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主に総合その他関係を集めました。新しいものが先頭になるように配置しています。
過去分 2004年12月分まで 2003年12月分まで

2005年12月31日
大晦日

今年も終わりですね。一年の区切りですが、どうして北半球では冬にあるのかな。
旧暦では、大寒を過ぎてからでしたか。冬ごもりを終えて「春」になっていき時ですね。ですから、「仰春」とか「新春」なのでしょうね。
新暦の方はこの感覚からすると季節外れですね。発祥がローマですね。その前はギリシャ、エジプトですね。こちらみたいな厳しい寒さは滅多になかったのかも。
井原西鶴の「世間胸算用」は確かこの大晦の庶民の情景を描写したものだったと思います。間違っていたら済みません。
ところが、昔ながらの正月準備が徐々に廃れてきてますね。その原因の一つが「元旦から営業」でしょうね。特に準備しなくても食いつなげるようになりましたから。
金融機関もATMを稼働させるところが増えてきてますね。普段と変わらなくなってきている。
ただ、多くの勤め人の正月休暇は残っています。これはしっかり残していきたいですね。もう少し、長くなればとか思います。分散は夏休みと違って難しいかも。
いつも、私の取り留めもないような書き込みを読んでいただきどうもありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

2005年12月29日
事故

鉄道事故で大きいのが今年、2件ありましたね。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
4月の福知山線の事故は「人為的」ですね。「過密ダイヤ」と「服務規程」と「安全装置」とかが問題になりましたね。
今月の羽越線事故は「天災」というほかないかなと思います。運転手はいつもより速度を落としていたいうことでした。それでも起こった。地震に比べれば予測可能でしょうが、そうすると徐行ばかりになって今って東海道新幹線みたいな遅れ常習となるかも。気象庁からのデータをもっと迅速に取り込めるようにする必要があると思います。
高速道路でも事故の報道がありますね。最近起こった北陸自動車道の事故では車から放り出されて後続車に轢かれて2人がなくなっています。中学生だそうです。ご冥福をお祈りします。
運転手は「シートベルト」をどう思っていたのでしょうか。鉄道の方もシートベルトがあれば助かっていた人が増えたと思います。でも、日本の通勤電車でシートベルトは無理ですね。特急ではできると思うのですがないですね。観光バスなどにはついていますが着用を運転手が乗客に奨励する場面に遭遇したことがありません。
自動車事故では、座席から飛び出すことによって、ボンネットや天井、前部座席などに激突したり、外に放り出されて地面に叩きつけられたり、後続車に轢かれたりして人命が失われています。今回の北自動車道の事故も記事によると、シートベルトを正しく着用していれば助かったかもと思います。
我々は「物理の法則」からは逃れることが出来ません。「物理の法則」の範囲内に収まるように心がける必要があると思います。シートベルトが対処する法則は「慣性の法則」です。事故が起きたとき、自動車の中で「慣性の法則」から身を守ってくれるのはシートベルトだけです。エアバックはシートベルトの補助でしかありません。

2005年12月27日
日本の総人口も減少

本日のニュースによると総人口も減少を始めたとのことです。政府の予測より早くなりましたね。年金制度や介護保険、健康保険などの社会保障制度の見直しを早める必要が出てきましたね。
取りあえず、人口減を防ぐ方法は「移民」というか外国人労働者の受け入れを増やすというのがありますが、フィリピンからの看護師受け入れであの騒ぎ、一般労働では「日系人」に限っていますから多くは望めないでしょうね。
この人的鎖国状態だけならまだしも「精神的鎖国状態」もいまだに政権党を中心に続いていますから、先が思いやられます。
なぜ、地方が大学を造っているのか。公立大学が財政難とかいいながらです。それは、若者の多い町は活力がより感じられるからですね。看護大学なら女性が多いのでさらに華やかになるし、看護師の確保にもつながるからでしょうね。
まあ、人的鎖国状態を解消する気がないのなら「少子化対策」に公共事業費を削ってでもつぎ込みなさい。増税はダメですよ。児童手当を最低18歳まで支給しなさい。今のようなケチな金額ではなく、5人も子供がおればそれで一家が生活できるぐらいにしなさい。
子供は国の宝です。受益者は国民全体ですよ。そうでもしないと、一番稼ぎそうな人材の海外流出が増えていくのでは。

2005年12月26日 スマトラ沖地震から1年

本日で1年になりました。スマトラ沖大地震とインド洋津波による被害は甚大でしたね。 日本でも、津波で大きな被害を受けたり、地震で大きな被害を受けるたびに対策が進んできましたね。インド洋沿岸諸国の津波対策も拡充されてきましたが。「災害は忘れた頃にやってくる」ということばもありますので息の長い対策が必要ですね。 日本でも、阪神大震災などでビルや高速道路が倒壊したのに「構造計算偽装」されたりしていますね。パキスタンの地震では震源地から離れたイスラマバードでマンションが倒壊しましたね。この建物と同じような危険な建物が多数建築されてしまったわけです。 地震はいつ起こるかはわかりませんし、ビルは逃げることができないわけですね。地道に対策をするしかないのです。その対策の一つが建築基準法の強化だったのですが、守られていなかったわけですね。「安物買いの銭失い」にならないためにも、第三者機関による検査も受けた物件を購入するようにしようではありませんか。いまのところ、財団法人住宅保証機構による住宅性能評価というのが頼りかな。自分で建築士に依頼する方法もありますけどね。企業などは自前で検査ということでしょうか。 昨日も突風が原因と見られる脱線事故がありましたね。災害はいつどこで起こるかわかりませんので、常に出来うる限りの備えをしておく方が良いと思います。

2005年12月25日
木材の乾燥について

この題で書く気になったのは日経今月の私に履歴書を読んだからです。今月は能楽師の片山九郎右衛門氏です。
京都観世会館の能舞台の舞台板全面張り替えのことについて書かれていました。10年かけての事業になったそうです。
もっとも、檜の植林からなら100年以上かな。木曽の檜を伐採できたので10年事業で済んだようです。
直系80cm程度、長さ最低8m以上のが14本で乾燥などに10年です。最初の3年は貯木上で水没させて、そして製材、その後7年が日陰干しです。それでようやく使える木になったそうです。
思うのは、木造というのなら使う木の乾燥の方法、期間も考える必要があるということでしょうか。
短期間の高周波乾燥などでは木の持つ本来の良さが出ないということでしょう。
現在の木造住宅というのは、合板と石膏ボードを多用していますね。木と紙と土ではないですね。木造の良さを出すには「木(板)と紙(和紙)と土(壁土)」のみを柱以外の部分に使う必要が、そして、木の乾燥から目配りしてこそ出るのでは。
柱が木か鉄骨の違いしかないような住宅は本来の木造ではないと思います。ですから、合板と石膏ボードを多用した場合、重量鉄骨で骨組みを作った住宅で十分だと思います。木が可哀想です。

2005年12月23日
住宅性能評価

財団法人住宅保証機構というところがあります。
住宅を購入するときの目安として、この機構が建築中に検査するというものです。そして、登録業者には10年間の瑕疵担保責任を負わせ、もし登録業者が倒産した場合でも補修費用を保険で約95%を補填するというものです。
ですから、今回のような偽装の被害に遭わないためには、いくつかの方法があると思うのですが、その一つとしてこの財団法人住宅保証機構の保証書のある住宅を購入するということが考えられます。
今の日本で国からの補助で基金もあるとHPにあります。個人で設計図から施工まで監視するのはほとんどの者にとってできませんね。このような第3者的機関を利用する方法が考えられるということです。
アメリカでは、建築費用が少々高くなっても「検査」をして質の良い住宅を購入するという考え方があるようで、そのための検査会社もいくつもあるとのことです。前にも書いたかな。
「安物買いの銭失い」にならないためにも、利用できるところは利用しましょう。
この財団法人住宅保証機構のHPでは、住宅についてのことや登録業者名が検索できるなどできますので一度ご覧になられて、ブックマークしておけばと思います。

2005年12月20日
構造計算偽装強制捜査

本日、警察による強制捜査が100カ所以上で同時におこなわれましたね。元建築士一人の犯罪ではないと見ている証拠ですね。
某建築会社には順法精神がなかったのかな。新しい建築工法とか本当かなと思います。どうして新工法が広まらなかったのかな。新工法とかいっても部材の革新はなかっがなければ、構造には大きな変化がないと思うのです。加重を支えるのが鉄筋コンクリートや鉄骨なら従来工法を同じぐらい必要では。だから、某建築会社では基準法違反の認識があったのではと思います。だから、それに集った某研究所なども同罪かな。
そのあたりを解明してほしいですね。
その捜査状況によって、国会はどう対応するのかな。どちらかが偽証しているので是非偽証罪で告訴してほしいですね。
建築基準法の罰則規定の最高刑を大幅に引き上げてほしいですね。その他の犯罪でも、この点は引き上げてほしいものが多いですね。で、ヨーロッパの一部の国のようにいろいろな犯罪の刑の足し算制度や終身刑を検討して導入してもいいのではと思います。ただ、死刑は疑問があります。日本はまだ冤罪というのがなくなっていないと思うからです。今でも、ごくまれに真犯人がぴょっこり現れたり、日本の裁判で検察側敗訴がありそのときの判決理由などから考えると「死刑」というのは執行してほしくない面があります。

2005年12月18日
みずほ証券の誤発注問題

まあ、人間はミスを犯す。そして、自らそのミスに気が付くという典型例ですね。騒ぎが大きくなったのはコンピューター化が原因でしょう。昔ながらの人間が扱っていたときもミスはあったはずですが今回みたいには大規模にはなっていなかったのでは。
コンピューターは人間があらかじめ指示した通りにしか動作しないのですね。あらかじめ指示、プログラムにミスがあったり、もしくは想定外のことが起これば適切な処理ができなくなるということを忘れがちな人が多いのかも。もっとも、みずほ証券が警告無視で発注でしょ。どちらのシステムでも基準内以外は「エラー」で再入力させておけば起こらなかったことでしょうね。
値幅と株数の両方でね。上場企業の発行済み株式数の入力は、一度してしまえば増資や株式分割などの時に訂正するぐらいでしょう。株価は証券取引所から随時情報を取ってきているのでしょ。それらを活用すれば、範囲外はエラーにして再入力させれば良いでしょう。範囲は取引所、証券会社それぞれ独自で作ればと思います。そして、発注取り消しのシステムも
警告なんて生ぬるいことをするからですね。警告でするなら、音声も活用かな。
コンピューター化の怖さがでた事件でしたね。手作業を大事にしましょうね。手作業は自分の頭で考えますから、認知症対策にもなると思います。

2005年12月16日
建築の構造計算偽装証人喚問

ニュースでしか見ていないのですが、姉歯元建築士以外の様子がなんともいえないですね。この出席者は元建築士、木村建設から2人、総合経営研究所から1人の4人でした。
木村建設の建築物、今は「非破壊検査」というのもありますから、鉄筋の数や太さなどがそのまま調べれるのですね。国土交通省が市町村に検査するように指示を出しましたね。
図面も再検査でしょ。ぼろぼろ出てきそうな気がします。そうすると、元建築士の証言の方が正しいということにありそうですね。この期に及んでいう感じです。
総合経営研究所の方も資料を出されて困っていたようですね。
あの4人のうち、3人は「偽証罪」になりそうですね。
国会は時期を見て、告訴すべきは告訴してほしいですね。
そうそう、来年度税制ですが、健康増進のためにたばこ税をもっと上げるべきでは。私みたいな副流煙の被害者を減らすために。
オリックスの仰木氏が亡くなられましたね。ご冥福をお祈りします。
死因は「呼吸不全」とか。聞くところによりますと、たばこをよく吸われていたとか。たばこは確実に呼吸機能を低下させます。ただ、ジワジワですので実感しにくく気がついたときには「手遅れ」ということになりやすいですね。
私は肺の一部を切除しましたが、運動制限は一切ありません。志賀高原にスキーに入ってもよいといわれました。これは、たばこを吸っていなかったことによると思っています。吸っていたら「運動制限」だったのでは。喫煙の影響はこのようなところにも現れますよ。

2005年12月13日
耐震強度偽装事件で思うこと

またまた、これです。総合研究所や木村建設が何か言っているようですが、「建築基準法」の示す強度を大幅に上回る建築物、どの程度あるのかな。大抵は「ギリギリ」では。新工法でも開発されないことには「鉄筋の本数を減らせというのは基準法を守るな」というのと同じことだと思うのですがいかがなものでしょうか。
結局、良心的な建築業者が今回の偽装を表面化させる糸口を作ったわけですね。この10数年というもの、公共事業は減り続け、民間建築も減少していたのでは。受注競争は激しいようですね。受注したさに不心得な業者が出てきたという感じですね。
木造3階建てでも、問題家屋がたくさん出た時がありました。このときは、建築確認の時だけ基準法を満たす図面を提出する方法だったはずです。今回は、建築確認で構造計算がされていないということに目を付けたのでしょうね。だれが、最初にやり出したのかな。私は建築士ではないような気がします。
明日の国会での証人喚問でどうなるのでしょうか。また、警察の捜査でどうなるのでしょうか。BSEも大問題ですが、これも大問題ですね。身近な大問題である「たばこの害」にも目を向けましょう。

2005年12月12日
米国、カナダ産牛肉の輸入再開正式決定→BSE未検査牛肉はボイコットしよう

遂に「圧力」に屈して輸入再開を決定しましたね。BSE検査をすれば、もっと早く再開できたであろうし、経費は日本の負担になるのだからアメリカでは雇用も増えたであろうと思います。
それを拒否し続けたというのはなにかやましいことがあるのかもしれませんね。
以前にも書きました「アメリカのBSE研究者で10年ほど前にノーベル生理医学賞を受賞したブルシナー博士によるとBSEを防ぐためには全頭検査が必要だといわれています。これは、日経サイエンス2004年10月号に博士が寄稿された論文でいわれていることです。」ということですので「ボイコット」しましょう。
それと国産牛肉もなし崩し的に検査されなくなるおそれもあります。この病気、当たれば治療法はありません。死を待つだけです。だから、検査をして、さらに危険率を下げる必要があるのです。
それとも、牛肉はもう食べないようにしましょうか。死にたくない方は食べない方が良いかもね。

2005年12月8日
アメリカ産牛肉輸入再開へ→未検査牛肉の不買運動をしよう

本日の食品安全委員会で輸入再開の答申がされたとニュースでありました。
アメリカのBSE研究者で10年ほど前にノーベル生理医学賞を受賞したブルシナー博士によるとBSEを防ぐためには全頭検査が必要だといわれています。これは、日経サイエンス2004年10月号に博士が寄稿された論文でいわれていることです。
本日の委員会で一般からの意見が約8800通あって、その半分以上が再開反対であったそうです。でも、「無視」して答申です。
日本の国では、自分の身を守るためには自ら行動を起こす必要が多いですね。政府は当てにできないとね。アメリカ産牛肉を食べなくてもタンパク源は他にもたくさんあります。
そして、日本人は牛肉を少なめにした方が健康にも良いのです。一般的な健康のためにも少量でよいのですから、日本産の牛肉(こちらも怪しい雲行きですが)などのおいしい方を食べたらと思います。

2005年12月7日
子供の安全

先月下旬に2人の子供が犯罪の犠牲になりましたね。ご冥福をお祈りします。
昨年11月に奈良県でおきた犯罪を契機に性犯罪者対策と「子供の安全」対策がより考えられるようになりましたが、今回立て続けに起こってしまいましたね。
外国の例を新聞等で取り上げられていました。アメリカでは、子供を自分の車の中に一時的さえ放置することは「保護義務違反」に相当する犯罪だそうです。通学の送り迎えも親がおこなっているというのですね。
フランスでは、親は一日に4回送り迎えをすることになるかも。登校時、昼食時の迎え、食後の登校、下校時とね。オランダでは、教室の廊下にまで親が来るそうです。
日本でこのようなことができる親がどの程度いるのでしょうか。一番の問題は雇用主の無理解、同僚の無理解にでは。それを放置している国などの行政機関。親が無理なときの代行手段たるやご近所の「善意」のみに頼っている国ですね。
これで、少子化対策ができるのでしょうか。
子育てを総合的に支援するという姿勢が国の行政からは全く感じられません。その場しのぎやばらまき的対策に終始しているとしか見られないのです。
いろいろな省庁の予算を子育ての方に回しましょう。そして、児童手当などの充実とともに子育てに配慮している事業所には援助を、そうでないところには罰則(こちらには官庁を含む)を。

2005年12月5日
耐震強度偽装の件について

今日の朝日新聞朝刊一面見出しは建設会社では3社に集中しているようですね。特には木村建設かな。
普通の状況でも建築基準法ギリギリの建築をしていると思います。それより、鉄筋の本数や柱などの太さが小さければ「おかしい」と感じて調査すべきですね。それをしていないということはその態度自体がおかしいですね。
警視庁は、設計事務所のみではなく、施工業者や建築主にも事情聴取をおこなう予定のようですね。罪状は詐欺とか文書偽造になるようです。
捜査の進展具合によるのですが、一設計事務所の問題では済まないということがはっきりしてきましたね。
日本もアメリカみたいに独立した第三者機関に設計から竣工まで監視させる体制が必要になってきつつあるように思います。この発想は「手抜き」や「不正」があるものということが前提になります。いやな世の中になりましたね。

2005年12月3日
日経土曜の別冊「プラス1」の「マナー入門」を読んで

内容は宴会等でのお酒の断り方でした。読んでみると、この著者の固定観念は、宴会等では「酒を飲むべし」とあるようですね。
日本人は遺伝子的に見て約10%はお酒を分解できないのです。ようは全く飲めない。例外的存在ではないのです。さらに約40%の方はアルコールの代謝産物のアルデヒドが分解できなくて悪酔い、そして飲み続ければガンになるおそれもあるのです。
そのような者にお酒を飲まそうとする方が非常識では。けんか腰にしなくても断れる、無理強いしないということこそ、お酒を勧める側のマナーを心得ている人間ではないでしょうか。
日本は、未だに「酒強要社会」の面が残っています。それを何とかする方が先決ですね。
どうして、このような「酒強要社会」かというと、「皆と一緒」という村型社会の名残がきついのでしょう。これでは、「個性化」もあったものではないですね。
「個性」を認めるというのは、このような違いを認めて尊重することにあるのではと思います。
私は、最初から「ジュース」です。これに限ります。ジュースのコップを示すと大抵は引き下がります。もっとも、私の所属する集団の程度がある水準以上だからかもしれません。

2005年12月1日
構造計算偽装の発覚の経緯

ニュースを聞いていると、やはり、建築業者の勘という感じですね。まともな業者なら「おかしい」と感じるのですね。今時、建築基準法の基準を大幅に上回る強度で建築する業者なんていないでしょうね。大半は建築基準法はギリギリで守っているということですね。普通より鉄筋とかが少なかったり、柱が細かったりでしょう。
だから、多くの建築を施工していたら感づくはずですよ。この建築業者が別の設計業者に検査を求めた結果、発覚ですね。気づかない業者の方がおかしいと思うのです。
ですから、今回のケースの建築に関わった設計業者、建築業者、検査業者などのどれもが何らかの故意、もしくは過失をおこなったわけだと思います。

2005年11月30日
明日から師走

もう今年もあと一ヶ月ですね。月日の経つのが早く感じるのは年齢のせいかなと思っています。まあ、人間は今まで生きてきた経験の上で生活していますからね。
これとよく似ているのが行動に対する考え方かな。例えば、皇室典範の改定でも「男子直系」とかに拘れる人が結構いますが、日本でも女帝はおられますね。神武帝からの伝統なら女性にも皇位継承権があって良いと思いますが、「男」というのは外来の儒教の考え方かな、中国では未だに「跡取り息子」のようですね。
土地神話も第二次世界大戦後の地価上昇で形作られ、バブルで崩壊。終身雇用については、欧米でも優良企業は基本的には終身だそうです。ただ、日本と違ったのは「転職」が多いということらしいです。日本では、どうもこれも戦後だけという話を聞いたことがあります。
いろいろな情報がネット上に飛び交っていますが、正しい情報がどれかは自分で確かめるしかないのでは。
書くことを思い浮かばないのでこのようなことを書いてみました。

