当の理由を国民に広く知らせてください。潰した勢力の影響をうけている者が今の憲法を改正したがっていると思っています。

2004年3月25日
日本帝国陸軍などの失敗隠しや三菱自動車のリコール隠しなどにみられる日本人の体質?
日露戦争での旅順攻撃をした第四軍の作戦は失敗というより戦術も戦略もない無謀な突撃で多数の将兵の方々が戦死されたり負傷されました。
この件について日露戦争後、何らかの検討がされた様子がないのですね。その証拠に太平洋戦争での「突撃」が多かったですね。また、無謀な作戦が非常に多かった。
日露戦争での状況を他の戦場を含めて公表検討し反省をしていたら昭和の戦争はなかったかも。そうすると今でも大日本帝国憲法だったのでは。
ところが、都合の悪いことは軍の中でも隠していますね。日露戦争史を編纂された方は将軍等の圧力を受けながらできるだけ正確に書こうとされた。その結果が「左遷」です。
これは、官僚機構でも見られますね。データを出さない。公表の仕方を都合のよいように変えている。多いですね。企業も国内的には消費者を誤魔化していたことが多かったですね。国際的なこともあり減ってますけど、どうでしょう。
三菱の大型車の「ハブ」の欠陥問題は、これらと類似していると思います。
隠す原因は幾つもあると思いますが、その内の一つは「責任の取らせ方」に問題があるのでは。そして、一度ことを起こすと「敗者復活」がほとんどできない日本の慣習もこれに拍車をかけていると思います。
「敗者復活」ができる環境を作ってほしいですね。

2004年3月20日
日本のマスコミ
マスコミ関係者全員のことではありません。少数ながら「立派なジャーナリスト」もおられます。
しかし、主流派は「ゴシップ」タイプだと思っています。だいぶ前の話になりますが、某放送局の○ー○ステーションで埼玉のダイオキシンの報道をしたときの状況とか、ニュース番組での報道の仕方に疑問を感じることが多くあります。
まだ、テレビやラジオはマシです。問題は、週刊誌などですね。それも部数の多いものです。どうして、個人のプライバシーが好きなのでしょうか。出版物をどのように考えているのでしょうか。もっと大事なことに使ってほしいですね。
今回の出版差し止めになって当然のような記事の掲載を続けていると映画の「映倫」みたいな「検閲」が必要になるかも。そして、最も大事な政府等に問題があったときの本質をつくような記事まで差し止められては国民が困ります。
それでなくても、日本人は「議論」の本質を逸らすのが上手なようです。国民の目を単なる一個人に向けさせるのではなく、国政全般を含む社会の矛盾点やよいところに向けさせるような記事を主体にしてほしいですね。

2004年3月18日
本日の日経第2部「日本再生への処方箋」より
楽天会長兼社長の三木谷浩史氏が「当事者意識とプロ意識」について述べられています。
まず、「1人ひとりが当事者意識を持つよう意識を変える必要がある。」と言われています。そして、「過去の成功体験に基づく発想法から脱却しなければならない。」とも言われています。
第3者的立場でものごとを見ることが大事なときもありますが、自分に掛かっていることまで常に第3者的にみるのは無責任というかそこから逃げていることになると思います。だから、当事者意識ですね。
「過去の成功体験」を引きずって失敗している例は多々ありますね。いつまでも「過去の栄光」のみですね。「歴史」には学ばなければなりません。「過去の成功体験」より「過去の失敗体験」の方が役に立つと思います。日本はこれの利用の仕方が悪いですね。
「プロ意識」とは何なのでしょう。「プロ」だからこそ、スポーツの選手でも「試合に勝つことだけでなく、スタンドに観客を集め、喜んで帰っていただくという発想が必要だ」と述べられています。
三木谷氏は最後に「人生は有限資源。仕事に限らず、やらなければ後悔する。『迷ったらやる』を行動原理に、これからもチャレンジを楽しんでいきたい。」と述べられています。
何事も行動に移さなければ意味はない。宝くじも買わなければ当たらない。