2005年11月29日
建築構造計算偽装の参考人質疑

衆議院国土交通委員会で今回の問題についての参考人質疑が始まりましたね。
なにか、醜い言い逃れの羅列みたいになっていたようですね。中継があったようですが、見ていないのではっきりとはわかりません。NHKのニュースによるということです。
まあ、建築主はマンション分譲をしているわけですが、建築現場を一度も見に行っていないのでしょうか。あれだけの建築物ですからね。見に行っていないのなら、度胸が凄いか鈍感のどちらかですね。または、今回の偽装の物件のみ分譲したのかな。
建築業者は、偽装されたビルのみしか建築したことがないのかな。他での設計や構造計算された物件も施工していたら、気がつきなさいよ。標準的設計より結構部材が削られていますね。
設計事務所も同じ穴の狢という感じです。初期の段階で気がついて是正していれば、購入者に迷惑もかけずにすみ、信用も落とさずに済んでいたと思います。
コストダウンのみに囚われて、大事なことを忘れてしまったということですね。
今の日本は、ある一面にのみ囚われて大事なことを忘れていることが非常に多いような気がします。
今回の件はこの象徴的な事件ともいえるかもしれません。

2005年11月28日
琴欧州 大関へ

この九州場所は朝青龍の数々の記録が出ましたね。7場所連続優勝、年間完全優勝、年間最多勝、立派ですね。そして、欧州出身で初の大関誕生へですね。それも朝青龍より短い19場所の最短記録で昇進。こちらも立派ですね。
感じるのは、日本人が軟弱になってきたのかな。いろいろな面で本来の意味での「厳しさ」というのもが日本ではなくなってきているような感じもあります。皆さん、優しいですね。わそれで助かっている人は多いと思います。これは、外国でも同じかな。
日本人にしろ、外国人にしろ、単独、またはほぼ単独に近い状態で他の国の風習の違うところに飛び込んでいく人たちには立派な人が多いと思います。
精進を重ねることはどこの国に行こうが自国に居ろうが大事なことですね。
例えば、建築での構造計算の偽装やそれを見抜けない検査機関、建築業者などはこのプロとしての「厳しさ」が足りなかったのかな。あるいは、偽装の・・・だったのか。そんな感じがします。

2005年11月26日
建築確認のイーホームズ、耐震計算の確認省略 国交省調査

これは、本日の朝日新聞のHPで見つけました。あの建築士とは関係ないものも含めて「10階建て以上のマンションやビル計約500棟のうち98棟を抽出して再点検したところ、建築基準法に定められた手続き通りの審査だったと確認できたのは、2棟しかなかった。」そうです。
ということは、検査機関の役目をしていないですね。この確率なら約500棟で10棟、2%ですね。フリーパスと同様だから利用者が多くなったかな。
この問題があの建築士だけの問題ではないですね。建築会社は経験が建築があるはずですね。強度不足のおそれがあることが見当がつくでしょうね。それで、確認をしていない。
検査会社が適正にするだけで発覚していたはずですね。あの建築士以外の設計でもこの検査会社で検査した分は再点検が必要でしょうね。不正を招いた責任は大きいと思います。
「残る96棟のうち89棟については、構造計算書に記された計算過程を詳細に審査する必要があったが、同社は、計算過程の最初の部分以外については、十分な審査をしていなかった。また、国交省令で必要な認定書が添付されていないにもかかわらず、独断で検査を省略していた物件もあった。」というからひどいですね。
以前にも書きましたが、購入者が第三者機関に依頼して設計から建築途中を含めて(工事の様子の写真撮影や部材の抜き打ち的検査など)完成まで監査してもらう必要になってきたのかな。このときに不正や手抜きを見抜けなかったら、この第三者機関にも責任を取らせることになりますね。
あの建築士に強度計算を下請けに出した設計事務所の所長が自殺したそうですね。

2005年11月22日
「構造計算偽装の建築士の免許取り消しへ」で思うこと

まあ、重大な結果を招いたのだから当然だと思うのですが、施工した建築会社はどうなの、この建築士に下請けを出した設計事務所はどうなの、検査会社はどうなの、と思うのです。
話が変わるようですが、健康保険に不正に診療請求をした医師はどうなのかな。どちらも故意である点では同じだと思います。建築士の団体と医師会では圧力の度合いが違うのかな。どちらの行為もまじめに働いている建築士や医師に対して失礼ではないかと思います。
そのほかにもありますが、一部不届き者のために全体が迷惑するのですが、不届き者がよく出るのなら、それに対応した防止策を考える必要がありますね。
本日の日経の一面にあったのですが、健康保険への請求をすべてオンライン化するというものです。事務の簡素化もありますが、不正請求防止もあるそうです。
警官や教師など公務員は、不祥事があれば「懲戒免職」などの処分がありますね。民間企業においても就業規定に処分があったり、告訴等を受けますね。
どの業界も不正をした者への対応を強める必要があると思います。

2005年11月21日
マンションなどの構造計算書の偽造から思うこと

まずは、「検査会社が見抜けなかったのか」ということですね。当たり前のことですが構造計算をコンピューターを使ってやっているのですね。昔ながらの計算尺を使ってしていたら簡単に見抜けたかも。人間の能力は凄いのですが、使わなければ能力は落ちていきます。昔ながら方法でいつも計算していたら、感覚的に「おかしい」と気づいたかも。もっとも、そうでなくても「再計算」をするのが普通でしょうね。
建築現場では、何も疑問に思わなかったのでしょうか。もし、そうなら、その建築業者は鈍感か、不正を見逃そうとしていたとしか思えないのですが、いかがでしょうか。
どちらにしても、本日のNHK(午後7時)で専門家によると「構造計算の方ですか、それを見れば強度不足がわかるはず。」というようなことをいっていました。
建築していたのがある特定の複数業者に絞れるようなことも朝日新聞のHPなどでありました。
これらに関してですが、アメリカでは「建築段階でふせいまたは手抜きがあるもの」として監視体制を強化しているそうです。今回のような事例をこの手の検査会社が見過ごした場合は検査会社の責任とするというのだったと思います。施工途中で抜き打ちにコンクリートを抜き取って強度を検査したりということもするそうです。日本もこのように疑ってかからないといけない時代になってしまったのかもしれませんね。

2005年11月18日
たばこ増税 与党に浮上

本日の日経一面の記事の見出しです。さらに社説に「安すぎないか日本のたばこ」がありました。
社説にあるように欧米諸国と比べると安すぎますね。だから、売れると見て海外のたばこ産業が日本に売り込みを賭けるわけですね。
社説によると、たばこ一箱(20本入り)のたばこ税は日本では157円ですがイギリスは611円とのことです。あちらは消費税も高いので小売価格が約1000円ぐらいになるのです。日本はこれから見ると非常に安いですね。これでは、未成年が喫煙しやすい状況だと思います。
たばこ税による税収があるのですが、イギリスがこのように高額にしているのは医療費などでのたばこ関係支出が大きいことも大きな要因でしょう。高くすることで消費量を減らす方が財政的に楽になるということですね。日本もたばこ税を上げるか、健康保険料を割り増しにするかしてほしいですね。
そして、消費量が減少すれば私みたいな受動喫煙の被害者も減少すると思います。
さらに、たばこを吸わないことにより、食事がおいしくなったり、花などの香りがわかるようになったり、息切れしなくなったり、老化が遅くなるなどの利点が多くあります。もっとも、もとから、非喫煙者にはとっては当たり前のことですが。
以前にも書きましたが、日本医学会は「喫煙は病気」として治療を勧めるという方針を打ち出しています。この動きを推し進めるためにもたばこの値上げを。

2005年11月12日
「虚妄の大学発ベンチャー」より統計の数値についてのちょっとした思い

これは最新号の日経ビジネスの特集です。詳しくは日経ビジネスを読んでください。
この特集の後半部で「安易な大学ランキングは廃止」というのがありました。もっともだと思いました。日本人の悪い習癖かしれませんが、単純に「数」が多ければよいと信じる傾向がありますね。
そこで、内容は関係なく「数」を増やすことだけに明け暮れるというものです。これは、いろいろなところで見受けられます。
ですから、前に書きました「学校の評価」ですが、学力テストの平均点が立地条件などを考慮したうえで教師の力量かどうか検証しようとする試みがありましたね。このような試みが多くの分野に広がることが必要ですね。
「統計でウソをつく方法」(ブルーバックスの中の一冊)という本もありますから、読んでみられたらと思います。

2005年11月11日
平成17(2005)年10月の世界と日本の地上気温について(速報)
― 世界の月平均気温は9月に続いて第1位を更新 ―

気象庁のHPで見つけました。やはりという感じですね。まあ、来年はどうなるのかな。ただ、「1898年以降で1998年に続き2番目に高い値となりました。」というのがありました。昨年とかはどうだったのかな。平均より高い年が続いているようでしたら、「温暖化」がやはり近づきつつある可能性がありますね。
もし、温暖化してくれば、日本は中緯度高圧帯(例えば、太平洋高気圧)に覆われ続ける可能性があるかも。何せ、サハラ砂漠と緯度では大して違わないですからね。今年の夏の四国のようなの状況が全国で起こるかも知れませんね。
アメリカの方でハリケーンが相次いだのも影響の現れかな。今後とも多くくるようだとその可能性が高いですね。でも、カトリーナの時の避難やその後の対応などは「お粗末」という感じがしました。
ブッシュ大統領は温暖化しても気候条件は変化しないとでも思っているようですね。アメリカの大平原(穀倉地帯)の砂漠化も可能性として考えられるのにね。大統領のおかげで自動車産業の状況は惨めですね。
いろいろ可能性はあると思いますが、気温が上昇する事態を回避できるようにしたいですね。

2005年11月4日
震災救助の隊員、十分な食事できず 神戸の女子大生調査

朝日新聞のHPで見つけました。
「阪神大震災のとき、救助活動に当たった消防隊員の食事事情を甲南女子大(神戸市東灘区)の学生らが調べ、論文にまとめた。」ということです。
発生からしばらくはまともな食事をしていなかったそうです。被災者に気兼ねしていてということもあったそうです。
でもね、立場は違いますが調査した芦屋の消防士も「被災者」では。
この研究を指導した『同大学の奥田和子教授は「十分な栄養を取らずに不眠不休で活動するのを美談で済ませる風潮はおかしい。市民のために働くのだから、十分に力を発揮できる態勢を整えるべきだ」と指摘している。』ももっともだと思います。
日本は美談を作りたがる傾向が強いですね。それはそれでよいのですが、そのときに活躍した人の立場とかがより活動しやすいようにするにはどのようにすればよいかという視点が抜け落ちているというか、無視してしまう傾向も強いと思います。
この教授の言葉をしっかりと受け止める必要があると思います。

2005年10月29日
青年海外協力隊40周年

発展途上国でボランティア活動や技術などの指導をおこなっている青年海外協力隊が40周年を迎えました。
今までに約27000人の方々が海外に行かれていろいろな分野で活躍されてきています。今後も末永く続くことを期待しています。
ところで、政府間援助の方は問題があったりしているようですが、協力隊の援助は現地で非常に感謝されているということです。
例えば、バングラディシュでしたか、援助で灌漑のためにポンプを設置しても使われなくことが多かったと聞きます。燃料代や補修が現地でできないためだそうです。
協力隊の隊員の方は「手こぎポンプ」を導入して喜ばれたというのです。現地でも作れるようになりやすいし、燃料費もいらないからです。このように現地の事情にあった援助をおこなってきている協力隊でも経験を尊重する日本の企業(公務も)がもっともっと多くなってほしいですね。

2005年10月28日
憲法改正論議

本日のニュースで自由民主党の憲法調査会ですか、そのようなところで試案ができたようなことを報道していました。
天皇制については現行のままで、9条で第1項の戦争放棄の規定はそのまま残し、第2項で「自衛軍」を保持するという方向で検討されているというものです。
自衛隊は、「軍」と思います。だから、追認みたいですね。で、今の憲法では「軍隊」ではないということですね。
「自衛」のためということで、現在の自衛隊はそのことが厳格に守られていると思います。しかし、「軍隊」と認めると、帝国陸軍や帝国海軍のようにならないか心配してしまいます。
帝国陸軍や帝国海軍は、太平洋戦争や日華事変などで当時「侵略」とはいっていないですね。「自衛」の為とかいって拡大していき、アメリカとの全面戦争に突入していったと思います。
ですから、この太平洋戦争などへの真剣なる反省なしに憲法9条で「軍隊」を認めたら、また、自滅の道に進むのではと心配になります。
過去の歴史の暗部を真剣に検証するのは辛いことかもしれませんが、よりよい未来を迎えるためには、過去にも目を向けましょう。

2005年10月27日
日本シリーズ終わる

ロッテが優勝しました。おめでとうございます。
阪神は、休養期間が長かったのが災いしたようですね。
すでに多くの方が指摘しているようにリーグ間の制度の違いがはっきり出た感じですね。
ロッテは、十分な練習試合(負ければでれませんが)をして日本シリーズに臨めましたね。阪神は、試合に比べれば緊張感のない「練習」しかできませんでした。そのあたりが大きいように思われます。
パリーグが2シーズン制をしているときも短期日本シリーズの勝率が良かったと記憶しています。
このことで思うことは、適切な緊張感を持続することの大切さということです。これは、いろいろなことに当てはまると思います。
仕事でも、趣味でも、勉強でもね。過度の緊張は健康にも悪いですし、ミス等も多発しやすいですね。今回のロッテは、適切な緊張感を持続できたこと、持続させたことが優勝の大きな理由と思えてならないのです。

2005年10月25日
フィリピン残留日本人

本日のNHK「クローズアップ現代」で取り上げられていました。もう、戦後60年ですね。このタイプのことについての日本政府の反応に悪さには呆れます。
中国でも、国交回復時から継続的に行うべきをしばらくしてからですね。こちらも、国交回復時から継続的に政府が行うべきことを民間団体がおこなっている。
その上、難癖をつけているとしかいいようのないことをしている感じがします。フィリピンでは、平和的に定住できてた日本人を戦争で駆り立て、反日感情だけを残すようなことを日本はしてきたようですね。そのあたりの反省も無いようですね。
だから、拉致問題でも中国や韓国の協力が口先だけになっているように思えて仕方がないのです。
アスベスト問題でも、クボタの決断があって公表ということをしたので問題になったわけですね。それで、対策が進みました。引き替え、有明海干拓は非難囂々の中で強行していますね。国民のことを考えているのか疑問が残ります。

2005年10月22日
教育一括交付金構想

民主党が義務教育の国庫負担金に代えて「教育一括交付金」に関する法案を次期国会に提出する予定と朝日新聞のHPでみました。
中央教育審議会の税源移譲をした上で国庫負担金廃止でしたか、それを多数決で否決して負担金をまま残すという答申を出すようですね。地方公共団体関係の委員数は審議会で10分の1程度だそうです。多数決すれば負けますね。
まあ、税源移譲というのですが、公共団体によって税収力に違いが見られます。そのことを考えると、民主党の「教育一括交付金」ですね。金は出すが使い道は地方に任せるという者です。この方がよいのでは。
ただ、官僚は嫌がるでしょうね。権限が減少しますから。
自由民主党も「行政改革」を看板に総選挙を戦ったのだから、権限の地方委譲も伴う法案になるよう民主党と議論をしてほしいですね。

2005年10月18日
パリーグ、ロッテ優勝

昨年に引き続き、レギュラーシーズン二位のチームが優勝ですね。これによく似ていたのが、パリーグが前後期による優勝チーム通しで年間優勝を決めていたときの日本シリーズですね。結構、日本一になっていたと思うのです。
昨年は、西部が結局日本一になりましたね。今年もロッテの方が有利かも。
その理由は王監督が何かに述べられていたような気がするのですが。対戦相手待ちになったチームの気抜け現象があるようですね。試合を続けている方が緊張感とかをうまく維持できるのですね。だから、春先、オープン戦をしてシーズンに備えるのですね。
パリーグは今回の結果もふまえて、アメリカ大リーグのようにすべてのチームで「待つ」ということのないような仕組みにするか、なにか対策を立てないと2位や3位をねらうチームが増えて困ることになるのでは。レギュラーシーズンの質の低下が心配されます。
改革を期待してます。

2005年10月15日
ガソリン高騰、アメリカ各州でエタノール混合義務化急ピッチ

これは、日本経済新聞のHPで見つけました。ミネソタ州を皮切りにハワイ州などで義務化されたのですが、今回のガソリン高騰でカリフォルニア州、オレゴン州なども義務化に向けて検討を始めたというのです。
朝日新聞のHPで小泉首相が「二酸化炭素主要排出国は京都議定書に参加」を呼びかけたというのがありました。
アメリカでは、エタノール混合のための施設等で経済効果が出てきているようですね。ブッシュ大統領は、このあたりをどう考えているのでしょうか。
燃費対策(温暖化対策にもなる)をしてこなかったため、GMやアメリカフォードが苦しくなっていますね。結局、自国の首を絞めてしまったわけです。早く気づいてほしいですが無理かな。
ドイツなどは、新しい規制を乗り越える努力をして、いろいろな環境規制に対応してきましたし、それが新規技術等の開発にもつながってきています。日本もこのような対応をしている業界もあれば、アスベストみたいな業界もありますね。
エタノールを混合しても「燃費」に対して敏感になった消費者をGMやアメリカフォードは引き戻せないかもしれませんね。ブッシュ大統領、この責任どうとるのでしょうか。

2005年10月12日
中国、2度目の有人宇宙船打ち上げ成功

中国もロシア、アメリカについで順調に宇宙開発を進める能力を高めてきているようですね。まあ、アメリカの有力大学への留学生も多く出してますから、人材も豊富なのでしょう。
日本ですが、宇宙開発、長らく科学技術庁と文部省とが別々にしていましたね。文部科学省になっていろいろあっても棲み分けしているのかな。
そして、予算の硬直化。干拓のような無駄遣いをするのなら宇宙開発に税金をまわしてほしいですね。小泉首相、この税金の使い道を行政主導から政治主導に変えることができる議席数をもちましたがどうするのでしょうか。
自動車の特定財源などの使途変更を是非とも実現してほしいですね。そうしたら、日本も単独で有人宇宙船を打ち上げることができ、国際宇宙ステーション建設にも役立つことができると思います。

2005年10月11日
阪神タイガースの上場問題

日本プロ野球組織でしたか、そこの規約はどのようになっているのかな。規約上、持ち株会社をつくれば、その持ち株会社を上場する手があるようですね。でも、プロ野球組織に先を越されたら上場できないかも。村上氏はあの閉鎖集団のことも調べていると思うのですが。
それをとファンの動向ですね。これも大きいですね。あれ、大手私鉄といいながら、小さな電鉄会社が持っているのも人気のある理由かもしれません。それが、公開されると違ってきますからね。
選手がストップオプションをもらう分には「出来高払い」とよく似た面があるのし、球団全体が儲かる必要があるので「出来高払い」よりよいかもしれません。
今までにない新しい試みとして試してみてはという感じです。

2005年10月6日
石油価格高騰

まあ、あがりましたね。一番、価格高騰の影響を受けているのはアメリカでしょうね。まだ、日本は公共交通機関に頼れる部分がありますから。ただ、バス会社は苦しいようですね。
このことでの期待は、石油以外へのエネルギー源の転換が早まるのではということです。できることなら、太陽光や風力が大幅に伸びてほしいですね。
ヨーロッパや日本は温暖化対策を進めつつありましたが、その対策技術は化石燃料からの脱却をはかるものですね。ということは、石油を使わないようにする技術ですね。もっと、進展させてほしいです。
ブッシュ大統領が2001年に就任したときから国策として温暖化対策を実施しておればGMやフォードの経営がもう少しは今よりよかったのではと思います。ところが、「産業界をまもる」とかいって京都議定書を批准していません。そのツケがGMやフォードの経営危機として現れたと思います。日本車などに燃費で負け、品質でも負けでは売れませんね。2001年の就任したときから号令をかけていたら状況は変わっていたかも。
でも、温暖化対策をしないと宣言した。そこに原油価格高騰、アメリカ国内産業の競争力がなくなった。自業自得ですね。日本はこのようにならないようにしたいです。

005年10月2日
同時爆弾テロ

バリ島でまたありましたね。犠牲になられた方にお悔やみを申し上げます。
どうして、続くのか。日中戦争の時、中国の一般庶民にとって安心できたのは共産党軍だったようですね。だから、戦後、台湾以外を支配というか解放できたということですね。
ベトナム戦争の時、アメリカ軍によるソンミ事件などが起こりましたね。劣勢になった勢力の方がテロや不法行為を多くする傾向にあるようです。
今回は、今のところ犯行声明は出ていないようなのでどこが起こしたのかわかりません。
ところで、宗教の教義の揺らぎはイスラム教が他の宗教に比べて著しく速い速度で起こっているような気がします。旧来の価値観が崩壊していっているようなものです。それに対する反発として一部勢力はテロを起こしているようですね。
キリスト教も仏教もそのほかも時代に合わせていたのですが、結構ゆっくりしたペースでした。そこの違いが大きいのでは。
インドネシアでのテロはイラクでのテロと違って、このタイプではないでしょうか。

2005年9月28日
納税者の反乱

物騒な表題にしました。本日のニュースで民間の給与所得の減少と国家公務員の給与の引き下げがありました。
民間は一昨年と昨年の比較ですね。公務員の方は昨年と今年の比較ですので単純には比較できませんでしたが、民間給与が減少すれば致し方ないのでは。
「納税者の反乱」はアメリカで実際に起こったことがあります。納税額が減少して多数の公務員が解雇された地方公共団体がありました。
そのような例から見ると日本の納税者はおとなしいですね。公務員の給与の適正水準とはどのようなものでしょうか。算定できない場合があるのですが、一つの方法が今の人事院勧告制度ですね。もう一つが同じ仕事を民間に任せた場合、いくらでできるかいうものなどですね。まあ、民間ではどうしようもない分野もありますが。行政改革の最大の抵抗勢力はなにか、考えてみましょう。
今は地方や行政の末端に対するオンブズマン活動が主ですが、これが中央官庁などにも及ぶことを期待しています。ただ、今に活動のなかには首をかしげたくなるのも聞いたりしますが、より実質的な方向で進むことを期待します。

2005年9月27日
豪雨の多発

本日のNHKクローズアップ現代で取り上げられていました。特にここ2年は多くなっており、今年はすでに昨年の総数を上回っているとのことです。
どうしてでしょうか。台風の巨大化についても以前書きましたね。理由は同じと思っています。大気中の水蒸気量の増加が大きな原因でしょう。だから、雨がよく降るのですが、熱帯地域は基本的には毎日の太陽熱による水蒸気はその日のうちにスコールで降ってしまうのかな。
でも、日本ではスコールは「夕立」程度で見られますが、今の豪雨はこれではないですね。大気の循環によって、水蒸気量の多い湿った空気が次から次へと流れ込んできて降っていますね。ですから、降り続くのです。四国の早明浦ダムは一回の豪雨で貯水率0%から満水にまでなってしまいました。
ではどうして、空気が湿るのでしょうか。海水が温められているからでは。数年前、沖縄で海水の異常高温でサンゴがやられそうになったことがありますね。
海水温の上昇はというと、考えられるのは「温暖化」です。
やはり、温暖化は進行しているのでしょうね。ただ、温暖化でいつも雨が降ってくれるわけではなさそうですね。今年の四国の渇水、原因は太平洋高気圧の急激な発達かな。梅雨前線を一気に押し上げてしまったためのようです。そのようなことが頻発すると全国的な水不足ということも起こりえるわけです。日本の砂漠化、中緯度高圧帯が日本上空に居座るような事態が起こると可能性があります。

2005年9月26日
在外被爆者手当、再び認める 福岡高裁 長崎の控訴棄却

これは朝日新聞のHPでの見出しです。
一言でいうと「当然」の判決だと思います。このような裁判が起こされること自体、日本の戦後処理のずさんさがもたらしたものでは。
このような自体になったのは「官僚機構の硬直性」が大きな原因でしょう。「省益」というものですね。例えば、予算の配分や定員などで全体には限りがあるので、「どこかを増やせば、どこかが減らされる。」それを避けると「硬直」しかないですね。機動的に必要な部署に予算や人員が回せない。また、予算を維持するために「必要ではない仕事を増やす」ことがおこなわれたりしていますね。例えば、有明海の干拓などです。
それと。日本軍の体質や日本軍が敗戦の時、したことと共通の要素もあるのでは。「弱者切り捨て」の発想ですね。被爆者は弱い立場の人が多いですね。水俣病も弱い立場の人が多いですね。そして、認定で揉めていますね。それと同根では。
だから、今回の判決は当然だと思います。上告しないことを求めます。

2005年9月24日
人工飼育のコウノトリ5羽を放鳥 兵庫県豊岡市

この見出しは朝日新聞のHPよりです。人工飼育生物を野生に戻す試みの一つですね。
コウノトリが生息できなくなった理由は何だったのでしょうか。新潟県佐渡島のトキも。開発と農薬の使用が大きな原因ですかな。トキは羽を取るための捕獲が大きかったようですね。
生物は互いの依存しながら生存しています。普通は、肉食系が増えると食べられる方が減少し、餌の減少で肉食系も減少したりして平衡を保っています。それを崩しているのが「人間」です。
一旦減少してしまったものを元に戻すのはいろいろな理由で困難が伴うようです。今回は、「餌」の採取が自力でできるのかということも大きな問題のようですね。それと、量の確保、人間が餌場を用意下のでは「野生」に戻すことにはならないですからね。
ところで、日本人、「餌付け」が好きですね。それで下北半島のニホンザル、実質的に野生ではないかも。
アメリカでは、生態系を元に戻すべく「オオカミ」をカナダから移住させた国立公園もあります。これも、生態系の安定を保つためで「シカ」の増加を防ぐためだそうです。シカが増加しすぎると若木の芽が食べられてしまい、森林が衰えるのです。日本でも植林でニホンカモシカの餌が減って植林した木を食べていますね。
野生に戻って増えることを期待しています。そうなれば、豊岡は「自然豊か」な地域であるという証明にもなると思います。

2005年9月22日
台風、ハリケーンの巨大化

台風が結構発生して、そして強い勢力を持つようになってきた感じがします。それより、ハリケーンの巨大化の方が凄いかも。但し、メキシコ湾で発達したハリケーンは。
温暖化で発生数や勢力が強くなりやすいといわれていますね。地形が大きく影響しているのかなと思います。
太平洋は、赤道の北側は「海」ですね。暖かくなった海水は北太平洋に向かって流れやすいですね。また、大西洋も同様ですね。ところが、メキシコ湾は東側と北側とをアメリカが、西側とメキシコに囲まれていますね。暖められた海水がとどまりやすい地形ですね。
海水温が高いほど、台風などが発生しやすく、また、巨大化しやすいということだそうです。その高温の海水が溜まりやすい地形という感じがするのです。カリブ海で暖められた海水もメキシコ湾に流れ込むようですね。
北大西洋のメキシコ湾流という暖かい海流でノルウェーの北の海岸(北極圏)まで不凍港(冬も凍結しない)になっていますね。それだけ、エネルギーが溜まりやすいのでしょう。
温暖化がさらに進むようですと、台風もハリケーンももっともっと巨大なのが発生する恐れがありますね。アメリカは、ブッシュ大統領が温暖化対策を無視したツケを払わされているのかもしれません。

2005年9月16日
やめる勇気

本日の日経一面連載の「2/3の衝撃 再出発の小泉政権」で小泉首相の靖国参拝に関して中曽根康弘元首相が「やめる方が勇気を要するが、勇気あることをするのが政治家だ」と述べられています。
首相は「私人」とかいうのが実施的にはなく、参拝すれば「公的」と取られるということですね。そして、国益を考えると参拝すべきでないというのが中曽根元首相の考えというように感じました。
登山でも途中で引き返す難しさがよく言われますね。あの戦争でも「中止」をだれもいえないような状況になっていただけでズルズルと突き進んでいった感じです。そして、止めるのに「天皇陛下」に憲法違反に当たる直接の国事行為をせざるおえないところまで追い込んだのですね。
一度、始めた事柄の中止というのは始めることより勇気が必要ですね。
この手の「勇気」を持つことのできる人間は少ないように感じるの私だけでしょうか。今回の選挙で自由民主党に投票できなかった理由の一つです。中曽根氏が首相なら自由民主党に投票していたかも。
ブッシュ大統領はイラクから手を引けないでしょうね。

2005年9月14日
珍しい違憲判決

今日のニュースで、「在外選挙権の制限は違憲」という判決がそれも最高裁で出されました。
最高裁の判事の構成ですが、裁判官出身者、弁護士出身者、それとなぜか官僚出身者がいるのですね。それでも、官僚の関わることで違憲判決です。
最近、ふと思ったことは「行政訴訟」上級審に行くほど原告敗訴が多くなります。その原因にこの判事の構成が大きく影響しているのではということです。どうしても、身内びいきになるのでは。ただ、それなりに理屈をつけてますが。
今回のは、現在の通信事情などを考えると、外国にいても国政選挙の小選挙区や地方区の情報を容易く入手できるようになっているのに制限しているのは「憲法の下の平等」に反すとしてです。
でも、手直しの楽な項目だったのでは。だから、「違憲判決」を出したともいえますね。選挙区の一票の格差については5倍でも違憲とはいえないとの判断を下したのがありました。
次の最高裁判事の信任投票では、官僚出身者には×をつけたいと思っています。

2005年9月10日
日本でもホテル客室の禁煙室増加

健康増進法の施行によって多人数が集まる場所での分煙、禁煙がさらに進んできましたが、ここに来て「個室」の客室でも喫煙のできない禁煙室が増加してきています。
女性客や外国人客の利用が増えてきているとのことです。
前にも書きましたが、居酒屋でも「全面禁煙」のところが出てきて、女性客や家族連れで売り上げを伸ばしているとのことです。
客室ですと、副流煙による受動喫煙に関してはその部屋のそのときの利用者だけですが、「臭い」が残ります。この「臭い」堪りませんね。料理の匂い、花などの香りなどが潰されてしまいます。
一番の辛さは、タバコのにおいを嗅がされるということです。外国人は、そのことも強くいうようですね。
私の今年、ある宿で食事場所の分煙についてうるさく言いましたら、翌日の朝食の時、その部屋には「灰皿」が見あたりませんでした。宿の方もやればできるのです。
その宿に泊まっていたいくつか家族連れでは、親父の喫煙は部屋の外に追い出されました。
今は、「禁煙側に煙が流れ込まないほうにした分煙」または「禁煙」をはっきりさせた方が客の入りがよいのでは。昔からの固定観念を変えましょう。
ホテル等の客室でも禁煙の方向ですので、健康(病院、スポーツ施設など)や教育(学校など)に関わるすべての場所からタバコの臭いをなくしましょう。簡単に言うと「敷地内全面禁煙」です。

2005年9月8日
選挙も終盤

いろいろな党のマニフェストなどを見ても、どこも帯に短しタスキに長し。抵抗勢力に対抗できそうな自由民主党は歴史認識の方で日本を潰しそうだし、国営の好きなところは高コスト体質で世界大競争時代での脱落者になりそうだしね。
3日後が投票日ですね。どうしようかな。
日経ビジネスの記事にあった最大の抵抗勢力は「公労協」だって。民主党の支持基盤の一つだったかな。
郵政民営化で全国配達ができなくなるとかいっている政党がありますが、たしかヤマト運輸は行政の妨害に遭いながら全国展開してますね。どのような根拠でいっているのでしょうか。
金融でも農協、漁協も含めたら凄いと思うのですが。郵便局より多かったりするかもね。
どこも、投票する気になれないというのが今の心境です。でも、どこかには入れるつもりです。
そうそう、最高裁判事の国民審査ですが官僚出身者には×をしましょう。行政よりの判決をなくし、公正な裁判が行われるようにするためにね。

2005年9月7日
アメリカのお粗末

このたびのハリケーン災害ですね。ニュースを見るたびに感じるのが災害救助でのお粗末さ。これが、あのアメリカなのか思いました。イメージを著しく修正することになりそうです。
ブッシュ大統領が当選した2000年の選挙でもごたごたしましたね。イラク戦争の処理を誤りはじめたあたりから、「ワラ打ちゃ、手を打つ」たぐいの方向になり始めたのかな。
救援に軍隊を投入しようにも国内にいないですから、人数的にも装備的もお粗末になったのでは。やはり、戦争を自分の方から仕掛けるものではないですね。
ブッシュ大統領自身も自然の脅威を甘く見ていたのでしょう。「温暖化対策の京都議定書」への不参加をもってしても判りますね。だから、危険性が指摘されていても堤防の補強をしていなかったようですね。
日本も少しでも油断すると今回のアメリカのようになると思うので常に一定水準以上の備えがほしいですね。
日本経済新聞の「私の履歴書」にブッシュ大統領をできるだけ早く登場させてほしいです。

2005年9月6日
最近の雨の降り方

降り出すと激しく降ることが多くなりましたね。熱帯のスコールと似てきたかも。でも、違いはその降雨時間。こちらは長くなりやすいですね。
熱帯は、朝からの太陽照射による水の蒸発と上昇気流ですかな。ところが、こちらでは水蒸気をたくさん含んだ気流が次から次へと流れ込んできて降り続きますね。ですから、宮崎県では今回、1300mmを越えたようですね。年間の半分以上がここ数日で降ったことになります。
四国も漸く降り始めたと思ったら豪雨ですね。降り方にムラがありますね。
温暖化の影響かなと思ったりします。温暖化すると海水などの蒸発が増えるので雨が増加するというものです。でも、均一に増加するのではなく、降る降らないの違いが大きくなる方向での増加になるのではと思います。そして、気候帯の変動が起こり、農業生産に大きな影響が出る恐れがあると思います。
いろいろな新品種が開発されるとは思うのですが、今現在の穀倉地帯の砂漠化が起こるとどうしようもないかもしれません。そうなってからでは遅いと思います。
特に「ブッシュ」を何とかしないといけないですね。アメリカの大平原の砂漠化がないとはいえないのです。まあ、原油の値上がりで幾分かは懲りたのでは。アメリカの自動車メーカーは懲りたかな。省エネをもっと考えるのではとも思います。

2005年9月3日
民営化の効果

どのようなことが考えられるのでしょうか。
本日の日経一面の記事では「株売却益」や「税収」などが書いてありました。このうち、「税収」の方は結構続くことになると思いますし、社会構造の大きな変化がない限りは永続できるようにする必要があると思います。
社会構造の変化が今、起こりつつあるわけですね。それに併せて「社会の仕組み」を変える必要があると思います。その第一歩が「公」→「民」への移行では。
社会主義国の市場経済化がその典型かな。北朝鮮ですら一部に市場経済的なことを取り入れているようですね。そして、1980年代ごろから、欧米では「公的部門」の民営化が推し進められていますね。
高コスト体質から脱却しないと「世界大競争」に取り残される(負ける)ことになるからでは。
どっかの政党がいっていた法人税の増税ですが、法人が日本から逃げ出したり、国際競争に負けたりしたら元も子もないと思うのですがね。国際的に競争できる産業を維持しながら社会保障を考える必要があると思うのですがいかがでしょうか。
食糧自給率は40%以下になっています。原油や鉄鉱石やその他原材料のほとんどを輸入で成り立っているのが日本です。狭い範囲でしか考えることができない「ムラ意識」を解消しましょう。

2005年9月2日
「アジアでの国益 見据えて」

本日の日経一面連載「改革はすすむのか 05衆院選」の見出しです。政界を覆う「内向き思考」に警鐘を鳴らしていると思います。
日本の景気回復も中国などアジア諸国の経済発展によるところが大きいと思います。そのアジア諸国との関係を冷却させたままでよいのでしょうか。
一つの原因に「水に流す」というか、過去の出来事をうやむやにする日本人の体質があるのでは。日本でも空襲の被害などを「忘れないよう」にしようとしていますね。ところが、加害者的な事柄についてはいろいろな場面で避けようとしているとしか思えないのです。
別に、対外的だけではなく、自国民に対しておこなったこともね。そのあたりを周りの諸国民は「不信感」を持ってみているのでは。「あったことをなかったとしようとしてる」とね。
歴史で自国に都合の悪い部分を伏せることなく検証するというのは、取りも直さず「自国」のためになると思うのですが、できないようですね。「内向き思考」の悪い面が出ていると思います。
日本のために過去を直視しましょう。

2005年9月1日
「防災の日」で「防災訓練」について思うこと

日本での「防災訓練」では、参加予定者全員に事前の説明がされるのが普通のようですね。ときたま、「抜き打ち」で実施するところがあるようです。
今日の防災訓練は、悪くいうと「訓練のための訓練」、訓練をしたという言い訳でしょうか。福知山線の脱線事故、予告があったでしょうか。地震、最近多いですね。でも、予告なしですね。
台風とか、大雨などはある程度地域的な予測ができますが、地震などは「無理」ですね。未だに「予知」を前提にした訓練もありますね。
災害とは、予告なしに起こるものだという認識ができ、且つ、効果のある訓練に変えていく必要があるのでは。
まあ、通常の訓練と抜き打ち的訓練の組み合わせですね。アメリカの病院(スタンフォード大学)では、研修医に対して連絡なしに訓練をしてその中に巻き込んで効果を高めようということをしています。

2005年8月31日
国の審査会とか審議会について

これ、委員の選出はだれがしているのかな。官僚では。道路公団の民営化に関する委員会なんて例外的では。普通、省庁の思惑通りの答申や裁決を出してくれそうな委員を選んでいるようですね。それで、第三者とはよくいうはと井いう簡易です。
昨日の諫早湾の干拓についても、厳密な第三者ばかりなら、「工事中止」でしょうね。形だけの審議をやらせているように感じてるのは私だけでしょうか。
企業でも身内の対策委員会とか御用学者などがよく問題点などのすり替えなどをして、あとで困っている例がありますね。古いところでは、森永のヒ素ミルク、あれで森永自身があとあと困ったはずです。どこでも、「身内」だけですとよくないのですね。官僚機構ではなおさらですね。
今回の選挙では、例えば「諫早湾干拓事業」を中止させることができるのはどの政党かで選ぶのもよいかもしれませんね。中止より事業廃止のほうがいいですが。

2005年8月23日
人口減少社会

本日のニュースで厚生労働省の「人口動態調査」によると今年1月から6月までの死亡数が出生数を僅かながら上回ったというのがありました。
7月から12月までの状況次第では年間を通して死亡数の方が上回る可能性があるということでした。男の方はすでに昨年、死亡数の方が多くなっています。
いろいろな社会計画の基礎になっている人口動態予測が見込みはずれで予想より早く「人口減少社会」に突入していきことになるようですね。
「少子化対策」に回すべきお金を「土建」などに使って来たツケでしょうね。「子ども」そのものは「票」のはなりませんしね。
予想より早く「労働力不足」の事態も考えられることになります。そのためにも「非効率」になりやすい「行政」や「国営」というのを見直し改革する必要があると思います。
その第一歩として「郵政民営化」(抵抗が大きいので)というのがあるのでは。公的機関を「肥大化」させたままでは、「少子化対策」も「年金対策」もできないのでは。