2004年3月16日
本日の日経、私の履歴書より
今月はイオン名誉会長の岡田卓也氏です。今日の見出しに「流通業に対する規制と戦う 全国1000万人超す署名運動」と言うのがありました。
この規制ですが、昔は百貨店法、次に大規模小売店舗法、そして、今の法律というように変わってきています。
これらの規制ですが、常に現場の変化に対応した国民のためであったかどうかというと疑問が大いにつきます。それが、署名運動であったりするわけですね。
消費税導入や今回の総額表示についても現場で係わっている分野の代表が入っていないため混乱が起きていると書いてました。
日本の官僚などの現場知らずは今に始まったことではないですね。昔から言われています。いまはどうなったのでしょうか。例えば、国家公務員T種合格で警察庁採用の幹部候補の現場体験が署長、税務署もでした。今は変わっていることを期待したいです。
本当の現場が判るわけないでしょ。
それと教育の問題ですね。現実感がないのでしょうな。司馬遼太郎氏の「雑談 昭和への道」の第2話の言われていたことです。
ノモンハン事件の時の現地の日本軍の指揮官が「日本の兵隊さんは強いと聞いているから・・・」といったそうです。
自分で指揮している兵隊に対しての認識ですね。現実感がないのですね。伝承として覚えているという感じです。
今の教育の大して変わらないような気がします。
養老孟司氏の「バカの壁」に書いてある現象とも繋がりますね。知識として持っている。でも、現実には役に立たないという覚え方ですね。
このあたりが放置されたまま、今日に至っていると思います。
バブル経済の時の土地投機も現実感(この時はそこで事業をしたときの収益性)が全くなかったのでしょう。だから、あのようなアホみたいなところまで価格が上昇したのだと思います。

2004年3月12日
日経サイエンス4月号の「いまどき科学世評」を読んで
今月号の表題は「200億円 法外論の浅慮」です。
1月30日の東京地裁が下した発明者の中村教授への200億円の支払いを命じた判決に対するいろいろなところの反応に対して書かれていました。
この反応の多くが発明内容の評価などする能力も知識もない経済評論家なる人物みたいなところからでている。
マスコミに登場する評論家ですが、見識のある人物はどの程度いるのでしょうか。今回の場合、発光ダイオードの世界的な位置づけをする能力がないのがほとんどだと思います。
情報の分析もできていないわけですね。このようことは、他の事例でもよく見ます。
これは、そのような評論家を起用するマスコミにも問題はありますが、文系で自然科学が、理系で人文科学や社会科学が判らないと言うことを自慢できる風土に非常に大きな問題があると考えます。
これを助長しているのが、教育、高校での「文系」「理系」分けであり、大学の入試制度や入学後の認定の甘さなどですね。これが長年に渡ったため入試に出ないのは「しなくて良い」から「判らなくて良い」になってしまったのでは。その結果、本来の自分の専門の方にも悪影響が出ているのに気がつかない。
それと、大学での「卒業研究」の指導が十分にされているのでしょうか。この問題点も考える必要があります。企業が3年の終わり頃から採用活動ができると言うことは「卒論」の価値を認めていないということですかな。
分析力が養われていないわけですね。だから、見当違いのことを根拠にいろいろ出てくるわけですね。
日本の企業の全てが「家族的」でしたか。団体生命保険に加入させておいて企業の方が保険金を全額取ってしまっていた例が多数ありましたね。それで生命保険会社はこのような契約をそこの従業員に通知するようにしたわけでしょ。
いろいろなところで、従業員いじめみたいなのがあるわけですね。労働や発明等に正当な対価を企業が従業員に支払うのが当たり前なのにされていなかっただけです。
今回の判決は、単に正当な対価を認定しただけだと考えます。

2004年3月7日
本日のNHKーFMの「お昼の喫茶室」を聞いていて
マーティ・キーナート氏らでした。日本のスポーツについて多面的に話をされていました。
いくつか感じるところがありましたが、プロ野球の解説で「走り込みが足らない」という一つ覚えのようにしか人がいたとか、「根性」論も出てましたね。
スポーツは完全に「科学」になってしまっていますね。また、「ビジネス」の対象ですね。それに全く気がつかない人がいるとか。
普通の人がいくら練習しても「イチロー」には成れませんよ。それぞれ、練習方法やレベルがあるのに「根性」でやってしまう無謀さなんかも言っていました。根性で猛練習すると「筋肉」を消耗するだけです。日本の選手はアメリカの選手より数年引退が早いそうです。中高の猛練習も響いていると思います。
アナウンサー等についても話していました。
日本のスポーツ(特に野球ですね)をよくするのにはどのようにしたらよいのかも話してました。現状のままでは、ジリ貧のようですね。
いろいろなところにも見られる「思いこみ」による慣習がスポーツでも「ガン」になっているのではと感じました。

2004年3月1日
日経の「インタビュー 領空侵犯」を読んで
今日は、JFEホールディングス会長の江本寛治氏でした。
中頃あたりからトイレの話がでていました。
日本の駅などのトイレが汚いという話です。私も実感しています。旅行中、トイレの為だけで百貨店に行ったこともあります。
最近は少しはマシになっていますね。
ところで、日本は「トイレ=汚い」というイメージがあるようですね。
私も江本氏と同じように「トイレは綺麗」でなければならないと思っています。
ですから、よくトイレを見ればその家の人の人柄が判るとかいいますね。
学校も同じだと思います。トイレの綺麗な学校は生徒も落ち着いていることが多いですね。汚いところほどトイレの破壊も進んでいて生徒も荒れているというか勉強もしないようですね。。そんな感じを持っています。
公共の場を汚すか汚さないのかというところに人格がよく現れている場合が多いと思います。

2004年2月29日
またまた「バカの壁」です。
何回か書いたと思うのですが、また書きます。今日は「まえがき」の部分です。
5頁のところに「人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない。とりあえずの答えがあるだけです。私はそう思っています。でもいまの学校で学ぶと、一つの問題に正解が一つというのが当然になってしまいます。本当にそうか、よく考えてもらいたい。」という行があります。
私も人生についてこのように考えています。そして学校の試験と大きく違うところが全く同じことの「やり直し」ができないことがほとんどであるということです。
だから、大事なことについては慎重に考えて行動する必要があると思います。そして、同じようなことでも出てくる答えは人それぞれ少しずつ違ってくるはずだと思います。
その答えに従って行動してもうまくいくかどうかはやってみないと判らないですね。人生というのはそのような問題の繰り返しのように思います。
ただ、明らかに不利な条件が多い選択肢を選ぶのは考えものですね。普通は、より良い条件を選んでもうまくいかないこともありますからね。
この時、後の本文にある「バカの壁」を作ってしまって物事を考えていると失敗することが多くなると思います。「バカの壁」を張り巡らしている人にはこのことは判りませんけどね。
日本の教育は、この「バカの壁」を作らせるようなところが大きいと思います。

2004年2月24日
ジャーナリストの質?
日本生化学会の和文誌「生化学」2004年のNo1のアトモスフィアに、SNP(一塩基多型)についてのジャーナリストの認識についてありました。
SNPとは遺伝子の塩基配列の一つ違うことによって起こる微少な個人差です。これを重篤な遺伝病と混同しているというものです。
よく似た例として、東海村でのウラン臨界事故の時、放射性物質、放射線、放射能の定義の違いについての混同が見られました。なんで数日後に放射線を浴びたかどうかをガイガーカウンターで測定しているのか。それより現場でどれだけの線量を浴びたかが問題でした。その点について、マスコミの追求はほとんどなかったようですね。
このようなことは、教育に於いて理系、文系などと分け、理科を軽視し自然現象などを理解しようとしない人間を多数育ててきたツケですね。もっとも文系分野でも怪しいですが。
答えを覚えるのが「勉強」であるという認識がなくなるような評価制度にしないと日本のこの手の現象はなくらないと思います。
「本質が何であるのか」ということが追求できる人材を養成しないことにはいつまでたってもマスコミの報道、視聴者の受け取り方に変化が見られない。日本が世界から取り残されていくことになるでしょう。