2005年8月15日
戦後60年

今日で60年になりますね。天皇陛下に憲法違反の玉音放送をさせた戦争が終わって60年になります。
本日の日経一面の連載の見出しに「大きな目で見つめ直そう」と「ナショナリズムを越えて」というのがありました。内容は日経を読んでください。
このような見出しが必要になる理由を私なりに考えてみました。
一つは「ムラ社会」の意識そのままの言動が為政者で見られることでしょうね。この「ムラ社会」というのは、「非常に狭い範囲の仲間」のみを対象としている場合に言えると思います。ブッシュも少しこの気があるのでは。また、このごろよくテロを起こしている宗教集団もね。
他者が見えなくなるのですね。自らのみが「絶対視」されて、すべてに於いて「正しい」と思いこむようです。このような言動では近隣諸国との軋轢は増すばかりです。
ドイツが近隣諸国との和解もありましたが、それより「二度と戦争を起こさない」ようにするためにはどのようにしたらよいかを取り組む過程で近隣諸国との和解も進んだのでは。日本は、このドイツと対極にあるような感じがします。
ドイツの食料自給率や約100%です。エネルギー自給率も日本より高かったかな。日本の食糧自給率は40%以下ですね。エネルギー自給率も10%以下だったはずです。大量の物資を輸入している日本は、基本的にはすべての国と友好的でなければならばいはずですが、最大の貿易相手国とはギクシャクしていますね。ドイツと比べて、近隣諸国との関係は危ういものがあると思います。
先の6カ国会議で拉致問題でもまともに相手のされなかったようです。特に議長国に。
このような閉塞状態を打破するためには、「変革」をする必要があります。「ムラ社会」的意識からの脱却が求められます。過去のあった都合の悪いことをなかったことにするのではなく、認め、そのようなことが2度と起こらないようにするにはどのようにすればよいのか真剣に考え、実行に移すことですね。現代の行政の仕組みにおいても同じようなことが言えます。
その第一歩が「郵政民営化」ではと思います。
例えば、日本での宗教は織田信長以降は政権側により利用です。明治維新以降も政権側はしっかり利用しています。そのあたりも考えてほしいのです。
これらと同じように官僚は「国民のため」と言いながら、農業破壊をおこない、競争力を低下させましたね。国民の健康を守るはずが、「薬害大国日本」「アスベスト禍」「四大公害」など多数でましたね。道路公団の談合もその延長線上ですね。

2005年8月13日
日本における宗教と政治の関係

卑弥呼の時代とかその後の仏教伝来による仏教国家というのは世界の多くの国で見られた宗教が上位的な面がありますね。仏教では、道鏡とか、あるいは比叡山(後白河上皇の嘆き歌)など。
その状況からいち早く離れることができたのが、ヨーロッパではイギリス、アジアでは日本かな。イギリスではヘンリー8世によるイギリス国教会の設立。私の解釈では王権の上位となる。
日本では織田信長による「比叡山焼き討ち」と「石山本願寺との戦い」かな。この2つによって宗教側から政治への干渉が実質的になくなったと思っています。
そして、政治による宗教の利用が始まるわけですね。
江戸時代の寺請け制度、明治維新政府の国家神道の利用、「天子様」の全国巡幸もこの一環ではと思います。そして、靖国神社と続くことになります。
織田信長以降、日本で政府の絡む宗教行為はそのときの為政者の都合が色濃く出ていると思います。
帝国陸軍では「軍神」がよく出没しました。陸軍の都合で作り出されたようです。
また、日露戦争の乃木軍の戦術の誤りからたすうの将兵が死傷しました。その意味を誤魔化す必要があったかrかしれませんが「・・神社」などもできましたね。
挙げ句が、明治維新の元勲やその当時の国民が営々として築き上げた日本を粉々に潰してしまったのが先の戦争では。危うく、天皇制まで潰しかけたわけですね。

2005年8月12日
政府は誰のものか

このテーマで本日の日経一面に連載記事がありました。
以前から思っていたことですが、官僚は税金を自分のものと思っているのでは感じることが多くあります。
兎に角、いろいろ理由をつけて「国民全体の利益」ではなく、「省益」を考えているのでは。その典型例が帝国陸軍や海軍だったと思います。結局、自身は勿論国自体も潰しましたけどね。他の省庁は戦争に負けて重しがなくなってから「我が世の春」を謳歌しているのかな。
高度経済省長期は、いずこの国もいくつかは不都合が出ますが比較的ぼちぼちの政策でも何とかなるようです。でも、日本は農業を「No政」でほぼ潰しましたね。景気対策を「土建型公共事業」主体で借金大国にしてくれましたね。
小さな政府にして「規制緩和」が求められているのに「大きな政府」を維持しようとしています。肝心の規制の必要な方には「業界圧力」などを利用して権限維持を図ろうとしている。石綿などがあげられます。
ヤマト運輸の宅配便の認可についての旧運輸省とヤマト運輸の戦いがあって、何とか宅配便が競争的に発展してきたので「インターネット通販」が大きく伸びてきているのです。旧運輸省が勝っていたら、「インターネット通販」は未だに細々だと思います。
今回の郵政改革は、この「政府は誰のものか」をはっきりさせる第一歩だと思うのです。だから、対案も出さずに反対の民主党の行動がイマイチよく判らないのです。私から見ると、自由民主党の反対した議員の行動は「政府は官僚のもの」というのを支持したとしか見れないのです。

2005年8月10日
小泉首相の言葉

過去に「自由民主党をぶっ壊す」とかいっていたと思います。また、郵政改革に政治生命を賭けるとか。今回の衆議院の解散は、単にこれらの言葉を実行しただけでは。
自由民主党の面々の中にこれらの言葉を「看板」としか思っていなかったのかな。反対した議員の選挙区に対立候補を擁立までしようとしてますね。自由民主党の他に官僚機構も壊してほしかったですね。
第2次世界大戦で廃止されたのは陸軍と海軍ですね。その後、紆余曲折を経て自衛隊ができましたが、今のところ文民統制ができていると思います。このまま、文民統制を続けてほしいですね。軍がしゃしゃり出ている国にろくな国はないですね。
最近の自由民主党の党首にしたら「言葉」と「行動」が一致していますね。靖国はちょっとですが。
反対派は総論賛成、各論反対で法案提出を潰せると思ったのでしょうね。それに失敗して国会で反対に回って否決したら「解散」を本当にされたという気分を反対派議員は味わっているのかな。
財務省は財政支出を削減する気のようですけど、郵政改革ができないと実質的削減は難しいでしょうね。
民主党は対案を出さなかったのかな。修正案も出さなかったのかな。どちらにしろ「郵便貯金」や「簡易保険」の資金の流れについて各党の政策を聞きたいですね。
今日もまとまりがない文になってしまったかな。すみません。

2005年8月6日
60回目の原爆の日

60年前の今日、広島に原爆が投下されました。そして、多くの人命が失われ、放射線による後遺症などで通常兵器で起こりえない後遺症などに多くの方が苦しんでいます。
原爆の惨状を世界に知らせ続けることが行われています。二度と核戦争をさせないため、さらには戦争そのものをさせないために。
ところで、政府の被爆者支援は十分だったのか。国内はある程度行われていましたが、海外在住者へは全くおこなっていないといってよい状態が続いていますね。
その点を小泉首相は「高齢化の進行など被爆者の実情に配慮しながら、在外被爆者への支援も含めて援護施策の推進に努力する」とあいさつしたとのことです。期待できるかな。
未だに原爆による犠牲者の数(負傷等を含む)は確定できていませんね。最終的にも確定できないと思います。でも、原爆が投下された事実は消し去ることができませんし、アメリカも原爆を投下したことは認めていますね。
先の大戦ですが、日本はドイツと違って独裁者が現れたわけではないですね。伝統的集団指導体制です。織田信長が明智光秀に暗殺されたのは信長が「独裁者」だったからだという説があります。信長以降、信長みたいな人物は現れていないですね。
それにもかかわらず、国力等の違いが大きすぎるアメリカと戦争を始めたわけですね。最初は「奇襲」的に勝利を収めましたが、その後は敗北の連続ですね。明治の元勲たちやそのときの国民が築き上げた日本を潰したわけです。
明治の元勲たちにはあった想像力を失ってしまっていたようです。硫黄島や沖縄の負けっぷりを考えれば「集団指導体制」なら降伏しているのが普通でしょう。実際は「集団発狂体制」みたいな状態で8月まで続けてしまって原爆投下です。長崎にも。そして、天皇陛下の憲法違反行為(玉音放送)で終わるわけです。天皇陛下をここまで追いつめておきながら戦争への反省がないのが日本です。ですから、原爆や空襲などの体験を後世に絶えることなく語り継ぐ必要があります。
日本人が戦争の被害を忘れないのと同じようにあるいはもっと強く忘れないであろうと思うのが近隣諸国の人々の脳裏に刻まれた被った被害ですね。
日本人の中にはドイツが認めているアウシュビッツの件を否定しようとした人がいました。その記事を載せた雑誌は廃刊です。当然でしょう。南京事件も被害者数が確定できていないからなかったみたいなことをいった人がいるようです。戦争状態で被害者数を確定できますかな。原爆被害も確定できていないですね。でも、アメリカは投下を認めています。
原爆の惨状、戦争の惨状を広く世界に知らせ、戦争のない地球を創りたいですね。

2005年8月1日
アスベスト禍と中国に残された毒ガス

一見、関係のないように思えるかもしれませんが、処置をするべき時に放置してきた咎めが今出てきているということでは同じでは。
問題の先送り体質もこのことを助長してきていますね。人命軽視の体質も同様ですね。責任逃れという点でも。昨年でしたか茨城県で日本軍の毒ガスで被害が出ましたね。対策を立てようとしても敗戦のどさくさで廃棄場所の書類も廃棄されていたようですね。記録に残すと問題発覚の時、責任がとかね。
アスベストはこれとはタイプは違いますけど、代わりに使えるものが高いとか理由をつけて放置してきた。企業で自主的に対策を講じていたのは極わずかでしょう。最近でこそ「企業の社会的責任」とかで考えて行動するところが増えてきていますが、以前は「御上」のご意向に逆らえなかったのと対策による経費増を嫌って何もしなかった。
中国の毒ガスのそのうち徐々に自然に分解するとでも思っていたのかも。
まあ、どちらも「不作為のとがめ」を受けていることだけは確かですね。このような事例が日本には多いような気がします。

2005年7月31日
アスベスト禍

本日より日経一面で連載が始まりました。副題が「不作為のとがめ」です。行政の毎度のことです。身内の規制や不使用は支持しても国民全体のことを考えていない証拠みたいなものですね。
見出しには「縦割り行政 司令塔欠く」とありますが、省益と縄張りですね。他の省庁の権益にはクチバシを入れないが自分のところへも入れさせないというものかな。だから、音頭取りができない。
帝国陸軍と帝国海軍の関係もこうかな。例えば、日露戦争で海軍が203高地攻略を提案するも「海軍のいうことは聞けない」とかで無視し、その後、小規模攻撃を加えてロシアに重要性を気づかせ、要塞化させた乃木軍などもこの典型例かな。新兵が乃木軍配属になると暗くなったという話です。
それと、薬害エイズなどと同様に直接は関係なしと思っていたのでは。さらに30年から40年して発症ですね。怖さが実感できなかったなど重なったのでは。1970年頃より後は人災ですね。それ以前も人災の可能性はあります。1960年前より危険性の指摘がありましたので。
帝国陸海軍の人命軽視の伝統が各省庁に引き継がれてきているということかな。水俣も神通川も阿賀野川などの公害は住民が一方的に被害を受けました。周辺住民への対応を早急に取るべきです。労災認定の時効を遡って延長する必要がありますね。

2005年7月30日
教員の採用増の要因について

今後団塊の世代の退職で教員の採用が増加するような報道が多いように感じていました。昨日の日経の社会面に文部科学省が「平成16年度学校教員統計調査中間報告」を発表したいうのがあったので文部科学省の該当のHPで報告を見ました。
詳しく読んでいないので「見ました」にします。小中高校の教員の年齢構成ですが、どの校種も40歳代が一番多いですね。そして、中高校では40歳から45歳が最も多いです。ただ、大都市圏は地方からの人口流入で第一次ベビーブーム後の学級減はなかったか、少なかったはずです。場合によると学級増の場合もありましたので、東京都や大阪府などは団塊の世代の教員の割合は高いと思います。ですから、地方から「引き抜き」をしているところもありますね。
それ以外は民間企業と違って、団塊の世代の時期は、学齢人口の減少期に当たっていたはずです。第1次ベビーブームが過ぎ去った後のね。そして、ここしばらく教員の採用が少なかったのは、第2次ベビーブームのあとの減少によるものですね。そして、40歳以下が少なく若いほど少ないという歪な状況になっていますね。
数年前に小学校の児童数の減少がほぼおわり、小学校教員の採用数が回復してきました。3年遅れで中学校が、その3年遅れで高校での採用数が増加するはずですね。たまたま、大都市圏では両方が重なったのです。この増加と民間企業の団塊の世代の退職と大都市圏の状況とをなんら関連もなく結びつけたことのように思われました。
ここにも、教育の問題点が出ていますね。必要な資料を集めない。誰かからの伝聞を簡単に信じる。などです。これは、勉強を「暗記」で良いと思いこんでいるのも原因の一つだと思います。知識、情報の有機的な統合ができないのですね。
いろいろ巷ではいわれているようですが、一度文部科学省のHPで、報道発表一覧や各種統計情報などと厚生労働省の人口動態などと併せて見てみてください。

2005年7月27日
過去の克服 日本に願う

この見出しは本日の日経国際面の「平和と繁栄への教訓 戦後60年」の記事です。
この言葉を語られたのは「ドイツ元大統領のワイツゼッカー氏です。過去に氏の言葉は「荒野の40年」という演説からも取らせていただいてこの「諸々の言いたいこと」でも書かせていただいてます。
「ドイツは隣国と多大な犠牲を生んだ第二次世界大戦の記憶と結果を一緒に思い起こさねばならなくなり、それが可能になった。」というようなことをいわれています。そして、EU(欧州連合)が広がった結果、ドイツと隣国は互いに不安も驚異もなくなったとも。
このようなドイツの状況から見ると日本はどうでしょうか。歴史の認識で「不協和音」が響き続けていますね。元大統領は日本の過去の問題について関係国はともに乗り越えようとする熱意があると確信するといわれていますが、私は日本の一部勢力は全くその気がないように思います。「アジアの諸国の中の一部勢力もそうかもしれませんが、普通の人々は日本との関係が良好である方が良いと思っている」と思います。
この普通の人々の感情を逆撫でするような行為を平気でしている人々がそれに全く気がついていない(あるいはふりをしている)感じがするところが怖いのです。帝国陸軍は周りの情勢から隔離された独善的価値観でもって戦争に突入して日本を潰しましたね。そのときの陸軍上層部と同じような感覚なのかしれません。これでは、真の意味での「過去の克服」はできないと思います。
「過去に対して目を閉ざす者は未来に対しても目を閉ざしている」というような意味のことを元大統領は「荒野の40年」でいわれています。日本の現状はこの言葉のようになっていっていると思います。真の意味で「過去の克服」をしてほしいですね。

2005年7月26日
靖国参拝訴訟で原告控訴棄却 大阪高裁、憲法判断示さず

この見出しは朝日新聞のHPよりです。本日、NHKニュースを聞いていて高裁の判断があったことを知りました。朝日新聞とNHK、また、やってますね。
政権のと絡みの事案への憲法判断を避けるということがまた、出てきましたね。違憲判断なら「左遷」とかがあるのでは。「合憲」判断は良心が許さない。その狭間の選択かな。
でもね、日本での国家の絡んだ宗教関係は時の政権主導ですよ。織田信長が比叡山の焼き討ちと石山本願寺との戦いで宗教側を屈服させてからは、日本では宗教が政治を左右させたことはないですね。
明治維新でも維新政府が廃仏毀釈とかをしているわけですよ。そして、日露戦争で「靖国神社」の重要性が一気に高まったと思います。原因は乃木軍です。作戦のミスでたくさん死んでますからね。
そのあたりのことを考えると首相が靖国神社を参拝するということは、戦争の肯定と受け取られても仕方がないと思います。不戦の気持ちとか口で言っても歴史の重みには負けますよ。
帝国陸軍は、なにか状況が悪くなると「軍神」を造ってきていました。そのあたりからも考えてみてほしいですね。

2005年7月24日
石綿被害に無謬(むびゅう)神話のかげ

これは本日の日経視点面の中外時評の見出しです。クボタの発表がきっかけになって認識が深まったのがこの「石綿被害」ですね。被害の発生過程で国の責任が大きいのは歴然としていますが、国会で行政に決定的責任があったと断言したのが西博義厚生労働副大臣だったそうです。それを否定したのが厚生労働事務次官です。副大臣の部下のはずです。さらに判っていない尾辻厚生労働大臣(罷免してほしい。坂口議員か菅議員にもう一度大臣を)が副大臣の足を引っ張っている。この2人の関係は薬害エイズの時のあの製薬会社と官僚の関係みたいなものですね。海外での規制は始まったときの国内の様子は薬害エイズと同じということはサリドマイド過やヒ素ミルク事件などと同じ失敗を繰り返していることになります。
失敗を認めて反省する必要のある最大のものはやはり戦争でしょう。明治維新の元勲や当時の国民が守り作り上げた国を潰していった戦争。発端は日露戦争での大失敗作戦の指揮官と参謀長を不問のまま出世させたことでしょう。指揮官の方は神になっています。
もうあとは「ごまかし」の歴史というかそれに近い感じです。そして、近隣の諸国民や国民に多大な被害を与え、天皇陛下に死を覚悟までさせた戦争。その為政者側の反省が口先だけで実態がないのでが日本なのです。ですから、官僚もこの手の体質に染まっているのは仕方がないことかもしれませんがそれでは困ります。
失敗の責任は認めてもらい(過去の元官僚の処罰は求められないでしょう。)、同じタイプの失敗を繰り返さないための方策を事項してほしいです。日本を再び潰さないためにも。

無謬 判断や決定に誤りのないこと  官僚の決定事項には誤りが結構含まれます。

2005年7月23日
戦争体験

例年8月の敗戦記念日(終戦記念日というのはごまかしと思っています。)が近づくと戦争体験を風化させない取り組みが紹介されています。あの神戸の震災の体験も風化させないように努力していますね。
あの戦争は、日本が仕掛けて起こしたものですね。それでも、「戦争被害」について風化させない努力がなされているわけです。一部の勢力は「風化」させたがっているのではというように感じています。
戦争を起こした方でも風化させまいとしている(非常によいことです。)のだから、やられた方が忘れる訳はないと思います。韓国では8月15日は「光復節」でしたかな。日本の支配から解放された日として記念式典が行われていますね。
中国もいくつかの記念日がありますし、日本帝国陸軍などが中国でしたことについての博物館が「抗日戦争記念館」」ですね。中国に軍隊を送ったからできた博物館ですね。この反日的という施設を中国に造らせたのは日本軍ですよ。
このあたりのことでも、日本人は原因と結果の取り違えをしています。
大日本帝国憲法を改定せざるおえないようにした責任は日本にあると思います。あの戦争をしていなければ、今でもこの大日本帝国憲法だったと思います。自分で潰しておいて「押しつけられた」というのはどこの誰なのか。また、日本を潰す気なのか。今度は天皇制が廃止されるかもしれないですね。ですから、そのようなことにならないためにも「歴史に学ぶ」、「歴史を鏡とする」ことができる政治家が多数を占めてほしいです。
戦争体験を風化させないようにしましょう。

2005年7月22日
再び、爆弾テロ

ロンドンで起こってしまいましたね。2週間前のと共通点もありますが、相違点も多いようですね。今後の捜査によって関連が解明されるかも。
軍事面などをのぞいて、文化的には欧米型の契約社会が世界的には一番優勢ですね。欧米では、イギリスの国教会設立に始まり、宗教改革などで政治権力と宗教の分離が行われて来たと思います。日本では、織田信長がこれに相当することをしてくれたようです。徳川幕府の寺請け制度は完全に政治による宗教の利用ですね。織田信長以来、日本では政治の方が宗教を利用してきていた、そして、利用していると思います。
イスラム社会は、以前からの価値観と欧米型の価値観の対立に晒されているわけですね。極端な例がアフガニスタンの原理主義だったかな。女性の立場についてもそれが見られます。その過渡期の現象かもしれませんね。ただ、いつまで続くかは判りません。

2005年7月19日
情報の信憑性

今日のNHKクローズアップ現代で「がんにきく」とかいうことで売られている健康食品や治療法についての特集がありました。
治療法の方ですが、これはある医師の研究データをもとにしているはずなのですが、この方法で亡くなられた患者さんの損害賠償請求訴訟で第一審は医師側敗訴、研究データの科学性は認めがたいというものでした。
がんの抑制の程度にCTを使わずに腫瘍マーカの量で量っているのですが、私は腫瘍マーカは出ませんでしたが立派な「がん」でした。腫瘍マーカは参考程度が普通だそうです。この医師の程度の程が怖いです。
アガリスクなどの件でしたが、本などに出ているほど直るのなら、医薬として承認されていても不思議はないのですが。医薬として承認されるためには二重盲検などが必要になるのでがなされていないですね。それから、本の監修者の経歴の「医学博士」、医師でなくても研究が認められれば貰えます。医学も幅広いですし。この場合は「海外」の大学だったそうです。
まあ、問題になるのが「教育」かな。医師の例ではどのような教育を受けてきたのかな。日本の医学教育の問題です。後者は庶民の受け手きた普通教育にも問題があると思います。「覚える」というのが勉強という感じですね。自分でいろいろなデータを集めて考えてみるということをさせていないということです。だれかからの伝聞、なにかの本などに書かれたとかいうことだけで簡単に信用してしまういうことです。総合的に物事を判断するという訓練がなされていないですね。大学でも卒業論文なしで卒業できるところがあったりします。
情報は各自がその価値を判断する必要があるのですが、それの練習がなされていない。

2005年7月18日
日本語と外国語

小学校での英語教育について、日本生化学会の邦文雑誌「生化学」でこんなことが書かれていました。
生化学研究では英語力は非常に大事である。でも、役に立っているのは「受験英語」、文法などをしっかり学習したおかげで会話力では力不足である。それより、日本語での論理的思考や読解力の基礎の方が大事では。日本語ができなければ、生化学はもちろん、物理も数学もできないとね。
今、日本語での読解力、論理的思考、表現力を十分に身につけている大学生が少なくなってきているから企業は争奪戦を繰り広げているのかも。いくつもの企業から内定をもらう学生とそうでない学生の差が広がりつつあるようですね。
英語、英語という前に「日本語」の力をつけさせる方策を考えた方が良いかもしれませんね。日本語と英語のどちらでも思考できるのは何歳ぐらいまでに両方とも完全に身につける必要があるのでしょうか。これが、小学校入学前ぐらいまでなら、「日本語」教育を見直して日本語力の向上を優先する必要があると思います。

2005年7月17日
日本の進路を曲げたのは

今日の日経視点面「内外時評」の見出しです。中身は、日露戦争か、関東大震災かどちらが大きな要因かということです。
私はどちらもと思うのですが、日露戦争の戦中戦後の対応から考えるのが自然と思うのですが。
「都合の悪いことを隠す、あるいはなかったことにする。」というものですね。
明治維新の元勲らは世界や日本の足らない点などが判っていたようです。
第一次世界大戦後に一時軍縮が行われますね。そのあたりで関東大震災が起こりますが、陸軍のある将校の行動を庇護してます。これは、日露戦争の旅順攻撃軍の指揮官や参謀を左遷しなかったのと同根のように思うのです。
203高地攻撃で突撃が賞賛されていますが、そのような状況に追い込んだ作戦ミスの責任については聞いたことがないですね。
「失敗は成功の母」でしたか、このようなことをせず、失敗の上塗りをしてきたため突撃を賞賛し続け、特攻にまで突き進んでいったのでは。
日露戦争では、日清戦争の賠償金などもつぎ込んで当時の世界最先端の兵器を揃えています。兵器で勝ったということにすると旅順攻撃軍の失態が浮き彫りにされるので隠した。それが精神論でのみといって良い帝国陸軍や帝国海軍になっていったのでしょう。
「歴史を鏡」にできなかった悲劇です。この体質、今も変わっていません。怖いです。

2005年7月16日
取調べの可視化(録画・録音)シンポジウム
取調室の闇に可視化で光を −密室で何が起きているか−

夕方のNHKニュースを見ていたら、このシンポジウムについての報道がありました。この題名は、日本弁護士連合会のHPよりです。
日本では「冤罪」が絶えませんね。これにはいろいろ理由があると思うのですが、警察官の業績評価システムに大きな問題があるのかも。「防犯」は、なかなか評価してもらえないようです。ひょっとしたら、殺人犯を短時間で逮捕すれば高評価なのかも。裁判で負けようが関係ないシステムになっているからか。
時間がかかっても地道に「防犯」や「真犯人逮捕」をしている警察官に高い評価を与えましょう。そうでないと、どこかの県警みたいに調書の偽造や別のところではあまり手柄にならないと思われる被害届が放置されたりとか問題も冤罪と裏表の関係にあると思います。
官僚などが文部科学省のゆとり教育などと同様に現場を本当の意味で理解していないことに大きな原因があるのでは。そこから来る人権意識の欠如も問題ですね。刑務所の革手錠の乱用というのが何年か前にありましたね。今、刑務所は「満員」ですね。それに対処しない財務省や法務省。過密が招いた事件だったかも。

2005年7月15日
梅雨明け間近

南九州の梅雨が明けたようですね。関東にかけてももうすぐのようですね。今年の梅雨、一時行方不明になってましたね。そして、立ち消えみたいな感じで梅雨明け。でも、豪雨が凄かった。
これは、「温暖化」の影響? どうなのでしょう。アメリカの大平原では乾燥懸念が出ているようですね。あちらは、熱波になると凄いようですから。大平原での穀物の収穫量が減少すると日本に大きな影響がでます。
なにせ、「No政(農政)」のおかげで自給率が極端に低いですからね。あのイタリアでも70%以上ありますからね。ドイツやイギリスも100%付近です。フランスは農産物の輸出国。主要国で日本だけが大輸入国。アメリカで不作になれば、大きな影響を受けるのは主要国で日本だけ。イラク開戦の時、ドイツが反対できたのもこのことが関係しているかな。
毎年、同じように雨が降るとは限りませんけど、温暖化はその格差をさらに広げる可能性を持っています。
やはり、自給率を上げるようにするためには、農地規制などを緩和して大規模化を進める必要があると思います。農地の貸し借りでは、今は昔と違って小作(実際に農業をしている)の方が大規模になって地主の方が小規模の場合が多いのでは。昔の感覚のままでは困ります。

2005年7月10日
梅雨

今年の6月は「空梅雨」、本当に雨が降りませんでしたね。それが7月になって、「降る、降る」で降り続いていますね。アメダスのデータを見ますと、水不足は解消されるぐらい降っていますが、地域的なバラツキはどうなのでしょうか。
特に「水源」と「消費地」が離れている場合、「消費地」で降っても水不足解消にはなりませんね。
前にも書きましたが、相変わらず「土砂降り」のところが多いですね。これも、「温暖化」の影響かな。日本のあたりは中緯度高圧帯が少し北寄りになるだけで11年前の「猛暑」兼「水飢饉」の状態になるのでは思います。地球儀で見てください。北緯35度付近は結構砂漠が多いですね。
サハラ砂漠も移動しているようです。
それと、アメリカ大陸の「熱波」、凄いみたいですね。日本の場合は周りに「海」がありますのでなんとかなる場合があると思いますが、あちらは「大陸」ですから「砂漠」になりやすいですね。ブッシュ大統領、判っているのかな。気候帯の変動も海面上昇と同等に怖いと思うのですがいかがでしょう。

2005年7月9日
欧米型近代化における契約(政治)と宗教との力関係

契約を重視する欧米型近代化が最初に始まったのはイギリスではないかと思います。ヘンリー8世が離婚などの件でローマ・カトリックからの分離したイギリス国教会を創設してます。この段階で、イギリスでは宗教指導者が政治にクチバシを入れることが実質的にできなくなった。政治の宗教からの独立ですね。
他のヨーロッパ諸国を見ても宗教改革の早い国の方が大抵近代化が早かったのでは。
日本では、織田信長が「比叡山焼き討ち」と「石山本願寺(一向宗)との戦い」でケリがついたようです。江戸時代の「寺請制度」は幕府による宗教の利用ですね。そして、以後、日本では政治権力等による宗教の利用が目につくようになります。
それで、明治維新での近代化がスムーズに進んだのでは。
今のイスラム社会は、この価値観の変動の最中にあると思います。イスラム諸国は「宗教」が「政治」より上位にありますね。そこに欧米型の価値観が流入してきているわけです。価値観の葛藤が生じているわけです。織田信長などの時でも「見せしめ」というのはよくありますが、俗にいうと劣勢な価値観の持ち主の方が過激な行動に出やすいと思います。

2005年7月8日
情報とは、情報処理能力とは。

情報とは何なのでしょう。そして、情報を収集して何が必要とするものかをどのように判断しているのでしょうか。
養老孟司氏の「バカの壁」などによると、情報とはある出来事を記述したもので変化はしないものであるとありました。今日の新聞は、明日読んでも同じですね。記事の内容が正確などうかは別にして、変化はないですね。
読み手の方は一日生き延びて、いろいろ経験しますので少しずつ変わってきます。すると、昨日の新聞から新しい発見をすることもあるわけですが、新聞が変化したのではなく、読み手の判断基準が変わったからだと思います。
情報を有効化するのは、受け手の価値基準による解釈を通してからですね。この作業をしない場合、真に情報が活用されたとは言えないのでは。
情報教育の根幹は、この「価値基準」を育てることにあると思います。ですから、生活のすべて、学校教育のすべてが情報教育であると考えられます。
帝国陸軍の陸軍大学は、この手の情報教育が全く機能していなくて、「暗記」だけだったようですね。都合の悪い情報はなかったことにして、結局墓穴を掘ってしまったわけです。
今の日本でも「情報教育」は授業での「情報」の時間だけでするものだという意識が各所で垣間見られます。
インターネットには、非常に役に立つ情報から暴力、性(悪い意味の方)、嘘、間違い、あるいは詐欺行為のための情報などが氾濫しています。有効に利用するためには利用技術以前の「価値基準の確立」とかいった基礎能力が必要であると思います。
その基礎能力の養成が今、非常に疎かになっているのではと危惧しています。また、人々の間で価値基準の違いが大きくなれば、その両者間で争いが起きやすくなると思います。

2005年7月3日
各種選挙の投票率

3日18時現在、東京都議会議員選挙などが行われていますね。いつものことながら「投票率」が途中経過でも発表されます。
気になるのが、低すぎる場合が多いということです。朝日新聞のHPによると、午後3時の推計投票率が前回を約6%下回っているようですね。30%ほどらしいです。
最終的も多くの有権者が「棄権」するようですね。制度上の不備で一部に投票できない有権者がいるのでが、大多数は「自発的」のようですね。
投票に行かないということは、その選挙結果を「承認」したと思われても仕方がないのでは。候補者がどうのこうのというのなら、落選しそうな候補者に投票するのもよいと思います。
過去に対立候補の得票が増えたことで「姿勢」を変化させた市長もいましたからね。真にやむをえない理由があるときは仕方がないですが、そうでない場合は当選しそうな候補者を当選させたい場合もそうでない場合もどちらも投票に行くべきだと思います。

2005年7月1日
雨の降り方

今年の梅雨の雨の降り方は、地域による偏りが大きいですね。万遍なくというより、特定地域での「土砂降り」が多いような気がします。
ようやく、7月になって雨の区域が広がってきましたがどうなることでしょうか。
以前は、台風の時か、年に何回かの大雨の時に出されたような「降水量」がちょくちょく出されるようになったと思うのは私だけでしょうか。
一旦降り出すと降水量が多くなるというのは、大気中の水蒸気が多くなったためかな。要するに「温暖化」の前兆か、それとも単なる気候の変動によるものなのか、どうなのでしょうか。
私は、温暖化で雨量は増加すると思うのですが、降る場所に変化が起こりはしないかと心配なのです。農地は簡単に砂漠化すると思います。この逆は時間がかかると思うのです。そのとき、深刻な食料危機が生じるのではとね。
例えば、アメリカの大平原(穀物の一大生産地)を「熱波」が襲い続けるような事態です。今年はヨーロッパが暑いようですね。確か、昨年は8月にドイツで「雪」が降ったと思います。
まあ、地球の自然のままの気候変動なら仕方がないのですが、人間の活動が大きな要因である可能性があります。暑さというより「水(降水)」が心配です。

2005年6月29日
昭和の痛み 心に刻み

本日の日経、社会面での記事の見出しです。天皇、皇后両陛下の今回のサイパン島慰霊の旅で日本人戦没者だけではなくアジアの人々への配慮がにじみ出ていたとあります。
司馬遼太郎氏によりますと、昭和天皇も大日本帝国憲法の下でも今の日本国憲法と同様な立場のようでした。国事行為の責任は国務大臣が持っており、天皇は状況報告を受けるだけの立場だったようです。
だから、帝国陸軍が日華事変を始めたときでも「どのくらい続くのか」とかいうようなことを聞かれただけだということだそうです。
憲法上の権限からいうと「玉音放送」は憲法違反でしょうね。昭和天皇をそこまで追い込んでいったことへの「反省」を聞いた覚えがないのです。
「昭和の痛み」を忘れようとしている勢力から見ると、今回の慰霊の旅はどのように感じられるでしょうか。
歴史の暗い部分を正視することは我々にためになるのです。天皇陛下に更なる悲しみを覚えさせる行為をしてほしくないですね。

2005年6月28日
サイパン島、慰霊の旅

天皇、皇后両陛下がサイパン島へ慰霊の旅をされていました。
現地では、日本の民間人や将兵、韓国人、アメリカの将兵の慰霊碑や「バンザイクリフ」に参られ、すべての犠牲者へ慰霊をされました。
天皇陛下のように現地でなにがあったのか、そしてそのすべての犠牲者に思いをよせることが大事だと思います。
ところで、日本の歴史に対する取り組みはこれとは異なっているように感じるのです。「臭いものに蓋」式に都合の悪いことは忘却の彼方に押しやりたい、そして、美化したいという方向に行っているような気がしてならないのです。
先の昭和天皇は「死」を覚悟されたときがあったと聞いています。「だれが、なにが、そこまで追いつめたのか。」というようなことも検証する必要があるのでは。
「国体護持」を叫びながら、大日本帝国憲法を潰していった歴史を真正面から見据えましょう。

2005年6月27日
福知山線運転再開

福知山線で営業運転が再開されて1週間が過ぎましたね。安全への取り組みを今後とも見ていきたいですね。
ところで、JALもトラブルが続いているようですね。また、三菱ふそうは相変わらずのようですね。なかなか、企業体質が変わらないため苦労しているようです。
これら2社の例を見るとJR西日本の道のりは険しいように思われます。いつ、前の体質に戻るかもわからないということです。
日本自体も第2次世界大戦に突入していったときの体質からの脱却ができていないように思います。相変わらずの「内向き」の発想、過去の都合の悪いことを忘却しようとする姿勢などですね。
ですから、割と簡単に元の体質に戻りかねないと思うのです。信楽高原鉄道の件もありますので。

2005年6月23日
沖縄「慰霊の日」

本日で沖縄での地上戦が終了して60年になります。
沖縄戦でが「激戦」であったと聞いています。でも、本来の軍隊の役目をしていなかったという情報もあるのです。
軍隊とは、国民を守るためのもですね。ところが、赤ちゃんが泣くとアメリカ軍に見つかるおそれがあるからと殺害したとか。日本人の赤ちゃんですよ。
まあ、司馬遼太郎氏の講演集の中で言われていたことと同じですね。どういうことかというと、司馬氏は敗戦間近の時宇都宮に駐屯していたそうです。アメリカ軍が湘南に上陸したときに迎え撃つためです。しかし、東京を通って行く必要がありますね。また、当時の教育から考えると避難民が宇都宮方面にも多数押し寄せることになります。そこで、誰かが、「避難民をどうするですか」と上官に聞いたところ、答えは「轢き殺せ」だったそうです。
帝国陸軍は沖縄もこれと同様に住民のことを基本的には「邪魔者」と思っていたのでしょう。そして、硫黄島などに見られる「玉砕」主義ですね。住民が悲惨な目にあったのは帝国陸軍のせいと言えるのでは。
「国体護持」とか言いながら、天皇制を危うくした軍部。思い出したくない部分も含めて歴史を検証する必要があると思います。
今日の「慰霊の日」に思いを込めて書きました。

2005年6月18日
「内向き」

本日の日経一面の連載「平成の開国 第5部 戻らぬ決意 B」を読んで感じたこと。見出しにも「『内向き』やめ外に目を」というのがありました。
「生かされぬ特区」について、身内の条件を入れすぎて企業進出を妨げている例として名護市の特区が上げられていました。
まあ、日本人の「内向き」の例は事欠きませんけど、海外と競争を前提としている特区でもあるとは恐れ入りました。「世界の中の日本」という意識が全くなかった帝国陸軍と似たり寄ったりの状態がまだ続いているのですね。
歴史認識でもこの「内向き」がアジアの諸国との間のズレを大きくしているのでしょう。「外向き」ばかりも困りますが、歴史認識も「『内向き』やめ外に目を」というのが必要では。これは日本のためですよ。あの大戦にどうして突入していき、そして戦地で何をしてきたのかを誤魔化すことなく検証することは日本のためになります。同じような精神行動による失敗を減らすためにも。

2005年6月17日
再生工場

今日も日経「私の履歴書」(野村克也氏)を読んでいて感じたことです。
野村監督がトレードで南海に迎え入れた3投手などが目がでたり、復活して活躍したことについて「野村・再生工場」といわれるようになったとことです。
これは、別の観点から考えると以前に所属していた球団の育成方法というかトレーニング法などがこれらの選手にはあっていなかったということですね。選手の能力、育つ余力を見極めることに賭けては野村監督が上であったということですね。
常勝集団を育てるのが上手な指導者が何人かおりますね。根本氏、西本氏など。それを維持しているのがソフトバンクの王監督とか。
「育てるのが上手」というのが一番のようですね。「野村・再生工場」といわれたことは以前の在籍球団のふがいなさを表すことになりませんか。
例えば、現在の阪神の井川投手の成長の基礎を造ったのは「阪神・野村」のような気がします。
人まねばかりしていては駄目ですよということかな。