2004年2月22日
日経ビジネス2004年2月23日号の日清食品会長の言葉より
日清食品の記事の最初につぎのような言葉がありました。「私なんか、若い者から見ると翁でしょう。しかし、90歳になっても働けると思えば働ける。50歳になって『わしはあかん』と思えばそれで終わり、要は心の問題ですわ。」です。
ちょっと、世代交代の面から考えると?と思うところもありますが、それより後半部は今の若い者によく見られる悪く言うと「負け犬根性」の通ずる面があるのでは。
自分の能力を磨きもせず、諦めているところです。「わしはあかん」と思いこんでる。会長は、「わしはまだまだ働ける」と思っている。その違いが今の若者のフリーターの増加などにもつながっていると思います。
どうして若者を「あきらめ」の境地に追いやっているのか。その原因はいろいろあると思います。
その一つに「評価」が絡む価値観の問題があると思います。日本で企業が報酬の査定に成果主義を取り入れてもなかなかうまくいきませんね。これは「業績」の評価の仕組みができていないからですね。
長年、培われた「単純相対評価」というのから抜けきれていない。説明できる基準の絶対評価への移行ができていない。評価の基準は完全には説明できないと思います。でも、日本は今まで全くしてこなかったに等しいですね。
それと、問題集の答を覚えるのが「勉強」と思いこむような風潮を作り上げてしまったこと。これはどこかの県が高校入試で「内申書重視」を打ち出してからひどくなりましたね。それに追い打ちをかけたのが「共通一次→センター試験」や私立大学入試のマークシート方式などです。
ところが、養老孟氏の「バカの壁」にあったように、俗に勉強できるといわれる大学でも「知る」ということのみが勉強というのが増えたそうです。
「覚えている」ということと「理解して使える」ということの違いですね。「覚えている」だけで何をしてよいのやらわからないということも「あきらめ」の境地に導く要因かなと思います。
話が変わりますが、「文武両道」の意味ですが養老孟氏の著書によりますと、学習等(新聞、書籍などを含む)で取り入れた情報を理解してより良い行動をするということだそうです。私もそうだと思います。ところが、有名大学卒業生でもこの「文武両道」から外れている人をよく見かけます。教育を何とかしてほしいですね。

2004年2月10日
国際化と問題点について
昨日に続き、題目のみ設定パターンで書いてみます。

現在は、交通手段や通信手段の発達により海外の情報や物資が素早く日本に入ってきたり、また、海外に出ていっています。
日本で生活していくうえで海外からの物資などは必要不可欠になってきました。また、日本からの物資を必要とするところも多くなっています。
文化的にも、日本のアニメ、ゲームなどは海外でも高い評価を得ています。海外から日本にたくさんの文化的情報も入ってきており、交流が盛んになっています。
日本一国で生活するのは不可能な状態になったといえます。
そのため、外国の事情等をよく理解して付き合う必要が出てきていますが、日本のこともよく理解しておく必要があると考えます。
そして、その違いを踏まえた行動ができるようになることであると考えます。
世界の中の日本ということを意識して主張すべきところは主張し、聴くべきところは聴くという態度を取りながら相手と対等に付き合うことができるようになることが必要である。
ところが、相変わらず鎖国のときの感覚の発言が時々あるような状態です。どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。多くの日本人の意識が「おらが村」のままであるということです。
常に「お国自慢」のみに終始して「自己解剖」ができていないからです。過去の歴史の自己検証することをしないため、国際化どころか国内的にも多くの失敗を繰り返すのです。