2005年6月16日
シンキング・ベースボール

本日の日経「私の履歴書」(野村克也氏)の中にありました。「根性」などの精神論が幅を利かせている時代に南海ホークスの監督になられた野村氏がヘッドコーチに招いたブレイザー氏が出版した本の題名です。
ブレイザー氏はこの題名のように当時の南海ホークスで指導されたそうです。それで、選手は着実に力をつけていったというのです。
そして、野村氏自身ものちに「野球は考えてするものだ」というような文庫を出版されています。
知識を得、考え、行動に移すというのは「知行一致」の意味合いがありますね。「行動」だけでは駄目ですよ。また、「学ぶ」だけでは駄目ですよというようなことですね。
野球だけではなく、すべてのことについて言えることだと思います。「行動」と「学習」したことが不一致はよくないですね。そのような人間がまだまだ多いように思います。私も気をつけねば思います。

2005年6月15日
福知山線運転再開

19日に運行が再開されることになったようですね。JRにとって初となる「減速」「停車時間増加」となるダイヤだそうです。
今回、これと平行して「企業風土改善」なども行うようです。風通しのよい企業風土かな。ところがこの行動計画の策定を行っている部署とそれ以外の風通しが相変わらず「悪い」ままの策定のようです。
全社を見ることなく、一部部署だけで経営方針を立案実行し、企業風土をこのようにしておきながら「行動計画」の策定の仕組みが以前のままだったようです。
今後、どのようにして全社員の意識を変えるのでしょう。下から上に「批判的なこと」「組織にとって都合の悪いこと」が上がりにくい日本に於いて体質改善は大変難しいようです。
三菱ふそうの未だに続く「欠陥問題」などでも体質改善の難しさが伺われます。JRがよりよい鉄道事業者に変身できるためには「行動計画」の策定の仕組みから変えた方がやりやすかったのではと思います。

2005年6月14日
ホームページのアドレス

私のHPでのリンクを久しぶりにいくつかクリックしてみました。大抵はそのままで表示できましたので一安心していますが一部リンクを修正した方がよいのも見られました。
ただ、多くはリンクをはったままですので、アドレス変更で表示できなくなっているのも結構あるのではと危惧しています。個人でリンクをいつも最新にするのは難しいですね。
それと、結構大所でアドレスの変更があるのですね。
アドレス、どうして変更するのでしょうか。個人の場合、プロバイザーの乗り換えやプロバイザーでのアドレス変更の影響などですね。無料のところは相手次第です。私もいくつか変更になったり、閉鎖したりしました。また、一つ増やしてしまいました。病気みたいなものかな。
企業などはそのままの方がよいと思うのですが変更がありますね。どうしてかな。
できるだけ同じアドレスでHPを続けていきたいです。

2005年6月12日
前例踏襲はリスク

これは本日の日経一面の連載「働くということ2005 第2部 壁に挑むD」の見出しです。
前例をすべて否定してのではないのですが、権威主義的であったり、慣習だからとそのまま引きずっている「前例」は検討する必要があり、放置すると「リスク」と化するというものです。
例として、東京のある医学部の話が出ていました。手術の失敗を隠したというものですね。でも、それ以前からの多くのミスが隠され教訓化されていないことが、そして精神論がまかり通っていることが事故の背景にあったのではいうことです。
過去の仕組みにあぐらをかき、改革に消極的なのがお役所のようです。民間企業では「前例踏襲」のみの経営は企業を破綻に追いやるので必然的に改革することになりますね。できないところは「破綻」が待っているので。
それに引き替え、お役所はノンビリしたものですね。「前例踏襲」主義はすごいですね。取りあえずは何とかなっていますが、時代の変化には対応できていないですね。いくつか例はあるのですが、書くのはやめておきます。
「世間ずれ」のほかのもズレていくことになり事故などに繋がるわけですね。
まあ、常に考えて行動するということが必要ですね。「前例踏襲」ばかりの場合は「考えていない」標本だと思います。

2005年6月11日
ゆとり

JR西日本の福知山線の復旧工事が終了して、新型ATSを含めて完成検査を終了、安全性を確認できたとして合格証が交付されました。
運行の再開がもうすぐあるでしょう。
ところで、今回の事故で言われている「ゆとり」とはどのようなものなのでしょう。交通機関は常に遅延の要素に晒されて運行しています。その結果、多くの場面で遅延が生じていますが「ゆとり」があれば無理をせずに遅れを取り戻せる、あるいは遅れないということになりますね。会津線の事故では遅れどころか未だに復旧の目途が立たないようですね。そのようなこともありますが、JRには責任はないようです。
「ゆとり」ですが、交通機関では「時間的ゆとり」「速度的ゆとり」「車両や線路などの設備的ゆとり」の要素があると思います。そのどれを無視しても事故に繋がりやすくなってきますね。
教育現場での「ゆとり」とは何なのでしょうか。勉強するとき、「基礎学力が十分」にあるとゆとりを持って進むことができます。でも、「基礎学力」とは何なのですか。その点をよく考えないと「詰め込み」に陥って「ゆとり」がなくなりますね。「時間的ゆとり」を感じるのは「基礎学力」が充実したらと思います。でも、基礎学力をつける段階での教育方法によっては時間の浪費としか思えないような感じの場合もあります。
日常生活においての「ゆとり」とは、単に時間が余ることですか。充実した生活を日々送れることかな。この充実した生活とは「仕事(勉強)」「趣味」「家事」などを含んでいるはずですね。「仕事」にだけ追いまくられている状態では「疲労」のみが貯まったりすると思います。
「ゆとり」というのは、「時間に余裕がある」ということだけでは得られないものです。でも、「時間的ゆとり」は大事です。その時間を充実した活動(各自により違いあり)に使えるようにすることが学習意欲が減退することを防いだり、事故などを防ぐことになると思います。

2005年6月10日
なくて七癖

今月の日経「私の履歴書」は野村克也氏です。
レギュラーになって打撃で伸び悩んでいたとき、本{アメリカのテッド・ウイリアム著)の本を読まれています。そして、投手には癖があり、それを見抜くことができれば高い確率で球種を予測することができるとあったそうです。
あとは、偉大なホームラン打者になられていますね。
「本を読む」ということからそれを「行動」に結びつけられたわけですね。あの「知行一致」「文武両道」を実践されたわけですね。
それも、強制されることなく自らの意志ですね。だから、向上できたのだと思います。また、捕手としても大成されたわけですね。昨日までの掲載分でも、当時の常識(はっきり言って非常識)に囚われなかったこともありますが。
ところで、今も日本は勉強などは「強制」てきな感じが強いですね。そして、「知行不一致」てな感じがします。勉強したことが役に立っていないのですね。さらに、非常識に囚われすぎのような感じがします。何とかならないものでしょうか。

2005年5月28日
ムラの閉塞感

本日の日経の企業総合面に「三菱、顧客の視点欠く」というのでこの話が出ていました。
身内意識のかばい合いだけの世界ですね。それにとって外との繋がりが薄れてさらに身内だけという悪循環に陥っているようですね。
三菱自動車の欠陥問題でも三菱地所、マテリアルの汚染土地売却問題などで身内を守るという感覚で動き、社会情勢の変化に対応できなかったということです。
このことは、日本全般を見渡すとそこら中に見られますね。大阪市の待遇問題、税金は誰のものかということすら考えることができなくなっていたようです。
道路特定財源の使い道も含めて官庁の税金に対する考え方もムラ意識そのものでは。だから、行政の閉塞感が強すぎるから「改革」なのですが理解されていないようですね。
日本は相変わらず「国家社会主義」みたいな感じがしています。官僚統制がきついですね。要するに「国の規制」「国の関与」が多すぎる。社会主義国みたい。
郵政についても、小包なんて宅配業者に任せればいいのに国営にこだわっている。小包が便利になったのはヤマト運輸のおかげです。競争相手が出てきたからです。旧運輸省の妨害にもめげずに頑張ってきたからですね。ヤマト運輸も地方の相当のところが赤字だそうです。でも、やめる予定はないとのことです。地方をやめると幹線部でも荷物が減少するからだそうです。
身内でかばい合うことばかりしていると世間や国際情勢が判らなくなると言うか感じられなくなるようですね。
太平洋戦争を起こしたことが天皇制の存続を危機に陥れたということが忘れ去られています。アメリカの都合で存続できたようですね。だれが原因を作ったのか。そこをうやむやにしてかばい合うのが「ムラ」かな。完全な内向きですね。
軍部の身内の論理のみで動いていたため、国際法についても理解がなく、日ソ中立条約を結んだ後、直ぐにソ連を仮想敵国として関東軍が演習をしています。その段階で中立条約は無効になったいたと司馬遼太郎氏は講演おなかで述べられています。
今の自民党の言動も「ムラ」主体で動いていると考えると理解しやすいと思います。だから、他国民の痛みはもちろん、自国民の痛みにも鈍感になり、官僚のムラ意識の改革するどころか族議員となって頑張っているわけですね。
だから、三菱だけの問題ではなく、「歴史を鏡」として検証して意識を変えていかないことには、また、日本が潰れるのでは思います。

2005年5月20日
JR西日本の体質から思うこと

本日の日経の私の履歴書の加藤寛氏は日勤教育などに『国鉄時代の「いじめ体質」を組織が残していると』暗澹とされています。
私はさらに「帝国陸軍」的体質も残っておるのではと思います。正常な情報が上層部に伝わらない。伝わっても無視されるという体質ですね。自分らに都合の良い情報だけを集めて判断している。都合の悪い情報を上げた者は処罰などの対象とするというものです。
この体質は日本では多くのところで色濃く残っているようですね。今回はJR西日本で表面に現れたということですね。
今回のJR西日本は利益に直結することのみが優先するという体質になっていったわけですね。ですから、「人間はミスをする」という存在という本質的なものが抜けてしまい帝国陸軍と同じ精神論の日勤教育なるものが横行したわけですね。
バブル期の土地投機もこの精神構造のなせることだと思います。今はやり出した土地の価値についての「収益還元法」が当時は完全に無視され、その後の不良債権の山となったわけですね。
あの戦争のある意味、惰性で突入していったのだと思います。ただ単に「戦争」「戦争」ということだけでです。
だから、JR西日本のあの過酷なダイヤを平気で作ってしまったわけです。
この手の体質を学校現場でも残っているところがありますね。怖い、怖い。

2005年5月18日
想像力というか連想力

一部の日本人でも大きく欠けているような気がします。JR西日本の社長が『「日勤教育」と呼ばれる乗務員教育や過密ダイヤ、安全投資の在り方などについて』「直接は事故と関係ない」と述べたようですね。
安全意識と現実の設備等からの想像力と適切に判断する能力があれば、あのようなダイヤは組まないと思いますし、あるいは新型ATSを設置していると思います。現実認識力の欠如ですね。それがない上に「適切な想像力」もない。スピードアップのみが至上命令みたいになっていったのだと思います。体質そのものです。
このような体質は、日本があの戦争にズルズルはまりこんで行ったときと同じであると思います。
だから、拉致被害者の家族の痛みもわからないのが出てくるわけですね。また、先の大戦で被害を受けた諸国民の痛みも理解できないことになると思います。
その結果、例えば、もし「ドイツの首相がヒトラーの墓参りをする。」としたらユダヤ人が感じるようなことと同様のことを周りの国々の人々に与える行動を平気でできるわけですね。
身内の考え方、「井の中の蛙」の典型みたいなことをして傷口を拡大してしまっておいて、尚かつ自らのためにもなる検証ができないのですね。自己検証をもしたがらないですね。
諫早湾の干拓事業でも今までの農政のことや世界情勢などを考えると中止すべきだと思うのですが「惰性」そのものですね。それを裁判所は「強気を助け弱気を挫く」本領を発揮したような判断を昨日示しました。
想像力とかいうのは、単に突飛なことを思いつく力だけではなく、日常においていろいろな場面で必要になります。知能行動とはある意味「想像」の産物です。過去の経験などから多面的に判断して未知の事象に対処することでしょ。想像力がなければ知能もないということかな。

2005年5月14日
「制動数秒不能」運転士ら証言 脱線同型車両

これは神戸新聞のHPで見つけました。朝日新聞のほうで「遅れ取り戻すほど評価」されるという死亡の運転士の話が出ていました。
朝日新聞のほうで「ブレーキのタイミングをできるだけ遅らせる」ことで回復運転するというのです。
「制動数秒不能」というのは、高速運転時のブレーキはモーターを車輪で回し発電機として使う方法です。発電された電気は架線に戻しています。ところが電圧が上昇しすぎるとモーターのショートを防ぐために回路が遮断されブレーキが利かなくなり、「空気ブレーキ」の作動までに空白ができるというのです。
結局は常態的に「遅れ」の出るようなダイヤを作っておいて「遅れ」を運転手や車掌の責任として処罰の対象としてきたことが今回の「無謀運転」に運転手を駆り立てた要因でしょう。そして、「制動数秒不能」が重なった可能性も否定できないわけですね。
従業員がミスをしやすいように作業条件を設定しておいて、従業員がミスをしたことに対して処罰するのは「不当労働行為」ではないでしょうか。

2005年5月13日
JR西日本 社外有識者から成る安全諮問委員会設置

まあ、すべて自前でするよりは良いですね。この表題にしていますが、JRだけではなくほかのことも考えてみましょう。
外部有識者に諮問するというのは政府などがよく使う手ですね。それで諮問内容を自らに有利なようにできる委員を選ぶわけですね。それで失敗することはまずないですね。道路公団民営化の時、公団にしたらうまくいかなかったみたいですね。でも、あとで「骨抜き」にはできたようです。
今回もこのようになる恐れ十分と思います。委員会を作るのならJR西日本も国土交通省からも完全に独立した機関として作ってほしいですね。
事後のごまかしの例としては帝国陸軍ですか軍部の編纂による「日露戦争史」がその代表格でしょうね。「ごまかし」が「ごまかし」を呼び、ついには現実と区別できなくなり「大東亜戦争」なるものに突入していったと思います。
そして、今も懲りずに「ごまかしたい」人々がいるようですね。事故や事件、出来事に正面から取り組み、教訓をうまく得る習慣をつけたいですし、日本も政府や地方公共団体やその他行政機関、また、企業、学校も真摯な「自己解剖」ができるような体質になり向上に努めてほしいですね。
それでないと、また、国が潰れそうです。

2005年5月8日
国民性?

事故が起こってからの事故対策についてはある意味で「歴史を鏡」とできるかどうかいうことと共通性があると思います。
事故も悲惨な状況や不都合であろう部分を直視する必要があるわけですね。そこから目をそらすと上辺だけの対策になります。
歴史も良いことばかりを強調すると同じ過ちを繰り返すことになるわけですね。
鉄道事故でもドイツは同じ過ちを繰り返さないように、そして再びナチスの時代にならないように取り組んでいるわけですね。そのためにベルリンにユダヤ人の虐殺を忘れないために犠牲者追悼の碑を造っています。ユダヤ人だけでなく多くの犠牲になった人々を追悼する意味も持っているのかもしれません。
とこらが、日本は「忘れよう」としているのでは。あの戦争で近隣諸国民に多大な被害を与え、国民にも多くの犠牲をもたらしたにもかかわらずです。教訓として、同じような失敗をしないようにする気がないようです。
このような国民性の違いが事故対策でも出ているような気がします。自動車事故でも「道路の欠陥的構造」によるものも日本では「運転者の不注意」とされてきています。ドイツでは、同じところで多発するのは道路の構造的欠陥として対策をとり、新規の道路建設に役立てているそうですが、日本ではそのような取り組みはまだまだ不十分ですね。
ですから、JRのオーバーラン多発や遅延多発もダイヤの問題が大きいのに「運転手の不注意、技量不足」などだけで済ませてきたことが今回の問題の根底にあるような気がします。事故とかミスとかが多発するというのは構造的な問題があるとの認識が必要では。

2005年5月7日
安全対策

今日の朝のTVでヨーロッパなどの鉄道の安全事情についての番組がありました。
イギリスやドイツの安全対策についてです。どちらも以前に大事故を起こしたり、事故多発させたりしていたようですが安全対策をすることにより激減させてたり、ほぼ無くしたりしているようですね。ドイツでは、過去に(相当昔です)信じられないような事故もあったのですが対策によってなくしていったのですね。
まあ、ドイツは歴史教育等に見られるように「歴史(この場合は事故)を教訓」として同じ失敗をしないように対策に取り組んできた結果のようです。
日本は、安全装置が導入されていても事故や運転上のトラブルが増加傾向にあったのかな。これは、事故等に対して表面的に対処してきた日本と根本から見つめて対処してきたドイツの違いのようですね。
それと、乗客が遅れをどの程度まで我慢できるかという平均値は日本が一番短いですね。約5分。アメリカのニューヨークで倍の10分、イギリス、ドイツは15分ぐらいだそうです。
この国民性の違いも鉄道運行者にとっては相当プレッシャーの違いとなるでしょうね。
イギリスでは、数年前でも遅延を乗客が楽しんでいる様子もあったようです。

2005年5月5日
安全対策費

安全対策費は、直接的には利益を生みませんね。事故等を回避することができれば、余分な出費を抑えることのできる有効なものなのですが理解できない人が多いようですね。
鉄道の場合は、ATSなどの装置もこの安全対策ですね。その他にも安全対策はありますが。
本州3JRの中で収益は一番悪いようなのですが、それでも平成16年3月期決算で税引き前純利益で685億円ありますね。他社で使われている安全に対する投資は経費に認められるのでは。もし、認めていないのなら税制の不備ですね。
三菱自動車の場合、リコールについて「隠す」という行為で今そのツケを払わされていますね。
雪印は、工場の衛生管理の問題などから惨めな状態になりましたね。
身近なところでは「自動車」です。日本車は、「高級車」に装着が始まってから「大衆車」にまで広まるのにドイツより時間がかかりすぎのような気がします。それと同じような感覚で鉄道経営をしていたのかな。
例えば、衝突時の「ドアロック自動解除装置」ですが、10年前からドイツ車では大衆車まで標準でした。日本車はまだ高級車だけのようですね。「イモビライザー」もね。俗に言う「性能」とは関係ないですからね。目立たないしね。
この普及の状況と同じような経営感覚であったと思われます。
胡椒や塩を料理にふりかける瓶の中蓋、無くなってその有り難みが判るわけですが、事故も起こってみて初めて安全装置の有り難みが判る人が多いようですね。JR西日本はその典型のようだったようですね。
安全装置への投資をケチるような根性を持つ者は根本的に安全意識が欠如していると思います。
JR西日本、ダイアを改正しなさい。運行に余裕のもてる時間を確保することですね。

2005年5月4日
福知山線脱線事故 その4

また、新しい事実が出てきましたね。一つが車両故障の可能性です。4両目の乗客が「オイルの臭い」なるものを感じたと証言していることです。専門家等によりますと「横揺れ」防止の「オイルダンパー」の破損などが考えられるとのことです。それが原因かどうかわかりませんが「揺れがいつもより激しい」という証言に繋がったのかも。また、横転の遠因にもなったかも。
もう一つが、同じ電車に乗って通勤途中のJR西日本の運転手2人が、救助もせずにそれぞれの勤務地に直行したことです。ここで、思うのがJR西日本の「遅刻」「遅延」に対する日頃の対応がこのような行動をとらせた可能性があると思います。理由の如何を問わず、懲戒の対象にしていた可能性ですね。ですから、「高見運転手もそれを避けようとして・・・」した可能性が大きいと思うのです。
前にも書きましたが、福知山線の快速は、2年前停車駅が一つ増えたにもかかわらず、その停車時間を考慮していないようなダイヤを組んで、恒常的に遅延が出ていたようですね。それで遅延したとき。運転手を懲戒の対象にしていたとしたら「不当労働行為」に該当しないのか不思議です。
欧米では、「1〜2分ぐらいの遅れは、定時運行」の感覚だそうです。その昔、イギリスでは、国鉄と乗客が「1ヶ月の間に何回10分以上遅れるか(半分以上の場合、乗客の勝ち)」で賭をしたことがあると以前日経の文化面で読んだことがあります。
JR西日本は過去の事故から教訓を学んでいないとも言われていますね。この体質はなかなか直らないようですね。「歴史を鏡」とするはこのような場合でも有効なのですが、直ぐ「臭いものに蓋」をしたがりますね。良い意味での「教訓」にできないようですね。

2005年5月3日
憲法記念日

憲法の改正を目指す動きが最近盛んになってきていますね。
ところで、大日本帝国憲法から今の日本国憲法への改正(大日本帝国憲法の規定に則っています)を行わざる得なかったことへの反省が全く無に等しいような気がします。
「国体を守る」とか叫きながら負け戦を続け、周辺諸国の人々や日本の人々を苦しめておいて、そして「負け」て改正ですね。押しつけられたのではなく自ら招いたことであると自覚する必要があると思います。
そこのところを十分に反省しておかないと同じようなことが起こる可能性が高くなると考えています。
あの当時を冷静に見れば、戦争に反対していた人々の方が「真の愛国心」があったのでは。
司馬遼太郎氏は「魔法の森」に迷い込んでしまった時代というような意味を述べられていたことがありました。
日本人の体質から見て「戦争」をしていなければ現在も「大日本帝国憲法」であったと思います。
ですから、あの戦争への反省を継続的に十分行い、現憲法の良い点を取り入れて現憲法より良い憲法ができるのであれば改正も良いと思いますが、今の状態では改正には賛成できかねます。
それと、大日本帝国憲法の時、軍部は「統帥権」なるものを持ち出してなし崩し的に憲法を自己に有利なように解釈をしていきました。それが、日本の破滅に繋がっていったと思います。
天皇制を存続させるためにも、「歴史を鏡」とする行動をとりましょう。

2005年5月2日
JR福知山線の事故 その3

オーバーランの距離がまた、延びたようですね。この関連の記事をHPを見ていて、処分逃れの虚偽報告が常態化していたような印象すら受けました。
再教育がうまく機能していないということのようですね。JR西日本はどうしてこのようになったのか反省する必要があるようですね。
福知山線は、遅延が常態化していたとあります。遅れによっても再教育を課していたようですね。ダイヤに無理があったのは明白ですね。でも、責任を運転手に押しつけていたということになりませんか。
その結果、虚偽報告が増えることになったのだと思います。
社長を含む幹部の再教育が必要のようですね。
今日のニュースで北側国交相は、新型ATSの設置が復旧の条件であるとJR西日本に通知したとありました。
ほかでも、交通機関のミスが目立つようですね。「安全」の意味を考えてほしいですね。

2005年4月30日
福知山線の事故の原因について その2

本日もニュースで、恒常的に遅れが出ていたと言っていました。そして、ダイヤを「改正」するみたいです。
停車駅が一駅増えると1分から1分半ほど余分にかかるのが普通です。駅間距離が長くて制限速度が上げられたような場合は同じ時間でもよいかもしれませんが、福知山線は地図で見ると曲線が多いですね。スピードアップできないはずです。よくこんなダイヤを作成したものだと思います。
その結果、余裕のない運転を強制されていたわけですね。
例えば、時速100km/hで走行してるとき1秒間で27.7mぐらい走るそうです。車両長の約1.4倍ですね。ブレーキ操作が1秒遅れるだけでこの分オーバーランするようなダイヤだったのでは。だから、伊丹駅のオーバーランでは1秒強操作が遅れただけかな。
限界までブレーキ操作を遅らせないと定刻運行のできないダイヤなんて異常ですよ。幹部は気がついていないのでは。そのツケが今回の事故の形で現れたのではと思います。

2005年4月29日
福知山線の事故の原因について

事故調査委員会などによる調査が始まったばかりという感じなので報告書が出るまでには時間がかかると思います。いままでのテレビ、新聞の報道(各社HPを含む)から類推してみました。
直接の原因はスピードの出し過ぎで、非常ブレーキにより車輪がロックされて摩擦が左側だけで大きくなり、右側が浮き上がり横転しながらの脱線のようですね。
でも、スピードの出し過ぎにJR西日本の構造的問題が出てきているような気がします。今回、オーバーランでの遅れを取り戻そうとしたわけですが、事故後も各地でオーバーランが起こっていますね。これは、運行時間が切りつめられ減速をぎりぎりまで遅らせないと「遅れ」が生じるようなダイヤになっているからでは。
本数的過密なダイヤはJR東日本や私鉄のほうでもっと過密なのがあります。中央線の快速はラッシュ時2分間隔でしたか。
JR西日本は駅間の走行時間や停車時間にしわ寄せをした過密ダイヤでは。神戸新聞のHPで見つけた記事に、福知山線で2年前に停車駅を一つ増やしたのにその停車時間分をほかの駅での停車時間の削減などで賄い、従来の停車駅の発着時間は変更されなかったそうです。その結果、ラッシュ時には恒常的に遅れていたそうです。
そして、遅れを取り戻すのが今回の事故の区間の直線だったそうです。ぎりぎりまで減速を遅らせた運転をすることがよくあったそうです。
このようなダイヤを組んでおいて「遅れ」を運転手に責任を押しつけていたのがJR西日本という感じがします。
警察には、背景にある構造的な問題点の解明を期待します。
あのとき、下り列車が来ていたらもっと大惨事になっていただろうと思います。過去に事故後、対向の電車に多くの乗客が轢かれたことがありましたね。

2005年4月26日
昨日の事故に関して

JR西日本の労務管理について、少しというか大いに疑問が。あの運転手、5年で処分歴3回ですか。車掌時代にオーバーランで非常ブレーキ引かず。運転手になって、オーバーラン歴1回。配置転換をしてもよっかったのでは。もう一回の「目がうつろ」というのから、カウンセリングをしていたのかな。処分だけと一般的な再教育だけに終始していたのでは。
日本での労務管理において「精神衛生」がまだまだ無視されているような気がします。
仕事では、本人はもとより周りの同僚に悪影響を与えたり、教員などですと児童生徒への悪影響ははかりしれませんね。適切なカウンセリングや治療は本人にとってよいばかりではなく、周囲にもよい影響を及ぼします。
もっと、「精神」的な面も正当に理解される時代になってほしいですね。

2005年4月25日
JR西日本の事故

すごい事故が起こりましたね。亡くなられた方、ご冥福をお祈りします。怪我をされた方は一日も早い回復を祈っています。
事故原因についてニュースでいくつか上げられていました。複合していたのかも。レールの粉砕痕でしたか、レール上の石を車輪で潰したときにつくとも。では、どうしてレール上に?
線路の傾き、規定通りなのか。まず、ないと思いますがそのときの乗客の多くが進行方向左側に寄っていたのかと。でも、いつもよりスピードが出ていたということが事実であるのなら、いつものスピードなら事故は起こっていないということになりますね。
以前のイギリスの国鉄なら10分以上遅れても平気だったようなので、そこまでとはいいませんが少しの遅れを取り戻そうとしたことが引き金を引いてしまったかも。
調査委員会や警察の報告を待ちたいです。
そうそう、憶測になるのですが、「中国の人々にとっての小泉首相の靖国神社参拝」は「ユダヤ人にとってのドイツの首相のヒトラーの墓参り」するのと同じような感じがするのかもしれませんね。
ドイツではこのようなことは行われていません。念のために申し添えます。

2005年4月17日
久しぶりのウイルス付きメール

yahooのアドレスに届いていました。一応、送信元のアドレスはweb上で受信拒否に設定しました。迷惑メールとしてyahooに報告します。
まあ、PCで受信するときも非常に古いソフトを利用するので今のウイルスでは対応していないようです。webメールによく送るものだと思います。
私の書き込みは反感を受けやすい面を持っていると思います。でも、ネット上で健全なる討論をしましょう。
以前、煙草のことできたメールに返信したら、しばらくウイルス付きがきました。こちらとしては、正論(根拠あり)で返信したらです。どうも、その送信主のプライドを大いに傷つけたみたいです。それは、考えが浅い方の負けですね。勉強して堂々と反論して欲しかったです。
今回は、「歴史」かな。日本を美化したい人から見たらけしからん書き込みかもね。
また、私のブログにつけてくれたコメント(この方はウイルスと関係ないと思います)を読んでみると、私の書き方が悪いのか、読解力がないのかどちらか判りませんが、見事に私の趣旨から外れていました。お見事です。
正常に的はずれになることなく議論ができることを望みます。

2005年4月16日
憲法論議

衆院憲法調査会の報告が出ました。中身はまだ見ていないのですが、どうして大日本帝国憲法を改正せざるおえなくなったのかの検討はしていないのでは。
今の憲法の3大原則を堅持するというのはいいのですが、過去の反省なしで改憲すれば、また、改正させられるなんてことになりはしないか心配です。
改憲論者の中には、今の憲法を押しつけられたと考えている者がいるようですね。でも、あのあほな戦争を始めたのは誰なのですか。中国人ではないですね。日本が中国に出向いたわけですね。
アメリカとの戦いは、あっさり引っ掛かったのは日本でしたな。そして、日本が仕掛けた。それでアメリカはヨーロッパにも参戦する大義名分を得たわけですね。
日ソ中立条約も関東軍がソ連を仮想敵国にして軍事演習をして無効にしています。国際感覚なし。
色々ありますが、歴史を鏡として反省をして、本当の意味で未来志向ができるようになってから憲法を改正したほうがよいように思います。
中国共産党は、日中戦争を引き起こしたのは「軍国主義者と一部指導者であって、日本の一般人民は被害者」というような教え方だったようですね。(ある人物の書物より。)

2005年4月13日
中国の反日デモに関しての海外の論調

本日の日経国際面にある「海外論調」から感じたこと。
フランス紙もドイツ紙もイギリス紙もシンガポール紙も共通しているのが「日本の過去に対する対応」ですね。
ドイツの新聞には「日本政府はもう過去を美化するのを止めたほうがいい。」とあったそうです。他の国の新聞も「過去の責任」を真摯に認めるべきだという論調ですね。
まあ、日本以外はこのように見ていると思っていいのでは。このままですと、日本の国連常任理事国入りに対して中国が拒否権を発動しても日本以外から非難されることはないでしょう。
そして、中国の国内事情から考えると「拒否権発動」をしなかった場合、政権維持ができなくなる恐れがあるかも。
自らの行動で国際的信用を無くすという失敗を繰り返そうとしているように思えます。満州事件の時みたいにね。だから、歴史の美化による不利益は我々日本国民が背負うことになるのです。

2005年4月12日
自己解剖の勇気

以前にも書きましたが、司馬遼太郎氏の「雑談 昭和への道」の中にあった題です。
自己(この場合、日本国)の過去から現代にかけての「おこない」「できごと」などをいろいろな角度から検証にどのようなよくない点があったかを明らかにして今後、同じような誤りを繰り返さないようにするにはどのようにする必要があるかをすることが「自己解剖」だと思います。
すなわち、都合の悪いこともさらけ出す必要があるわけですね。欧米諸国は30〜70年ぐらい経てば「公文書」を公開する制度がありますね。大抵の公文書類は30年ぐらいかな。そうすると当時の判断の基礎とその結果を検証することができるわけですね。
日本は「廃棄」ですかな。よい意味の検証もできないわけですね。歴史をある勢力に都合のよいように解釈したりしているので、同じような失敗を繰り返すことになります。そして、実際繰り返しています。
村山元首相が在任中にだした「談話」を小泉首相は守っているとかいうようなことをいっていて、戦犯を拝みにいっていますね。被害者から見たら「反省していない」と捉えるわけです。
例えば、強盗がある家庭を襲い、その強盗が死んだのち強盗の遺族が「偉大な人物でした」とかを被害者に言ったら被害者はどのような気持ちになると思っているのでしょうか。
今のままですと、日本はアジアで孤立化が徐々に進行するのでは。
また、第二次世界大戦の時のようになる恐れがあります。でも、今度はあのときみたいに長期戦はできませんよ。輸入が止まればすぐに終わりです。1年持てば上出来かな。そして、今度このようなことが起これば「天皇制廃止」とかなるかもしれません。そのようなことが起こらないようにするためにも先の大戦の反省をする必要があります。
反省するのは「日本」のためです。それがアジア諸国との友好にも繋がっていきます。
大日本帝国憲法を潰した行為について反省しましょう。

2005年4月10日
郵政民営化や歴史についての騒動を起こす原因について

村社会(悪い意味)の感覚で歴史に対する鈍さ、国際感覚のなさがなせるものでは。
大体から「公共事業」の効果が見られなくなって何年経つのですか。阪神淡路大震災の特需でも景気はよくなりませんでしたね。この震災で国内の不利な点が露わになりましたね。例えば、コンテナ貨物です。以前は神戸港まで陸送していたのが震災で釜山などを使い始めてそのままの荷主が多いようですね。これは、国内の港の使い勝手に悪さ、費用の高さ、陸送経費の高さが表に出たからでしょ。取り戻すには国際的に通用する制度、費用にする必要があるのにする気がないと思われる程度しか改善していないですね。
それにもかかわらず、相変わらず「公共事業」で「借金」の山を築き、「規制緩和」をせずに産業の海外流出や新規参入の妨げなどで国内での雇用などを減らして不景気を続けてきても気がついていないのか、帝国陸軍みたいに変化を極端に嫌っているのか、利権にしがみついてようでは「北朝鮮」と代わりはないですね。まあ、このような文をインターネットで公表できる点は大いに違いますが、それ以外はという感じです。
だから、歴史でも「泥棒に入って、被害者に泥棒の方からこのことは犯罪ではない」というようなことを平気で言えるのでしょう。国内だけの分捕り合戦、帝国陸海軍もしていたそうですね。対外的にも陸軍がしたから海軍もというようなことがあったと聞きます。国内の村対抗なのですね。国際感覚なし。このようなことが書物などに記述されれたり、戦犯を参拝したりしたら、被害を受けた人々は怒るでしょう。
司馬遼太郎氏によりますと、日ソ中立条約も関東軍がソ連を仮想敵国にして演習をした時点で破棄されているというのです。平和条約を結んでから相手国を仮想敵国とするということで、敵国であるいうことになるので平和条約の効力がないと宣言したようなものだそうです。だから、ソ連はよく8月まで条約を守っていた、知らなかった??どちらなのでしょう。
結局、日本人伝統的な「自己解剖力のなさ」「歴史を鏡にできない」特技に起因するのかな。そして、大日本帝国憲法と潰す戦争に突入したように、また、滅亡へ突き進むのではと危惧しています。
天皇制を守るためには「自己解剖の勇気」をだして「歴史を鏡」として過去の都合の悪いことを隠さず、表にさらけ出して検証し、同じような精神構造から脱却する必要があります。
教育においても大学卒業レベルで国際的な水準がいわれるようになったのは最近では。日本技術教育評価機構が技術者教育のレベルの評価を行うようになりましたね。国際的なことを考えての評価はこれが最初の部類でしょう。
司法試験の問題点があるため法科大学院は未だに順番に囚われることになりそうですね。医師などの研修でも漸く知識以外の部分が重視されてきたようですね。でも、活用できる知識が基礎として必要ですが。
「覚える」だけの勉強で考える力、調べる力、比較する力、判断する力をつけていないから過去のしがらみに引きずり回されるのだと思います。

2005年4月7日
日本人の国際感覚

でも、ヒョッとしたら「読解力」及び「想像力」などについてかも。
昨日の「そのとき歴史が動いた」で再度「蒙古襲来」を取り上げていました。今回は、元からの「国書」の扱いから入っていってました。
それによると、相当長い期間(年単位ですよ)元は日本と友好同盟を結びたいというような内容であったそうです。それを、「従属」を要求されたように解釈だったようですね。朝廷は「祈祷」に走り、鎌倉幕府は防備に走っています。まあ、鎌倉幕府の外交顧問みたいなのが、そのとき元と戦っていた南宋出身の僧だけだったようです。当時、日本に来るのはそのような人物ぐらいなので仕方がないかな。
戦いは、一回目は「脅し」だったので元はすぐに撤退しました。二回目は、防備を固め(帝国陸軍などは?)、兵器も元より良いものを使用する(帝国陸軍と違うところ)などして上陸を阻むことに成功したため、台風の季節まで漂流されることができたため、なんとか勝利できたということですね。これを「神風」とかいって「運」だけのように解釈している向きがいますが歴史から何を学んでいるのでしょうか。
問題は、「国書」の解釈です。今、元の資料からその内容が明らかになってきたようなのですね。元の世界戦略と日本との関係とか話もありましたが、日本人はある解釈に凝り固まっていたような気がします。
これは、太平洋戦争やその少し前の日本国内の議論などと重なるような気がします。この昭和期は「戦争」がまずあって外交交渉とは単なる飾るではなかったと思えるのですがいかがでしょうか。
そして、現代も「世界の中の日本」「アジアの中の日本」「貿易によってのみ成り立っている日本」をきれいに忘れているような言動をされる人が結構目につきます。
戦争がなければ、日本は今も「大日本帝国憲法」のままだと思います。どうして、憲法を改正せざるおえないような戦争をしたのか、今後このようなことにならないようにするにはどのようにしたら良いのかを、「歴史を鏡」として検証する必要があると考えています。

2005年4月1日
新年度

日本では、今日からがいろいろなことの始まりになっていますね。
会社では入社式が行われ、新人が入ってくるわけですね。学校でも上旬に入学式が行われますね。すでに、今日入学式のところも多いようです。これは、新入生の数の確定を早くしたいというのがあるのかな。昨年は東京都にある国立大学で一時定員割れが起こったそうです。補欠で補充できたとのことです。
学校の方はそれほどでもないのですが、就職の方は「七五三」などということがあるようですね。入社後三年以内に退社する割合です。中卒で七割。高卒で五割。大卒で三割ぐらいということからきているそうです。
どうして、これほど退社率が高いのでしょうか。経営者側、従業員側のどちらにも問題があるのかな。
ある新聞で、勤めた業界についてエキスパートというかある程度ものになるまで働き続けられない若者が結構多くいるというのです。35才ぐらいまでは「若い」ということで転職もしやすいようですがそれ以上になると、勤めた業界についてエキスパートというかある程度ものになって必要があるというのです。そのためには結構継続して勤める必要がありますね。
持続する勇気、場合によると見切りをつける勇気、両方の決断力を持つ必要があるのですが、今の子育て、教育、社会の状況はこれらをつけさせるようにはなっていないと思います。いかがでしょうか。

2005年3月31日
エサやり防止でハト半減

これはlivedoorニュースで見つけました。上野公園でのハトへのエサやり防止キャンペーン2ヶ月ほどで半減したそうです。まあ、糞害やハトからの伝染病の危険も減少したということかな。
話は変わりますけど、日本は「餌付け」が好きですね。その結果、あとで深刻な被害が発生していることがよくあります。下北半島のサルも「餌付け」で増加し、さらに人間を怖がらなくなったのでは。
高崎山も餌をやっていますね。どうして、自然の状態で観察しないのでしょうか。あるいは、観光資源としてのときも「自然の状態」で置いておいて「観察」とか。
奈良の鹿は、江戸時代から餌が与えられていたようですね。そこまで持続的にする覚悟があれば、まあなんとか許されるかもしれませんが、そうではなく、急に「餌付け」を止めると周りに大きな被害を与え、かつ、この動物の個体群にも深刻な影響が出ますね。
野生の動物には「餌」を与えないということを守って欲しいですね。ただ、野生動物が以前と同じようにそこの森などで自力で「餌」が探せるようにするのが本筋だと思います。
ニホンカモシカなどは「植林」によって山を追われているようなものですね。ツキノワグマもかな。
野生動物との付き合い方を再検討する必要がありますね。