2004年2月9日
デジタルデバインドについて
今日も推考はできていないかも。
「デジタルデバインド」
コンピューターを利用できる人と利用できない人、インターネットを利用・活用できる人とできない人、IT社会についていける人といけない人によって知識量や情報量、仕事量の差が大きくなり、雇用問題やビジネス社会においての地位、貧富の差などが大きくなり二局分化の問題である。
以上の意味は、あるHPからいただきました。
コンピューターを利用して成果を上げる、また、インターネットを利用して情報を収集したり発信したりする能力を養い、器機を整備して利用しやすい環境をつくることで解消されると言われています。
これには適切な指導が必要になる事例が多く見られ、単に器機の整備では本来の目的が達成されない。
さらに利用方法を指導しただけでは、次のような問題が起こると考えられます。
情報の価値判断についてです。インターネット上は多種多様の情報であふれています。その中には、正しくて有益な情報も多いのですが、グズ情報も少なくありませんし明らかに間違っている情報、故意にうその情報を発信している場合も考えられます。
多くの情報の中から必要で有益な情報を選び出す能力の養成というのが非常に大事であると考えます。
また、コンピューターを利用して仕事をする場合、手作業での手順等を大まかに理解できている方がより成果を上げれると考えます。
デジタルデバインドの解消には、操作法等の指導、器機の整備のほかに日常の学習活動というのもあって初めて目的を達成できる可能性が出てくると考えます。
自分の能力を高めようと学習活動を活発に行っている者ほど、コンピューター等の器機の操作に慣れる度合が速い場合が多いから。

2004年2月8日
環境問題について
環境問題といっても範囲が広いですね。まあ、普通は地球環境や地域の環境である場合やゴミやリサイクルについてですね。
地球温暖化について、私見を書いてみたいと思います。
温暖化すると「雨」は増加しそうな気がします。その前兆はすでに現れています。1時間雨量で100mmを越えるようなのが降っていますね。これって、熱帯型では、そうスコール、でも日本では降り続く。
夏に灼熱地獄みたいになる地域が北極に近い方にも現れはじめていますね。
雨は増加すると思うのですが、降り方の偏りがさらに酷くなる恐れもあります。偏りがおこると今まで森林や農地であった部分が荒廃するわけですね。森林が減少すると二酸化炭素の吸収も減少します。さらに温暖化ということに。これらの結果、農地の砂漠化が進む恐れもあるわけですね。砂漠化は簡単だと思います。一旦砂漠になったところを農地にするのは大変では。
そして、食料生産の減少ということも考えられるはずです。海面上昇よりこちらのほうが恐いと思います。アメリカなどで不作になったとき、今まで通り輸入できるのでしょうか。アメリカ自体も自給という点で問題が起こる恐れすらあると思います。
潅漑等が不適切であるための「塩害」も現実には各地で起こっているようです。幸い、日本は雨量が多いので流されているのですが、淡水といえども少しは塩類を含んでいるので雨量の少ないところでは潅漑で入れた水が蒸発することによって持ち込んだ塩分が土に残ることで起こります。
多くの農地が不毛になる危険性をはらんでいるのです。
ですから、温暖化ガスの排出制限をしたり、燃焼を伴わないエネルギー源の利用を進めたり、光合成を工業的に行えるようにする技術開発などが必要では。
光合成を工業的に行えるとは、パネルみたいな状態に酵素などを配置して水と二酸化炭素を入れると酸素とグルコースが生産される仕組みです。できたら、温暖化も食料の問題も解決されるかも。誰か、発明してください。
森林の破壊には、人口増加による焼き畑や煮炊き用などの生活使用分の増加によっても加速されていますね。新しい安価なエネルギーの開発が早急に求められます。深海底の海水温が上昇すると「メタンハイドレート」が解けだし一気にメタン濃度が増加する恐れもあります。メタンも温暖化ガスの一つです。
以上10分弱で書きました。推考をしていません。