2005年3月29日
BSE 全頭検査

「政府の食品安全委員会はBSEの国内対策を検証するプリオン専門部会を開き、生後20ヶ月以内の牛を検査の対象から外すことを決めた」と新聞にありました。
アメリカの圧力に屈したとしか思えませんね。
アメリカの学者でBSEの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士の「全頭検査で防ぐBSE」という総説を日経サイエンスで読みました。また、新聞報道ではアメリカの飼料工場などの検査が不十分であるというアメリカの検査院の指摘もありました。
結論からいうと「検査された牛肉」のみ購入しましょう。表示のないのは「未検査」と見なしましょう。
最終の消費者たる我々が「未検査牛肉」を購入しなければ、売るためには「検査」をするようになると思います。
「未検査」を「検査済み」と偽るのはそれ自体が重大な犯罪です。
「検査」をしてBSEでないと確認された牛肉のみ購入しましょう。

2005年3月10日
牛の年齢判断について

アメリカの食肉処理に関わっている従業員団体でしたか、「不可能」というよなことを言っているという記事がありました。
現場で牛の処理に当たる人間が肉質や骨の状態では年齢を判断できないというのです。ということは、やはり全頭検査しかないということになりますね。
日本でも変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の男性患者が確認されなしたね。イギリス滞在期間は短いようです。それども感染したということかな。
まあ、これで80年〜96年に英仏に1日以上の滞在歴のある人からの献血を受けないということを決めましたね。わずかでも危険があるということですね。
これらのことから考えても、BSEの研究でノーベル賞を受賞したブルシナー博士の論文のように「全頭検査」しかないですね。
検査を受けていない牛肉を買わない。検査を受けていない牛肉を使った製品を買わない。
数日前にも書きましたように検査時間も費用を短く安くできる方法が開発されています。
ですから、「全頭検査」ですね。検査済みの牛肉のみ買いましょう。

2005年3月7日
熊本の中国残留孤児連れ子訴訟、2審で国が逆転敗訴

yahooで読んだニュースです。内容はyahooか読売新聞で読んでください。
この手の裁判では多くの場合、地裁(1審)で原告勝訴、高裁(2審)で敗訴の例が多いのですが、今回は逆ですね。この高裁の判事はよい判事ですね。
今回のこの問題は、政府が戦後処理を長い間棚晒しにしてきた結果だと思います。中国残留孤児のことをもっと早期にするべきところをニクソン訪中まで手を打たず、田中訪中後に漸く着手するも小規模で細々としてきたツケですわ。
それを孤児およびその家族に押しつけているようなものですね。
この判断は「強きを助け、弱きを挫く」ことの多い日本では異例と思えるのが悲しいですね。
裁判所と報道機関はそのときの弱い方の味方になって欲しいです。ですから、国が控訴しないことを希望します。

2005年2月17日
中部国際空港開港
ついに開港しましたね。国内線との乗り継ぎも便利なようですね。成田はほとんど国内線がない。関空は乗り継ぎに便利な時間帯のを伊丹に取られている。
国際的なハブ空港の競争をどのように考えているのかな。
民間主導というか民間で作った空港らしいですね。国内線だけと国際線では周りに対する波及効果に違いが見られると思います。空港でも滞留時間も国際線の方が長いですね。機内食等の持ち込みなども国際線の方が圧倒的に多いですね。国内線だけだと騒音だけとは言いませんが空港の恩恵は少ないと思います。
この空港が国際線と国内線を如何にうまく繋ぎ、乗り継ぎ客を多くできるかということでさらなる発展をして(すると関空は沈没かな)日本を代表するハブ空港になって欲しいですね。そのためには最低限あと2本の滑走路を建設する必要があると思うのですが、乗り継ぎ等で利用を増やせる可能性があると思います。地域経済もしっかりしていますね。
ここらで頑張ってもらわないと海外へはソウル経由などという事態になる恐れもあると思います。
コンテナ貨物はほぼ釜山などにハブ港の地位を奪われてしまいました。次は空港という危険性があります。そうならないために中部で頑張って欲しいです。関空は伊丹の大阪空港、神戸空港の3港ともども自沈かな。

2005年2月16日
ネット上の情報は正確か
ネット上には多種多様の情報が多数あります。これらの情報の真偽および質ですね。多様ですね。
検索サイトで検索上位の情報は正しいのか、役にたつのか?
結局は信頼できる書物等で確認することが必要ではと思います。
googleですが、被リンクが多いのは良いサイトというの基準の一つのようですね。その他にもいくつも基準があるので少しぐらいあっても下位に転落したりしています。また、基準を変動させているようですね。
でも、リンクはする方の価値観で設定されることになりますの違う価値観から見ると利用価値なしもあり得るわけですね。私のサイトなどはその典型でしょう。お陰様で時々ウイルスメールが来ます。yahooのwebメールで対処しています。メールソフトはアウトルック以外です。セキュリティーの都合でソフト名は言えません。ウイルス対策ソフトもPCごとに違うものを利用しています。ブラウザーもIEは通常使いません。
今日の日経一面の連載「ネットの死角」である大学の先生が学生のレポートについて話されていました。
「4割ほどがネットの情報をそのままコピーして提出している。真偽も確かめずに検索上位の文章を正しいと思いこんでる。」とぼやかれ対策に追われているとのことです。
これは、情報を与えられ続けてそれを覚えることのみを勉強というような教育を受けてきたからでしょう。
自ら探し真偽を確かめるというのは大学生になって初めてしたのでは。「考える」という作業を面倒がる性格も災いしてるかも。
今日のタイトルに「ネット上の情報は正確か」としましたが、巷に溢れている情報すべてに言えることですね。それと、情報自体は正確でも解釈の仕方で価値が違ってきます。その「解釈」するための基礎になる「知識」等も問題になりますね。
我々は常に「知識」などの点検をおこない、取捨選択する必要があるわけですね。よりよい情報を得たと思えたら「君子豹変」(以前とは違うよりよい人間になる)することになると思います。
情報が「正しい」とかは結局各自の価値観で判断することになるのでは。決して「検索上位」など外部条件だけで判断するものではありません。

2005年2月15日
NHKの放送について
ハッキリ言って「予算」や「人事」権で国会に対して頭が上がらない。今の「国会」は自由民主党が過半数を制していますね。ですから、「自主規制」にいそしんでおられるようです。
自由民主党などが隠しておきたいことについては触れないようにね。
私は、公共放送と裁判所は時の政権に批判的であるべきだと思います。政権の意のままでは北朝鮮と同じです。
よりよい社会を創るためには健全なる報道機関が必要なのですが、「予算」などの関係で健全とはいいがたい面があると思って見ています。
日本を潰さないために、これは天皇制を維持するためとも言えるかもしれません。時の政権に批判的であって欲しいです。

2005年2月6日
内向き日本
朝日新聞の今日の記事によると、世界経済フォーラム(ダボス会議)に欠席したようなのです。
世界からビジネスリーダーや政治家が多数参加しているようですね。イギリスのブレア首相も参加していました。
国際交流にはいい機会だと思うのですが、どうしてごく少数の参加にとどまっているでしょうか。
昨日でしたか、入国管理に関する法律および入国審査についての投書が朝日に載ってました。これも、管理を適正にというより「内向き」を感じさせる内容でした。
「内向き」だから外でしてきたことは「なかった」ことにできるのでしょう。
まだまだ、悪い意味の「村意識」が色濃く残っています。悪い意味の「村意識」は完璧に「内向き」であると思っています。
昔の自給自足の状況でしたらそれでもいいのですが、今は貿易をおこなわないことには日本は成り立ちません。「内向き」の人たちはこのことが解ってないのでしょうか。
それと、欧米に行った時(国内でかな)、姓と名を逆転させるのは日本人だけだそうです。植民地根性丸出しですね。旦那様に合わせているということです。それで、日本の・・・を守るとか言えますね。
NHKの受信料に関しては、本田勝一氏の「NHK受信料拒否の論理」という本をお薦めします。出版社は未来社です。

2005年2月4日
原爆資料館無料化
これは本日の朝日新聞夕刊にあった記事です。入場者数の減少が続いているので食い止めようとしてのことだそうです。4月からの予定です。
この記事を読んで思ったことは被害を受けたことが「忘れない」そして「忘れないように」「忘れ去られないように」にする当然の気持ちがはたらくということです。
被害を受けた方々が何時までも覚えているのは当然だと思います。そして、その遺族も。
原爆は日本が受けた方になりますね。
ところで、アジア諸国に与えた被害の方も各国とも同じように「忘れない」そして「忘れないように」「忘れ去られないように」にする気持ちは日本人同様に持っていると思います。
そのとき、被害を与えた方が「事実がない。」ような発言や行動をした場合、どのような感情を被害者側は持つでしょうか。アメリカは原爆投下の正当性を主張することはあっても、投下の事実は認めていますね。
先月に書きましたが、ドイツが認めているアウシュビッツのことを否定するようなことを雑誌に寄稿した人物の行動は反感を呼んだだけでしたね。日本はこのようなことに鈍感すぎるのでは。結局は日本を窮地に追い込みかねない訳ですね。
被害者感情が全く判っていない。だから、拉致被害者を平気で中傷したりする人が出てくるわけです。

2005年1月30日
平成の開国 第3部 閉じたい誘惑
これは日経で今連載されている特集の表題です。
昨日は港湾関係がでした。コンテナ貨物での日本の取扱量ですが、1980年代は世界で上位にあった。ところが今では下位もいいところで多くの荷物が釜山などに逃げています。
例えば、神戸港などに運んでコンテナ船で輸送するより釜山に船で運んで輸送する方が安くて速い。その事実を知った荷主は釜山の利用に走っています。
どうして、このようになったのでしょうか。日本の港湾関係者が国内港との比較のみに終始している間に物流の流れが大きく変わったということですね。特に阪神大震災で神戸港が一時的に利用できなかった時に避難的に釜山などを利用してそのまま継続も多いようです。
荷主や海運会社の利用しやすいようにしている海外の港湾に比べて国内は高く時間的制約も多く使いにくいため海外に流れています。結局、時代に合わなくなった仕組みを守ったことで仕事自体がなくなっていっている現実があります。仕事がなくなれば組織自体も維持できませんね。そのあたりの想像力もないようです。
ばらまきの公共事業で小さな港が多数あるので小型船で釜山などに運ぶのも便利です。
空港でもそこら中に作っているので港湾と同じようになるかも。直行旅客や直行貨物以外はソウルや上海などを利用しないと世界の各地に行けなくなるかも。空港も暇になったりしてね。
交通インフラの大競争時代に今の状況では日本は負けると思います。拠点を決め、近隣諸国の施設より安く使いやすくして船や航空機を呼び込む施策が必要です。今までの仕組みなどは潰してしないと釜山の枝港やソウルの枝空港みたいになる恐れが十分にあります。
帝国陸軍なども意識が完全に国内に閉じこもってしまったため、あのような戦争を起こして日本を潰してしまいました。
今度は戦争なしで日本は自滅する恐れがあります。日本は平和で貿易ができる状態でのみ存続できる国になっていることを忘れないで欲しいです。

2005年1月27日
昨日の裁判の判決について
日本の裁判所はどうして強い立場の側についているような感じの判決が多いのか。
管理職任用訴訟での判決ですね。公権力の行使と公の意思形成に携わる公務員の範囲です。それをどう解釈するかです。
世界的には広く認める方向だと思います。それの表れが地方自治への外国籍の人の参加。投票権ですね。
今回の裁判の対象職種は、法で定められた範囲のみで刑罰等を伴わないと思います。それでも、ダメなら昔とほとんど変わっていないという印象を受けました。
桶川の件にしても、先の中村教授の件にしても個人より団体、組織を優先するような判決という印象です。それを中村教授は「日本の司法は腐っている」とかいうようなことを言わしめたのかなと思います。
裁判所は、国や地方公共団体、企業など立場の強いほうに批判的であるべきだと思います。
日本が戦争に突入するのを防げなかったのは裁判所が政権に烏合していたためではとも思います。裁判所は国政などについては政権側に批判的であるべきだと思います。
政権側の意向をくむようでは北朝鮮と変わりはないのでは。

2005年1月26日
スマトラ島沖地震およびインド洋大津波の犠牲者
この災害で犠牲になられた方の数が昨日、大幅に修正されましたね。
インドネシアが行方不明者を除外して埋葬数に修正したからだそうです。
まあ、最近は日本でも国勢調査でも人口が把握できなくなってきているようです。発展途上国はまだまだ誤差が大きいですね。
ですから、最終的には何人亡くなられたかはわからないと思います。死亡した人がすべて名乗り出てくれれば判るかもしてませんが現実では起こりませんし、名乗り出れると言うことは生きていると言うことですね。
殺人は被害者が訴えなくても犯罪になりますね。被害者は訴えることができませんので。
でも、被害は被害です。津波による被害も殺人による被害もなかったことにすることはできません。
被害を受けたかどうかは、基本的には被害者側が判断することであって、加害者側が「なかった」などというのは被害者の感情を逆撫ですることに他ならないことだと思います。
最近、この点が判っていない輩が多くいるような気がします。
拉致被害者などへいわれのない中傷がおこなわれたりしてますが。このようなことを見過ごすというのは民主主義の根幹に関わると思います。
話がそれた気がします。すみません

2005年1月23日
「文武両道、日本になし」
本日の新聞の早川書房の広告にあったマーティ・キーナート氏の著作です。スポーツ界ということで書かれていますが、実際は全分野にわたっていると思います。
読んでみたいとは思いますが、今日は養老猛著「バカの壁」を読んだ時の考えからまとめてみたいと思います。
日本で「文武両道」とは、学校などにおいて勉強と運動の両方、但し、切り離されて考えられています。
私は「知行一致」と「文武両道」とを同じような意味で捉えているのでは。
「勉強」したことが「行動」に現れることをいうのではと思っています。
だから、医療関係者や保健、体育の関係者が「喫煙」するのはこの「知行一致」になっていないわけですね。
また、多くの学校教師や親が学校の勉強は役にたたないと思っていますが、「知行一致」のような考えからすると役にたつ。それを、役にたたないように教え、また、そう思っている人が多すぎる。
役にたつように勉強した方が「記憶」によく残り、活用もされやすいですね。そう思っていないから教える方も学ぶ方も苦労が多いのだとね。
日本は「歴史」に学ぶということがヘタですね。これも「知行一致」ができていないからだと思います。「知行一致」のできている部分は少ないのですが、その部分が頑張ったの今の日本があるわけですね。
「君子豹変」も良いことを知れば行動を変えるという意味だそうです。
じっくりことばの意味を問い直し、考え方、行動を見つめ直しましょう。

2005年1月21日
番組改編問題
NHKが以前教育テレビで放送した戦争に関係する番組で政治的圧力があって内容が変えられた?という問題です。
NHK、政治家、朝日新聞の態度をみると?です。実態は闇の中という感じになってしまったですね。このような内容のことに対する取材なら裏付けを残せるようにしないと正確性がと思います。
NHKの番組ですが、元から自主規制の傾向があるのでは思います。戦争関係については司馬遼太郎氏の「雑談 昭和への道」がNHKで放送されたことがありました。これ以外は「記録」として見ています。その記録でも隠されていることが多いみたいですね。ですから、書物などで補完することになります。
だから、特に政治的に圧力をかける必要があるのかという疑問が生じます。教育テレビのETVという番組は元々その方面への関心が高い人が見ることがほとんどかな。政治家が圧力をかけて改編しても真意を取ることのできる人が多く見ていると思うので「余計なこと」をするもですね。ということになります。
「クローズアップ現在」では鋭いテーマを取り上げたりしていますが、戦争に関しては?です。
今となっては延々と論争が続き、裁判が起こされる可能性も高いですね。

2005年1月20日
韓国の元徴用工の損害賠償請求に対する広島高裁の判決
昨日、大東亜戦争中に韓国から強制連行され広島で被爆した元徴用工の損害賠償請求について国に賠償を命じる判決が出されました。
このような事例のときに地裁では国勝訴の裁判がでたとき高裁において逆転判決が出るというのは非常に珍しいと思います。大抵は地裁で原告勝訴、しかし高裁で逆転敗訴というパターンですから。
国には上告して欲しくないですね。
当時、韓国は日本でしょ。日本国民を強制連行したしたということです。それに対する反省がないということは、我々日本国民もいつ同じような目に遭うかわからないということにはならないでしょうか。
そうでないというのなら、民族的な偏見が非常に強かったという証拠ですね。
今日の日経「春秋」欄はアウシュビッツについてです。この両方とも風化させてはいけない歴史であると思います。2度と同じことを繰り返さないために。今度、同じようなことがあれば、日本は当時ほど戦争しないうちに負けることになると思います。自給率などの問題でね。その結果は天皇制の存続にまでおよぶ恐れもあると思います。
ですから、「歴史を鏡」として、大東亜戦争中におこなったことを隠すのではなく、認め、よりよい未来を作るための糧とする必要があると思います。隠したり、誤魔化して一番損をするのは日本です。
「日露戦争のゴマカシ」があとに与えた影響の大きさについては「日本を見ていて思うこと」の中に書いてありますのでそちらをご覧ください。その結果、大日本帝国憲法を改訂せざる立場に日本を追い込んでしまったのですから。

2005年1月14日
有明海の諫早湾干拓工事差し止め訴訟
一昨日の佐賀地裁で晃司の差し止めを認めた仮処分が再認されました。良いことです。
ただ、危惧するのは上級審に国は控訴するでしょう。そうすと、「よわきを挫き、つよきを助ける」という裁判所の本領が発揮されるかもしれないということです。
中村教授はこのような現状を「腐った司法」とかいわれてましたね。住友信託によるUFJ銀行グループと東京三菱銀行グループとの統合交渉差し止め訴訟も大きい方に配慮した判決かなと疑いたくなります。
裁判所の本来の「弱いものを保護助ける」という姿になって欲しいですね。下級審はまだマシですが、上級審に進むと「つよき」になっていっていると思います。
だから、農水省も高を括っているのだと思います。最高裁まで行けば「勝てる」とね。

2005年1月12日
特許権訴訟
日亜化学と中村教授との間の争いは利子分を除くと約6億円で和解が成立しました。
この手の裁判や行政訴訟、企業を相手取った訴訟、医療関係の訴訟などで感じることは裁判所はどちらかというと「弱気を挫き強気を助ける」というような感じを受けます。
下級審では平等か弱者救済的なところがある判決が出ても上級審に移るにつれて、先ほどの「弱きを挫き強きを助ける」の判決が増えますね。
だから、ハンセン病訴訟も長引きました。中国人の強制連行に関する判決もね。
私は、裁判所は少し政府に批判的であったり、弱いものの見方であって欲しいと思います。下級審の判事がそのような判決を出しても上級審で覆されることが多いですね。
世論の力で控訴や上告を断念させた場合もあったと思います。
裁判についてもっと関心を持って語りましょう。

2005年1月7日
インド洋大津波
多数の犠牲者があり、物的にも被害は甚大でした。お見舞い申し上げます。
ところで、前回のあるニュース番組で地震があれば「津波」を考えて避難というのがありましたが、震源に近いところはこの原則を当然守るべきだとは思います。
ただ、今回、インドネシアなどの住民の方の意識は地震だけで終わっていたようですね。それが人的被害を大きくしてしまったとは思います。
しかし、スリランカでは地面が揺れたのでしょうか。アフリカ諸国ではどうでしょうか。揺れていないのでは。さらに、地震報道もなかったのでは。人々は平常のままで被害に遭ったと思われます。
1960年のチリ地震の日本みたいですね。
モルジブは逃げるところがないような国ですね。
現実にインド領で震源に近いアンマダン諸島で全滅に近い被害を受けた島があるのではともいわれています。
被害を少なくするには津波警報システムと津波に関する知識の普及が必要ですね。今回のことで始めるようなので以後は被害は減少するでしょうが、プレートの境界で地震は起こり続けるでしょうから早急に警報システムおよび地震についての知識の普及を進める必要がありますね。
人的被害は減らせても建物などは避難できませんね。