2004年1月26日
日経、本日の文化面、島隆氏の「新幹線、親子3代の夢」を読んで
この中で、特に読んだところは「後ろ姿見て同じ道へ」です。結局は、親の生活態度が子どもの教育を含めた躾になっているのですね。例外もありますがこの手のはなしよく聞きますね。
良い方にしろ、悪い方にしろ、子供の見本は親ですからね。ですから、児童虐待をしてしまった親の多くが本人も子供のとき虐待されていたともいいますからね。
また、婆さんがその子を習い事によく通わせていたら、その子が親になるとまた同じように習い事に通わせたりとか。よく見ていると、親子けんかみたいなをしていても行動はよくにていますね。
喫煙でも、家族全員が吸わない家庭では子供の喫煙はまずありませんが、親が吸っていると子供の喫煙率は高くなりますね。その上、学校で煙草の害を教えている教師が吸っていたら目も当てられませんね。
島氏の場合は、午後8時には父親は欧米の書物を原書で読むなどで机に向かっていたそうです。本人もそれを見て勉強したとあります。
勉強は本来面白く楽しいものなのですが、指導の仕方や大人たちの価値観がおかしいと辛く面白くないものになっていくのではと思います。
日本での学力低下の原因の大きな部分は文部科学省の姿勢にもあるのですが、一般の大人の学力に対する認識にも問題があると思います。
例えば、飛び級や留年に対する感情ですね。1年や2年ぐらい遅れようが速くなろうが子どもの学力やその他の能力が伸びればいいものをどちらも白い目で見るというようなものです。

2004年1月22日
本日の日経、一面の連載「働くということ 第6部 2つの価値観B」を読んで
見出しに「現場との距離 手探り」というのと「汗とバーチャル」とがありました。
「バーチャル社会の住人たちは、同僚との連帯感や、汗を流した末の達成感への飢えとも闘う」という本文がありました。全ての住人ではないと思いますが相当な割合にのぼるのでしょう。
人間は、結構「ものつくり」をすることによる達成感やその時の連帯感で満足を得ている部分が大きいと思います。バーチャルでは満たされない訳ですね。
そこで話の日本の国全体を見たとき、バーチャル社会による儲けで国民が養えるかということです。欧米各国で第三次産業の割合が増加しているいてもどこの国も農業と工業へのこだわりはすごいですね。それも国内産業を保護するというより国民の食料確保(自給率をみれば日本は悪すぎる)や職場の確保です。
工場誘致の積極策など見習ってほしいですね。あのスイスでも観光や金融による部分があっても工業の競争力もすごいですね。
「ものつくり」へのこだわり。最近の日本は、「ものつくり」が弱くなりつつあるのではとも思います。教育の問題もあるのかなとも思います。「もの(実験)」を扱わない自然科学教育なんて意味がないのでは。現物に触れて感じることも多いと思います。小学校のあるところあたりから理数系の教育がおかしくなっていたりして。それにつられて他の教科もかな。その原因は何なのでしょう。
どうして、小学校教員養成過程の入試に理科や数学がなかったりするのでしょうか。理科が好きでない教師が教えるとどうしても{覚える」だけになりやすくなるとおもいます。これは他の教科でも同じだと思います。
製造業などが国内で生産していてこそ、1億3000万人が生きていけるのだと思います。第三次産業だけではこれだけの人口を養えないと思います。

2004年1月20日
本日の日経、一面の連載「働くということ 第6部 2つの価値観@」を読んで
見出しに「見いだせるか使命感」と「世のためと私のため」がありました。
読んでいくとその中に、自動車メーカーを顧客にもつあるメーカーの話がありました。メーカーが続々とアジアに進出しているので取り引き維持にためにこの会社も現地展開を急いでいたら、取引先から「拠点と奇術を提供してくれれば十分。コストの高いおたくの社員まではついてこなくていい」とすげない。
ということは、国内工場の閉鎖だけでなく、人間もいらないと言うことですね。国内の失業者が増加しますね。税収はどうなりますか。年金の掛け金はどうなりますか。親が失業するということは子供の勤労教育に対する影響はどのようになるでしょうか。
どれもプラスには絶対ならないと思います。今のリストラの様子を子どもが見た場合、勤労意識を無くすほうにはたらくののでは。ですから、工場を海外に出さなくてもよい環境を政府は考えるべきです。税収より雇用です。
関西国際空港の話もでていました。旧運輸省から出向して開業に立ち会った技官の人の思ったこと。「自分のした仕事は何だったのだろうか」というものだそうです。この人にこのように思わせたのは、大阪空港を存続させたことが最大の原因だと思います。その結果、関西国際空港が沈没しかけていますね。世界各国が国際空港のハブ化に血道を上げているとき、関西国際空港に国内線も集めればハブ化が出来た可能性が大きいと思います。その方が現状より関西に対する経済効果は大きかったのでは。
これら2つの例は、政府というかその他も含めて近視眼的発想で考えていることに起因していると思います。

2004年1月18日
Sanday Nikkeiの中外時評「備えも覚悟も薄い地震国」を読んで
日本での地震対策ですが、新しい耐震基準を満たさない住宅がまだ千数百万戸あるといわれているそうです。そして、昨年の十勝沖地震では、津波被害にタンク火災のおまけまであって備えの意識がどうなっているのかということです。
それが、北海道に限った話ではなく、全国どこでも同じようなものではというのです。
そして地震予知ですが、防災訓練が「地震予知」に関る「判定会議」が開かれてますね。それで「予知」が出来ると思いこんでいる閣僚や国民が多数いるということなのです。
この「思いこみ」は、いまさら始まったものでは無いですね。その昔、「神風」が吹くとかいって戦争に突っ走った輩がいましたね。国民性と教育の問題ですよ。
センター試験の問題は、前にも書きましたようのこのタイプの問題の中では非常に良質です。でも、択一式ということでその価値を大幅に下げています。択一式の問題が主力になるにつれて思いこみも激しくなってきているのでは。自分で考えて書きませんからね。だけかの意見の受け売りになりますから。
戦争に突っ走った頃のほうが「記述」が多かったのではと思います。それでも突っ走った国ですからね。これからどうなることやら。企業等の新卒採用に日程には卒論の学習効果というものの考慮がありませんしね。
単純な思考パターンの考えの者が増加しているように思えます。
車のシートベルトの意義もわかっていない者が多いですね。地震防災もシートベルトも基礎的な考え方は同じではないでしょうか。身を守る為にはどのようにすれば良いのか。煙草をすっていてシートベルトをしない人は防災意識ゼロかな。
日経の私の履歴書にアメリカのブッシュ大統領をこの6月ぐらいまでに登場させてほしいですね。私の覚えている範囲では、外国の現役の元首で登場されてそのまま任期を全うされた方はいません。二人の方ともそれぞれの国内の事情によって途中で退陣です。

2004年1月17日
デジタルデータの保存の問題
本日の日経の土曜日につく「NIKKEIプラス1」にCD−Rディスクの不都合について先週に続いてでていました。
デジタルデータですが、どの程度、保存が出来るのでしょうは。
つい2〜3年前に音楽CDの保存期間の問題が話題になりましたね。たしか、20〜30年ぐらいだったはずです。
工場で作られるCDはデータ層が金属でできていて劣化に強いといわれていて20〜30年ぐらいですね。CD−Rは色素にレーザー光線を照射して記録します。だから、強い光が当たるとどうなるのでしょう。また、劣化も音楽CDより速いそうです。
PCのデータ保存で半永久的というのは無いと思います。それに古いソフトで作成したデータは新しいソフトで書き換えをしていないとそのうち読めなくなるはずです。
テキストファイルなら大丈夫かも。
デジタルデータは本やフイルムなどと違って目で眺めただけではどのようなデータであるかわかりませんね。図書館で長期保存はマイクロフイルムなどを利用しているはずです。一番いいのは「現物」ですが。
デジタルデータは長期保存には不向きなのではと思います。また、時間をつくってLPレコードを聴こうかな。
30年前のコダクローム(スライドフイルム)綺麗です。眺めるだけで何が写っているのかわかります。

2004年1月12日
本日の日経、社説「深刻化する若年者の雇用不安」を読んで
今日が「元服・・・成人の日」だからこの社説がでたのかな。
雇用の減少の理由ですが、大きいのは工場の海外流出に対して何ら対策を打たない行政の責任が大きいと思います。欧米では、雇用の創出のため工場誘致に補助金や税制の優遇等の制度も整えていますね。
それに引きかえ日本は税収の落ち込みのみにとらわれて、工場の海外流出を促進し工場の法人税はもとより個人の所得税や形骸活動に伴う消費税まで減収にしているのでは。さらに生活保護費等は余計必要になるようになってきている。治安の悪化で警察官も増員ですね。経費ばかりかさむ。なにを考えているのかな。
それといまの若者の鍛え方(教育)にも問題があると思います。なんですか、暗記力だけでよいようなテストや入試。絶対評価といいながら実質的には相対評価のまま。学習でも達成感がなかなかできない。
学校等で、禁止事項が多すぎる。それより学力レベルを一定水準以上に保つ方策を考えたら良いと思います。
企業の関りとかいろいろ問題はあると思いますが、若年者が真面な経験を積める機会を造る必要があると思います。
センター試験やマーク式や択一式、穴埋め式などの入試の得点は、京都大学の理学部のような足切り(ある一定の得点以上あるかどうかだけで見ています)にのみ利用してほしいです。

2004年1月8日
H2Aロケットの失敗の原因についてのニュースより
日本的体質がでましたね。補助ロケットの設計変更により以前のものより内部の圧力が2倍になるとのこと。
さらに燃焼試験で側壁に穴が空きかけていたそうですね。そこで分厚くしても側壁が削られ方が大きいので実際に打ち上げたとき、回収して調べるように報告書にもあったそうですね。
やばい部分についてはうまくいっても検証してみる必要があるということですね。それを宇宙航空研究開発機構(JAXA)はしていなかったということです。
「終わりよければ全て良し」みたいな意識があったのでは。この疑問点は相当深刻だったから報告書にも記載されているわけですね。調べておけば今回の失敗は防げたかも。
表面的な成功?で慢心してしまうのが多いような気がします。ものごとの本質を見抜くことのできる教育が必要になりますね。今のマークシート式のテストでは限界があり過ぎます。
もっともっと論述させ、さらに多くの人々を説得できるような能力も身につけさせる必要があると思います。

2004年1月6日
日経の社説「にっぽん再起動」を読んで
今日のテーマは「子孫に誇れる美しい国土をつくろう」でした。
「日本もかつては美しい風景を誇る国だった。」とあります。ヨーロッパを旅行すると家々が自然と調和していますね。かつての日本もそうだったのです。町並みも調和していました。
今は、無粋な建築物や構造物で台なしですね。
かつて、あるところで聞いたのですが、どこかの原発立地の地方公共団体で学校を新築した。鉄筋コンクリートであると自慢しているわけです。小学校でしたか小規模校ですよ。木造のほうが児童の教育には良いと思うのですが、都会には「負けたくない」らしいのです。
何を持って負けなのかな。自然と調和した建築物のほうが、また、その地域にあった作り方のほうがよほど価値があると思うのですがね。
絵になるような町づくりはお金がかかりますね。そこで、余計な公共工事からお金を回せばよい訳です。でも、縄張りの村意識が予算配分で障害になりますね。
アメリカでも古い建造物をうまく使って良い感じをもたせているそうです。日本ぐらいですよ。無秩序に野放図に建築や土木による構造物を作って景観を台なしにしているのは。

2004年1月3日
日経経済面にありました「冬休みセミナー数字で見るニッポン4」で想定出生率です
昨日も書きましたが本日年金改革のとき使用した想定した出生率と現実のデータがでていました。
過去2回の年金改革のときの想定出生率を現実はどちらも下まわっています。他の公共事業と同様に非常に甘い予測の下で改革を議論していることがありありですね。
1994年のとき1.80の予測で実績(97年)は1.39です。1999年のときは1.61に対して実績(02年)は1.32です。すごい外れを繰り返していますね。
こんなのが年金以外でも繰り返されているのが日本の行政ですと言いたくなります。公共事業による景気浮揚は現在の経済規模ではほとんどないと思います。それより個人消費を増やすほうが雇用を増やすほうが公共事業より役に立つと思います。
そしてその中でも子育て支援にお金をつぎ込むべきです。親への育児手当を大幅に増額し、子育てをしやすい制度をつくり有効に運用している雇用主には助成を。子育ての足を引っ張るような雇用主には罰則を。